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「3月から鼻炎が酷いんです」「ハナノド真っ赤ですね」「鼻炎なんでしょうか?」「4才から重症鼻炎です」「親も関係するんですね」「部活は?」「剣道部です」「屋内競技で良かったね」「花粉症なんでしょうか?」「4才から重症花粉症です」「中耳炎は鼻炎なんですね」「鼻炎の両親の結納が治療開始です」 3月からハナがグジュグジュの13才の少年剣士。両親が鼻炎で、児が4才の時に中耳炎の既往があるにもかかわらず、何の対策もしておりません。 本来ならば、両親が結納のときに血液検査をして、生まれる児のアトピー・喘息・鼻炎対策を考えるのが、親の最低限の務めでした。 また、重症鼻炎が奥まで行っちゃって中耳炎になっちゃった4才の時に、親子で血液検査が必要でした。 13才で初めての血液検査は、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) IgE:583、杉5(89.6)、HD4(47.9)、ダニ4(46.3)、ヒノキ4(20.7)、ヨモギ3(6.32)、犬2(3.27)、イネ科1(0.49)、ブタクサ0.27、カビ・シラカンバ≦0.10 バリバリの花粉症でした。両親は検査する気配は毛頭ありません。「いつ検査すればいいですか?」と聞かれたら「今でしょ!」と言ってやるつもりですが、親(飛騨の原住民)は誰も言ってきません。恐い恐い。
2013年04月13日
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「花粉症が酷いんです」「部活は?」「N中陸上部で短距離です」「職業病ですね」 4月にN中に入学した12才の女の子。陸上の練習が死ぬほど苦しくて受診しました。 体罰かと思ったら、花粉症でした。鼓膜および咽頭扁桃の軽度発赤と鼻粘膜の強い腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:373、杉6(136.0)、ヒノキ4(19.9)、HD3(13.0)、ダニ3(11.4)、犬3(3.50)、猫2(3.02)、イネ科2(2.54)、カビ1(0.46)、ブタクサ0.18、シラカンバ0.12 杉136.0(+6)はN中陸上部No.1です。屋外競技を選んでしまったので、RAST値を下げるのは、12秒を切るよりも困難でしょう。恐い恐い。
2013年04月12日
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「花粉の検査してください」「1才ではまだ検査に出ませんよ」「両親花粉症なんです」「杉花粉の数値は?」「両親とも検査してません」「両親の検査が先でしょう」 生後2週間から眉間・頭部がガサガサし、1ヵ月健診で乳児湿疹と言われた1才10ヵ月の男の子。 生後1ヵ月過ぎに顔中が真っ赤になり亀クリを受診しましたが、両親花粉症で、妊娠中に嫌いな卵以外の嗜好品は食べ放題だったとのことでしたので、食事指導のうえ、強酸性水+除去食+インタールとしました。 生後6ヵ月:IgE:25、卵白1(0.56)、ダニ・ミルク・小麦・大豆≦0.34 どんどんきれいになり、数値も低かったので、その後、あまり来院しませんでした。両親の検査も希望されませんでした。 生後10ヵ月:IgE:66、卵白2(1.63)、HD1(0.67)、ミルク・小麦・米・ピーナッツ・大豆・エビ・ジャガイモ・バナナ≦0.34 1才前でHD陽性は重症と説明しましたが、あまり気にも留めず、もちろん両親の血液検査はされませんでした。 3月末から鼻汁・鼻閉・いびきが強いので「花粉の検査」をして欲しいと受診しましたが、鼻粘膜および咽頭扁桃の強い腫脹充血を認めたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。鼻汁培養ではインフルエンザ桿菌を検出しました。 生後1才10ヵ月:IgE:204、ダニ4(35.7)、HD4(35.3)、卵白1(0.47)、オボムコイド0.22、小麦0.20、大豆0.16、ピーナッツ0.15、ミルク0.14、胡麻0.12、卵黄0.10、杉≦0.10 杉花粉は陰性でした、と説明したら、怪訝な顔をされてました「花粉症ですよね」。 血液検査が陰性なのは「無いのではなくまだ間に合う」です。ゼロのうちに努力をしてプラスにしないことが大切です。 児の将来を知りたければ、両親の血液検査をするようにお勧めしたら、断られました。どうやら本当の子供ではないようです。恐い恐い。
2013年04月11日
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「兎を飼ってるんですが」「何か症状は?」「クシャミと鼻掻痒と眼掻痒が」「マイコプラズマ(+)です」「犬(+4)杉(+4)ですか~」 3月頃からクシャミと鼻掻痒眼掻痒がある5才の女の子。兎を飼っているので検査してほしいと受診しました。 よく聞いたら、父がブタクサ花粉症で母が杉花粉症+猫アレルギーとのことです。 鼓膜と咽頭扁桃の軽度発赤および鼻粘膜の強い腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:128、犬4(24.3)、杉4(22.6)、猫2(1.61)、HD2(0.82)、兎1(0.58)、イネ科・ブタクサ・ヤブカ・ソバ・クルミ≦0.34 ブタクサ×杉・猫=犬>杉>猫>HD>兎。でした。遺伝子が隠れているのか?どこかで浴びているのか?不明です。恐い恐い。
2013年04月08日
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「ミミハナノドが痒いです」「ミミハナノド赤いですね」「セフゾン効かないんです」「マイコプラズマ(+)です」 11才から甲状腺疾患(バセドウ⇒橋本)で、30才から中耳炎、32才から鼻炎の60才の女性。 2週間前から抗生剤(セフゾン)と抗アレルギー剤?を内服しているが、鼻汁・鼻閉・咽頭痛・咽頭掻痒・眼掻痒・眼浮腫・耳掻痒・が良くならないと受診しました。 鼓膜と咽頭の軽度発赤および鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:25、杉3(8.48)、ダニ3(5.33)、HD3(4.53)、ヒノキ2(1.24)、イネ科・カビ・ブタクサ・ヨモギ・シラカンバ・犬≦0.34 60才で初めてのアレルギー検査は、杉花粉症+マイコプラズマ感染症でした。 症状はジスロマック+アレロック+ムコダイン+エンピナース内服で良くなりました。 冷え症の漢方の説明もしましたが、その後来ておりません。甲状腺も鼻炎も「冷え症のアレルギー体質」だからね。恐い恐い。
2013年03月29日
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「黄砂の検査してください」「家族に金属アレルギーは?」「居ません」「花粉症は?」「居ません」「アトピーの血液検査からします」 1週間前からクシャミと鼻汁と眼掻痒のある7才の男の子。2年前に同様の症状を「黄砂」と言われたので「黄砂の検査をして欲しい」とのことです。家族にアレルギーや花粉症は居ないとのことです。 強い鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:317、杉6(204.0)、ヒノキ4(17.9)、ブタクサ1(0.37)、イネ科・ヨモギ・シラカンバ・ダニ・HD・ヤブカ・黄色ブドウ球菌≦0.34 春に鼻炎と言ったら、まず、杉ヒノキ花粉症を考えるのが普通です。本人か家族の血液検査(1型アレルギー:アトピーの検査)からするのが普通です。問診も血液検査や皮膚テストもなしに、いきなり黄砂(金属アレルギー+化学物質過敏症:4型アレルギー)ということは考えられません。 7才で杉(+6)は超強力杉花粉症です。きっと家族の誰か、杉ヒノキ花粉症が隠れているよね。恐い恐い。
2013年03月28日
