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職場の敷地内の雑木林で、中華料理でお馴染みのアラゲキクラゲが発生している。これは、今年の3月に職場の敷地内のサクラの木を切り出し、1か月寝かせた後にアラゲキクラゲの種駒を打ち込んで養生していたもの。シイタケなど他のキノコでは、原木に種駒を打ち込む方法では、キノコが発生するまでに1年半から2年かかるのだが、アラゲキクラゲは打ち込んでから早くて数か月で発生するのがうれしい。 アラゲキクラゲは従来は乾燥品が売られることが多く、近年ではオガクズ栽培による生アラゲキクラゲも出回るようになったが、原木栽培のそれは、オガクズ栽培品よりも肉厚で、耳たぶのようにプニョプニョしている。キクラゲは漢字で「木耳」と書くが、まさに言いえて妙である。 早速、刻んで中華スープの具に入れた。やはり、乾燥品を水で戻したものとは質感が全く違う。アラゲキクラゲそのものには味は殆どないのだが、分厚くて弾力があって歯ごたえがコリコリしていて、まるで耳たぶを食べているような食感。というか、実際に耳たぶを食べたことはないのだが(笑)。初めての栽培だったが、間違いなく合格。また来年も発生するはずなので、非常に楽しみにしている。 ところで、1枚目の画像、下の2本は桜の木で、上の1本がアベマキである。とりあえず、職場の敷地内の木を適当に切り出して使ったのだが、キノコ栽培の書籍やHPによると、アベマキはアラゲキクラゲの栽培には適さない・・・ということを植菌した後になって知った(笑)。それでも、わずかながら発生が見られる。あと、シイタケ、エノキタケ、ナメコ、ヒラタケ、ムキタケ、タモギタケも栽培中なので、こちらの発生も楽しみにしている。
2018.09.30
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今から7年前の2011年12月14日の日記で、本紅金時人参を紹介したことがあった。おせち料理など和風料理に使われる日本在来のニンジンである。あれから、余った種子を冷蔵庫に保存してはいたものの、なかなか栽培する機会がなく、今年の8月に7年ぶりに冷蔵庫から出して蒔いてみた。 ニンジンの種子の寿命は、野菜の種子の中でも短命な部類に入り、1,2年しか持たないらしい。しかし、今までの経験上、種子を冷蔵庫に保存すれば飛躍的に寿命が延びて、タマネギが6年、キャベツなら10年経っても発芽した事例がある。で、ニンジンは果たしてどうなのか? さすがに冷蔵庫に保存したとはいえ、かなり発芽率が落ちていると予想していたが、あえてこのタブーに挑んでみた。 蒔いた種子の数は数えていないが、長さ約60cmの溝3列に、種子を約1cm間隔で蒔いたとして、単純計算で60×3=180粒蒔いたことになる。さて、これでいったい何粒発芽するのかが興味深かった。 こちらが発芽した様子。ざっと数えて発芽したのは15粒ほど。ということは、発芽率は約8%(笑)ということになる。やはり極端に発芽率が落ちている。しかし、7年経ってもゼロにはならないことが実証された。というわけで、せっかく発芽した本紅金時人参、またあの真っ赤なニンジンが収穫できるのを楽しみにしている。
2018.09.24
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6月2日の日記で、矮化台木のリンゴの「こうとく」と「ぐんま名月」が結実中の様子を紹介した。あれから果実は順調とは言わないまでも着実に成長が進み、ここ最近、「こうとく」の果実が自然落下するようになった。リンゴの産地ではこの品種は10月下旬から11月にかけて収穫されるようで、それよりは1か月も早いのだが、自然落下した果実2個と木に成っている果実1個の計3個を収穫した。 果実の重さはそれぞれ160グラム程度で決して大きくはないのだが、いちおうリンゴらしい形にはなっている。色については、もともとこの品種は、「ふじ」などのお馴染みの品種ほどには着色しない上に、リンゴは暖かい地域で栽培すると着色が悪くなるらしい。そんなわけで、今回収穫した「こうとく」は中途半端な色合いになっている。とりあえず、収穫後は冷蔵庫へ直行。 包丁で切ったところ。この品種は、果実の中に「蜜」が入るのが特徴なのだが、木が若いからなのか気候が合わないからなのか、全く蜜が入っていない。それでも、果肉からはほのかにリンゴの香りが漂ってくる。果たして、本来の時期よりも1か月も早く収穫したリンゴはどんな味なのか? はやる気持ちを抑えて賞味してみた。すると・・・うま~い(^^)! その糖度と言い酸味と言い、まぎれもなくリンゴの味。「未熟感」が全くなく、市販品と全く変わらない美味しさだ。しかも採れたてなので、市販の「貯蔵リンゴ」とは違って果肉が瑞々しく、それでいて固く引き締まっていて、歯ごたえが非常に良い。味と食感は間違いなく合格だ。 ところで、たった1個しか結実しなかった「ぐんま名月」だが、猛暑や台風にもめげずに今でも何とか枝にしがみついている。しかし、その枝の葉もほとんど落葉してしまい、果実の重みで今にも枝が折れそうな状態。小説『最後の一葉』ではないが、毎日ハラハラしながら観察している(笑)。 ともかく、果実の色と大きさを問わなければ、関東平野部でも美味しいリンゴの収穫が可能なことが分かった。だた、現在育てているリンゴは矮化台木なのだが、どこが「矮化」なんだと突っ込みたくなるほどに(笑)生育が極めて旺盛で、植えてから3年で早くも3メートルを超えそうになった。そして、どうも浅根性なのか、しっかりとした支柱がないと安定感が悪い。さらに、1段目の台木の台芽が出やすいので、こまめに台芽欠きが必要。なので、もしも矮化台木のリンゴ栽培に挑戦したい方は、その辺を考慮されたし。
2018.09.22
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C. labiata semi alba 'Gloriosa' が開花。早いもので、昨年の9月15日に続いて10回目の登場となる。 色と言い形と言い、実にバランスよく咲いてくれた。今日は忙しいので手抜きヴァージョンで失礼(笑)。
2018.09.09
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非常に勢力の強い台風21号が日本に接近しつつあった9月2日(日)から3日(月)にかけて、1泊2日で富士山に登った。富士山といえば一昨年11月6日と昨年11月5日に登頂しているが、いずれも日帰りで体力と時間と気力(笑)がなかったため、本当の頂上の「剣ヶ峰」には行っていない。というわけで、今年は山開きのシーズンに登り、山小屋で一泊してから頂上へ向かう予定を立てていた。そのつもりでしっかり有休は取っていたのだが、そんな時に限って台風の接近。それでも、まだまだ日本には近づいていなかったので、取り合えずは現地に向かった。結論から先に言うと、今回は剣ヶ峰への登頂は成功した。頂上は雨風がやや強かったが、別に身の危険を感じるほどでもなく、国内外から大勢の登山客が来て賑わっていた。 シーズン中はマイカー規制があるため、水ヶ塚公園の駐車場に車を停めてシャトルバスで五合目へ向かう。この画像は9月2日(日)午後2時12分ごろのもの。すでに、富士山は雲に完全に隠れていてまったく見えない(笑)。 午後3時13分に五合目を出発。頂上を見ると、やはり雲に隠れていてまったく見えない。こんなに天候が悪いのに、国内外の登山客が多かった。この日は雨はそれほどでもなく、霧(雲?)の中を延々と歩き続けるのも神秘的な雰囲気があってそれはそれで楽しめた・・・かな(笑)?。 午後5時53分に8合目に到着。5合目からの所用時間は2時間40分。この日のお宿はここ。お宿とはいっても、ただ単に寝袋にくるまって横になるだけなので、お世辞にも寝心地が良いとは言えなかったのだが、やはり寝る場所があるのは有難い。昨年と一昨年は日帰りの強行軍だったので、足の痛みとの戦いだったが、今回は足を休めることができたのが大きなメリットであった。 こちらは山小屋へチェックインしてわずか20分後の画像。8合目付近を覆っていた雲がなくなり、実に心が洗われるような神秘的な光景に。これなら明日は期待できる?と思っていたが、そうはいかなかった(笑)。 翌朝午前1時30分に、頂上でご来光を見る人のために、山小屋のスタッフが宿泊客を起こしてくれるのだが、外に出てみると、深夜だというのに、登山道のずっと下からずっと上まで登山客のライトの列がびっしり。いわゆる登山渋滞である。とてもその渋滞の中を登る気にもなれず、また、実は高山病の症状も現れていたので、明け方までもう一眠りすることにした。 そして、8合目を出発したのが午前4時38分ごろ。足の疲れも痛みも取れて、昨年登った時よりは足の負担は軽減されたと感じた。