Ellie's Room 

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彼の誕生日

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         < 彼の誕生日 >


 彼と私が彼氏・彼女になってすぐに、彼の誕生日が来た。
誕生日の当日、パーティーをする気満々で前々からパーティーを
する事、授業が終わってから買いものに行って、家に帰ってきたら
電話するから、それから家に来てねって伝えてたんだ。


 当日災難に見舞われた。(あたしの不注意なんだけどさ)



 買い物に行って、帰ってくるまでは順調だった。ちょっと時間
かかったけど。問題はその後!!買い物から帰ってきて、
荷物を部屋の中に置いて、部屋から出てタバコを吸おうと
部屋の外に出た時(彼はタバコが嫌いで、普段は部屋の中で吸うけど、
ニオイが残るから部屋の外で吸おうと思った。)思いっきりドアを
閉めてしまった…。

 私が住んでいる部屋はドアのブがない戸で、閉めたら鍵がない以上
開けれないようになってるんだ。ちゃちいけどオートロック状態。


 そう!!鍵を持たないで戸を閉めちゃったの…豚がーん



       『やってしまった…』


 合鍵を持っているのは、外国人の生活の世話をしてくれている
中国の先生(D)ただ一人…。しかも財布も部屋の中…。
電話番号もわからない…。とりあえず、一本吸いながら考えましょう…。

 他の日本人の先生なら、中国人の先生の電話番号知ってるから、
すぐに連絡つくな~。さて、いるかな????


   部屋をノックしてみる。。。



    無反応   がーーーーーーん!!



 今日買い物に行くって言ってたもんなぁ~。私は授業があったから
一緒に行けなかったけどさ…。それにしても、こういうときに限って、
なかなか帰ってこない…。(しかもちょうどその日は、日本人の先生で
いつも集まってご飯を食べる定例の曜日だった。)

 買い物に出かけたまま帰ってこないから、どこでご飯を食べてるか
わかんない。行き着けの店かもしれないし、買い物先で食べてるかも
しれない…。はぁ、ブルー。



  う~ん、困った…。



 次に、アメリカ人の先生の所に行った。
中国人の先生と仲がいいから、彼ならきっと電話番号知ってるはず。
そう思って彼の部屋に向かう時、ちょうどいい所に他の中国人の先生に
ばったり会った!!!



  「ちょうどいいところに・・・」



 と思いっきり日本語で言ってしまった。
事情を説明して、Dに電話してもらおうと思ったけど、その時その中国人の先生が、



  「今日Dは携帯の番号を変えたんだよね…」



        えっ?!?! (O_O;) 



 とりあえずDに電話してくれた。でもやっぱりつながらなかった。
その先生にDは、自宅の電話番号があるから、そこにかけて。って
お願いしたけど、彼は番号を知らなかった。
Dは自宅に電話がないの一点張り。
だから、あるんだってば!!!!何回もかけてるしさ。。。


 事情を説明したにも関わらず、日本人の先生が帰ってくるまで
一緒にご飯食べて待ってようよ。って言われた…。



  「 だーかーらー、今日は彼氏の誕生日なの!!!」



 もうダメだと思って、アメリカ人の先生の所に行った。
アメリカ人の先生がDに電話してくれたけど、その先生が知ってるのも
携帯電話だけだった。古いほうの電話番号だった…。
電話がつながらないから、Dにメールを書いてくれた。


 「エリーがドアを閉めちゃって、部屋に入れません。
  僕のところにいるから、メールを見たら至急連絡して。」

 なんか私、すっごく間抜け・・・豚えっと…


 そして、メールを送ったアメリカ人の先生が満足げに


  「これで大丈夫だ!!後は返事を待ってたらいいから♪」


       え゛----------!?


 私は一刻も早く部屋に入りたいんですけど…。
まぁ、仕方ないかっ。とりあえず、アメリカ人の先生の部屋でしばらく
いた。電話を借りて、彼に電話をして、事情を説明しようと思った。
でも・・・


     電話番号覚えてない…。…豚がーん


 それっぽいのは覚えていた。でも、彼の携帯も自宅の電話番号も
うろ覚えで、完璧に思い出せない。とにかく、それっぽいので
かけてみるけど、中国語で知らない人の声が聞こえる…。


    あ"----------------(T_T)


 彼がそんなに運良く見るとは思わなかったけど、
電話番号がわからないし。とりあえずメールしておいた。
見てくれたらいいな…って願ってた。(結局見ませんでした)


 アメリカ人の先生の部屋にあった、ナイフなんかを使いながら
部屋のドアを開けようと思ったけど、やぱり開かなかった。
なかなか、丈夫にできてんなぁ~。ちっ!!
何度も部屋の電話が鳴ってる。彼からの電話だって事はわかってた。
私ここにいるのに…。半泣きだった。


 それから一時間いろいろなことをしていたらやっと日本人の
友達が帰ってきた。ご飯を食べて満足そうな顔して!!
これで助かったぁ~~~。

 すぐにDに電話して鍵を持ってきてもらった。
部屋に入って、まずすぐに彼に電話した。
彼は全く私からの連絡がなくて、ちょっと怒ってた。
電話番号知ってるんだから電話くらいできたでしょ!!ってね。
でも、電話番号覚えてなかった…って言ったらあきれて笑ってた。
毎日何回も言ってたら覚えられるよ…ってね。
それからは毎日言って覚えた。


 エリーの部屋に行くけど、エリーからの連絡がなくて、
連絡待ってる間にクラブにいる人に呼ばれて、用があるから
そこに寄ってから行くから遅くなるかもしれない…。


 とにかくいつ来るかわからなかったから、急いで料理を作らなければ
いけなかった。一人で料理を作ったら時間がかかるから
友達に手伝ってもらった。小麦粉からシチューを作った。

 もちろん肉が入らないシチュー。シチューの素を使わなかったけど、
ちゃんと普通にできた。(ちょっと焦がしたけど。)


 そしてしばらくして彼がとうとう来た。
ケーキを食べて、シチューを食べた。なんだか彼はシチューに
えらく感動してた。おいしくできて



        。。。よかった 。。。




 そしてその夜、彼にお父さんから電話が来た。
もちろん「 Happy birthday 」を言うために。その時彼はお父さんに言った。


 『 僕のことを好きな日本の女の子が僕のためにパーティーを
   開いてくれたんだよ。ケーキも用意してくれて。』


 自分もエリーのこと好きなくせに、自分のことは棚に上げて、
僕を好きな日本の女の子が…って。と思いながらも、
お間抜けなこともして予定を大幅に狂わせてしまったけど、
でも、喜んでくれてる。ってわかった。本当に良かった。。。


 一応このパーティーは成功かな…。



 *・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*


 みんなの協力があったから成功できた誕生日パーティーでした。
今でもも忘れられない。みんなには本当に感謝しています。
ありがとう。。。


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