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「3年前からクシャミと鼻汁が」「ミミとハナ少し赤いですね」「耳鼻科では原因不明って」「仕事場は?」「印刷工場です」「印刷にトウモロコシの微粉末?」 3年前からクシャミと鼻汁が一年中止まらない69才の男性。耳鼻科で原因不明と言われて、亀クリを受診しました。 咽頭発赤は認めず、鼻粘膜の軽度腫脹と右鼓膜の軽度発赤を認めるのみでした。 念のために検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(-)、WBC3490(Eos:5.4%) IgE:26、杉2(1.89)、イネ科・雑草・カビ・ダニ・HD・トウモロコシ・蛾≦0.34 よくよく聞いたら、勤務先が印刷工場で、オフセット印刷機にパウダースプレーが装着してあるようです。 パウダースプレーは半乾きの印刷物が癒着しないように15~50μmのトウモロコシ(または小麦・ジャガイモ)微粉末をスプレーします。 粉じんの粒径は、30~100μmで鼻咽喉に影響、0.5~10μmで気管・気管支に、0~1.0μmで肺胞に影響します。 印刷工場のトウモロコシ粉塵(15~50μm)は花粉(30~40μm)とほぼ同じで、PM2.5(~2.5μm)、タバコ煙(~0.1μm)よりも大きいのでした。 鼻炎症状は、ヒスタグロビン注、ジルテック+セレスタミン内服、リノコート点鼻を組み合わせて、何とか落ち着いておりますが、もちろん、産業医の資格のある毒多ぁは、粉じん対策(局所排気+防じんマスク)も説明いたしました。恐い恐い。
2013年03月23日
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「耳鼻科で寒冷って言われたんです」「確かに鼻炎は冷えと汚染です」「祖母が花粉症なんです」「鼻粘膜が真っ赤ですね」「血液検査してください」「杉(+4)犬(+3)HD(+2)です」 1週間前からクシャミ・鼻汁・眼掻痒があり、耳鼻科で「寒冷による鼻炎」と言われた9才の女の子。父の母が花粉症なので疑問に思い「血液検査希望」で受診しました。 鼻粘膜が真っ赤に腫脹充血(右>左)しておりましたので、強いアレルギー性鼻炎あるいは強い感染症および軽度扁桃炎と思われましたので、血液検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:81、杉4(26.0)、犬3(3.65)、HD2(1.12)、ダニ2(0.92)、ブタクサ1(0.68)、イネ科・カビ・シラカンバ・猫・ハムスター≦0.34 ジスロマック+アレジオン内服+ザジテン点眼で症状は良くなってしまいました。 アトピーは汚染なので汚染対策(アレルゲン・汚染物質・炎症性物質の除去)が必要ですが、鼻炎と喘息は冷え症のアレルギーなので冷えと汚染対策が必要です。 今回は冷え症の症状がなく鼻粘膜が真っ赤に充血しておりましたので明らかに汚染(アトピー+感染)でした。 アレルゲン検査が陰性で、青白くて低体温で、鼻粘膜も赤くなければ、冷え症の鼻炎が疑われますので、温める漢方を処方する場合もありますが、今回はハズレでした。恐い恐い。
2013年03月21日
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「トマトの汁で真っ赤になりました」「将来は杉花粉症ですね」 両親が花粉症の8ヵ月の女の子。1週間前にトマトの汁で顎が真っ赤になったので、検査してほしいと受診しました。 鼻粘膜が真っ赤に腫れて、鼻炎の体質がありそうですが、血液検査はすべて陰性でした。 IgE:7、ダニ・猫・犬・卵白・ミルク・小麦・米・大豆・トマト・ジャガイモ≦0.34 血液検査は陽性率がたった3・4割です。それも、アレルギー体質を持っているかどうかではなく、出来上がったかどうかという検査です。ゼロは「無い」のではなく「まだ間に合う」です。ゼロのうちに努力してプラスにしないことが大切です。 将来的に検査で陽性になるのは親の持っているものです・・・ 30才の母は、重症杉花粉症でした。桃とホウレンソウ・トマト・果物・野菜・でOAS/手荒れがあり、4年前のG病院での検査結果は・・・ 4年前:IgE:258、MAST:スギ>100(3)、猫13.6(2)、ハルガヤ5.29(1)、オオアワガエリ3.03、HD2.02、ブタクサ混合物1.98、米1.79、大豆1.59、ミルク1.42、犬1.14(1/0)、コナヒョウヒダニ0.97、アルテルナリア0.45、卵白0.43、ヨモギ0.38、牛肉0.32、エビ0.31、小麦0.22、マグロ0.15、アスペルギルス0.15、鶏肉0.11、鮭0.01、ペニシリウム・クラドスポリウム・カンジダ・蟹・チェダーチーズ0.00 30才の母は1年半前に手背が発赤ガサガサの熱傷状態がアルメタで良くならないと毒多ぁを受診しましたが、ジスロマック内服で良くなりました。 1年半前:IgE:156、シラカンバ3(5.58)、マラセチア・カビ・ビール酵母・ピティロスポリウム・トリコフィトン・黄色ブドウ球菌≦0.34、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) その時の食事指導を覚えていれば、8ヵ月の女児の離乳食に杉花粉と交差性のある生トマトは与えなかったでしょう。生トマトを多量に与えるのは「将来杉花粉症にな~れ」というのと同じです。恐い恐い。
2013年02月15日
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「最近重症者は寒さか餅かマイコです」「・・・」「餅食べてないですよね」「大好きです」 以前餅を5個食べてぶっ倒れたことのある25才の女性。 10/25から左腰部の紅斑が消えず、その後顎痛が出現し、昨夜から嘔吐4回下痢4回、全身関節痛が出現して受診しました。36.8℃。 鼻粘膜の軽度腫脹以外には所見に乏しく、血液検査では、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:153、イネ科2(3.03)、シラカンバ2(2.36)、ブタクサ2(0.91)、HD1(0.37) 症状はミノペン+プリンペラン点滴ですぐに良くなってしまいました。 血液検査で花粉症がありましたので、食生活に注意するようにお願いしました。 稲科(パン・玄米・餅・タケノコ・トウモロコシ・ジャガイモ・ミカン)、シラカンバ(バラ科:梨・桃・林檎・苺・杏・李・桜桃・枇杷・扁桃)、ブタクサ(バナナ・メロン・スイカ)。 毎日のように、具合の悪い患者さんがたくさん来ますが、インフルエンザはまだ誰も来ません。たいていは、寒さと餅とマイコプラズマとノロのどれかです。 特に今年は寒いので、寒さと餅でみんな弱ってます。恐い恐い。
2012年12月29日
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「昨夜から突然呼吸困難に・・・」「運動会は?」「来週の土曜日11日後です」「マイコプラズマ(+)です」「運動会間に合うでしょうか?」「点滴します」 生後3ヵ月頃からアトピーがあり、3才頃から喘息のある10才の男の子。昨夜から、久しぶりに喘息発作を起こして受診しました。37.1℃、SpO2:94% 内服と吸入でも良くならないので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:144、HD4(49.3)、ダニ4(46.3)、シラカンバ3(12.6)、イネ科3(9.65)、ヒノキ2(1.58)、杉2(1.40)、ブタクサ1(0.49)、カビ・ヨモギ・猫・蛾・兎・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34 症状はミノペン+デカドロン点滴+ジスロマック内服で良くなってしまいました。 先週くらいから、夏のイネ科花粉の2回目のピークと秋のブタクサ花粉が重り、連日、稲刈り鼻炎・喘息、運動会鼻炎・喘息が、続々と来ます。 この前台風15号が通ったばかりですので、さらにひどいです。 そこにマイコプラズマ感染なんか起こしたら、もう点滴だらけです。恐い恐い。 花粉飛散の季節的変動・今は夏のイネ科の2回目と秋のブタクサのダブルパンチです