もちろん周囲は霧に囲まれて視界が悪く、雨足は前日よりも強かったが、登山客が多かったので心細さはなかった。 というわけで、午前6時36分に頂上の浅間大社奥宮に到着。8合目からの所要時間は1時間58分。腹も減っていたので、頂上の山小屋でカップラーメンを買って食べた。お値段、800円也(笑)。ちなみに、500ml入りのペットボトルの水は500円。ここは物価が下界の5倍なのだ(笑)。水は予め持参していたので買わなかったが。 空腹を満たして体の疲れを癒した後は、いよいよお目当ての本当の頂上の剣が峰へ向かう。上の画像は、午前7時21分頃に撮影した剣ヶ峰の画像。撮影場所との標高差は60mほどのはずだが、頂上が全く見えない。 ちなみに、これは昨年11月5日のもの。これに比べると、いかに今回の天気が悪かったかがお分かりいただけると思う。 そして、午前7時32分、ついに剣ヶ峰の3776m地点に到着。ああ、この瞬間をどれほど夢見ていたことか・・・と言いたいところだが、あいにくの天気でそんな感動はあまりなかった(笑)。 で、そばに居合わせた人にお願いして記念撮影。いつもなら職場に向かって通勤している時間である。そんな時間に、しかもこんな天気の日に、富士山頂上にいるというのは不思議な感覚である。 さて、この日は天気が良ければ、火口を一周するといういわゆる「お鉢巡り」をするつもりで、時間には余裕があったのだが、天気が悪かったので早々と下山することにした。昨年と一昨年は下山中の足の痛みがかなり堪えたが、今回は山小屋で1泊したのが功を奏して、前回に比べてかなり痛みは軽減されて、2時間半ほどで5合目に到着。 この後、シャトルバスで水ヶ塚公園の駐車場に戻ったときは、天候がかなり回復していた。で、ふと思い立って、ある場所に行くことにした。それは、富士宮市にある、工藤夕貴さんが経営されているレストラン、「カフェ・ナチュレ」。ここでは、工藤夕貴さんご自身が、有機栽培、無農薬栽培にとことんこだわって作った野菜を料理に使っているのだそうで、その栽培法も筋金入りのこだわりようである。名前が夕貴だから有機栽培にこだわっているのか?という冗談はさておき(笑)、自称(笑)園芸研究家としてはずっと前から気になっていた。ただ、富士宮市の、それも富士山の西側は、千葉県からは距離的にも心理的にも遠く、なかなか行く機会がない。そんなわけで、水ヶ塚公園からはそう遠くないということで、行ってみることに。 このレストラン、外観も内装も非常におしゃれで、いい歳をした男が一人で行くのも場違いな気がしないでもなかった(笑)。そんなわけで画像は一枚も撮っていない(笑)。注文したのはシーフードカレー。このカレーのルウは、すりおろした野菜の形がそのままルウになったようなカレーなのに、食べてみるとちゃんとカレーの味がするという、実に不思議なカレー。そして、魚介類の具に味がじっくりと浸み込んでいて、実に至福の時を過ごさせていただいた。・・・ご本人にはお目にかかれなかったが(笑)。 というわけで、今回は富士山に登頂したのと工藤夕貴さんのお店に行けたのとで、お腹一杯な気分で帰途に就いた。頂上での天候が悪かったのだ残念だが、来年こそは、もっと時間に余裕を持って、お鉢巡りをしてみたい。もちろん、工藤夕貴さんのお店にももう一度行くかも(笑)。
2018.09.03
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今年もタマネギの播種時期がやってきた。毎年、品種選びにこだわって7,8種類の品種を育てるが、今年は以下の6品種を育てることにした。・チャージII(タキイ種苗)・改良雲仙丸(八重農芸)・仙台黄玉葱(渡辺採種場)・ニューカルレッド(アタリヤ農園)・泉州黄玉葱(ダイソー)・貝塚早生(サカタ種苗) このうち、チャージIIと改良雲仙丸は、2013年に購入して蒔いた余りを冷蔵庫に保存していたもの。仙台黄玉葱はと泉州黄玉葱は昨年購入して未開封のもの。ニューカルレッドは2014年に購入して未開封のもの。で、この6品種の中で今年買った種子は貝塚早生だけ(笑)。今までの経験上、タマネギの種子は冷蔵庫に保存すれば3,4年は持つはずなので、多分今回も大丈夫だと思っている。 で、ちょっと気になるのが、サカタ種苗の種子袋の品種名表示。デカデカと「あまうまタマネギ」と表示し、その上に小さく「貝塚早生」とある。これでは、「あまうまタマネギ」の方が正式名称だという誤解を与えてしまう。貝塚早生は複数の種苗会社から種子が販売されているので、なるべく品種名は統一してほしいところだが。 あと、ダイソーの泉州黄玉葱だが、種子袋の表には「日本製」とあるのに、種子の生産地はイタリアである(笑)。つまり、袋だけが日本製ってことか??? それから、アタリヤ農園のニューカルレッドは、種子袋の表はただ単に「赤玉葱」とだけ表示して、品種名は裏面に小さく表示されている。表に表示できない理由があるのか? とまあ、種子袋にツッコミを入れても仕方がないので(笑)、今年もまた種子からのタマネギ栽培を楽しみたい。チャージIIと改良雲仙丸は、神奈川県座間市在住時代の2014年にマルチなしで栽培して出来が今一つだったが、今回はマルチ栽培をする予定。仙台黄タマネギとニューカルレッドは新顔。泉州黄玉葱はタマネギの代表品種ともいえるのだが、この12年間に一度も栽培したことがなく、今回が初めて。貝塚早生は、神奈川県秦野市在住時代の2008年以来、10年ぶりにお目見え。ぞれぞれどのように育つか楽しみだ。
2018.09.01
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7月30日の日記に続いて今年のメロン収穫報告第2弾。今日は大和ルナメロンの第2陣と、お待ちかねのサンライズを収穫した。 前回は満足のいく大きさなものが4個も収穫できたが、さらに6個も大きな実が成っている。放任しておくと次々に結実するので、不要な果実は10個ほど摘果している。1株からこんなに結実するとは、なんだか得した気分だ。2015年に初挑戦以来、気候が合わなかったのか播種のタイミングがまずかったのか、いつもいいところまで行ったのに枯れてばかりだったが、今回は見事に成功。この品種は、気候や播種のタイミングが合えばかなりの豊産性のようだ。今日は1個収穫して数日ほど追熟して賞味する予定。 さて、こちらは路地で栽培できることが”ウリ”になっているネットメロンのサンライズ。こちらも2015年以来失敗続きだったのだが、今回はソフトボール大に届くか届かないぐらいのものがかろうじて3個結実した。ただ、この品種は収穫のタイミングが難しいのか、皮が緑から黄色に変化し、もうすぐ収穫かと思って待っていると、あっという間に熟しすぎて腐ってしまう。これで今回は2個ダメにした。そしてようやく3個目を収穫することに成功。いちおう見栄えはネットメロンであるが、果実が小さいのと、形がいびつのなのがちと残念。 早速、冷蔵庫で冷やして賞味した。プリンスメロンや大和ルナメロンは、マクワの風味のある甘さだったのだが、このサンライズはさらにメロンらしい味と食感ではあったが、いかんせん糖度が足りない。敗因としては、大和ルナの方が蔓の勢いが強く、サンライズが負けてしまったからではないかと思っている。来年はサンライズ1本でやってみたい。それが成功したら、将来はアンデスメロンのような本格的ネットメロンに挑戦するのが夢。
2018.08.15
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7月28日に、大和ルナメロンを収穫した。まず、2015年から、大和ルナメロン、大和プリンスSメロン、サンライズの3品種の栽培に挑戦したいたわけだが、いずれもいいところまで育つのに、最後に突然枯死してしまってばかりでなかなか上手くいかない。昨年はようやく大和プリンスSが成功したので(昨年の8月11日の日記を参照)、今年は大和ルナとサンライズの2本立てで行くことにした。苗はそれぞれ1本ずつ植えた。もちろん自根。 で、結論から先に言うと、今年はルナメロンが豊作。いつもはたくさん結実するのだが、いいところまで行ったのに突然枯れてしまってばかり。それが、今年は見事に成功。 見よ、この素晴らしい果実(^^)。色と形は少々不ぞろいだが、ずっしりと思い果実が4個も採れた。追熟のために部屋に置いていると、メロン特有の甘い~香りが漂い、期待感をそそられる。 そして、数日後、そのうちの1個を賞味。そのお味は、まさしくメロンとマクワの良いところを足したような味で、甘くてさっぱりした美味しさ。その日以降、収穫したメロンを消費するために、朝食と夜食がメロンという日が3,4日続いた(笑)。ただ、残念ながら最後の1個は追熟しすぎて傷んでしまったのが惜しいところだが。 なお、実は畑にはまだ画像に写っているサイズのメロンがあと6個もある。接ぎ木苗でもないのに、実に豊産性である。しかも、ほどんと同じタイミングで熟しそうな勢い。またメロン三昧の日が続きそうだ(笑)。それから、サンライズの方だが、テニスボール大の果実が2個着果しているのが確認できるのみで、今年も今一つ出来がよろしくない。来年はサンライズ1本でやってみたい。
