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鹿児島市では恒例の、甲突川河畔の「春の木市」が大詰めです。少し前に買ってきた苗木や草花を庭に植えました。沈丁花うちの庭で、ベランダ横にあるヤマザクラが満開のころ、沈丁花の香りに包まれながら、花見をするのもいいかな、と思い、桜の木の傍らに植えました。クリスマスホーリー赤い実で、冬の彩りを添えてくれるクリスマスホーリー。「魔除け」になるということで、玄関前の菩提樹の隣に植えました。常山アジサイ東南アジア原産の常緑のアジサイ。こちらも、玄関前に植えました。太陽光パネルと隣接する庭の花壇には、アップルミントとオレンジミント、それに野菜(なす、きゅうり、トマト)などを植えました。収穫後のハーブティーや料理を楽しみにしながら。アップルミントオレンジミント部屋の中では、胡蝶蘭が咲き誇っています。私の勤める短大を卒業して、西南学院大に編入した山田真美さんのお父さんであり、映画「ご縁玉」の主人公、山田泉さん=山ちゃんのご主人の山田真一さん(真ちゃん、映画にも登場しています)が、昨年の卒業式と映画の上映会のために、真美さんのお兄さんと二人で来鹿したときにいただいた胡蝶蘭が、一年たって、今年また見事に花を咲かせてくれました。このブログでも何度か触れた昨年の上映会のことなどが思い出されます。胡蝶蘭という花が、思い出をつないでくれました。この場を借りて、山田さんご一家に感謝申し上げます。ありがとうございました。
2010.05.02
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私の担当している「生活と環境」や「教職課題研究」(総合学習ということで環境教育を内容としている)という授業や「ゼミナール」で、レイチェル・カーソンの著書「沈黙の春」をとりあげています。「沈黙の春」は、私が公害や環境問題について関心を抱くきっかけの一つをつくってくれた書でもあり、時代を変えた本として学生に紹介しなければいけないという思いが強い本です。自然を感じとる感性、感覚の大切さを説く「センス・オブ・ワンダー」は、「沈黙の春」がかかれる前の1956年にすでに雑誌に掲載されていましたが、カーソンは「沈黙の春」執筆後にガンと戦いながらそれをふくらまし、単行本にしたいと考え、改訂作業をおこなっていたらしく、カーソンの最後のメッセージともいえます。「センス・オブ・ワンダー」を原典にして、この本の翻訳者であるNPOレイチェル・カーソン日本協会理事長の上遠(かみとお)恵子さんが、甥のロジャーと過ごしたカーソンの別荘で、自然とのふれあいを追体験するドキュメンタリー映画「センス・オブ・ワンダー レイチェル・カーソンの贈りもの」もつくられ、鹿児島では黎明館で行われた上映会に見に行きました。その映画のDVDを最近手に入れて、再びこの映画を見ることができました。あらためて、自然とのふれあい、自然を感じる感性の大切さを実感しました。ちょうどそのとき、ネットで鹿児島で鹿児島県環境技術協会の主催するネイチャーゲームリーダー養成講座があることを知りました。ネイチャーゲームについては、レクリエーションインストラクターの資格養成講座のとき知り、「レクリエーション論」や「ゼミナール」の授業でも「私は誰でしょう」や「動物交差点」など、いくつかのネイチャーゲームをやってきました。しかし、本格的には学んだことがなく、もっと深めたいと思っていたところでした。環境を学ぶ場合でも、単なる知識ではなく、感性のところから理解することの大切さを感じており、ネイチャーゲームを使って、もっと楽しく自然に触れたり感じたり考えたりする機会が得られるのではないかと思っていました。ということで、3月7日・8日・15日・16日の4日間、県民交流センター6階にある「生命(いのち)と環境の学習館」で開かれたネイチャーゲームリーダー養成講座に参加してきました。この4日間の講座で、なかなか楽しく多くのネイチャーゲームを学べました。とくに、「カメラゲーム」、「わたしの木」、夜のオプションだった「森の美術館」など、自然と直接ふれあい、感じとるゲームが気に入りました。