2012年09月04日
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「顔と手足が真っ赤になりました」「溶連菌(+)です」「フロモックス効きません」「マイコプラズマ(+)です」「すす杉杉がが(+6)」「数値の上昇を防ぐのが母の仕事です」「次はいつ検査すればいいですか?」「3ヵ月~2年以内にお願いします」 生後6ヵ月から頬が赤くて除去食+インタールで良くなった、3才の男の子。 生後10ヵ月:IgE:253、卵白3(3.70)、大豆2(2.13)、イネ科2(0.84)、胡麻2(0.73)、小麦1(0.60)、ジャガイモ1(0.45)、バナナ1(0.49)、米1(0.35)、杉・ダニ・ミルク・ソバ・トマト・雑草・カビ・HD・トウモロコシ・ピーナッツ・エビ・リンゴ・サバ・イカ・ホウレンソウ・黄色ブドウ球菌≦0.34、TARC:878 3ヵ月~1年以内に再検査としておりましたが、良くなったので、しばらく、来ませんでした。 今年、4月下旬から顔・四肢の発赤(紅斑)を認めましたので、久しぶりに受診しましたが、5/7に検査したら溶連菌迅速検査(+)でした。 フロモックスを内服しても、改善しないので、血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 症状は、フロモックス+クラリス内服で良くなりましたが・・・ 3才3ヵ月:IgE:628、杉6(137.0)、ダニ5(66.0)、HD5(60.2)、ヒノキ3(12.5)、イネ科3(8.43)、胡麻3(7.21)、シラカンバ3(6.26)、卵白2(2.16)、小麦2(1.35)、ソバ2(1.21)、大豆2(0.91)、ミルク≦0.34 母は、血液検査の急激な上昇にびっくり!。次回は、2年以内に再検査の約束をさせていただきました。恐い恐い。
2012年05月21日
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「離乳食始めたいんですが・・・」「果汁とパン粥はやめてね」「???」 生後1ヵ月から頭と顔がガサガサの7ヵ月の男の子。近医で軟膏を塗ってもどんどん悪化するので生後3ヵ月で受診しました。 カビバイ菌だらけでしたので強酸性水消毒+ラベンダー+インタールを処方して40分ほど説明したら、混合栄養のミルクをMA-1に変えてくださいました。 かなり良くなったものの「離乳食を始めたいので血液検査」と馬鹿なことを言ってますので、検査したら・・・ 生後7ヵ月:IgE:105、卵白3(8.71)、オレンジ2(1.08)、ミルク・小麦・大豆・エビ・トマト・サバ・バナナ・モモ≦0.34 父が花粉症と喘息、母が花粉症だったにもかかわらず、妊娠中は何にも気を付けていなかったようです。 ほとんど粉ミルク(MA-1)なので、離乳食で果汁とパン粥を与えないようにお話ししました。 えっ?。小麦は陰性だろうって?。オレンジはイネ科花粉と共通抗原ですので、この一家はイネ科花粉症の家系の可能性があります。 本来ならば、結納の時に両親が血液検査を行って「アトピーの児を生まないように気をつけようね」「妊娠中からパン・玄米・餅・ジャガイモ・柑橘類は控えようね」という確率が高いカップルの可能性がありました。 4ヵ月前に、「子育ては家庭でできる遺伝子診断・遺伝子治療」「将来の姿を知りたければ両親の血液検査が最優先」などと説明したことは、すっかり忘れているようです。 いまだに両親は自分たちの血液検査をしようとすらしません。本当に子供のことを考えている親なんていないからね。所詮ペットの飼育だからね。恐い恐い。
2012年05月12日
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「ストナを飲ませたら真っ赤になりました」「ミミハナノド赤いですね」「薬疹でしょうか?」「マイコプラズマ(+)です」 1ヵ月前から鼻汁・頭痛・眼充血・眼掻痒がひどい10才の男の子。市販の鼻炎薬を飲ませたら顔が真っ赤になったので受診しました。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の強い腫脹充血を認めましたので、検査したらイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 症状はジスロマック+アレグラ+ムコダインで良くなってしまいました。 IgE:617、杉6(206.0)、イネ科4(45.1)、ヒノキ4(24.9)、ブタクサ3(4.16)、ヨモギ2(3.04)、シラカンバ2(1.44)、犬1(0.65)、HD1(0.36)、カビ・ダニ≦0.34 父親は、息子が重症アトピー体質だったのでびっくり。 よくよく聞いたら、5才の時に中耳炎の既往がありました。5才から重症鼻炎だったようです。 えっ?。どうして中耳炎が重症鼻炎なのかって?。 耳と鼻は耳管でつながっております。ひどい鼻炎を放置するとじわじわとバイ菌が中耳まで到達してしまったなれの果てが中耳炎です。恐い恐い。 両親が花粉症だからね。当たり前だよね。恐い恐い。
2012年05月10日
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「花粉症の人は居ますか?」「誰も居ません」「杉(+4)です」 生後から鼻炎症状のある3才の男の子。 2才3ヵ月:IgE:2、胡麻1(0.42)、ダニ・HD・卵白・ミルク・小麦・ピーナッツ・大豆・トマト・マグロ・リンゴ・バナナ≦0.34 ここ1ヵ月ほど、鼻汁・鼻閉・クシャミ・眼掻痒がひどく、どう診ても花粉症でしたのでので「家族に花粉症は居ますか?」「居ません」「検査させてください」 3才3ヵ月:IgE:74、杉4(35.7)、ヒノキ2(1.37)、胡麻・イネ科・ブタクサ・シラカンバ・ダニ・HD・犬・リンゴ・モモ≦0.34 6才過ぎて陽性になるはずの花粉が3才で杉(+4)すでに強力杉花粉症でした。おそらく家族の誰かが杉花粉症に違いありません。 えっ?。誰もいないのだろうって?。亀クリアトピー性皮膚炎初発最高齢は77才。鼻炎花粉症初発最高齢は91才です。何年後に家族のだれが発症するか楽しみです。家族の皆は検査しないしね。恐い恐い。
2012年05月08日
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「ガサガサひどいんです」「妊娠中パン食べてないよね」「大好きです」「この児には」「パン粥食べさせてます」「パンやめてください」「きれいになりました」 生後2ヵ月に(夏はイネ科花粉の時期だね)重症鼻閉で無呼吸を起こしたことのある8ヵ月の女の子。生後6ヵ月頃から体部と下肢がガサガサしてきたので受診しました。 母親が重症イネ科花粉症と化学物質過敏症(CS)なので(IgE:326、イネ科61.1、杉5.03、ピティロスポリウム1.91、ダニ0.91、HD0.78、カビ・黄色ブドウ球菌≦0.34)、妊娠中からパンをやめるように言っていたにもかかわらず「パンが大好き」離乳食も「パン粥」を食べさせていたようです。 血液検査をお願いしたら、結果は、まだ陰性でした。 IgE:31、卵白・ミルク・小麦・大豆≦0.34 パンをやめたら、ガサガサはすぐにきれいになりました。ギリセーフ。悪いものほど欲しくなるの法則だね。恐い恐い。
2012年04月19日
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「ハナと目と皮膚がひどくなったので注射してください」「昨年は2月2日でしたね」「今年は軽いって予報だったけれど・・・」 昨年2月2日に顔面熱傷状態で受診した60才の女性。 3年前:IgE:2153、杉6(508.0) 2年前:IgE:2152、杉6(326.0) 1年前:IgE:1222、杉5(69.2) 今年は症状は軽いものの、花粉症の症状が出始めたようで、3週間早く受診しました。 あなたが来れば花粉症!という花粉検知器(杉5+~6+)の人が続々受診しております。 花粉量は昨年よりも少ないものの、始まりは、それほど遅くはないようです。恐い恐い。そろそろ杉花粉のシーズンです
