こんばんは。今日のニュースを見て,ブッたまげました。ES細胞,iPS細胞に続く第3の多能性幹細胞Museの発見です。科学系に興味の薄い方も,ちょっとお付き合いを。極端に言えば,長寿につながる発見です。
簡単に説明します。多能性幹細胞とは,体のどの部分にも変化できる,スーパー細胞のことです。肝硬変のため肝臓を全てとり出したら,今までは他の誰かさんから肝臓を持ってこなければなりませんでした。「生体肝移植」っていう言葉をお聞きになったことのある方も多いと思います,あれですね。でもそれは大変なんですね。もうおわかりと思いますが,そんなに簡単に肝臓が転がっているわけはないわけです。そこで,iPS細胞の例で言うと,体からスーパー細胞を取り出し,あらかじめ人体の各部位に合わせて作りストックしておけたら助かる,ということなんですね。
でも問題もあるわけです。まずiPS細胞は,自分の細胞から増やすので拒否反応が起こらないが,増え過ぎて癌細胞に変化する場合があること。ES細胞については拒否反応がおこりやすいこと,胚盤胞(はいばんほう,あかちゃんになる細胞!)を使うので,倫理的な問題が解決されにくいこと。こういう大問題が横たわっているのですね。
それに対して第3の光,Muse細胞は,拒否反応が出ず,癌細胞化しにくい,倫理的問題はないと,良いことばかりに見えます。ネックは,体のどの部位の器官も作り出せるかどうかがまだ分からないというところです。
ES,iPS,Muse…2,000年代に入ってからのこの大きな進歩には,大きな可能性を感じます。またこれらの研究の多くに日本人研究者がメインで活躍していることも嬉しい。今までは夢物語だったこと,たとえばアルツハイマーに冒された脳細胞を再生する,癌細胞を全て新鮮で正常な細胞に置き換える,失った視力や四肢などを復活させる,…が実現される日が来そうです。(僕が生きているうちには?ですが)
第3の多能性幹細胞 がん化の危険低く 東北大大学院研究グループ
↓科学の情報を分かりやすく説明してくれた著作。分かりやすさ・イラストの多さはナンバーワン。中西貴之さんの本は,本当におもしろいですよ!左から,「最新科学おもしろ雑学帳」「マンガでわかる菌のふしぎ」「人を助けるへんな細菌すごい細菌」~細菌ものは,マンガやアニメで人気を博した「もやしもん」のファンの方なら,ツボにはまる面白さだとおもいます。~
↓下の段は,左から「なにがスゴイか?万能細胞」「なぜ,体はひとりでに治るのか?」両方とも,多能性幹細胞についてよくわかる内容になっています。
決めました~無理せず長続きを! February 6, 2011 コメント(4)
ユニセフとニューヨークが… July 22, 2010 コメント(2)
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