現状では私の感覚のレベルはまだまだ初歩の段階であることを実感させられましたが、自分の感覚をもっと研ぎ澄ませることができれば、もっと多くのまわりの自然を感じることができるはずだし、またそれが感じられたときすごく気持ちがよいことなど、多くの発見がありました。講座の最後に講師の清水さんが、「センス・オブ・ワンダー」の一節を引いて、言葉を贈ってくれましたが、当然のこととはいえ、わが意を得たりという気持ちでした。私もこれで公認ネイチャーゲームリーダー、それにCONE(自然体験活動)リーダーの資格を得ることができました。せっかく学んだネイチャーゲーム、授業など様々なところで実践してみたいと思います。楽しい雰囲気で受けさせていただいた講師の清水さん、スタッフの方々、参加者の皆さん、ありがとうございました。
2009.03.20
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前の記事をアップしたあと、global coolingと対になったglobal warmingという言葉だけが一般的に使われているというのが前提にあったので前の記事のようなことが言えたけど、すでに相当程度、外国でもglobal heatingという言葉が使われているとしたら、論旨を修正しなくてはいけないかな、と思って、global heatingをググってみました。結果は、global heatingはほとんど引っかからず、やはり使われているのはglobal warmingでした。urban heat island(都市のヒートアイランド)現象については、山のようにわんさか出てきましたが。(追記:最初にglobal heatingをググったとき、そのままググってしまい、上位にはglobal warmingばかりが出てきたので、結論を誤ってしまいました。"global heating"と""に囲んで検索すべきでした。そうすると、52,300件ひっかかりました。結構、global warmingでは生ぬるいということで、global heatingという用語を使っている人が外国でも多くなりつつあるようです。2月25日20時25分)しかし、Global Heating(グローバル・ヒーティング)と銘打った興味深い論文を見つけました。「グローバル・ヒーティングの黙示録 原発が止まる日」"Apocalypse on Global Heating"という論文で、神奈川県七里ヶ浜在住のグリーンウッド氏のSeven Mile Beach File(セブンマイルビーチ・ファイル)というサイトの「エネルギーと環境」というところに収められています。このグリーンウッド氏、石油化学企業「千代田化工建設株式会社」の技術者・研究者などとして活躍され、すでに現役(の仕事)を引退されましたが、さまざまな分野で幅広く活躍されている方のようです。幅広い教養とユーモアのセンスもお持ちのようで、この論文以外にも興味深いページ満載でした。論文のアブストラクトだけ、引用させていただきます。----------------------------------------我々人類は産業革命前までは太陽の恵みに由来する薪などの再生可能エネルギーに依存して生存してまいりました。しかし石炭、石油、天然ガスという化石燃料の利用が始まると、その優れた利便性により、一次エネルギーの世代交代が生じて、伝統的な再生可能エネルギーは駆逐されました。結果として大気中の二酸化炭素の増加でグローバルヒーティングが発生したのではないかと危惧されております。気候変動の原因が自然現象であろうと二酸化炭素であろうと、化石燃料は22世紀に入れば枯渇します。人類は再び、一次エネルギーの世代交代をして風力/ソーラーセルなどの再生可能エネルギーに依存せざるをえないのは明らかです。そして風力、ソーラーセル、集光型太陽熱発電や熱化学反応などの新再生可能エネルギーはかっての薪に比べて利便性を約束しています。我々はすでに地球上の石油資源の半分以上を使い切り、天然ガスも3割は使ってしまったように見えます。節約、効率化、水力、バイオは量的に限度があります。二酸化炭素を排出しない原子力発電の有効性がよく議論されますが、首都圏などの人口密集地を放射能汚染で失う損失は膨大で合理的な正当化は困難ではないでしょうか。またウランは有限資源のため世界中が使い始めれば価格暴騰の可能性も否定できません。