2018.07.30
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先日、青天の霹靂とも言うべき事態が発生した。私が住むアパートの塗装工事の通知がポストに入っていたのだ。ポストに通知が入っていたのは7月3日(火)の朝のこと。前日の夜には入っていなかったので、その日の朝に入れられたらしい。通知には、なんと5日(木)の朝から塗装工事が始まるのので、庭を片付けてほしいとの旨が記載されていた。はぁ?????? 今日通知が入って明後日から塗装工事???? あまりにも急過ぎるではないか。しかも、よりによって植物が活発に生育するこの時期。 実は、神奈川県座間市在住時の2014年の6月にも、当時住んでいたのアパートが塗装されることになり、この時も実に悪夢のような日々を過ごしたわけだが、せめてもの救いは、通知が2週間ほど前だったので、2回の週末を利用して、なんとか庭の整理とカトレアの貸温室への移動ができた。しかし、今回は今日通知が入って明後日から工事開始という短さ。○○建託、ふざけるなっ!!! 早速、その○○建託に連絡をしたが、予定は変更できないとのこと。専用庭で園芸を楽しむ私が、この突然の通知にどれほど不快感を感じたか想像できるだろうか? とまあ、怒っていても仕方がない。通知が入った3日(火)と翌日の4日(水)に仕事を定時で切り上げ、暗い中でなんとか庭の整理を完了。工事が始まる当日の5日(木)は急遽休みを取り、カトレアの一部を神奈川県の貸温室へ移動した。しかも、1日に2往復。もちろん高速道路での移動。本当に金銭的にも時間的にも肉体的にも精神的にも大変な1日であった。 というわけで、足場が組み上がったわけだが、案の定、移植不可能な植物は勝手に根元から切られたり踏んづけられたりして、私としては本当に気が気ではなかった。 玄関側の花壇は、業者によって養生はされているが、大事な大事な日本クマガイソウが植わっているため、本当にヒヤヒヤしている。そういえば、神奈川県在住時の塗装工事の時も、日本クマガイソウが作業員に踏んづけられるという受難を経験している。これが当時の画像。 根元からボキッと倒された上に、ジェット噴射による洗浄の時に泥を被っている。幸いにも、枯れずに済んで翌年は開花したが、その直後、現在の成田への転勤が決まり、急遽移植したのだが、転居後に野良猫に穿り返されてあえなくご臨終となった。そんなことがあっただけに、今回も非常にやきもきしている。 そして、もう一つやきもきしているのが、庭側に植えた台湾クマガイソウだ。こちらは2年前に植えた苗が今年の春に無事に開花し、今回の工事で踏んづけられないか非常にハラハラしている。いちおう、防御はしているのだが、本当に気が気ではない。 この現在の私の心配に、さらに追い打ちをかけるように、13日(金)の夜にポストに不動産会社からまた通知が入っていた。なんと、工事が長引くとのこと。当初の予定では21日(土)に工事が終了することになっていたので、翌22日(日)に神奈川の貸温室からカトレアを持ち帰り、丸一日かけて庭を元に戻す予定でいた。ところが、なんと24日(火)まで延長されるとのとのこと。つまり、工事開始日から21日間も足場が組まれた状態ということになる。まったくもう!!! この間、洗濯物は自由に干せないし、一部の窓は養生されているために、このクソ暑い時期に開けられないし、自宅の植物は本来とは違う場所に移動しているので生育に影響が出るし、もちろん貸温室のカトレアはこの成長期の大事な時に世話ができないし、本当に悪夢のような生活を強いられている。 もちろん、アパートの塗装工事が必要なのは理解している。しかし、今回最も頭に来ているのは、○○建託からの通知が直前だったこと。火曜日の朝に通知して木曜の朝から工事が始まるとは何事か。全く住民の都合を無視している。せめて2週間前、または最悪どんなに遅くとも1週間前には通知するのが常識というものではないか。しかも、工事が遅れるということで、こちらの予定が大~~~~~幅に狂った。ああ、この悪夢のような生活が早く終わってほしい。
2018.07.15
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このブログを始めたのが2006年4月9日なので、12年が過ぎたことになる。さすがにこれだけ続けていると、ブログがマンネリ化している感も否めない。また、興味を持った植物なら何でも育ててみたくなる性格なので、狭い庭(笑)には、鉢植えだけではなく地植えも含めておびただしい数(笑)の植物がひしめき合っており、余暇の時間はその世話に振り回されているのが実情だ。また、それに加えてブログの更新も何かと手間がかかる。それでも、やはり園芸はやめられないし、ブログにも紹介したいネタが山ほどある。また、園芸以外にも楽器演奏、旅行、山登りなどの趣味もあるのだが、園芸に振り回されて他の趣味に費やす時間が減っているのもまた事実。というわけで、今後の私の園芸とブログの方向性について考え直したいと思う。 まず、手持ちの植物の中で、飽きてしまったものや、環境に合わなくて上手く育たないものは思い切って処分することにした・・・のだが、どれにも思い入れがあってなかなか処分できない。また、バッサリ処分しても、残った植物が大きくなって殖えたり、ついうっかりして(笑)新たに植物を買い求めたりするので、一向に減らない(笑)。そして、ブログの方は、このところ更新するペースが落ちているのだが、さらに落としたいと思う。というか、実は更新が遅くなっている理由の一つに、今年に入ってから某SNSを始めたことがある。当初は、実名制ということもあってかなり躊躇していたのだが、思い切って始めることにしたのだが、これがなかなか面白い。何か植物の画像を投稿すると、世界中から次々に「いいね」が入るのだ。これを快感と言わずして何と言おうか(笑)。そんなわけで、今後はブログよりも、その某SNSをメインにするつもりでいる。 では、このブログを閉鎖するのかというと、現時点ではまだそこまでは考えていない。私が生まれてこの方、12年以上も「物書き」が続いたことはなかった。改めて考えてみると、よくぞ続いたものだと思う。なので、このブログは財産だと思っているので、残しておきたいという気持ちが強い。また、そのSNSの方だが、もうすでに私のことを見つけた人がいるかもしれない(^^;)。くれぐれもブログのコメント欄に本名を書かないように(笑)。また、SNSの方にも、公開の場で「もしかして園芸侍さんですか?」と、書くのもご遠慮いただきたい(笑)。 というわけで、自分への負担を減らすためにブログの方は更新するペースをさらに落とすつもりでいる。が、よくよく考えてみれば、ブログに費やす時間を減らした分、SNSに費やす時間が増えただけであって、結局は趣味に振り回される時間は減っていないことになるのだが(笑)。趣味を減らすって、難しい・・・。
2018.06.19
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4月27日に続いて今年のタマネギ収穫報告第3弾。今回は時間の都合でちょっと端折らせていただく(笑)。 まず、これは日本農林社の「ホワイトベアー」で、表面が真っ白になるという、日本ではちょっと珍しい系統の品種。ただ、昨年の秋の育苗時の種子の発芽率は良かったものの、その後の異様な長雨の影響で苗の生育が悪く、いちおうマルチ栽培にしてはみたが、玉揃いが良くなかったのが残念。 こちらは、岐阜県在来種の「岐阜黄玉葱」。こちらも秋の長雨が影響して苗作りが今一つだったが、今回栽培した7品種の中では、この品種の出来が最も良かった。 こちらは岐阜県在来種の「岐阜レッド玉葱」。こちらは苗の生存率はそこそこ良かったが、玉揃いが今一つなのがちと残念。 これはタキイの「ケルたま」。F1品種ということで少しは期待はしていたのだが、玉太りは今一つ。ただ、マルチなしで栽培した割には、苗の生存率は良かった。 こちらはタカヤマシードの「大緋球赤玉葱」。品種名に「大緋球」とあるが、今回は大緋球どころか普通の赤玉の大きさにも及ばなかったのが残念。 というわけで、今回のタマネギ栽培は、播種時期の頃から異様な長雨が影響したために、苗作りの時点ですでに不安は抱えており、やはり予想通り今回の出来は良くなかった。そんな中でも、岐阜黄玉葱だけは何とか健闘してくれたのがせめてもの救い。やはり長年作り込まれている固定種のなせる業か?