2012年01月13日
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「何も食べてないのに急に顔が真っ赤に・・・」「稲刈りしてない?」「してました」「小麦(+2)だからね」「稲刈りが終わったら治りました」 生後1ヵ月から全身真っ赤な1才の女の子。 生後8ヵ月に(IgE:89、卵白4(49.3)、小麦2(2.93)、ミルク1(0.62)、米・胡麻・ピーナッツ・大豆・豚肉・ジャガイモ≦0.34)、除去食+インタールを開始してから、かなりきれいになっておりましたが・・・ 2週間前に(周囲で稲刈りが始まったら)急に、顔が真っ赤になって受診しました「悪いものは食べてません!!」。鼻粘膜が真っ赤に腫れておりましたので、ザジテン+ムコダイン+花粉対策をしていただきました。将来のイネ科花粉症の予備軍に違いありません。小麦(+2)だからね。 もちろん、稲刈りが終わったら、すっかり皮膚はきれいになってしまいました。 父母どちらか(おそらく母)がイネ科花粉症の可能性がありますが、今のところ、両親は血液検査をするつもりは全くないようです。 本当は、結納の時に、鼻炎・花粉症の両親の血液検査がスタートラインなんだけどね。恐い恐い。
2011年09月28日
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「青汁飲んだら背中が真っ赤になりました!」「キューサイのはケールだけだけど?」「オオムギ若葉も入ってました!」「イネ科(+5)ですもんね」 生後からのアトピーが桃核承気湯内服後かなりきれいになってきた24才の女性。キューサイの「青汁」を飲んだら背中が真っ赤になったので、受診しました。 1年前の血液検査で、IgE:391、イネ科5(55.8)、ダニ4(48.5)、HD4(43.5)、杉2(1.75)、雑草2(1.21)、カビ・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34、TARC153、でしたので、もう一度確認してもらったら、キューサイ(ケール:アブラナ科はアレルギー起こしにくい)ではないメーカーで、大麦若葉が入っておりました。 イネ科の花粉がピークを迎え、イネ科花粉症の人が続々来ますが、イネ科の食べ物を食べてイネ科花粉を浴びると、より症状が強く出てしまいます。 パン・玄米・餅・筍・トウモロコシのイネ科の食品ばかりでなく、イネ科のサプリも危険です。 イネ科のサプリといえば、玄米酵素、大麦若葉、クマザサエキス、あたりでしょうか。恐い恐い。
2011年06月03日
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「気が狂ったように目を掻くんです」「ミミハナノドが真っ赤です」「フルオメソロン効かないんです!」「マイコプラズマ(+)です」「抗生剤で治りますか?」「杉花粉298.0は今シーズンNo.1です」「・・・」 2週間前からクシャミと眼掻痒がひどくて眼科でステロイド(フルオメソロン)点眼中の8才の女の子。 ステロイドが効かず、気が狂ったように目を掻きまくるので受診しました。 鼓膜と鼻粘膜と咽頭扁桃が真っ赤に腫れているので、さっそく血液検査をさせていただいたら・・・ イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:348、杉6(298.0)、イネ科・雑草・カビ・ダニ・HD・猫・犬・ヤブカ・蛾・黄色ブドウ球菌B≦0.34。でした。 杉花粉(+6:298.0)は今シーズンのNo.1です。 両親が杉花粉症なのに、これまで、花粉対策は全くしたことがなかったようです。 昨年の杉花粉No.1は、努力して、今年は数値も症状も改善しております。 超強力杉花粉症+マイコプラズマのスーパ抗原=気が狂ってしまいます。恐い恐い。
2011年04月11日
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「顔と首が真っ赤です!」「今年は早いですね」「なんとかしてください!」「デカドロン+タチオン点滴します」 10代から首と肘部のアトピーに25年間ベトネベート(ステロイド)を塗布し、その後脱ステしていた60才の女性。 2年前の春に顔と首と腕が真っ赤な熱傷状態になり、ベトネベートが効かずに亀クリを受診しました。60才にして初めてのアレルギー検査は・・・ IgE:2153、杉6(508.0)、ダニ6(300.0)、HD6(284.0)、イネ科5(58.9)、雑草4(36.5)、黄色ブドウ球菌1(0.63)、トリコフィトン1(0.38)、TARC:450、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)。MINO点滴または内服とデカドロン注で秋までには小康しておりました。 昨年も春頃から顔と首と腕が軽度熱傷状態になりましたので、今年も春~夏かな?と思っておりましたが・・・ 今年は年始から腕が赤くなりましたので「杉?」と思ったら「餅食べちゃった~」でした。 IgE:1222、HD6(201.0)、ダニ6(196.0)、杉5(69.2)、米2(2.78)、小麦2(2.32)、大豆2(1.56)、マラセチア2(1.56)、黄色ブドウ球菌2(0.70)。 数値がかなり下がっておりましたので「杉下がってますね~」なんて間抜けな説明をしたら大間違い。やっぱり花粉は露出部位だね。 2月になったとたんに、顔・首・腕が真っ赤な熱傷状態になってしまいました。 その後も、顔が真っ赤なAD+花粉症が続々来ます。 今年の花粉はやっぱりタダじゃすまないね。恐い恐い。
2011年02月02日
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「クシャミと鼻汁出てるね?」「東京に行ったら症状が出たのよ」「もう始まったの?」「今年はひどそうよ」 亀クリスタッフがしきりにクシャミと鼻汁を出しておりますので「カゼ?」かと思ったら「東京に行ったら花粉症始まったみたい」とのことでした。 今年は営林署の人に聞いても「こんなに杉の雄花がすごいのは見たことがない」と言っております。 おそらく6年前の(東京で10月に杉花粉が観測された)最悪のシーズンを上回る勢いでしょう。 みんな早めに対策立ててね。恐い恐い。 花粉飛散の季節的変動
2011年01月03日
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「草刈りしたら目が腫れたんやさ」「蕁麻疹ですね」「なんとかしてくれんかな?」「注射しますね」 昨日草刈りの後から右目が腫れてお岩さん状態になった65歳の女性。眼科でステロイド?点眼をしても良くならないと受診しました。 これまでに鼻炎の既往もなく、ミミもハナもノドも赤くありませんでしたが、最近お岩さん状態で受診した方は全員マイコプラズマ感染症でしたので、強ミノC+デカドロン静注のうえ、念のために血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:59、雑草2(2.00)でした。 立秋の声を聞いた途端、こんなに暑いのに、毎日のように花粉症を思わせる患者さんが受診します。 8月~9月は夏のイネ科の花粉の2回目のピークと、秋のキク科の花粉がダブルで来ますので、注意が必要です(イネ科マルチ:ハルガヤ・ギョウギシバ・カモガヤ・オオアワガエリ・アシ、雑草マルチ:ブタクサ・ヨモギ・フランスギク・タンポポ・アキノキリンソウ)。 そこにマイコプラズマも加わればもうわけがわかりません。恐い恐い。 花粉飛散の季節的変動
2010年08月12日