結局、風力、ソーラーセル、集光型太陽熱発電などの再生可能エネルギーとともにまだ残っている石炭資源を使うことになるでしょう。電気自動車の利用とともに海外の石炭産地で二酸化炭素を隔離しつつ、石炭を二酸化炭素貯留技術と共に使うことになるでしょう。石炭資源からメタノール、ジメチルエーテル、アンモニアなどの低炭素燃料を合成し、それを輸入してハイブリッド車の自動車燃料に使用することで運輸セクターでの50-100%の削減が可能です。ソーラーセルのグリッドパリティーは2014年頃に達成可能と予想されます。グリッドパリティー達成後は配電網の逆潮流対策に取り組みながら家屋の屋根の半分にソーラーセルを設置し5.3%の発電を担わせ、6.8%の風力を導入し、耐震性を高めた原発を現状レベルに維持し、揚水発電の能力アップをすれば電力セクターの二酸化炭素放出量の18%削減が可能となります。電力料金増は6円程度です。更に蓄熱器を備えた集光型太陽熱発電で21.7%の発電を行い、ソーラーセルを全ての家屋の屋根にのせて10.3%を確保し、風力を6.8%導入すれば原発を全て停止しても、二酸化炭素放出量の9%削減が可能となります。電力料金増は12円程度です。化石燃料が枯渇してしまう来世紀にはソーラーセルや集光型太陽炉で水素を製造し低炭素燃料、アンモニア、還元製鉄などの素材を製造することで人類の未来を切り開くということになるのでしょう。----------------------------------------改行されてないので読みにくいかと思いますが、本文はというと印刷すると110ページにもなる膨大な量です。ざっと読んだだけで、まだ細かい点まで検討していませんが、理論と経験に裏打ちされた確かな技術センスと豊富な知識量を土台にした、広い視野と壮大な展望に満ちた論文で、勉強になるとともに、たいへん面白かったので、紹介させていただきました。
2009.02.25
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昨夜のインターネットに読売新聞配信の次のような記事が流れていました。---------------------------------------- 「地球温暖化」では甘い!「高温化と呼ぼう」…埼玉・川口2月24日21時22分配信 読売新聞 埼玉県川口市は24日、「地球温暖化」という表現が環境問題の深刻な現状にそぐわないとして、4月から独自に「地球高温化」と言い換えることを決めた。 岡村幸四郎市長は「温暖という言葉では、過ごしやすいという印象があり、危機感が伝わらない。市民の意識も啓発したい」とするが、環境省は「(自治体独自の言い換えは)聞いたことがない」としている。 市は4月の組織改正で、環境総務課に地球高温化対策係を設け、環境イベントや学習会などの事業でも使用していく。 ----------------------------------------「地球温暖化」は"Global Warming"の訳。「地球高温化」とするには、ちと無理がありますね。「ヒートアイランド(heat island)」現象を日本語に置き換えるとすれば、「都市の高温化」ということになるでしょうけど。かつて、"Sustainable Development"の訳語「持続可能な発展」についての論争がありました。一つは「Sustainable」をどう訳すかで、宮本憲一先生などを中心に「持続可能な発展」だと「発展し続ける」イメージでとらえられるが、地球がこのままの状態で続いていけるかどうかが問題であり、この言葉が表現しようとしていることなので、「維持可能な発展」と言い換えるべきだという提案、それから自然科学の分野におられる先生方が今後もずっと地球が現在の状態を存続できるかどうかということで、「永続可能な発展」という言葉を提案し、それぞれ自分たちの論文などでは、そうした言葉を使っておられました。両者とも、実際に「現在の経済活動をこのまま続け、発展し続けよう」ということを主眼にした勢力がいるので、そうした解釈を許さない、"Sustainable Development"の意味がきちんと伝わる用語にこだわったのは理解できることです。