2018.06.09
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神奈川県在住時の3年前の2015年4月25日の日記で、リンゴの栽培に挑戦していることを紹介した。植えた品種は「ぐんま名月」と「こうとく」で、いずれも矮化台木苗。2014年の春に植えたものが1年を経て、翌2015年4月にぐんま名月だけが早くも開花したのだが、その年の9月に千葉県へ転勤する羽目になってしまった。転居したのが9月10日で、果樹の移植には全く適さない時期。それでも、枝と根を切り詰めて現在の住居に移植して養生し、昨年あたりから勢いを取り戻し、今年はついに開花と着果に成功。 1枚目の画像が「ぐんま名月」で、2枚目が「こうとく」。実は、ぐんま名月のそばにはモモの木が植わっていて、その影響で日当たりが悪くて今回は1個しか着果していない。なので、今後のことを考えてモモの木は伐採した。しかし、このぐんま名月、着果した位置が細い枝の先なので、果たして枝が果実の重みに耐えてくれるかどうかが心配。「こうとく」の方は10数個ほど着果に成功。この後、摘果する予定。 前回の紹介時にも書いたが、リンゴの苗は関東の園芸店やホームセンターでよく売られる割には、当地の民家の庭先でリンゴがたわわに実った光景を見たことが一度もない。ヒメリンゴならたまに見かけるが、大型のリンゴが実っている光景を見たことがない。「苗が売られる地域=栽培可能な地域」なのか? 果たして関東でリンゴの収穫は可能なのか? 今回、私が育てているリンゴはまだ木が若いので大きくは期待していないが、せめて「こうとく」ぐらいは何とか披露できる果実を収穫したいもの。 それにしても、私が購入した矮化台木苗、どこが矮化苗なんだと突っ込みたくなるほど背丈が高くなる。昨年は早くも3メートルを超えそうになったので、冬の間に剪定しておいた。しかし、今年もこの勢いだと3メートルを超えるかもしれない。しかも、矮化台木苗は浅根性で根張が強くない割には、地上部の枝葉が大きく茂るため、現在のところ支柱がないと自力で立つことが困難なようで、強風が吹くとあっけなく倒れてしまう。また、一番下の台木から、台芽がわんさか伸びてくるため、こまめに切り取らなければならない。なので、案外手間がかかる。とりあえず今後の経過を観察したい。
2018.06.02
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5月11日にキンラン、12日にギンランを紹介しているが、今回はササバギンランをご紹介。別に狙ったわけではないのだが(笑)、3日連続でキンラン属のランを紹介することになる。今回の自生地は、自宅からそれほど遠くない場所のとある森の中。何か野生ランが生えていないかと思って探索していて偶然見つけた。が、時期が遅く、残念ながらほとんど花が終わっていた。 ササバギンランの名前の由来は、その葉の形状と花の色による。ギンランよりは大きく、一見性質が強そうに見えるが、こちらも共生菌に依存する生活をしているために、人工環境下では栽培が極めて困難らしい。なので、これも野生の姿を眺めるにとどめたい。幸いにも自生地は自宅からそれほど遠くはないので、いつかちょうどいいタイミングで画像を撮ってみたい。
2018.05.13
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昨日の日記ではキンランの自生地を紹介したが、今日は関東某所の「ギンラン」の自生地をご紹介。実はここには20年ほど前の4月頃に行ったことがあるのだが、何やらラン科植物らしいものが生えていることは分かっていたのだが、まだ開花していなかったのでその正体が分からなかった。しかし、おそらくキンランかギンランであろうと予想はしていた。その後、自宅から非常に遠くてなかなか行く機会がなかったのだが、ついに5月12日に20年ぶりの再訪問を実行。予感は見事に的中していた。 その正体はギンランだったのだ。個体数はそれほど多いわけではないが、森の中にポツポツと点在する。そして、まったく混じりけのない真っ白な花が、暗い森の中では良く目立つ。ギンランの開花した姿を見たのはこれが初めてだが、案外背丈が小さくて非常に可愛らしい。 そして、キンランと同じく、このギンランも土壌中の共生菌との関係が重要なようで、キンランよりもさらに栽培は難しく、ほとんど不可能と思った方が良いらしい。なので、これも自生している姿を眺めるだけにとどめたい。幸いなことに、この20年間、その自生地にはタケ、ササなどの侵入もなく、特に環境は変わっていないようで、また機会があったら開花した姿を見てみたい。 ところで、面白いことに、この自生地にはキンランも混在していた。ただ、こちらのキンランはまだ開花しておらず、もしも同時に開花していたら、野生蘭版の金さん・銀さんのツーショットが撮れたかもしれない(笑)。
2018.05.12
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私の職場には雑木林がある。で、実はその雑木林の中に、キンランが自生していることに気付いた。気付いたのは4月初めごろで、まだ芽出しの時期だったが、自称(笑)園芸研究家としての直感で、それがキンランだとすぐわかった。4月17日に仕事の合間に撮った画像がこれ。 おそらく20本ほどは自生していたと思うが、その時開花していたのはこれ1株のみ。しかも、まだ完全に花が開き切っていない。なんとなくいつもの画像と画質と違うのにお気付きだろうか? 実はこれは職場に置いている自分のサブのデジカメで撮影したもの。後に、一斉に開花したところをいつものメインのデジカメで撮りたかったのだが、ついつい職場に持って行きそびれていたのと、GWは丸々一週間お休みをいただいていたのとで、見事にタイミングを外してしまった(笑)。 こちらは5月11日に撮影したもの。見事に花が終わってしまっている。また、環境の問題だと思うのだが、そこに自生するキンランは全体的に小さな個体ばかりで、花数も少ない。それでも、こんな身近なところにキンランが自生していると知ってうれしくなった。来年に期待したいと思う。 元々、キンランは比較的身近な場所に自生していることが多いようで、神奈川県の市街地近くの山でも自生を見たことがあるし、横浜市にも自生があると聞く。今の成田の自宅の近くの林にもたった1本だけ開花株があるのを先日見つけた。ただ、キンランは土壌中の共生菌との関係が非常に強いらしく、掘り取って来ても人工栽培が極めて難しいらしい。なので、こういうランは自生を見て楽しむだけにとどめたいものだ。そう言えば、キンランと言えばあの歌を思い出す。♪キンランどんすの帯締めながら♪花嫁御寮はなぜ泣くのだろう 違うがな(笑)。しかも古い(笑)。またしょーもないことを言ってしまった(笑)。
2018.05.11
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今年の2月12日に、偶然見つけたヨウラクラン(瓔珞蘭)の自生地を紹介したことがあった。その時はまだ開花していなかったが、先日、ついに開花している姿を捕えた。 ご覧のとおり、何本も花序を伸ばして小さな花を多数咲かせている。・・・と言いたいところだが、ヨウラクランは日本の野生蘭の中で最も花が小さいと言われ、花径がわずか1mm前後で、肉眼でなんとかラン科の花だと分かる程度。それでも、やっと開花した姿が見られて感激。その場所は人里からやや離れているとはいえ、個体数が少ないので、いつまでもそこでそっと生きていてほしいと思う。ところが実は、前回見つけたこの自生地以外にも、近隣にも何か所か自生地があることが分かり、そのうちの一つを見てきた。 こちらの方は自生量が非常に多く、しかも手が届くところにかなりの個体が見られた。日本の野生蘭、特に着生蘭は乱獲のために手の届くところに自生しているのを見るのが難しいが、ヨウラクランは地味(失礼)なことが幸いして、本当に多くの個体が手の届くところに着生していた。そして、個体数が多いがゆえに、個体差による違いもかなり大きかった。 こちらはやや乾燥した環境に生えている個体。花序が赤みを帯びた個体だ。日照量も比較的多そうな場所だ。 こちらは、葉が赤みを帯びた個体。そのすぐ上に生えている幼苗の葉が緑色なので、葉の色が違うのは生育環境のためではなく、もともとの個体差のようだ。このような赤みを帯びた個体は他にもいくつかあった。 こちらは、茂みの中の細い枝に着生している個体。着生蘭は、樹齢の長い大木に着生していることが多いが、ヨウラクランに関しては、環境さえ合えば大木だけではなく小さな枝にも着生するようで、その近辺の茂みの中にも多数自生していた。 そして、一番驚いたのがこれ。なんと木の根元に着生している個体もあった。手の届く場所どころか、足の届く場所(笑)にも生えているのは本当に驚いた。 と、生えてる環境や、葉や花序の色が違うものなど、ここに紹介したもののほかにはるかに多くの個体にお目にかかることができ、実に充実したひと時であった。実際には、大木の高いところにも大株がいくつも群生している光景も見られたのだが、私のデジカメではきれいに撮影できなかったのが残念。そろそろもっと良いデジカメが欲しいと思う今日この頃である。