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「草取りをしてから調子悪いです」「前に玄米で具合悪くなりましたよね」「鼻も眼も痛くて微熱が」「お子さん小麦(+3)でしたよね」「花粉症でしょうか?」「イネ科花粉+感染でしょうね」 1才児がアトピー(IgE:152、アジ3、小麦3、トマト2、ミルク2、大豆2、チーズ1、トウモロコシ1)の30才の母。 5日前に草取りをしてから鼻はグシュグシュ、鼻炎症状と頭痛・眼痛・肩こりがひどくて受診しました。 鼻粘膜と鼓膜が赤かったので、ご希望の葛根湯を処方しましたが、血液検査は断られました。 半年前に玄米でOAS(口腔アレルギー症候群)を起こし、玄米茶で乳腺炎を起こし、児が小麦アレルギーならば、やっぱりイネ科花粉症でしょう。恐い恐い。
2010年06月03日
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「咳が止まりません」「マイコプラズマ(+)です」「杉とブタクサがあると思います」「イネ科(+3)杉(+2)です」 5年前から鼻炎と喘息がある35才の男性。10日前から咳が続き処方されたが、クラリス内服もキュバール吸入もホクナリンテープも効かないと受診しました。 鼻粘膜と咽頭扁桃が真っ赤でしたので、血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 症状はミノペン点滴+内服で良くなりましたが「春(杉)と秋(ブタクサ)の花粉症があるんやけど検査はしとらん」とのことでしたので、アレルギー検査をしたら、IgE:58、イネ科3(11.3)、杉2(1.17)、(ヒノキ・ブタクサ・ダニ・犬)0、でした。 イネ科花粉症は5~6月と8月頃の2回ピークがあります。2回目のピークは秋のキク科(ブタクサ・ヨモギなど)の花粉と重なりますので、ブタクサ花粉症と思い込んでいたようです。恐い恐い。 そうそう、イネ科の食べ物は食べすぎないように説明したら、パンと餅は大好きとのことでした。食べ過ぎないようにお話ししました。恐い恐い。 イネ科花粉は2回ピークがあります
2010年06月01日
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「鼻炎+中耳炎ですね」「2日前から耳と頭が痛くて」「何か嫌なこと言われませんでした?」「聞きたくないことばかり言われました」「花粉と病原体で耳をふさいだんですね」「肩が痛いのも何か乗ってるのかしら」 2日前から頭痛がひどい40才の女性(IgE:34、カモガヤ2(2.32)、杉2(0.70))。診察をしたら鼓膜と鼻粘膜と咽頭扁桃が真っ赤でした。 冗談で「聞きたくない嫌なことを言われませんでしたか?」と言ったら、溜まっていた鬱憤をたくさんぶちまけて、スッキリして帰って行きました。 人間の体はストレス(不満)が溜まると(口で言えない分を)身体で訴えることがあります(身体言語)。子供ではよくあることですが、成人でも時々あります。 外来で冗談交じりに話すと、たくさんぶちまけて症状が軽くなってしまいます。 えっ?、冗談はやめてきちんと診ろって?、もちろん「イネ科花粉の時期なので花粉対策もね」と一言だけ説明して、抗生剤+抗アレルギー剤も処方いたしました。 毒多ぁの外来は医者もほんの少しだけやってますが、ほとんどが嘘と冗談ですので、注意しないと騙されてしまいます。恐い恐い。
2010年05月17日
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「昨日から鼻が詰まって苦しいです」「花粉症っぽいですね」「今年は花粉は少ないんじゃないんですか?」「昨年花粉を大量に浴びたんですね」「去年のツケですか?」「蜂に刺されると2回目のほうがひどいのと一緒です」 昨年の春からなんとなく鼻炎で、昨年の夏にマイコプラズマ感染症で喘息を発症した16才の男の子(IgE:244、ダニ5、HD4、杉3、ヒノキ2)。 昨日から急に鼻汁・鼻閉・咳嗽・喘鳴を訴えて受診しましたが、鼻粘膜が腫脹して、どうやら花粉症のようです。 今年は杉花粉が少ないとの予報ですが、連日、昨年よりもひどいという人がたくさん来ます。 昨年は史上2番目?とも言われるほどの大量花粉飛散の年でしたので、昨年花粉症デビューの人が沢山おりました。 ところが、昨年のデビューは軽症でも、昨年感作されて、今年少量の花粉で激しく反応している人が連日来ます。 蜂に刺されると2回目のほうがひどくなるのと一緒だね。恐い恐い。
2010年01月29日
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「鼻が詰まってどうしようもありません」「花粉症第1号です!」 乳児期から全身アトピーだった23才の女性(6年前IgE:5852、杉5、ヒノキ4、カビ3、犬2、ブドウ球菌2、穀物2、食物2、HD1)。 高山を離れたら劇的に良くなっておりましたが、昨年春に帰高したら、再び皮膚症状が悪化してしまいました(IgE:2864、杉6(173.0)、ピティロスポリウム5、ヒノキ4、イネ科3、カビ2、胡麻2、ブドウ球菌2、トリコフィトン2、トマト2、ホウレンソウ1、TARC936)。 昨夜から突然クシャミ・鼻汁が出て、鼻が詰まって苦しくなって受診しました。鼻粘膜が急激に腫脹しており、どう診ても杉花粉症でした。 今年は雪が多くて来ないな、と思っていたら、雪がやんだ途端に、花粉症が来ました。 予報では花粉は少ないとのことでしたが、朝から続々来ます。恐い恐い。
2010年01月21日
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「3年前から顔が真っ赤になったんです」「何か始めましたか?」「グランドゴルフ始めました」「玄米とか餅は・・・」「5月から玄米食べ始めました」「筍は?」「痒くなります」「餅も控えてくださいね」 3年前から左頬が赤くなり始めた72歳の女性。今年の夏から左目の周りが真っ赤になり、最近は口内にも膨疹が出るようになり、今朝から右頬が腫れてきたので、受診しました。 25年前に筋腫があり、便秘で舌が充血し、冷えのぼせ於血の体質でしたので、桃核承気湯を処方するとともに、血液検査をしたら、IgE:333、イネ科4、杉3、ヒノキ1、でした。 よくよく聞いたら、もともと筍ご飯で痒くなるにもかかわらず、3年前の夏に周囲から勧められて(イネ科の花粉の中で)グランドゴルフを始め、今年の夏に周囲から勧められて玄米を食べ始めたそうです(周囲=善意の老人会)。 駆於血剤内服+玄米中止で、症状はすぐに良くなりました。もちろん、餅米の食べ過ぎにも注意していただきました。 えっ?、グランドゴルフはどうするのかって?、老人会のお付き合いが大切ならば、来年の夏は花粉対策をして継続して頂くことになりそうです。 72歳でイネ科花粉症発覚。恐い恐い。
2009年12月07日
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「これ!花粉症起こすんですか?」「アキノキリンソウですか?」「生け花してたら苦しくなったんです」「秋のキク科の花粉症では強力ですよ」 喘息発作を起こして急患で吸入に来た2才の男の子(IgE:200、ダニ5、HD4)。 一緒に来た母親が、診察室に貼ってある秋のアレルゲンの表を見て「この前生け花でこれを生けてたら苦しくなりました」と言ってセイタカアキノキリンソウを指さしました。 セイタカアキノキリンソウ(セイダカアワダチソウ)は外来種のキク科の多年草です。 秋のキク科の花粉の中では、わりと強力で、11月まで残るのでたちが悪いです。外来種だからね、しょうがないよね(在来種のアキノキリンソウは駆逐されつつあります)。恐い恐い。 えっ、母はアレルギーはないのかって?、もちろんバリバリの花粉症です(IgE:720、カモガヤ5、ブタクサ2、杉2、ヨモギ2、ヒノキ2、小麦2、カボチャ1、トウモロコシ1、ダニ0、HD0)。次回はアキノキリンソウの検査もお勧めしました。 えっ?、アキノキリンソウは雑草だから生け花には使わないって?、それは都会の流派でしょう。山奥の田舎ではなんでも生けます。
2009年09月26日