さらにそもそも"Development"「発展」という言葉を使うから、「現在の経済活動をこのまま続け、発展し続けよう」という解釈を許してしまうので、"Development"「発展」を使わないで、"Sustainable Society"「持続可能な社会」に言い換えようという提案もあり、現在この「持続可能な社会」の方が、主流となり、一般的に使われています。「地球温暖化」は、そもそも地球は「地球寒冷化か地球温暖化か」「地球は冷えつつあるのか、それとも暖まりつつあるのか」という傾向を表す言葉です。日本において、市民の啓発が進まないのは、この「地球温暖化」という言葉のせいでしょうか?そうではないと思います。政策的に地球温暖化を防ぐための方策が示されず、また市民などがそうしたことをおこなうメリットもなく、結局インセンティブが働かないという問題だと思います。再生可能エネルギー普及におけるこの間の日本の停滞という現実を目の当たりにして、洞爺湖サミットを契機に、ようやくまた「太陽光発電」などへの補助金の復活が検討され始めましたけど。再生可能エネルギーを進めるより効果的な方策は、ドイツなどでおこなわれている電力会社の「太陽光」や「風力」エネルギーの高額買取義務制だと思っていますが、とにかく日本政府や財界のこの問題へのやる気のなさは、ひどいものでした。とりあえず、川口市のこの提案が話題になることで、本当は地球温暖化問題にどう立ち向かえばよいのか、についてみんなで議論することになり、その結果、真に地球温暖化を防ぐ政策の実現に向けて前進することになるとすれば、「地球高温化」という提案の意味も出てくるといってもよいのかもしれません。
2009.02.24
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きのうは、この冬一番の寒さでした。そして今朝、鹿児島では、この冬初めての雪が降っています。鹿児島にとっては、年に1、2回のうれしいニュースです。写真では、よくわかりませんね。とにかく、「曇時々雪」という天気予報はあたりました。しかし、今朝の天気予報では「雨後曇」になってますけど。明日のいぶすき菜の花マラソンは、大丈夫でしょうか。うれしいような、こわいような。
2009.01.10
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どうしてこんなに雨が降るのでしょうか?今日朝から、雷をともなって降り出し、ずっと降り続けています。今日は全国的にも、こんなに降っているのは九州南部の鹿児島・宮崎だけ。明日は雨が全国に広がるようだけど、鹿児島は明日も雷をともなって、強い雨が一日降り続くようです。で、いまどのくらい降っているかが気になり、鹿児島県下の雨量と過去の土砂災害ホームページにある鹿児島市周辺の雨量概況(連続雨量) を調べてみると、2007年 7月 3日21時20分現在での雨量は次のようになっていました。 観測局 10分雨量 1時間雨量 連続雨量皆与志 1mm 4mm 110mm吉野 1mm 5mm 77mm竜ヶ水 1mm 5mm 85mm鹿児島合庁 1mm 4mm 137mm松元町 0mm 3mm 184mm大峯 1mm 4mm 159mm中山 2mm 5mm 171mm県庁 1mm 5mm 148mm下福元 1mm 6mm 211mm下福元は、連続雨量がすでに200mmを超えています。これほどの雨が降ると、災害のことが心配になります。鹿児島では、1993(平成5)年8月6日の8・6水害をはじめ、過去何度も水害、土砂災害に見舞われてきました。雨量情報の出ていた鹿児島県下の雨量と過去の土砂災害ホームページに、過去の災害事例も、以下のように全部で20の事例が出ていました。敷根 (国分市) 平成5年8月1日24時頃時間雨量 11mm/H連続雨量 604mm表郷 (旧鹿児島郡吉田町) 平成5年8月2日3時頃時間雨量 17mm/H連続雨量 75mm明ヶ窪 (鹿児島市)平成5年8月6日18時頃時間雨量 50mm/H連続雨量 163mm岡 (垂水市) 平成5年9月2日時間雨量 7mm/H連続雨量 50mm扇山 (日置郡金峰町) 平成5年9月3日16時30分頃時間雨量 68mm/H連続雨量 301mm仮屋瀬 (薩摩郡宮之城町) 平成9年7月11日3時頃時間雨量 42mm/H連続雨量 429mm矢之脇 (名瀬市) 平成11年6月11日8時頃時間雨量 49mm/H連続雨量 385mm向山 (川辺郡笠沙町) 平成12年6月25日8時頃時間雨量 25mm/H連続雨量 107mm仲之町 (熊毛郡南種子町) 平成7年7月1日21時30分頃時間雨量 18mm/H連続雨量 354mm毘沙門 (日置郡日吉町) 平成5年9月20日19時50分頃時間雨量 0mm/H連続雨量 13mm城瀬川 (姶良郡姶良町) 平成5年8月6日17時頃時間雨量 38mm/H連続雨量 276mm大屋敷谷 (姶良郡姶良町) 平成5年7月7日6時頃時間雨量 11mm/H連続雨量 346mm針原川 (出水市) 平成9年7月10日0時頃時間雨量 0mm/H連続雨量 401mm大当原川 (大島郡瀬戸内町) 平成2年9月18日11時頃時間雨量 91mm/H連続雨量 375mm竜ヶ水 (鹿児島市) 平成5年8月6日18時頃時間雨量 50mm/H連続雨量 163mm甘漬川 (旧鹿児島郡吉田町) 平成5年8月2日0時頃時間雨量 57mm/H連続雨量 472mm小野第2川 (川辺郡川辺町) 平成5年9月3日22時頃時間雨量 0mm/H連続雨量 343mm船石川 (肝属郡根占町) 平成2年9月29日15時頃時間雨量 43mm/H連続雨量 236mm坂出川 (旧薩摩郡入来町) 平成5年6月23日14時頃時間雨量 0mm/H連続雨量 168mm深港川 (垂水市) 平成5年8月10日3時頃時間雨量 2mm/H連続雨量 254mmこれを見ると、いろいろなパターンがあり、時間雨量や連続雨量が非常に高い事例もありますが、それほど降っていなくても災害が起こっているものもあります。危険な状態に近づきある地域・箇所があるのかもしれません。雷だけでなく、警戒を怠らないことが必要かもしれません。
2007.07.03
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6月20日夕方、学生と二人で、豪快な号外を大学周辺の町内に戸別配布しました。夕方6時前から配布する予定でしたが、6時半ごろまで会議が長引き、学生を待たせることになり、はじめるのが遅くなってしまいました。研究室まで持ってきていただいた500枚を、私の買い物用兼荷物持ち運び用の「KAGOSHIMA ECO PROJECT」と書かれたマイバッグに詰めて、出かけました。夏至に近いということで暗くなるのは遅く、夜8時近くまで配布しましたが、3分の1ほど残してしまいました。これについては、22日(金)当日の昼までには配布しなければなりません。22日(金)の午前中あいているので、そこで配布し終わる予定です。みなさん、ぜひ読んでくださいね。
2007.06.21
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昨日(2007年6月17日)、午前中は時間が空いていたので、てんつくマンが言いだしっぺで、今全国に配布されつつある「30秒で世界を変えちゃう新聞」『豪快な号外』の配布に協力するため、小6と小2の子どもをつれて鹿児島中央駅に行きました。鹿児島中央駅東口アミュ広場に9時半に集合。そこには、TEAM GOGO 2007の呼びかけ人にもなっている橋之口みゆきさんはじめ、十数名が集まっていました。他にも、多くの仲間が各地で『豪快な号外』を配布している様子。念のため、中央駅前でチラシを配布する許可を取りに行ってくれたのですが、簡単には許可が降りず、チラシを配布し始めるのにけっこう時間がかかってしまいました。もう少し柔軟に、こういう取り組みに協力してくれるといいのにね。しかし、なんとか鹿児島市の管轄区域であるタクシー乗場の近くの道路ならOKということで、20分ほどチラシを配布しました。気軽にとってくれる人もいるけれど、無視する人も。次男は手で払いのけられたことに少しショックを受けていました。しかし、長男はだいぶとってくれたよ、と喜んでもいました。このあと、2~4名ほどずつ分かれて、鹿児島中央駅付近の家やお店・オフィスに各戸配布にまわりました。私は子どもたちといっしょに、西田1・2丁目をみゆきさんたちと手分けして配布。このあたりはマンションが多く、そこに行くと号外が一気になくなります。だいたい配り終えたところで、公民館にいる西田の区長さんが、西田1~3丁目はすべて配布しますと約束してくれたということ。うれしい限りです。でもだいぶ配り終わってしまったけど。『豪快な号外』の中身を読んでみると、マンガも使って、私たちの生活と地球環境の関係をわかりやすく述べ、「30秒で世界を変える30の方法」も提案され、なかなか盛りだくさんの内容でした。キャンドルナイト2007までに鹿児島も含め、日本全国の全世帯に配布するということ。ぜひ、多くの人に読んでもらい、みんなが「楽しみながら今すぐにできる」ことを実行してほしいですね。