2018.05.09
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今年のGWは関西へ帰省してきた。その時に、かねてからの念願であった奈良県にある大台ケ原へ行ってきた。実は私は小学生3,4年生の時に奈良県に住んでいて、その時に学校の社会科の授業で大台ケ原のことについて教わったことがあった。それによると、そこは標高が高くて降水量が日本一多く、独特な景観の場所らしい。そんなわけで、当時から自称(笑)園芸研究家であった私は興味津々だったのだが、紀伊半島の奥深い場所なのでなかなか行く機会がなく、このたびようやく実現した。 こちろん、ここへは車で行ったわけだが、本当に遠い場所という印象。国道169号線から大台ケ原ドライブウェーに入るわけだが、「ドライブウェー」と言う名は付いていても、「林道じゃないの?」と思うほど狭い区間も長く、終点までかなりの距離感があった。そして終点の駐車場に到着。その標高は1571mで、富士山の表富士5合目の約2400mに比べればはるかに低いのだが、いかにも秘境へ来たという感覚がする場所だ。 駐車場の周囲には広大な原生林が広がり、ほとんどの木が苔むしていて、霧が常時流れていて、それが秘境感を一層高めていた。もちろん、ここに来るまでに標高によって植生が変わる様子も楽しんだが、個々の植物の紹介については残念ながら字数の都合で割愛したい。 そしてこんな看板も。こういう看板も、いかにも秘境に来たという感覚を盛り上げてくれる(笑)。まあ、確かにこれだけ山奥まで来たら、クマが出てきてもおかしくない雰囲気だ。 というわけで、実に心洗われる一日であった。が、実はこの日の夜、徹夜で千葉県まで車を運転して帰ったので、実に疲れる一日でもあったが(笑)。今回訪れた大台ケ原は、まだ新緑の季節と言った感じだったが、また違う季節に訪れてみたい場所だ。
2018.05.03
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4月15日に続いて今年の春のタマネギ収穫報告第2弾。今日収穫したのは、超超極早生品種のスーパーアップ。日本で一番早く採れるという品種ことになっているが、今回は「立春のかほり」よりも後の収穫となってしまった(笑)。 超超極早生とは言っても、やはり千葉県内陸部で栽培すると収穫がこの時期になってしまう。それでも、当地ではおそらく収穫が一番早い部類になると思われる。昨年は元肥、追肥が少なく、玉が小ぶりだったのだが、今回はまあまあの大きさ。というか、もともとそれほど玉が大きくならない品種らしい。 本来、マルチを張ってタマネギを栽培した場合、結球するときに玉がマルチの上に出てくるはずなのだが、この品種は玉が小さくてマルチの下に隠れてしまっている。なので、次に作る時は穴の小さなマルチを使おうと思っている。 ちなみに、1枚目の画像の奥に植わっているのはホワイトベアー。この品種は昨年秋の長雨のために苗の出来が極端に悪く、生育が今一つなのが気になるところ。
2018.04.27
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えらい間が空いてしまったが(笑)、3月21日に続いて先月の台湾旅行ネタを紹介。3月1日深夜から4泊4日の旅程で台湾を訪れていたが、最後の3月4日の夜は、有名な観光地「九份」で泊ることにしていた。日本では、映画『千と千尋の神隠し』の雰囲気に似ている街として知られる。ただ、一部にはここが映画のモデルになった場所だという誤解している方が多いようだが、スタジオジブリはこれを完全に否定しているらしい。あくまでも「映画と雰囲気が似ている街」である。 九份へは、台北市内の忠孝復興駅から直通の路線バスで1時間半かけていく方法と、台北駅から瑞芳駅まで電車で、その後、路線バスで九份まで行く方法とがある。早いのは後者だが、私は行きは忠孝復興駅から路線バスで、帰りは路線バスと電車を利用した。ここでも悠遊カードを持っていると超便利。 九份と言えば、やはりこの「阿妹茶樓(あめおちゃ)」だ。九份を紹介しているガイドブックやサイトに必ず登場する。確かにあの映画の雰囲気に似ている。 そしてこの界隈を歩くと、まさに映画の世界に迷い込んだような幻想的な雰囲気に浸ることができる。この時は日本人の観光客が非常に多く、というか、日本人だけ?と言っていいほどどこもかしこも日本人だらけで(笑)、この街の人気の高さを窺い知った。 で、スタジオジブリが否定しているというのに、こういう看板が(笑)。おそらく無断使用だろうな(笑)。 そして、最初に紹介した阿妹茶樓(あめおちゃ)の入り口にもこういう看板が。スタジオジブリが見たら怒るのではなかろうか(笑)。 一通りこの界隈を見て回った後は、あめおちゃのバルコニー席で港の方を眺めながらゆっくりとお茶を楽しんだ。この非日常的な空間が実に心地よかった。 さて、この日は台南からの移動、台北市内の観光を経て九份へ到着したわけで、程よく疲れた後は宿に戻って疲れを癒した。ちなみに、私が泊ったのは「マイ・ストーリー・イン」という、ホステルである。部屋は相部屋なので料金が非常に安い。しかも、なんとこの日の宿泊客は私1人だったので、ゆっくりと休むことができた。さらに、ここの女将さんは超フレンドリーな方で、過去にカナダ在住歴があっただけに英語が堪能。近隣の観光スポットに付いていろいろと話をしてくれた。これでまた行きたいところが増えた(笑)。やはり英語が話せる人がいると非常に有り難い。 そして翌朝は再びあめおちゃへ。夜の光景とは全く違う。この日の朝は韓国人の観光客が多かった。韓国人にも人気があるらしい。 で、やっぱりここでも園芸ネタを一つ。九份は小高い山の上にできたような街だが、湿度が高いのか近辺の岩肌は苔むしているところが多く、なんとイワヒバの仲間を見つけた。日本では人里離れたところでないとなかなかお目にかかれないが、こんな観光地のすぐ近くで見れるのが意外だった。 というわけで、九份に来て本当に良かった思うし、また機会があったら九份以外にも近隣の観光地を回ってみたいと思っている。余談だが、偶然にも私が最後に映画館に見に行った映画は、『千と千尋の神隠し』である(笑)。ずいぶん長い間映画館とはご無沙汰してるな・・・。
2018.04.21
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今年のタマネギ収穫報告第1弾。今日収穫したのは、超極早生品種(だったはず)の「立春のかほり」。この品種は神奈川県在住時代の2015年4月26日にも登場しているが、当時はマルチをしていなかったことあって、苗の生存率が極端に悪く、惨敗に終わった。で、今回はマルチを張ったことが功を奏してとりあえず苗の生存率は良かったが、いかんせん、玉が小さい。 こうして見ると、愛知早生白玉葱に似ている。サラダにすると美味そうだ。今までの経験上、極早生、超極早生の品種は寒さに弱い傾向があり、特にこの品種はその傾向が強いようだ。今回はマルチを張ったが、それでも気候や土質が合わなかったのか、玉が小さいのが残念。品種名に「立春」とあるが、千葉県内陸部で育てると、どこが立春やねん!と突っ込みたくなるほどに収穫時期がズレる(笑)。あと、昨年の秋の異様な長雨で苗作りが上手く行かなかったのも痛い。他の品種も、少々生育具合がおぼつかないのでちょっとやきもきしている。
2018.04.15
