Ellie's Room 

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第一弾 『~てから』と『~た後で』






    <「~てから~する」と「~た後で~する」>
         ついでに「~たあと~」


 初めてまともな、日本語井戸端会議をこのHPでできるような気が
します。


 先日(4月15日)、中国の友達のパーティーで友達が私たちに
聞いてきた問題…。頭を悩ませました。そして、結局のところ、
完璧な答えが出ませんでした。日本語の文法については、
本などがありますが、似ている文法について考えている時、いつも、
その二つの言葉を使うときの状況を考えます。



 そして、このHPで取り上げる記念すべき第一弾の内容は


 「(動詞)てから(動詞)する」
 「(動詞)た後で(動詞)する」
 ついでに少し「(動詞)た後(動詞)」


 <例文>
  歯を磨いてから寝る
  歯を磨いた後で寝る




 この二つの文は、どちらも歯を磨くという行為の後で寝る行為をする。
いつも日本語を使っていると、このような違いを考えずに
話しているから、いざ考えるとなると、なかなかわかりません…。



 いったい、この二つの文はどのように違うのでしょう…。
この2つの文を読んだ時に、感じるイメージはなんだろう…。


  『歯を磨いてから寝る』
   →「歯を磨く」と「寝る」この二つの動作が続いて行われている感じが
     する。
     ・歯を磨いてすぐに寝るという感じがある。
      「歯を磨く」の後に、他の動作をする事なく「寝る」という
       動作が続く

      動作の順序
       (歯を磨く)⇒(寝る)



  『歯を磨いた後で寝る』
   →『歯を磨いてから寝る』に比べると、
    「歯を磨く」と「寝る」この二つの動作が続いて行われている感じが
     しない。
     ・「歯を磨く」の後から「寝る」までの間に他の何かの動作が
     ある感じがある。
     「歯を磨く」の後に時間の空間があって、「寝る」という動作が
     続く


     動作の順序
      (歯を磨く)⇒(何か動作があるかもしれない)⇒(寝る)


 文法について詳しく書かれている図書を読むと、
「~てから」と「~た後で」の違いはこのように書かれている。



・・・・・・『PてからQ』と『Pた後でQ』について・・・・・・・・



 1.2つの文法では、「PてからQ」と「Pた後でQ」ともに、
   Qの動作の前にPが起こることを表し、多くの場合、交換可能。




・・・・・『PてからQ』と『Pた後でQ』の違いについて・・・・・



 2.『PてからQ』では、Pに関心がある表現であるのに対して、
   『Pた後でQ』はPとQの動作の前後関係を客観的に述べている。



 →従って、『歯を磨いてから寝る』で、「歯を磨く」は、
      「寝る」ための準備的動作で、、重要な行為として解釈
       されるので、


        『PてからQ』は適当だが


      『Pた後でQ』はPとQの前後関係は確定していて、
      取り立てていう必要もないため



        『Pた後でQ』は不自然


 そうだろうか…。


・・・・・少し疑問に思うこと・・・・・・・・・・・・・・・・


 子供が寝ようとしているところに、親が


   『歯を磨いてから寝なさい!』


 と言うことはよくあると思います。

 確かに、「歯を磨く」という動作が、「寝る」前の段階の準備動作
として、とても重要なものだから。上の2で説明されている通りだと
思います。しかし、親が何度も『歯を磨いてから寝なさい』と
繰り返したにも関わらず、歯を磨かずに寝ようとしたら、


  『寝るんだったら、歯を磨いた後で寝なさい!!』


 と言うことも適当な気がします。

 この時、「歯を磨く」という動作は、「寝る」という動作の前に
とって重要なものだからではないかと思うんです。



・・・・ついでの「Pた後Q」について・・・・・・・・・・・・・


「PたあとQ」については、Pの動作以後Qという動作・状態が
続いている事をあらわしている。


  例文
   『彼は私が帰ったあと、ずっと酒を飲んでいたそうだ。』



・・・・・もうひとつの違い・・・・・・・・・・・・・・・・・・

例文
  お金を{×貯めたあと/?貯めた後で/○貯めてから}
  旅行に行こうと思っています。


 まず初めに、『Pた後Q』の文法では、Qの部分に
“命令・意志・勧誘”などの文来にくい。


 そして、『Pた後Q』では、Qの部分が“命令・意志・勧誘”
などの文は使いにくくて、『PてからQ』の方が適当な場合が多い。
それは、QよりもPの方に重点が置かれているから。



 このように考えると、


 『PてからQ』と『Pた後でQ』はQがPよりも重点が置かれて
いるかどうかがポイントになっているようである。
何が重点かという考え方だが、

 Pの動作が、Qの動作を果たすための準備的な行動ならば、
Qに重点を置かれているといえる。そして、その場合には、



    『PてからQ』がの文法が適当である。






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