2007.06.18
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このブログのタイトルである「エコハウス」の「エコ」ということについて、断片的にしか述べていないし、自分としても整理するべきだとの思いを強く感じたので、このエコということについて、述べていきたいと思います。地球環境にとってもっともいいのは、この地球環境を破壊し続けている人類がいなくなることだ、というのはよく聞くことですが、これはやはり机上の空論です。現実に人類もこの世の新参者ではあるけれど、一つの生物種として生まれ育ち、ここまで生き続けてきた以上、この地球という星の生態系、すなわちエコロジカル・システムの一員なのだから、その役割をしっかりと自覚して、現在あるいは将来にわたって生きていく、これが人類としての責務だということだと思います。このエコハウスといっているエコとは、もちろんこのエコロジーのエコで、エコノミーのエコではないわけです。もちろん、「もっと安くできれば家計が助かるのに」という実感を私ももち、また普及していくためには多くの人がこうしたシステムを経済的に選択できることが大事なのだから、「安価な家」そして「維持費にコストがかからない家」という意味での「エコノミーハウス」というのも、至上命題であるのだけれど。このエコロジーとエコノミーという二つの言葉の語幹、エコ、英語(ecologyとeconomy)のeco、ドイツ語(ÖkologieとÖkonomie)のÖkoが共通しているというのは、同じ言葉から派生して分かれた言葉だということです。じつは、エコノミーの本来の意味は、「節約」「倹約」です。それもお金をケチるというよりは、物事を合理的におこなって無駄をなくすこと、合理性という意味です。辞書をひくと、economyには、「(自然界などの)理法、秩序;有機的組織」という意味もあります(リーダーズ英和辞典)。したがって、エコロジーとエコノミーは、本来矛盾するものでもなんでもなく、むしろ同じことなのです。ところが、エコノミー、経済という言葉は現在の資本主義体制を反映して、ますます競争重視で利益最優先を意味する言葉になっています。エコノミーの現実が本来の意味を外れて、どんどん違った方向に行ってしまったからこそ、いまやエコノミーがエコロジーと両立しない、対立するものになっている、といえるのではないでしょうか? ということは、もう一度立ち返って、エコノミーを本来の意味に取り戻すように変えていくことが必要であり、そうすることによってエコロジーと一致していくということなのです。(今日はここまで)
2007.06.06
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今朝、小学校1年生の次男に、椋鳩十の『チビザル兄弟』(ポプラ社)を読み聞かせてあげました。どのように餌やねぐらを探したり、確保したり、生きているのかというヤクザルの生態、世界遺産登録前の屋久島で木材生産林として屋久杉を伐採(皆伐)し、それを運ぶ道路を建設するためにさらに開発が進み、サルの群れが追い詰められていく様子、そうした中で生じるサルと人間との出会いや摩擦、サル1匹1匹の個性も合わせて、よく描かれています。椋鳩十の本には、他にもたくさん屋久島の動物に関する本があり、お勧めの本がたくさんありますが、世界遺産に指定された屋久島の歴史を知る意味でも、この本もぜひ読んでほしい1冊です。
2006.11.12