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2年前に自宅庭に植えておいた台湾クマガイソウがついに開花した。実際には昨年開花しそうになったのだが、まさに開花するその直前、何者かに花茎を切られるという、災難に見舞われた。 これがその時の画像で、当時のことは昨年の4月15日の日記に書いてある。あの時は本当に落胆した。そして気を取り直して肥培を続けること1年。1月の終わり頃には早くも新芽が地表に現れたのだが、何と2本に増えていた。そしてまだかまだかと開花を待っていたら、ついに開花の日を迎えた。 と、その前に、これが台湾クマガイソウが植わっている場所の環境。フラワースタンドの下に植え、寒冷紗で四方を囲っている。万が一のために、つぼみが上がった頃からネキリムシ対策の薬を撒いておいた。 そして、これが待望の台湾クマガイソウの御尊顔だ。何とも愛おしい。今まで、苗を買っては活着に失敗してばかりで、せっかく活着したと思ったら昨年のあの悲劇に見舞われ、それだけに今回の感動は大きい。1芽だった苗が2年で2本に増えたということは、栽培環境は合っているということだろう。今度の今度こそは枯らさないように大事に育てたい。 余談だが、台湾クマガイソウと日本クマガイソウは、芽出しの時期がかなり違う。台湾クマガイソウは今年は1月末には新芽が確認できたが、同じく庭に植えた日本クマガイソウは今日になってやっと新芽を確認した。芽出しが遅いので枯れたのではないかと心配したが、こちらも開花を楽しみにしている。
2018.04.03
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ジャーマンアイリスの仲間でイエメン原産のイリス・アルビカンス(Iris albicans)が早くも開花した。これは2年前に職場の庭に移植しておいたもの。2014年4月12日の日記に続いてブログでは4度目の登場。 もともと、よく似たニオイイリスよりも1~2週間ほど開花が早い傾向があったが、11年以上栽培していて3月に咲いたのは初めて。今日は3月29日(木)だが、実際には26日(月)に開花を確認している。職場の敷地内には、日本ではお馴染みのシャガもたくさん植わっているが、シャガはまだすべてツボミなのに、このアルビカンスの方が一足先に開花した。植わっている場所が砂地だから、原産地の土質に近くて相性が良かったのだろうか? ともかく不思議だ。
2018.03.29
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昨年の春、マイタケの原木栽培に挑戦したくて、通販でマイタケの「ほだ木」を購入した。スーパーに売られているマイタケはオガクズで栽培されたものなので、いつか天然ものに近い原木栽培のマイタケを食べてみたいと思っていた。マイタケの原木栽培は、シイタケとは違って非常に難しく、特殊な方法でないと「ほだ木」ができない。というわけで、すでに植菌済のほだ木を3本購入。 これを職場の雑木林の中に埋めたのが昨年の5月7日。あとは秋のマイタケの発生を待つだけ。 そして、見事?に発生したのが9月16日。ところが、ほだ木を3本埋めたのに、発生したのは1本。実は、後で分かったのだが、ほだ木を埋める際にそれぞれを密着させないとその年に発生せず、翌年以降に発生することがあるらしい。とりあえず1本はちゃんと発生したので、埋めた場所の環境には問題なさそうだ。というわけで、今年の秋の発生に期待している。 で、気になるお味の方だが、実はこのマイタケの収穫の直前、風邪で3日間身動きが取れないほど体調を崩し、味覚が一時的に無くなってしまったのだ。そんなわけで、せっかくの原木マイタケの味を楽しむことができなかったのが非常~に残念。ただ、コリコリとした歯ごたえだけは確かに市販ものとは違っていた。 そして、凝り性(笑)な私は、またもや原木もののマイタケを賞味したくて、新たにほだ木を購入。こちらはまだ袋を開けていないが、複数の原木がPPバンドでしっかりと束ねられて植菌されているようだ。ということは、今年の秋の発生が期待できる。できれば、将来は原木の伐採や植菌から自分で挑戦してみたいと思う。【送料無料】マイタケ栽培キット【まいたけの成る木(短木)】 [マイタケ栽培/まいたけ栽培/舞茸栽培/原木マイタケ/原木まいたけ/原木舞茸] 天然物に限りなく近い味の原木マイタケ栽培を是非ご家庭で!価格:1260円(税込、送料無料) (2018/3/28時点)
2018.03.28
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昨年12月2日の日記で、タマネギの苗が霜柱で浮き上がるを防ぐために、マルチの代わりにバークチップを敷くことを紹介したのだが、残念ながらあまり効果がなかったようだ(笑)。 まず、こちらがマルチなしで冬を越したもの。11月に苗を定植した時とほとんど大きさが変わっていない。 こちらが、バークチップを敷いたものだが、苗の大きさはバークチップ無しのものとほとんど同じ。真冬の朝に何度か畑に来てみたが、バークチップ程度のものでは霜柱に軽く持ち上げられて、ほとんど効果がないらしい。 そして、こちらがセオリー通りにポリマルチを張ったもの。やはり今のところポリマルチが最強のようだ。とはいっても、張るのが面倒(笑)なのと、なるべく人工素材を使いたくない気持ちがあるので、次回は稲わらを敷くか、「生分解性マルチ」を使うことを検討している。
2018.03.25
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フクジュソウの変わり咲き品種「三段咲き」が開花した。昨年の3月23日の日記に続いて2回目の登場。 この品種は、その名の通り、色合いが黄・緑・黄という三段になるはずなのだが、昨年苗を植えてまだ力が付いていないのか、今のところ本領を発揮できていない。前回は、他品種の「福寿海」や「秩父紅」と同時にブログで紹介し、実はそれぞれ今年も開花していたのだが、この時期の日当たりが悪いために咲き映えがパッとせず、撮影のタイミングを狙っているうちに花が終わってしまった。。。 今、フクジュソウが植わっている場所は、初夏の日当たりはそれなりにあるので、株の成長そのものには特に問題はないようだが、早春の開花時期の日当たりが悪いため、今一つ咲き映えがパッとしない。秋の休眠期にもう少し日当たりの良い場所に植え替える予定でいる。特に、「三段咲き」はお値段が張る品種なので(笑)、来年こそは本領を発揮させたい。
2018.03.24
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3月20日の日記に続いて、今回の台湾旅行の園芸ネタ第6弾。旅行2日目の3月3日は、この旅行の目的である台南市の台湾国際蘭展2018に行ったのだが、その日の夜は台南駅近くに泊ることにしていた。その理由は、日本統治時代に建てられたという、台南駅の駅舎を見てみたかったからでもある。 これが台南駅の駅舎なのだが、1936年(昭和11年)に建てられたというのだから、今年で82年にもなる。それでいて今もなお現役。駅舎の中は、まさに日本の国鉄時代を髣髴とさせるどこか懐かしい造りだ。しかも近年、台湾では日本統治時代の建造物を復刻する動きがあるそうで、この台南駅も修復工事が始まっていた。台北は近代的な街並みの場所が多かったのだが、台南は一世代昔に戻ったような雰囲気で、それでいて駅前は人、車、バイク、バス、タクシーなどがひっきりなしに行き交うという、大変活気のある町である。 で、台湾と言えば、「夜市」である。この日の夜は、台南市最大の「花園夜市」で夜のグルメを楽しんだ。台南駅から路線バスで行ける。ここでもICカードの「悠遊カード 」が威力を発揮してくれた。ここの夜市は日本の夜店の超巨大版といった感じで、まさに満員電車並みの人出でにぎわっていた。 そして、翌日の朝は、自称(笑)園芸研究家としてはお待ちかねの、「南門城假日觀光花市」という園芸市へ行った。台南駅から徒歩20分ぐらいのところにある。ここも、3月5日に紹介した台北の建國假日花市同様、週末のみ開催されるらしい。 建國假日花市に比べれば、小ぢんまりとした花市ではあるが、多くの個人園芸店が軒を連ね、一通りのジャンルの植物が売られていて、大いに楽しませてもらった。意外にも、サクラなどの落葉花木の苗もかなり売られていた。しかも、そのサクラの品種は日本でお馴染みのものばかり。この時、まだ日本ではサクラは開花していなかったが、台南ではすでに青々と葉を茂らせていた。ただ、台湾ではサクラには暑すぎてあまりきれいに咲かないらしい。また、買いたいと思った植物もあったが、荷物を抱えながらの旅行だったので、この時は買わなかった。しかし、台湾各地にはこのような園芸市がたくさんあるようなので、また将来台湾に来たときは、別の花市をいろいろと見て回ってみたい。