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「サッカーに行ったら顔が真っ赤になりました」「いつもなの?」「芝のサッカー場がダメみたいです」「イネ科花粉(-)だけど小麦は?」「アトピーの時小麦(+)でした」「隠れ型だね」 先週口唇が腫れて、クインケ浮腫+マイコ感染で受診した、10才のサッカー少年(IgE:1100、ダニ6(241.0)、HD6(224.0)、杉3、ヒノキ2、ブドウ球菌2、イネ科0、雑草0、食物0、穀物0)。 サッカーの試合で日に当たるといつも日焼けしておりましたが、先日いつもよりひどかったので、よく考えたら、顔が赤くなる日は、土のグラウンドではなく、芝のサッカー場で試合のあった日だそうです。 イネ科マルチアレルゲン(-)でしたが、芝アレルギーを疑い、聞いてみたら、乳児期に(アトピー性皮膚炎だった時)、血液検査で小麦(+)だったそうです。 もっとよく聞いたら、その日は、パンを食べてから、H市の芝生ふさふさの美しいサッカー場だったので、よけいにひどかったようです。やっぱりアレルギーは複合汚染だね、恐い恐い。
2009年09月24日
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「今月初めからクシャミ始まって・・・」「鼻粘膜腫れてますね」「先週からひどいです」「イネ科(+4)雑草(+2)です」「春だけじゃないんですね」「夏も秋もありますね」 生後3ヵ月からのアトピーが治った後に少しだけ鼻炎があった11才の男の子。 ここ2週間ほどクシャミがひどくて受診しましたが、しっかり鼻炎が出来上がっておりましたので、久~しぶりに検査をしたら、IgE:243、イネ科マルチ4、杉2、食物マルチ2、ヒノキ2、穀物マルチ2、雑草マルチ2、でした。 8月に入って、イネ科の花粉が2回目のピークを迎え、秋のキク科の花粉も始まりだしました。毎日のように、花粉で鼻はグジュグジュ、目はカユカユ、皮膚はボロボロの児がたくさん来ます。 乳児期のアトピーは、アレルギーマーチとなって学童期にはダニ・HD・ペット→花粉の年令に入ります。 春だけだと思っていたら夏秋の花粉も・・・というのもよくあることです。 小麦アレルギーの児はイネ科花粉症の可能性が高く、果物(バナナ・メロン・スイカ)アレルギーの児はブタクサ花粉症の可能性があります。恐い恐い。 えっ?、マルチアレルゲンって何だって?、いくつかのアレルゲンを混ぜたスクリーニング検査です。 イネ科マルチ(ハルガヤ、ギョウギシバ、カモガヤ、オオアワガエリ、アシ):夏の花粉、雑草マルチ(ブタクサ、ヨモギ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ):秋の花粉、食物マルチ(ランパク、ギュウニュウ、コムギ、ピーナッツ、ダイズ)、穀物マルチ(コムギ、トウモロコシ、コメ、ゴマ、ソバ)、混ざってますので、どれが陽性かは、個別に再検査が必要です。食物と穀物はいずれ再検査の予定です。夏のイネ科の2回目ののピークと秋のキク科のダブルパンチ
2009年08月21日
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「兎当番があるので検査してください」「陽性になるのは飼ってからでしょうね」「1ヵ月前から目が痒くて・・・」「花粉と果物も検査しますね」「果物大好きです」 生後6ヵ月に粉ミルクで蕁麻疹が出たことのある(以前卵・牛乳陽性)6才の男の子。 今月から小学校で「兎当番」が当たるので検査してほしいと受診しました。よくよく聞いたら、最近眼が痒いということなので、検査したら・・・ IgE:100、ダニ4、HD4、杉3、猫3、トマト2、ジャガイモ2、イネ科2、クルミ2、胡麻2、ソバ2、小麦2、バナナ2、ピーナッツ2、メロン2、大豆2、キウィ2、雑草2、モモ2、ラテックス2、カビ2、犬2、チーズ2、ミルク1、兎0、でした。 症状がほとんどないのにたくさん陽性で母はビックリ。やっぱり生後6ヵ月で蕁麻疹てのは半端じゃないね。恐い恐い。 えっ?、兎は大丈夫なのかって?、とりあえずは大丈夫ですが、猫と犬両方陽性の児は、たいていの毛のあるものは苦手です。しばらく飼ってたら数値が上昇するでしょう。 えっ?、なんで「果物」のことを聞いたのかって?、果物と花粉は共通抗原のことがありますので、花粉症の家系で果物が好きな児は要注意です。 そうそう、ついでに、母に検査をお願いしたら、IgE:100、杉3、HD3、ヒノキ2、雑草2、兎0、でした。何でも似るからね。恐い恐い。
2009年07月22日
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「保育園でソバ畑を作るそうです」「ソバ陽性だったよね」「ソバは食べさせたことありません!」「ソバ花粉症は聞いたことないな~」「大丈夫でしょうか?」「ソバ(+2)だからそれほど危険ではないと思うけど」「大丈夫でしょうか?」「五平餅でアナフィラキシーもあったしな~」 生後からアトピー・喘息があって、時々外来に来る4才の男の子(亀クリでは検査未実施)。 4ヵ月前の日曜日に五平餅でアナフィラキシーを起こして(何で携帯番号知ってるの?)呼び出されて以来、受診しておりませんでしたが、また、突然電話が来ました。 保育園で「園内にソバ畑を作る」と言われたが、大丈夫か?、とのご質問です。 カルテを見たら、1年半前の「他の医療機関での血液検査」では、IgE:670、ピーナッツ5、HD5、ダニ5、アジ4、タラ4、サケ4、イワシ4、カレイ3、サバ3、マグロ3、杉3、エビ2、卵白2、ソバ2、イクラ2、カニ2、ヒノキ2、オボムコイド2、小麦2、イカ2、卵黄2、タコ2、ホタテ2、大豆1、タマネギ1、アサリ1、でした。 当科では血液検査をしていないので、適当に答えておきましたが、おそらくソバ(+2)くらいでは、危険な症状が起きることはないでしょう。 ソバはタデ科ですが、イネ科と共通抗原に当たりますので、イネ科花粉症の人はソバ花粉症の可能性が絶対ないとは言えません。 しかし、アレルギー血液検査の「花粉」の項目に「ソバ」はありません。 ソバの花は「虫媒花」です。「風媒花」ではありません。飛んできた虫が雄しべと雌しべの間を取り持ちますので、風で花粉を飛ばす必要がありません。おそらく花粉を飛ばすことはないでしょう。安心安心。
2009年06月05日
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「プロゴルファーが芝花粉症なんだって」「職業病だね」「化学物質過敏症もあるかな?」「農薬も撒くからありそうだね」 春先スタートの遅い野球選手は杉花粉症ですが、若手人気プロゴルファーの成績が最近芳しくないのは芝花粉症のためらしいです。 芝はイネ科の一年~短年草で、5~6月に花粉を飛ばします。日本芝では高麗芝や姫高麗芝がゴルフ場で使われます。西洋芝ではベントグラスやブルーグラスがゴルフ場で使用されますが、アレルギー血液検査で可能なイネ科花粉のギョウギシバはバミューダグラス類にあたります。 毒多ぁの知り合いでも、ゴルフ場でぶっ倒れた人が、「除草剤のせいだ」と怒って居りましたが、花粉症?(熱中症?酒酔い?)だったかもしれません。 芝生に撒く除草剤は、フェノキシ系やアミノ酸系など比較的穏やかなものが使用されているようですが(ふつうの除草剤を撒くと芝生は枯れてしまう?)、毒多ぁは芝生も農薬も苦手です。 えっ?、毒多ぁはゴルフはしないのかって?、毒多ぁは「お金」と「暇」と両方必要なものはやったことがありません。カタギは「金があったら暇がない」「暇があったら金がない」というのが普通です。小児科医には両方ともありません。恐い恐い。
2009年05月28日
