NO-NAMEの隠れ家

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LINDBERG

作品レビュー

1stアルバム
『LINDBERG I』
(1989.4.25)

1.STEP IN NOW ★★★
2.BLUE AFTER BLUE ★★☆
3.ROUTE 246 ★★★
4.25時のSTRANGER ★★
5.風に吹かれて ★★
6.違う街、同じ月 ★☆
7.BAD IN BED ★★
8.CRAZY DIAMOND ★★
9.TAKE ME HIGH ★★☆
10.A HARD DAYS NIGHT ★★☆
11.MINE ★★★
12.EPILOGUE ~SILENT DE JAVE~ ★★

総合 ★☆

LINDBERGのデビュー作。元々はB級アイドルだった渡瀬マキを中心に結成されたわけで、とりあえずバンドをやってみたということは分かるのですが、これといった特徴がなく、まだ「LINDBERG」というガッチリした形が出来上がっていないというのが聴いてみた印象。
序盤3曲くらいは、ひたむきさが感じられてなかなか良い滑り出しですが、それ以降は何のヒネリもなく繰り出される一本調子のバンドサウンドにちょっと飽き飽きしてしまいました。色んな人が作曲を手掛けているのですが、楽曲のキャラがあまり立っていませんね。
そういった中で、作詞・渡瀬マキ、作曲・平川達也という形態をとった『MINE』は、まさに彼女らの原点とも言えるナンバーで、メンバーにとっても、ファンにとっても、大事な1曲となりました。
全体的には、まだまだ駆け出しといった印象の1stアルバム。
(記:2007.9.7)










3rdアルバム
『LINDBERG III』
(1990.4.21)

1.LITTLE WING ★★★
2.RUSH LIFE ★★☆
3.今すぐ Kiss Me ★★★☆
4.ROLLING DAYS ★★☆
5.TOUCH DOWN ★★
6.VOICE OF ANGEL ★★☆
7.MODERN GIRL ★★
8.YOU BELONG TO ME ★★
9.SILVER MOON ★★
10.忘れないで ★★
11.READY GO! ★★☆
12.RAINY DAY ★★★

総合 ★★

大ヒットとなった『今すぐ Kiss Me』を含む3rdアルバム。他に、彼らのテーマソング的1曲となった『LITTLE WING』なんかも収録されています。その他の楽曲は、特にどれがどうっていうこともないかな。単調で、平坦な印象は以前と変わらず。ただ、今作では、「LINDBERGらしさ」というものが打ち出されてきたことを感じる取ることが出来ます。少なくとも、1stのような焦点の絞りきれていない感じはないです。作曲も全てメンバーによるものになりました。
(記:2007.9.9)










4thアルバム
『LINDBERG IV』
(1991.4.19)

1.BELIEVE IN LOVE ★★★☆
2.NOBODY KNOWS ★★★
3.HAPPY BIRTHDAY ★★★
4.おもいきりCRYING ★★★
5.だからI'M ON FIRE ★★★
6.ROUGH DIAMOND ★★★
7.Dream On 抱きしめて ★★
8.BILND SOLDIER ★★☆
9.POWER ★★★
10.CHANGE ★★
11.LUCKY GIRL ★★☆
12.OH!ANGEL ★★★
13.LOOKING FOR A RAINBOW ★★☆
14.SUNSET BLUE ★★★☆
15.GLORY DAYS (Album Mix) ★★★

