つれづれなる徒然奇行

★私的厳選本 榎田尤利

きみがいなけりゃ息もできない
書籍名:君がいなけりゃ息も出来ない
著者名:榎田尤利
出版社:ビブロスノベルズ

感想:
この方の作品はほぼスキです。キャラが独創的で設定も深いし、文章も上手だとおもいます。H度は無くはないが、まあホボなく、買えるものなら、男性でも読める・・・のではないかと。
主人公は二木了。八画の字数の彼は「豪徳寺薫子」というPNで漫画家をしていますが、サッパリうれていません。生活能力も皆無で、学生時代からの友人・東海林に世話を焼いてもらいながら、日々生き延びている次第。
この東海林、泣けるほど「おかあさん」です。ホットケーキを焼き、掃除・洗濯・ボディチェック(怪我がないか、とか)、湿疹にパウダーまではたく始末(笑)
そんな「豪徳寺薫子」(=ルコちゃん)にもとうとう日の目を浴びる時がやってきます。代理の代理で描いた漫画がブレイクしたのです。
けれど、漫画で成功するということは、東海林との決別にも繋がりました。
ルコちゃんの漫画というのが「少女漫画でも少年漫画でもなくリリカルでノスタルジーでキャラは二人だけでいつも使いまわし」らしいのです。夏也亜と鈴芽(カナリア・スズメ)名前が可愛い~。「鳥」の名前というのに二木なりのオマージュがあるのですが、それは本作で。
女性キャラもたっており、とにかくオススメです。

追伸 ’04・12月。漫画化します。うわ~立ち読みしなくちゃ☆(買わないのかよっ)


貧乏度   ☆☆☆☆☆
ホットケーキ度  ☆☆☆☆★
エッチ度  ☆★★★★


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