2018.03.21
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3月6日の日記に続いて台湾旅行の園芸ネタ第5弾。旅行初日の3月2日の午前中は台北市内にある園芸店「台北花卉村」を訪れたが、午後は台北市内の植物園、その名も「台北植物園」を訪問。創立は日本が台湾を統治していた時代まで遡るという、台湾最古の植物園だ。午前中は曇りのどんよりとした天気だったが、午後は見事に晴れてくれたので、植物園を思う存分楽しませていただいた。 植物園の最寄駅は、地下鉄の小南門駅。3番出口を出て歩いてわずか2,3分のところに入口がある。つくづく思うが、台湾の繁体字中国語は、外国語に見えないほどに日本人の目に優しい(笑)。 そして、間もなく植物園の門がお出迎え。実に異国情緒あふれる雰囲気である。実際には、この植物園には複数の門があり、入場料はなんと無料だ。 入場するや否や、早速熱帯雨林の森がお出迎え。木に巻き付いているのはフィロデンドロンと思われる。南米のジャングルのような光景だ。 こちらは、観葉植物としてお馴染みのクワズイモ。南関東では露地で越冬するほど耐寒性があるが、開花したのを見たのは初めて。 植物園と言えば、やはり目玉は温室だ。亜熱帯性気候の台北にもちゃんと温室がある。中ではウツボカズラなどの食虫植物が育っていた。 なんと、イネを展示している区画があった。ミニチュア版の田んぼが実に可愛らしい。 イネの区画のそばには野菜の区画がある。亜熱帯性気候なのに、日本の一般地で栽培されているものと同じ作物が植わっているのが興味深い。 こちらは多肉植物の区画。アガベやサボテンなどが植わっている。 こちらはシダ植物の区画。亜熱帯性気候だけに大型のものが多い。 その他、数え上げればきりがないが、日本の一般地では温室がないと栽培困難なものが、こちらでは普通に屋外に植わっている。上の画像は、映画『レオン』で有名になった(?)アグラオネマ。 広大なハス池もある。この日の午後は半袖でも快適に過ごせる陽気だったが、このハス池では地上部は完全に枯れていて、日本のハス池の冬の光景と全く同じだ。亜熱帯性気候なのに、ここでもちゃんと休眠しているところが本当に不思議だ。開花期はさぞ見事ではなかろうか。 と、サッと紹介させていただいたが、広大な土地に様々な植物が植わっており、1日分の日記では全容を紹介しきれない。台北駅から近くて入場料が無料で、植物好きの方には超お勧めの場所。この日は平日なのに、多くの観光客と地元住民でにぎわっていた。自称(笑)園芸研究家の私としては、いつか違う季節に訪れてみたい場所だ。
2018.03.20
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昨年の4月2日の日記で、市民農園のお隣さんの侵入に悩まされている話を書いた。当時、お隣さんとの境界線に数十センチ間隔で支柱を建て、鳥よけのテープを張り、しばらくは隣からの侵入はなく、とりあえずは安心していたのだが、またしてもやられてしまった。 鳥よけのテープが切れており、私の区画のタマネギの畝が見事に踏みつぶされている。鳥よけテープは上下に2本張っており、2本同時に切れたとは考えにくい。もしや、故意に切ったのではないかと疑いたくもなってくる。 そして、支柱が2本傾いており、いや~な予感がして抜いてみると、根元が曲がっているではないか。まったく、あのクソジ○イ! お隣さんはこちらに作物が植わっているのにお構いなしに踏んづけてくれる。もしや認○症なのか? この区画を借りてから2年経つが、お隣さんとはお互いに畑に来るタイミングが違うため、この2年間でお隣さんの姿を見たのは1度だけ。ほんとに腹立つ。 今まで転勤のたびにその地元の市民農園を借りてきたが、なぜかお隣さんには恵まれず、いつも隣からの侵入には悩まされてきた。共通するのはすべて年配の男性だということ。自分があの年代になっときは、ああいう人間にならないように気を付けたいものだ。
2018.03.18
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3月5日に続いて台湾旅行の園芸ネタ第4弾。今回は、この旅行の初日3月2日の話に遡る。せっかく台湾に行くのだから、やはり現地の園芸店を見てみたいと思い、事前にいろいろと下調べをしていた。というわけで、旅行の初日にまず行ったのが、台北にある園芸店、その名も「台北花卉村」! ”いかにも”な名前だ。 その前に、まずは世界一の高さを誇った「台北101」を見物。高さはなんと509.2m。一方、私が住む千葉県は日本で一番標高が低く、最高峰は愛宕山のわずか408.2m。ということは、台北101は、ぬゎんと千葉県よりも101mも高い!のだ。この日の午前中はあいにくの曇り空でどよ~んとしているのだ残念だが、頂上の展望室からは台北一帯を一望することができた。また将来、晴れている時にぜひ昇ってみたいと思う。 で、これだけ高いと気になるなるのが地震だが、頂上付近にはバランスを保つためのダンパーと呼ばれる超巨大な鉄球が据え付けられている。直径がなんと5.5mで重さが660トンにもなる。これによって、地震や強風時に建物が揺れるのを最小限に抑えているとのこと。先日の地震が起こった時はこのダンパーが大きく揺れてバランスを保ったそうで、その時の映像が紹介されていた。 そしてやってきたのがお目当ての台北花卉村。公式サイトを参考に、地下鉄と路線バスを乗り継いて到着。ICカードの「悠遊カード」を持っていれば超便利。台湾での旅行は、漢字が読めれば何とかなる場合が多い。自分が漢字圏の日本に生まれたことが本当に有り難い。この日の午前中は天候が悪かったので良い画像が撮れなかったのががちと残念ではあるが、この日の午後は見事に晴れてくれたので、午後の観光はしっかり楽しめた。 「花卉村」と名乗るだけに規模は大きく、品数も豊富で、しっかりと見て楽しませていただいた。観葉植物や鉢花に関しては、日本のホームセンターで出回るものとあまり種類は変わらず、ぜひ買いたい!と思えるものはなかったのだが、さすが亜熱帯だけあって熱帯果樹などはなかなか品数が多かった。 興味深かったのが、熱帯果樹に混じってモモやかんきつ類など、日本でも一般的な果樹が売られていたこと。この時、モモはすでに開花していた。もちろん、熱帯花木の苗も売られていて、私の目が思わず釘付けになったのはこれだ。 キ○タマラン? いや、違うがな(笑)。日本語的に読むなら「キンギョクラン」だろう。これは日本では金香木と呼ばれ、モクレン科のオガタマの仲間だそうな。しかし、ラベルの「金玉蘭」という文字にはぎょっとしてしまった(笑)。 せっかく来たからには何か買おうと思ったのだが、植物検疫の問題もあるし、あまり荷物が増えるのも困るので、植物に関してはぜひとも買いたいと思うものはなかったのだが、今回は台湾製の剪定ばさみとハイポネックスを買うことにした。 台湾に来て驚いたのが、街中にも商品にも日本語表記が案外多いこと。この剪定ばさみにも日本語表記があるし、ハイポネックスにもある。こういうところにも、台湾の親日度というものをうかがい知ることができる。なお、ハイポネックスはもちろん日本でも手に入るが、これを買ったのはただブログのネタにするためである(笑)。 というわけで、今回の旅行初日の午前中の観光は終了。午後の観光もまた園芸関係の場所を見物してきた。後日、ブログで紹介する予定。
2018.03.06