総合 ★★★☆

約1年ぶりの4thアルバム。アルバムリリース後にシングルカットされた『BELIEVE IN LOVE』を含め、シングル5曲を含む全15曲。
基本的には前作の延長線上ですが、更にメロディーの良さが前面に出てきて、グッと聴きやすくなっています。LINDBERG史上、もっともアブラがのった作品ではないでしょうか。勢いに満ち満ちています。渡瀬マキのひたむきなヴォーカルも存在感があります。まさにヘタウマというべきか。『POWER』のAメロなんて舌がまわってないですが、これでいいんです!!(笑)
代表曲『BELIEVE IN LOVE』、キラキラした『おもいきりCRYING』をはじめ、『だからI’M ON FIRE』、『ROUGH DIAMOND』、『POWER』、『SUNSET BLUE』など、青春を感じさせる楽曲がズラリ。当時、中高生に人気があったというのも頷けます。
全15曲、66分の大作。さすがにちょっと長いかなと思いますが、溢れ出るような勢いで楽曲が出来上がっていたということで、良しとしましょう。
LINDBERGのオリジナルなら、まずはこれに手を伸ばすのが良いかと思います。
(記:2007.9.27)










EXTRAアルバム (ミニアルバム)
『EXTRA FLIGHT』
(1991.11.1)

1.DESTINATION ★★★
2.気味につづくHISTORY ★★☆
3.Dream Factory ★★☆
4.PARADOX ★★★
5.I MISS YOU ★★☆
6.Keep on Smile ★★☆
7.Lonely as a cloud ★★★

総合 ★★☆

前作から約半年でリリースされた新作は、「リンドバーグからの臨時便」。9thシングル『I MISS YOU』を含む全7曲収録のミニアルバム。
サウンドは、変わらないLINDBERG節。
前作のイメージで聴けば、何も間違いはないでしょう。僕は後期LINDBERGのほうが好きというひねくれたファンなので、このへんの量産体制はあまり好めませんが…。
(記:2007.9.27)










ベストアルバム
『FLIGHT RECORDER 1989-1992』
(1992.11.21)

1.LITTLE WING ★★
2.今すぐKiss Me ★★★
3.JUMP ★★☆
4.10セントの小宇宙(ゆめ) ★★
5.SILVER MOON ★★
6.BELIEVE IN LOVE ★★★
7.HAPPY BIRTHDAY ★★
8.I MISS YOU ★★
9.恋をしようよ Yeah!Yeah! ★★☆
10.さよならBeautiful Day ★☆
11.Over The Top ★★☆
12.CRAZY DIAMOND ★★
13.Dream On 抱きしめて ★★
14.MINE ★★★

総合 ★★

LINDBERG初のベストアルバム。大部分の楽曲を再録音して収録しているのですが、オリジナル音源以上の魅力を引き出しているかというと、ちょっと「うん」とは言いがたいです。連続してヒットを出すようになった余裕からか、演奏に初期のような「ひたむきさ」が欠けてしまったような印象。
これ以降のベストアルバムの大半では、(オリジナル音源ではなく)今作に使用された再録音のほうの音源を収録していたりします。
(記:2008.6.26)










25thシングル
『every little thing every precious thing』
(1996.7.1)

2002年に解散したLINDBERGですが、25枚目のシングルとして1996年にリリースされたこの曲が、2007年8月1日に再発売されました。プロ野球・阪神タイガースの藤川球児投手が登板する際のテーマソングとして注目を集めていたことがきっかけで、ジャケットも一新。企画モノ的な色合いの強い再発でしたが、この曲そのものの良さへの評価もあって嬉しいかぎりですね。
壮大なロックバラードのこの曲、オリジナルアルバムでは『LINDBERG IX』に「Remix」として収録されています。
この時期のLINDBERGは、『今すぐKiss Me』や『BELIEVE IN LOVE』などといった楽曲に代表されるような初期の真っ直ぐさ・がむしゃらさ・ひたむきさは感じられなくなってはいましたが、それでもこの楽曲は、ヴォーカル・渡瀬マキの力強い歌声とスケールの大きい演奏が、アスリート達を奮い立たせてくれます。この時期ならではの佳曲。
カップリングの『アジサイ』は、まぁ~、可もなく不可もない普通のガールズポップ。途中の囁き歌唱が印象的ではあります。

1.every little thing every precious thing ★★★☆
2.アジサイ ★★★

(記:2007.8.6)


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