zzabae's diary

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超音波検査


普通なら喜びの日になるはずの退院日。
私たちは不安でいっぱいだった。

なぜかなかなか行われない検査にもイライラ。
ここは大学病院。超音波検査には5人もの医者がそろわないといけないらしい・・・・整形外科の先生、小児科の先生、超音波をとる検査技師などなど。この先生達のスケジュールが合わないと、朝から夕方4時まで待たされていた。
新生児室の看護婦や、産婦人科の先生には「股関節脱臼の疑いがあると診断される新生児はたくさんいるけど、そのなかでも実際に股関節脱臼と言われるのはほんの数%だから・・・」と励まされる。
また「股関節脱臼は医療も進んできたから完治する確立が高いけど、通院にかかる医療費が大変なんだよね」とも言われた。
あとで本で調べてわかったが、この股関節脱臼、現在では1000人に1人らしい。
うちの姫は1000人のうちの1人に選ばれてしまった。

そして待つこと数時間。
検査中、姫は大泣きだった。
検査終了後、なんの説明もなく5人の医者は帰っていった。
残された私達。医者の表情から何も問題なかったとは思えなかった。
一人の医者の卵がどこかに電話。
その医者の卵に私達は聞いた「結果は・・・・??」

「両方の股が股関節脱臼です。今装具を注文したので・・・」
「え?医者からの説明はないんですか?」と私達。
「装具が届いたら医者からの説明があると思います。今日はそれをつけて退院できますよ」と医者の卵。

うちの姫が股関節脱臼・・・。
涙が出てきた。1ヶ月検診などで股関節脱臼かどうか検査するけど、この病気についてよく知らなかった私。
名前くらいしか聞いたことがなかったので、ますます不安になった。
旦那も「クソーッ」と今まで吐いたことのない言葉。

この日はベルトみたいな装具をつけて退院。
簡単な説明を受けたが不安はいっぱいだった。

この装具、リーメンビューゲルというらしい。
どんな治療を行っていくのか、どのくらい完治するまでかかるのかなど詳しい説明はなかった。

この装具250000W(約25000円)、超音波140000W(約14000円)



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