高野山で訪ねたところを紹介します。
西暦816年弘法大師 空海が真言密教の霊場として
開いた高野山。
以来役1200年に渡って下界と一線を画した聖地として
人々の信仰を集めてきました。
ここは険しい山を登ってきて初めての入り口・・・ 大門
今では私達のように電車、ケーブルカーで、マイカーで気軽に
山頂に行けますが。。。。
この ↓ の細道を下から登ってきたのだそうです。
奥の院にある巨大な墓標にする大きな石も全てここを通って
運ばれたそうです。
高野山に空海が霊場を開いた由来があります。
一つは中国の密教の師、恵果和尚の記念のお寺を
建てる決意を船のうえでした折に法具を投げたそうです。
紀伊山地を歩いていると、狩人に化けた神様が
二匹の犬を連れて現れ
「探しているところはこの犬達が知っている」
と告げ、犬を渡されたそうです。
その犬にしたがって山を登っていくと
三本葉の松があり、なんとそこに自分の投げた法具が
引っかかっていたので、これは恵果和尚の
お導き、ここに間違いないと
開山されたとの事です。
その三本葉の松
本当に、松葉が三つでした。
そこには ↓ の有名な根本大塔
金堂 ↓
819年に弘法大師が創建されましたが、何度も火災にあい
この建物は昭和7年のものです。
一山の総本堂で重要な法要が営まれるそうです。
大塔の手前は御影堂・・・弘法大師がお住まいになっていたとされる建物
この鐘楼はNHKのゆく年くる年の時に鳴っている鐘だそうです。
↓は 金剛峰寺
高野山真言宗の総本山で、全国3600に及ぶ、末寺の宗務を
執っています。
皇室ゆかりのものもありました。
門をくぐると、圧倒される美しさの建物が目に入ります。
火事で何度も消失したせいか、屋根の上にたぶん、水をはった
桶が備え付けれていました。
どの建物も屋根のラインといい、彫り物といい美しいとしか言えない完璧さ。
まだまだ、見所はたくさんあるのですが、私が今回訪れたところは
このくらいです。
ただ、宿泊した福智院という宿坊も素敵だったので
↑ は門をくぐって左に見える本堂。
↑ これは右手に見える建物。
菊の御紋もある扉の美しいこと。銅が緑青色でこれまた美しい。
宿泊した部屋から見えた裏庭の石庭。うっとり。
何処を見てもぬかりない作り。
日本の美っていいなあって再確認。
ここは高野山唯一の温泉のある宿坊。
大きな池と築山のお庭もありました。
歴史を感じさせる美術品も展示されていました。
朝のお勤めの折には自由参加できて
早めに申し出れば、先祖供養もしていただけるようです。
この朝、綺麗な外人さんが二人いらしたので何処から?
と聞くと、な~んと、南アフリカから。
驚きでした。
ロングロングトゥリップ、な~んて、言っておどけてしまった。(笑)
さて、さて、私達、翌日は8時にタクシーを呼び、下山。
難波についてから、お好み焼きを食べ
法善寺横町で水掛不動尊にお水賭け
夫婦ぜんざいを頂き
なんばグランド花月で吉本新喜劇を見て笑って帰りました。
道頓堀に向かうところに、なんと、弘法大師さまのお寺が・・・。
これもお導きかと、急に神妙な気分でお参り。
とにかく、天気にも恵まれ、楽しい旅でした。
読んでくださって、お疲れ様、ありがとうございます。