Q 食事時間は正確に決めないと、健康に悪い? |
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A.健康な成犬であれば、食事の時間はだいたい朝夕とおおまかに決めておけば十分です。逆に時間を正確に決めすぎると、その時間になると「早くちょうだい」と要求吠えをし、飼い主さんを困らせることもあります。 |
Q.食事の順番は、飼い主が先で犬が後? |
A.かつては、「飼い主がリーダーだと犬に理解させるために、犬の食事は飼い主の後」と言われていたこともありましたが、どちらが先に食べるかの順番は、実はそれほど重要ではありません。愛犬が静かにしているとき、要求していないときに与えましょう。大切なのは、「食事は飼い主さんが与えてくれるもの」だと愛犬に理解させることで、順番はどちらが先でもかまいません。 |
Q.食事はいつも決まった人が与えないと駄目? |
A. 誰が与えるかを決めるのは飼い主さんなので、基本的に食事は誰が与えてもかまいません。家族のなかで愛犬と接する時間の一番少ない人が与えれば、コミュニケーションのひとときにもなり、信頼関係を深めることもできます。 |
Q.食前の「オスワリ」「マテ」はやった方がいい? |
A.これまで、食事のしつけの基本のように思われてきた「オスワリ」「マテ」ですが、「マテ」などの号令は、食事の前だけでなく、横断歩道の信号待ちなど日常生活で使えるようにしておくことが大切です。また、食べ物を前にして、いつでも「おあずけ」をしていると、食事の前しかできなくなったり、食べ物への執着心が強くなってしまい、食べ物を守ろうと攻撃的になる可能性もあります。食事以外で練習しましょう。 |
Q.散歩は食膳、食後、どちらがベスト? |
A.成犬では散歩のタイミングに特に決まりはなく、直前、直後でなければ食前でも食後でもかまいません。ただし、食べた直後に急激な運動をすると、胃捻転を起こして、命を脅かす事態を招くこともあります。胃捻転はドーベルマン、グレート・デン、アイリッシュ・セッター、スタンダード・プードル、ワイマラナーなど、細くて深い胸をした中・大型犬種に起こりやすい病気です。これらの犬種では、食後すぐの運動は避けましょう。 |