西新オレンジ通り日記

西新オレンジ通り日記

解約・減額はいつでもできるか?


とフリーダイヤルでお問い合わせがあった。
聞けば、減額するか、解約して入りなおしたいけれど
一年経たないと解約できないし
あと2.3ヶ月経たないと、減額の手続きはできないと言われ
もう、3ヶ月以上もほったらかし状態なのだと言う。

「6月も保険料を払ったし、また7月分も払うのかと思うとたまらなくて!」
そりゃあ、たまらんでしょう。
「解約、減額、契約者・受取人の変更などはいつでもできますよ。」
と、まずお答えする。
「でも、担当の人がペナルティーが来て困るんでしょ?」と奥様。
なんと優しい!と驚くが
「正確にはペナルティーではないんですよ。」
と、説明する。

保険料が入った時点で、手数料が発生する代理店と違って
保険会社の営業さんは、契約が成立した時点で
その契約が継続し続けるものとして
1年分とか2年分の募集手数料を先に受けとったり
成績の計上をして、報酬の査定を受ける。
その間に解約・失効、被保険者の死亡などで契約が消滅した場合は
先に計上または受けとった、未経過分の手数料や成績を、
返還しなければいけない仕組みになっている。

もともとは、つくり契約など
必要のない契約を、成績のためにとってくる営業さんから
保険会社自身や契約者を守るために始まったシステム。
契約の継続率も成績に含まれたり、報奨金やボーナスの査定にも
多少は影響するが、あくまでも先にもらっていたものを返すだけで
ペナルティーと言うわけではない。

「すごくいい人だったんですけど、解約を言い出したとたんに、なんか豹変しちゃって・・」
どうしたらいいのかわからないのだと言う。

そういえば先日、保険会社時代の先輩が
「あと2ヶ月で1年になるので、もう2ヶ月掛けて欲しい。」
と頼んだところ
「それはあなたの事情でしょ!なんで私があなたのためにお金を払わなくちゃいけないの!」
と、社長の奥さんに怒鳴られて
「厚かましいお願いをしてすみませんでした!」
と平謝りに謝った、と言っていた。

「まあ、でも気は心だから。」
と、その後、従業員さんの掛け捨ての保険をもらったらしいが
「理由を聞いたら、解約の防止ができないことのほうが多いよ。」
と先輩は苦笑していた。
そりゃそうですよね~。
お客さんのお金だからね~。

結局、電話ではなんだからと自宅にお伺いして
保険証券を見ながらの話になった。
「この保険って、いい保険なんですか?」
と聞かれて、
「この保険がいいとか悪いとか、そういう問題ではないんですよ。」
と社長が答えている。

え?という顔で奥さんが身を乗り出す。

「そういうことじゃなくて、一番問題なのは
 『自分のお金なのに自分の思うようにできない!』
 という点なんですよ。」

「そうですよね~。」と若い奥さまはうなずいている。

以前も、なんやかんや言われて、半年ぐらい解約できずに
2つの保険会社に保険料を払っていた人がいた。
この奥様も、今月は忙しいとか、月末はダメとか
書類がすぐにはできないとか言われた挙句
「結局、いくらなら払えるの!?」と
近ごろでは、電話口で凄まれたりするらしい。
「なんだか最近は電話で聞くのも怖くて」と弱々しく笑う。

「この保険が悪いわけではないんですよ。」
と社長が、元気づけるように言っている。
「10年以内にご主人が亡くなれば、すごくいい保険ですよ。」と言っている。
オイオイ!

「解約も減額もいつでもできますから、ご主人ときちんと相談してくださいね。」
と言って帰って来た。
ご主人の仕事も忙しいかろうけど、ここは大事なところ。
とことん話し合ってもらいたいものだと思う。

「頑張ります。」と若奥さま。

月々の保険料3万5千円が、この夫婦の思い通りになる日は
いったい、いつ来るのだろう?



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