Ellie's Room 

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新編日語について





≪ 新編日語について ≫




 この教科書、私の学校の日本語専攻、
その他の中国の大学で日本語を主専攻としている学生に
対して広く使われている教科書らしいです。




いろいろと指摘したい部分がたくさんあります。
できれば、この教科書を入学してすぐには使って欲しくない。
これがホンネです。。。




 私の大学では、一年生に文法の授業がありません。
そして、この教科書、




 『精読』



の授業の教材として使われています。
精読の授業の教科書で、中国人の先生が
教えるものと考えるなら悪くないのかもしれません。
(他に文法の授業があるならばの話)




 今この教科書を使って、一年生は勉強しています。
一課ごとに出てくる文法も一緒に中国人の先生が
教えています。文法を教えなければ
読めないでしょう…。




 混乱を起こすものが多すぎな上に、
一課でかなりたくさんの文法項目が一度に
出てきます。




 日本で広く使われている『みんなの日本語』や、
中国で日本語が主専攻じゃない学生が使う
『標準日本語』は文法事項の難易度の順番で
それぞれの課が構成され、課が進むごとに簡単な物から
難しい物になっています。


 例えば、一課は

 『私は○○です。』
(名詞)は(名詞)です

 と至って一番簡単な表現から始まっている。




 しかし、『新編日語』のほうは、
文法の提示順を気にせず、会話が行われる
場面で使われる文法が出てきます。
例えば、第一課が


 『はじめまして』


という場面です。自己紹介の場面です。
ここで自己紹介に使われるような

『私は○○です』
 (名詞)は(名詞)です

簡単な表現と一緒に

『それでは案内します』

 と突然動詞を使った文が出てくる。
(『みんなの日本語』、『標準日本語』では4課くらいから提示)

※一度に4課分くらいの文法が一課にでてくる。




 この『新編日語』は全部で20課ある。
学校のきまりで、20課を1年で終わらせなければ
ならない。




ひとつずつの文法項目をきっちり学生が
定着するように教え、練習したりしていたら、
1年で一冊を終わらす事はムリでしょう。

(実際友達の張さんがムリだと言っています)




 早く進めなければいけないわけです。今私達が
教えている一年生の学生は、文法が定着していない状態です。
精読の授業で勉強した内容の文法事項をつかって
会話の練習をしようと思っても全然その文法が
わからず…






結局もう一度文法の導入から始める状態。





それに、似ている文法での違いがわからずに混乱状態です。






さらに困る事は、かなり早い段階で、
難しい助詞が出てくる事。


例えば、



1.『机の上 には ありません。』
2.『机の上 ありません』


1.の方では「机の上にないけれど、ほかの場所にある」
という意味を含んでいるが、2.ではそう意味が含まれていない。

 このような助詞が早いうちから出てくるため、
基本的な助詞をしっかり身に付ける前に
混乱を起こす元ができてしまう。




 一年生の時『新編日語』で勉強した
現在の2年生、助詞がめちゃくちゃ。
ちなみに今の1年生も同様…。今の2年生予備軍。





 そして、もっとさらに困ることは・・・


 会話が会話らしくない事。
会話って話す事だから、実際話している時って、
一人が話しているときに相手の言葉とかぶさることが
日常茶飯事です。でも、会話を文面にして作る時は
絶対にかぶることはありません。




それに、話しているとき、一人の人が
ず~~~~~~~~~~~っと
話す事ってありませんよね。




少し話したら、相手が話して・・・って繰り返しですよね。



しかし、この『新編日語』


一人で延々としゃべり続けてくれます。
これじゃあ、会話じゃないでしょ!!!って
思わず突っ込みたくなる。(-_-)/*(>_<) イテっ




この教科書で勉強する前に、文法事項だけを勉強して
その後に使ったらレベル的にも良いと思います。
この教科書を使うなって訳じゃないんですよ。
初級の文法を一通り勉強した後で使ったほうが、
より学生の力は伸びると思うし、混乱が起きることが
少なくなると思う。





 次のページで思いっきり『新編日語』に
載っている会話に突っ込みいれるぞ~~~!!!







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