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今はあまり…あの当時のことを思い出したくない。7月は確かに刑が執行された月なので、当時仕事が激務で、心の準備もままならず彼らの刑が施行され、次の日に何事もなかったかのように激務をこなすのが大変だったのが記憶に残る…1か月後に携わっていたプロジェクトを離任し、京都に行ったんだよな…
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僕が何度も記憶を深く潜っているのは、1995年1月2月3月…あの頃の、第6サティアンで聞いた館内放送が気にかかる。
時は、事件が起こされた日の後の1日後か2日後…つまり、1995-03-21 or 22だったと思う。
この日は本当に濃密で目まぐるしく動いた日なんだ。.
場所:第10サティアン
ワーク:占星術.
機動隊突入され、館内にたくさんの人が入り込む…
外を見るとたくさんの人だかり、カメラも向けられている。
カナリアを持ち、毒ガスマスクをした機動隊員をまじかに見ながら、暫く様子をうかがう。
奥のほうからI宮さん?だったかうる覚えだけど、教団破戒したとされる信者が、昏睡状態で見つかり、機動隊員に保護される…(I宮さん、こんな近くにいたのか…と思ったことを記憶している。)
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そして、治療省の幹部が数人、その場で取り押さえられ、逮捕劇…自分の目の前2メートルぐらいのところで繰り広げられている光景である。
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占星術のワークスペースに戻り、四柱推命班に最近参画した、同大学工学部出身の朋友A君に会いに行く。
(※ 後に、彼こそ例の「阿修羅♪」君であることが判明する。僕はのちにTV朝日特番でお互いにチャットやり取りしあう番組まで出演している…当時報道関係者の中でキーパーソンであった彼のことを、実は僕は一番よく知っている。。実は友達なのに…彼は公には信者ではないと公言していたため正体を隠したうえでの活動だったんだな。。。と複雑な胸中だった。)
. 彼がこっそり第八サティアンでパソコン通信していたことは知っていたので(通告なんてことは僕はしない。通告すれば彼はコンテナ行きになってしまうし、いざというとき、僕は彼を頼るかもしれない…という直感すらあった)彼の持っているアカウントで、最新の世の中の情報を取得するために呼びつけたのだ。
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僕は、彼に言った。第八サティアン以外にも、実は第10サティアンの近くの小屋に、通信回線があるんだ…世の中の真実の情報が知りたい。ついてきてくれ。これは当然内緒だけど、村井さんしか使っていない場所だけど、実は鍵が掛かっていないんだ。。 僕は、阿修羅♪君を連れて、本当は所持していてはいけない彼のモデムケーブル付きのパソコンを差し込んでもらい、ニフティサーブにログインする。当然ログインアカウントは、「阿修羅♪」目の前で入力してもらったので、目に焼き付いている…間違えようがない。
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サリンという検索ワードで、確か346件ほどHITしたのを覚えている。(ここらへん鮮明に覚えているんだ僕は、モニタの輝度が高すぎてチカチカしてたのも記憶にある。)
それを僕は彼と一緒に、生唾ごっくんしながら見つめ、彼は事前に毎日のように第八サティアンのモデム使えるところで記事を読んでいたらしく、やたらと事情に詳しく、実は落ち着いていた。 不安というよりも、むしろ興味津々…といった感じだろうか。
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「すげーことになってるな…」僕はつぶやき、彼はにやりとしながら、こっちにもすごい記事出てるぜ…といって、僕は見せてもらった。
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そこで、あきらかに教団がサリン製造疑惑をかけられており、残留物の発見までされており、まさに、その残留物の発見されたすぐ近くに、ほかならぬ僕たちが今居るんだってことを知る。だって隣が第七サティアン…
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真相がしりたい…誰からの伝え聞きではなく、伏せられ加工された教団の説明ではなく自分自身の目で確認する必要があった。
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長居はできないので、早々にその場所を出て、ワークの場所に戻る…
メンバーは男性信者ばかりで、第10サティアンに入ってきている機動隊がいるのに、お構いなしにワークに没頭し続けているメンバー(ある意味すごい精神力、不動心を徹底されていた教団の中では正しいふるまい)、なぜか女性信者だけがヒステリックに「宗教弾圧だ!」と叫んでいる。
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僕はいろいろ考え事が始まっていた。
いてもたってもいられなくなり、第六サティアンにいったん行く…数か月前までしょちゅう出入りしていたので怪しまれることはない。
そこでも、知人に会うことはできなかったが、館内放送が入った。教祖からだ。
それは、今考えてみても異様な内容だった。非常に雑音が多く、かつ今までにないくらいに小さな覇気のない、消え入りそうな声で、教祖はこう述べた。
「…結局我々は、力不足だった…ということになるのかもしれない。思うに私は過去世においても、神々の意志に従って、今と同じような衆生救済を行ってきているわけだが、そのどれもが最後までゆく事は適っていない。それだけ救済というものは難しいものだ。しかし、私はそこに掛けているといっていい。実際今の現状は、オウム真理教にとって決して良くはない。それどころか私にはあるビジョンがすでに見えている。。。」
僕は、第六サティアン3Fのシールドルームに向かう階段の踊り場で足を止めた。
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教祖はつづけた。
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「おそらく、今の君たち信者の大半が、下向することになるだろう…
半分とは言わず今の三分の二はいなくなるだろう…私の元を去るのは決してサマナである君たちだけでなく、私の高弟たち、正師、正大師にいたるまで落ちる…
私は今朝、ヤソーダラーにこう言った。今までにも教団には苦境が何度も訪れていたわけだが、今回の事象はその比ではない。今までの様々な弾圧が、蚊に刺されたほどの感覚でしかないほどの大きな衝撃が走るであろう…ひょっとしらどうだろうか…アーチャリーしか残らないかもしれぬ…」 .
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そして、最後に
「 …悔いのない死を迎えようではないか。 」
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これで締めくくられ、館内放送は終わった。
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何という衝撃的なスピーチだろうか…耳を離れない。
僕は、第八サティアンに向かい、豊田君の送迎車を手配を取り、急ぎ、東京に向かうのだ。。
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Eili ...
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