NO-NAMEの隠れ家

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MOON CHILD

作品レビュー

5thシングル
『ESCAPE』
(1997.5.28)

1.ESCAPE ★★★★
2.3秒だけ待つ ★★★

MOON CHILD、デビュー2年目のブレイク作。日本テレビ系ドラマ『FiVE』主題歌。
オリコンチャートでは初登場7位。翌週9位に下がったのですが、その翌週に一気に1位にジャンプアップという、かなり珍しいチャートの動きを見せました。
さて、表題曲『ESCAPE』。オケだけでもハアハア出来るのですが、その上に急ぎ足気味な佐々木収のヴォーカルが絶妙な乖離感をもって乗っているのが、この曲の不安定さからくる魅力に繋がっています。歌詞の言葉選びも上手い。この曲に『ESCAPE』というタイトルを付けたのもベストマッチだし、「裸の太陽~♪」というサビのフレーズが強烈なインパクトを残しますね。最後の「I love you×4♪」で一度ブレイクを挟むのもキマってますね。
c/w『3秒だけ待つ』は、ブルース要素の入ったロックナンバー。シメの「3秒間だけ待つ~♪」のフレーズは印象に残りますが、全体的に見ると歌詞が弱い。
(記:2008.3.20)










7thシングル
『Hallelujah in the snow』
(1997.10.29)

1.Hallelujah in the snow ★★
2.冬の虫 ★★☆

『ESCAPE』・『アネモネ』に続くシングル。湿度の高い、ビジュアル系バンドがやりそうなバラード。「May be tomorrow~♪」のメロディーは、モロにPENICILLINあたりの曲な感じですねぇ。総体として、ちょっとどっしりと腰を据えすぎ。佐々木収のキー低めのヴォーカルがサウンドに溶け込んでしまっているのもマイナス。hydeだったら良いのかもしれないのですが、『ESCAPE』あたりで感じられたヴォーカルとオケのズレっぷりの面白さというのが、今作では感じられません。
c/w『冬の虫』は、ファルセット…というよりも裏声と言ったほうがここではニュアンスを伝えやすいかもしれない…で、ほぼ全編に渡って歌われるピアノバラード。佐々木自身が弾いているんですね。終盤に少しジャジーな雰囲気に。
(記:2008.3.20)










8thシングル
『requiem for the man of nomad』
(1998.5.13)

1.requiem for the man of nomad ★★★★
2.ビューティフルボーイ ビューティフルガール ★★☆

これは好きだなぁ。やはり、これくらいの「隙間」感覚を持った演奏がいい。巧みに期待を裏切っていくメロディーライン、サビの飛んじゃった感も快感。ピアノ、サックス、パーカッションと、出すぎずに味付けをしているアレンジメントにも文句なし。「稀代」・「芳醇」・「呻吟」・「ギャッツビー」・「ファシスト」・「ラスプーチン」なんていう日常使うことのない言葉を散りばめた歌詞も、ヘンに宗教的にもなっていなければ、インテリっぽくも、押し付けがましくもない。それでいてオシャレ。全体として伝わってくる雰囲気が独特。彼らの最高傑作ではないでしょうか。
c/w『ビューティフルボーイ ビューティフルガール』は、特に書くこともないシャッフルナンバー。
(記:2008.3.20)


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