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10月21日(土)に、日本製紙連合会と南日本新聞社が主催する環境講演会に行ってきました。「紙と環境とのかかわり」というテーマだということで、どんなことを話すのだろうと言う興味だけでなく、資料も手に入れて、授業のネタにすることもできるという打算も働いて参加しました。講演会は、北越製紙株式会社技術開発部中俣恵一氏が、「紙と環境とのかかわり~紙づくりが世界の森を増やす時代が来た~」という題目で基調講演を行い、休憩をはさんで、ビートたけしの兄である北野大(まさる)明治大学工学部教授が、「マー兄ちゃんのやさしい環境講座」というタイトルで特別講演を行うというものでした。私自身は、前半の基調講演がメインで来たわけです(参加者の大半は有名な北野大氏のお話を聞きにこられたようでしたが)。その中俣氏の基調講演の論旨は、(1)紙は国の活力の原動力、(2)紙はバイオマスのチャンピオン、(3)紙が世界の森を増やす時代が来た、というものでした。(1)では、ラオスなどの貧しい国では紙がなく、教科書もノートも手にすることができないというのが、一番の学校教育の障害になっている、こうした国を豊かにするためには、まず紙が使えるようにすることが大事、というお話でした。(2)では、石油をエネルギーとしてきた時代は限界に来ており、それに変わるエネルギーの一つとしてバイオマスが注目されているが、取り扱いやすくそしてすでに大量に生産されているバイオマス燃料が、パルプ製造工程で作られる黒液であること、(3)いま日本の紙パルプ産業は南米など海外に植林を行って森林を増やし続けてきている、また日本の里山の木も人が木材利用をしないと荒れてしまう、というものでした。それぞれの事柄については、至極もっともなものでしたが、日本の製紙会社が過去におこなった海外での原生林を含む天然林伐採については(現在はどうかについても)言及されませんでした。紙パルプ産業も、明らかに環境重視の方向に向いてきているのは事実ですし、場の雰囲気も考え、質問を控えましたが、環境重視の方向でさらに努力していただきたい、と思います。第二部の北野氏の特別講演ですが、マー兄ちゃんなんておこがましい、マー爺ちゃんだよねなどといいながら、ビートたけしを中心に家族の話題をずいぶんと織り込みつつ、時々会場の参加者にクイズ、質問して、正解者(正解でなくても積極的に答えた人)に自分の書いた本をプレゼントしてりして参加者を眠らせないようにするというものでした。話の流れは、(1)かつての産業公害から、最近は都市型生活型の環境問題に変化してきたこと、(2)公害は、健康、財産、生態系生物、快適性(アメニティ)への害となり、世代内(肉体的弱者、経済的弱者、途上国への押し付け)、世代間、生態系生物などに対する不公平があること、(3)地球温暖化を防ぐための京都プログラムの約束(CO2のマイナス6%)を日本は本当に守れるか、→約束のマイナス6%プラス1990年からの約8%増大分合わせて、これから14%減らす必要があるが、森林吸収分で3.9%、京都メカニズムと呼ばれる共同実施や排出権取引などにより4~5%をまかない、あとの5パーセント前後を何とか国民の省エネで達成しなければならない、名前に京都プロトコル(京都議定書)という日本語がついた名前の協定を日本自らが破るわけにはいかないので、がんばらなければならない、というものでした。質問は、公害の「こう」という字はもともとどんな字を書いたか?(正解は足尾鉱毒事件の鉱という字)など、答えられたのに遠慮していましたが、正解が出ないので、やはり次は答えようと考えていると、二酸化炭素など地球温暖化をもたらすものを温室効果ガスというが、温室というのは英語でなんといいますか? と聞いてきたので「Greenhouse」と答えたら、北野氏が監修した『なるほど環境ディクショナリー』(環境再生保全機構)をサイン入りでプレゼントされました。最後にひとこと。眠気対策として、つねに発問、問いかけをして、聞く者に参加意識を持たせるというのは、納得のいくものでしたが、カスピ海ヨーグルトなどで有名な家森(やもり)京都大学大学院教授が「講演会で眠ってばっかりいると、寝たきりになる」といったということで、それを何度かおっしゃっていましたが、本当に寝たきりになるのでしょうかねえ? 確かに話をしている者からみると、眠らずに起きていてくれた方がありがたいし、本人のためにもぜひ起きていてほしいのは事実ですが。
2006.10.22
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