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「鼻粘膜腫れてるね」「鼻炎症状はありません」「花粉対策してる?」「トマトと小麦陽性の時に言われました」 生後2ヵ月から全身アトピー性皮膚炎の1才8ヵ月の男の子。生後7ヵ月頃から脱ステ、除去食+インタールでかなりきれいになりました。 今回は鼻粘膜に腫脹充血を認めましたので「花粉対策してますか」と聞いたら、昨年1才2ヵ月の時の血液検査(IgE:400、胡麻5、卵白4、ミルク3、大豆3、犬3、小麦3、ソバ3、HD2、トマト2、トウモロコシ2)で、小麦が陽性なのは稲科花粉症の家系で、トマト陽性は杉ヒノキ花粉症の家系と毒多ぁに脅されていたのを覚えていたようです(今のところ親は未検査)。 もともと両親が花粉症(自己申告)ですので、本来ならば、結納の時に2人で検査して「あら私たちこんなにアレルギーがあるわ」「妊娠中から努力してアトピーの児を産まないように気をつけようね」くらいの注意が必要です(日本人は8割アレルギーで生まれる児は半分アトピーだからね)。 もちろん、児にアトピーが出てからでも、親が自分たちの検査をする姿はめったに見られません。今のところ、自分たちは「何となく花粉症」という親が多いです(検査精度が100%じゃないので勧めにくいけれどね)。 それでも検査すると変なものが陽性に出て意外にびっくりすることがあります。恐い恐い。
2009年04月20日
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「前よりは良さそうですね」「また悪化しました」「杉+ヒノキ+イネ科だね」「みんなからはきれいになったねって言われるんですが・・・」 1年前の正月から全身発赤ガサガサひどく、ステロイド軟膏を塗りまくっていた40才の女性。 先月初めに、どうしようもなくなって受診しましたが、全身カビだらけ(ステロイド皮膚症)に鼻炎と中耳炎を合併しておりましたので、血液検査をしたらイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 ラミテクト内服のうえ、何日かミノペン+デカドロン点滴をしたら、全身の発赤と痒み痛みはかなり軽減しました(IgE:110、杉3、ヒノキ3、イネ科3、蛾1、穀物1、カビ0、ブドウ球菌0、TARC850)。 しかし、めまいとふらつきが改善しないとのことで、よくよく聞いたら、肩こりにロキソニン(解熱鎮痛剤)を長期投与されておりましたので、桃核承気湯+デパスに変更したら、頭痛・めまい・ふらつきは、すっかり良くなった、と思ったら・・・またまた皮膚症状が悪化して、2・3日毎に点滴です。 杉のピークの終わりかけにヒノキのピークにイネ科も始まりましたので、杉とヒノキとイネ科3つある人はトリプルパンチで、そこにマイコプラズマなんて感染したら死ぬほどの苦しみです。 見た感じは前よりもきれいなので、周囲からは「良くなったね」と言われても、痒みと痛みは、本人じゃないとわからないから大変だよね。 えっ?、何日も抗生剤+ステロイド点滴していいのかって?、マイコプラズマもカビも、薬はあまり効きません、最後は自力です。免疫力を高める補中益気湯を加えたら徐々に点滴の回数が減ってきました。うまくいくかも。
2009年04月15日
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「桜の花は気持ち悪くなるんやさ」「バラ科花粉症ですね」「果物はみんな口が痛くなる」「口腔アレルギー症候群ですね」「シンナーで倒れたこともあるんや」「化学物質過敏症ですね」 昨年夏から舌痛・味覚異常で通院中の62才の女性(アレルギー検査未実施)。 40才から喘息があり、不整脈があるにもかかわらずでテオドールを内服していたことが判明して、昨年初診時に補中益気湯+シングレアに変更したところ、喘息と不整脈はすっかり良くなり、味覚異常も少しずつ改善しておりました。 味覚異常には口腔アレルギー症候群が隠れていることも多いので、聞いたら、果物は食べると舌が痛くなるそうです。 2月頃、職場でシンナーを吸ったところ、喘息発作を起こして、久しぶりに受診しましたが、聞いたら、排気ガスやたばこの煙でも発作が起きるようです。どうやらバリバリの化学物質過敏症でした。 久しぶりに調子が悪いと受診しましたので、聞いたら、桜の花が咲くと毎年具合が悪くなるそうで、桜の花には近づけないそうです。 お花見に行くと調子悪くなる人は「バラ科花粉症」です。バラ科のものはみんな苦手です。桜、梅、桃、梨、リンゴ、苺、ビワ、アンズ、スモモ、意外なところでは、アーモンドがバラ科です。 バラ科の果物がダメな人は、他の果物でも口が痒くなったり(口腔アレルギー症候群)、他の花粉やラテックスゴムがダメなこともありますので(ラテックス・フルーツ症候群)注意が必要です。 えっ?、その後味覚異常はどうなったのかって?、毒の血抜きの漢方(桃核承気湯)で少しずつ改善しております。桃核承気湯の主成分(桃仁=桃の種≒アミグダリン)はバラ科なのにね。不思議不思議。
2009年04月13日
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☆ヒノキのピークが来てしまいました☆「5年前からガサガサしてます」「カビだらけですね」「蓄膿もひどいです」「アレルギーの検査しましょう」「以前ダニとHD陽性でした」「カビと杉とヒノキも陽性ですよ」「花粉とカビ対策ですか・・・」 7才頃から肘と背中がガサガサ痒くて蓄膿も治らない12才の男の子。急にひどくなって我慢できないとして受診しました。 皮膚はいかにも発赤ガサガサ肥厚苔癬化してカビだらけ、鼻粘膜は真っ赤に腫脹充血して閉塞し鼓膜にまで発赤を認めました。 血液検査では、IgE:1800、ダニ6、HD6、杉4、ヒノキ2、カビ2、ピティロスポリウム1、TARC900、でした。 母は、これまで、ダニとホコリだけと思い、必死で掃除をしておりましたが、今冬からの悪化はカビ、先月からの悪化は杉と花粉でした。 杉花粉のピークが、やや終わりかけ、1週間前からヒノキのピークが来ましたので、ここ1週間くらいは、杉とヒノキが両方ある人は皮膚はボロボロ、鼻はグジュグジュ、目はカユカユ、頭痛・めまい・肩こり、何でもひどくてどうしようもありません。 ヒノキは、杉と共通抗原で、杉の花粉症の7割にヒノキ花粉症が合併していると言われております(長引く人はヒノキもあるね)。 また、杉はすでに国の植林政策のつけがここ数年来実っておりますが、ヒノキは10年遅れて植林が始まっておりますので、ピークはまだまだこれからと言われております。恐い恐い。 えっ?、治療ですか?、耳鼻科では消炎酵素剤だけでしたので、とりあえず抗アレルギー剤内服、皮膚には殺菌消毒+抗真菌剤内服と軟膏から始めました。まだ何とかなるでしょう。ヒノキのピークで杉とダブルパンチです
2009年04月11日
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「カビだらけなので検査させてください」「フシジンレオ効きましたよ」「カビじゃなくて花粉+バイ菌だったのね」 10才からのアトピー性皮膚炎が先月から急激に悪化した20才の男性。顔と首のガサガサは「絶対カビだから」と言って、検査を断られたのにもかかわらず、自宅まで電話して、検査に来てもらったら・・・ IgE:1100、杉5、ブドウ球菌2、ダニ1、カビ0、TARC460、カビ軟膏は全く効かず、フシジンレオを塗ったら劇的に改善しました。 夏はジクジクトビヒ(ブドウ球菌)、冬はガサガサタムシ(カビ)という毒多ぁ1人のみの常識はもろくも崩れ去ったのでした。 しかし、今年は花粉がひどい、連日、皮膚がガサガサ、目はカユカユ、鼻はグジュグジュ、喘息、頭痛・めまい・肩こり・眠気、なんでも来ます。 そこに感染なんか起こしたら、もうどうしようもありません。あと1ヵ月間、皆なんとか杉花粉に耐えてね。
2009年03月11日
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「鼻も目もノドもひどいです」「花粉対策を・・・」「陸上部なんですが」「りりり陸上部?!」 1年前に血液検査で重症花粉症がわかり、指導したはずの13才の女の子。1年前12才の時、IgE:650、杉6(154.0)、ヒノキ3(14.5)、ダニ3、HD3。 鼻粘膜も鼓膜も扁桃腺も真っ赤でしたので、血液検査の再検査をしたら・・・ IgE:1300、杉6(193.0)、ヒノキ4(25.6)、蛾3、ダニ3、HD3、ヤブカ2、でした。 花粉対策指導をし始めたら、母親が恐る恐る「陸上部なんですが・・・」。絶句です。重症花粉症の児が屋外の部活を選ぶなんて、自殺行為です。 毎日のように重症花粉症の児が来ますが、例外なく野球部、サッカー部、陸上部・・・、対策のしようもありませんし、薬もなかなか効きません。 まぁしょうがないか、こればっかりはどうしようもありません。春先スランプとかスロースターターって言われる野球選手はみんな杉花粉症だからね。恐い恐い。
2009年02月23日
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「なんか飛んでますか?」「えっ症状出たの?」「年末から顔が真っ赤で鼻も痒いです」「どうぞいらして下さい」 年末から、「花粉飛んでますか?」という問い合わせがぼちぼち来始めましたが、あの人が来ればもう決定!、というほど敏感な杉花粉感知器の人から問い合わせが来てしまいました。 どうやら今年は、早そうです。杉花粉症の人は、早めの対策が必要です。恐い恐い。
2009年01月04日
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「運転中めまいがあります」「鼻炎と扁桃炎と中耳炎ですね」「貧血とメニエルって言われてます」「貧血治ってますね」 今春から、毎日、午前中ふわっとして、めまいと倦怠のある43歳の女性。近医で貧血+メニエルとして加療しておりましたが、良くならないとして受診しました。 鼻粘膜が赤く腫れて、鼓膜と咽頭扁桃も発赤を認めましたので、鼻炎+扁桃炎+中耳炎と思われました。腹証では冷えのぼせ気うつ於血の体質でしたので、冷えのぼせ対策とアレルギー対策が必要と思われましたが、貧血の血液検査のみ希望されました。 よく聞いたらエビ・サバで痒くなることがあり、児がソバアレルギーでしたので、アレルギー検査もお願いしたらIgE:78、杉4、イネ科1、ダニ1(貧血なし)でした。 今のところは抗アレルギー剤内服だけで何とかなっておりますが(イネ科ももうすぐ終わるしね)、いずれ漢方薬(駆於血剤)もお勧めする予定です(今回は断られたけどね)。
2008年09月06日
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「なんか飛んでますか?」「稲科の2回目で鼻炎と皮膚炎がみんなひどいです」 4・5日前から稲科の花粉症の児が、皮膚はボロボロ、目は真っ赤、花はグジュグジュでたくさん来ます。 イネ科の花粉症は2回ピークがあります。5・6月のピークに比べるとやや花粉量が少ないのですが、7月頃イネ科花粉が治まってほっとしたと思った児が、今週から2回目のピークで、またまた、症状がひどくなっております。暑さと汗が加わればなおさらです。 春の杉やヒノキ(数百km飛ぶ)と比較するとイネ科の花粉の量は少なく数百mしか飛びませんが、雨の少ない年の春~秋は、イネ科花粉が多いので注意が必要です。 特に、雨の上がった翌日の晴れた日に、イネ科の食品(パンなど)を多量に食べて、イネ科花粉の中を走ったりしたら最悪です。よく花粉を落としましょう。
2008年08月08日
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「花粉症の注射してください」「えっやっぱり」「なにがですか?」「この人が来れば杉花粉症というのが3人目です」「2・3日前からむずむずしてます」 30年来杉花粉症の40才の女性(IgE:22、杉3)。パニック障害やら、うつの既往もあり、数値の割りに杉花粉には敏感です(おそらくCSもあるかも)。毎年春だけ受診されますが、ヒスタグロビンの注射と抗アレルギー剤内服、漢方薬などをご希望でした。 ここ1週間ほど、「この人が来たら杉花粉症の始まり!」という人が続々来始めました。鈍感な毒多ぁにはわかりませんが、着実に春の足音(花粉)が近付いているようです。 高山は今日が始業式で小児科外来は暇でした。しかし、これから学校が始まるとお子様たちが学校でインフルエンザやらなんやらを感染しまくって、花粉症も重なって、小児科外来は4月まで大混雑が予想されます。恐い恐い。毒多ぁが筋注したヒスタグロビン(血液製剤)と近くの内科で筋注するケナコルト(ステロイド)
2008年01月11日
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「何か飛んでますか?」「稲科の2回目とブタクサが始まってます」「パンとスイカ食べたら口が痒くなりました」「どちらも考えられます」 お盆を過ぎたら、稲科花粉症とブタクサ花粉症の患者さんから問い合わせメールが続々来ます。 イネ科植物の花粉飛散時期(grass season:5~10月)は、2相に分かれます。 第1相は5月下旬に花粉飛散曲線のピークがあり、カモガヤ(orchard grass)やオオアワガエリ(timothy)のような帰化植物(明治時代に牧草として輸入)の開花時期と一致します。 第2相は8~9月で、エノコログサ(猫じゃらし♪)、オヒシバ、イタチガヤ、ススキ、アシ(関西ではヨシ)、などの在来種によりますが、第2相の花粉飛散量は第1相より少なめです。 ブタクサやヨモギのキク科の花粉はこれから始まりますが、今は、稲科の2回目と秋の花粉の両方が来ます。 稲科の花粉症の人は、花粉対策+稲科の食物アレルゲン(パン・餅・玄米・筍・・・)を減らすことが必要です。 ブタクサ花粉症の人は、花粉対策+果物(ブタクサの共通抗原:バナナ・メロン・スイカなど)を減らすことが必要です。 治療は春の花粉でも夏秋の花粉でもダニ・ホコリでも同じ薬です。
2007年08月27日
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「皮膚が酷くてどうしていいかわかりません」「今はイネ科と汗と紫外線です」「血液検査では全部ゼロです」「パパの皮膚テストをさせてください」「杉花粉しかないと思いますが・・・」「カモガヤ花粉真っ赤ですね」「そういえば去年も今頃肺炎になった・・・」 春頃から全身発赤ガサガサの4才の女の子(IgE:2、RASTすべて0)。どんどんひどくなってやけど状態で受診しましたが、血液検査ではすべて陰性で、母親はどうしてよいかわかりません。 たまたま、父親も一緒に来ておりましたので、娘の代わりに、父の皮膚テストをさせていただきましたが、ダニ発赤8mm-膨疹6mm、ハウスダスト10mm-5mm、杉花粉15mm-7mm、カモガヤ花粉25mm-10mm、ブタクサ花粉15mm-5mm、ヨモギ花粉15mm-7mm、カンジダ6mm-4mm、対照液0mm-2mmでした。 夏の稲科のカモガヤ花粉に強い反応を認めましたので、お嬢様もイネ科花粉対策をしていただくことになりました(本来結婚前に両親が皮膚テストをすべきです)。 今年はカラ梅雨で、稲科花粉症の人はみんな重症です。今年が稲科花粉症デビューという人も多いようです。地球温暖化恐るべし!、ラ・ニーニャ恐るべし!
2007年06月22日
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「1ヵ月前から胸が痛いって」「検査はしなくても大丈夫でしょう」「重い病気だったら・・・」「心臓や肺で痛みが来れば救急車です」 アトピー性皮膚炎の3才の女の子(IgE:75、ダニ4、HD4、卵白1、杉0)。1ヵ月前から胸痛を訴えて受診しました。 鼻粘膜が腫れて鼻炎の状態でしたが(呼吸音・心音は正常)、家族はみな杉花粉症です。RASTで杉花粉が陰性でも花粉症の可能性が高いので、花粉対策+抗アレルギー剤内服としました。 花粉症の症状は鼻炎ばかりではありません。結膜炎、皮膚炎、咳、喘息、頭痛、めまい、肩こり、なんでも出ます。何年か前には意識不明で倒れて来た女性も居りました。 胸の病気は、漢方では湿熱です。冷えて湿った熱が忍び込んでおります。冷えて疲れてイライラしたところにだめ押しがあります(今回は花粉)。 ニコニコして暖かくしてほどほどにしておくと(+今回は花粉対策)、たいていは大丈夫です。
2007年04月06日
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