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昨日の日記に続いて、台湾旅行の園芸ネタ第3弾。やはり、自称(笑)園芸研究家としては、海外旅行の楽しみの一つは、その土地の園芸店に行くこと。しかも、温暖な気候の台湾は、園芸業が盛んだ。というわけで、3月4日(日)は、台北最大の園芸市、「建國假日花市」に行ってきた。日本語に訳すと、「建国週末花市」となるらしい。 この花市の特徴は、高速道路の高架下を使って週末のみ開催されるということ。最寄駅は地下鉄の大安森林公園駅、または大安駅である。画像でお分かりの通り、入り口から人だかりがものすごい。もちろん、中の画像も撮ろうとは思ったのだが、旅行中で荷物を抱えている上にとにかく人ごみがすごいので、なかなか良い画像が撮れない。 タイミングを見計らってやっと撮れた画像が上の2枚。この花市の雰囲気をお伝えするには不十分なのが残念だが、とにかく数十軒の園芸店が軒を連ね、入り口から出口方面を見ても、向こう側が見えないほどに距離が長く、ありとあらゆるジャンルの植物が売られていた。日本ではこれほど大規模な園芸市にお目にかかったことはなく、とにかく圧倒された。無理してでももっと画像を撮っておけばよかったとちょっと後悔している(笑)。 で、せっかく台湾に来たからには、何か面白い植物を買いたいと思って選んだのがこれ。日本ではちょっとお目にかかれないホヤ(サクララン)の仲間だ。購入したのは4種類。台湾ではサクラランのことを「毬蘭」と書くらしい。その他、台湾の花市を見ていると、日本でお馴染みの花が台湾では何と表記されているかが良く分かり、非常に興味深かった。 海外から植物を持ち帰る時に問題となるのが植物検疫である。ワシントン条約に引っ掛からない植物でも、輸入禁止のもの、または一定の条件下でのみ輸入可能というものが少なくない。実はこのホヤ、昨年の台湾国際蘭展で売られていたのを見たのだが、その時は買いそびれてしまい、今回の台湾旅行で見つけたら買うつもりでいた。なので、事前に植物検疫のサイトで、ホヤが輸入禁止のものには該当しないことを確認しておいた。 植物を日本に持ち込むためには、土を全て洗い流さなければならない。ただ、このホヤは土ではなくミズゴケに植わっていたのだが、やはり念のためにミズゴケと根を取り去っておいた。 帰国時の空港でのチェックイン前に動植物検疫の事務所へ行き、植物を持ち込んで検疫を受ける。やり取りは英語だった。 めでたく検疫に合格したら、合格証が発行される。日本に到着して入国審査を通ったら、動植物検疫のカウンターに植物と合格証を提示し、この時に台湾で発行された合格証が回収され、日本側の合格証が貼られる。 というわで、無事に持ち帰ってきたこの4種類のホヤ。開花するまで大事に育てたい。もちろん、また台湾に来る機会があれば、ぜひこの花市に行ってみたい。とにかく、台湾がいかに園芸文化が盛んなのかが良く分かり、本当に楽しいひと時を過ごした。
2018.03.05
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昨日の日記では、台湾国際蘭展2018に行ったことを書いたが、今日はその蘭展からランを持ち帰った話を紹介したい。海外から植物を持ちこむには、海外の病害虫が国内に蔓延するのを防ぐために植物検疫を受けなければならないのだが、ラン科植物の場合はさらにワシントン条約にも引っかかるため、ハードルが非常に高くなる。が、有り難いことに、台湾国際蘭展には臨時の植物検疫所が開設されている。過去に、海外からランを取り寄せたことが何度かあるが、法的手続きは全て業者任せだったので、今回は個人でのランの輸入手続きに初挑戦することにした。 とは言っても、日本の洋蘭展や洋蘭園では、世界中で流通するランの大半が入手可能なのと、旅行中にあまり荷物を増やしたくないのとで、なかなか購買意欲の湧くランがなかった。が、その中でじっくりと時間をかけて選んだのがこれ。 パフィオ原種のPaph. delenatii albumの実生苗2株である。かつて私も育てたことがあり、2006年4年23日の日記でも紹介したことがあるが、あえなく枯れてしまった。台湾国際蘭展の即売場に売られていたものは、見本の写真を見る限りでは、私が育てていた個体よりもはるかに形が良い。というわけで、この2株でランの個人輸入に初挑戦することにした。 まず、購入前に、臨時の検疫所に日本にランを持ち帰ることができるかどうか確認を取り、お目当てのランがある店へ向かい、ランを日本に持ち帰ることを店員に告げた。幸いにも、店員さんは片言の日本語と英語が話せた。すると、支払いが済んだ後に、領収書と店の名刺を渡してくれた。これをランと共に植物検疫所へ持ち込んだ。 職員に購入したランと領収書と店の名刺を渡し、職員の指示通りに書類に必要事項を記入する。なお、この時、パスポートをお忘れなく。検疫所の職員とのやり取りは英語だった。そして、職員によるランの検疫が始まる。すると、職員から、植込み材(軽石)の表面に付いているコケを取るように指示があった。2株のうち1株は職員が、もう1株は私がコケを取った。 こっちは職員がコケを取った方の株。ん・・・、まだ結構コケが残っているような気が・・・(笑)。 で、こちらは私がコケを取ったもの。私は、大胆に軽石を一層分丸ごと取り去った。私はパフィオの性質は熟知しているので、これぐらい軽石を取り去っても問題ないのは知っている。 めでたく検疫に合格。すると、「輸出植物検疫証明書」が発行される。この書類は、日本に帰国した時に、日本の空港の検疫所で回収される。 こちらが、ワシントン条約に該当する植物の輸出入に必要なCITESの輸出許可証だ。これは日本の空港の税関で回収される。めでたく検疫とCITESをパスしたら、手数料を払う。 手数料は400元也。ただ、これが手続き1回に付き400元なのか、1株200元×2株で400元なのかは聞きそびれてしまったが。ともかく、これにて手続きは完了。時間は30分ぐらいだっただろうか。待ち時間の間、職員さんたちと英語と片言の日本語、さらに筆談も交えていろいろとお話をさせていただいた。 そして、帰りの飛行機では大事に機内へ持ち込み、前の座席の下へ置いた。もちろん、離着陸時は飛んで行ってしまわないように手と足を添えていた。機内で税関申告書が配られるが、「植物を持ち込んでいる」という項目にチェックを入れる。 そして、成田空港に到着し、入国審査が終わり、手荷物受取所のそばの動植物検疫のカウンターへ行く。買ったランと書類を見せ、ここでもめでたく検疫は合格し、台湾で発行された検疫証明書はここで回収される。合格したら、合格印の押された札のようなものを袋に貼られる。ちなみに、その紙の品名欄には「ホヤ、ラン」と書かれているが、実はこの時、台北の園芸市場で買ったホヤも持ち帰っていた。その輸入手続きについても後日紹介する予定。 続いて税関へ向かい、係員に税関申告書を見せて植物を持っていることを告げると、今度は税関の窓口へ行くように指示される。そこでも審査は合格し、CITESの輸出許可証が回収されるが、私はコピーをもらった。余談だが、検疫所と税関で、「今日はランを持ち帰る人が多いですね」と言われたのだが、もしや台湾の蘭展から持ち帰った人が多かったのかもしれない。 というわけで、初めての個人でのランの輸入手続きはめでたく終了。自分で手続きして持ち帰っただけに、なんだか愛おしく感じられる。ただ、荷物を抱えて歩き回る旅行だったので、やはり荷物が増えるのはちょっと大変ではあったが(笑)。なお、当然ではあるが、現地からランを持ち帰るためには、言葉が通じるということが大前提である。また、せっかく買ったランが現地で、または帰国時に審査を通らないという可能性もなくはない。なので、購入前に検疫所と店の両方で確認した方が無難と思われる。ちなみに、タイから植物や種子を持ち帰ったことが何度かあるが、帰国時の検疫で審査が通らず、没収されたものがいくつかある(笑)。
2018.03.04
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昨年の3月6日と7日の日記で、台湾国際蘭展2017に行った話を書いたが、その時にすっかり台湾が気に入ってしまい、今年も台湾旅行を兼ねてこの蘭展に行くことにした。前回は2泊3日の慌ただしい日程だったが、今回は3月1日の深夜近くに台北に到着し、3月5日までの「4泊4日」の日程で台湾旅行を楽しんだ。 台湾国際蘭展の開催地は、台湾南部の台南市である。台北からは、台湾高速鉄道の高鐵嘉義(Chiayi)へ行き、そこで路線バスの「黄9」線に乗り換えて在来線の後壁(Houbi)駅へ向かう。本数は1時間に1本。時刻表はネットで検索すると出てくる。漢字が読めれば何とかなる(笑)。今回の旅行でも、自分が「漢字の国」に生まれたことの有り難さをひしひしと感じた。 高鐵嘉義から後壁駅までの料金は、3月3日現在61元だが、バスには両替機がない上に、運転手に行先を告げて切符を買わなければならないため、「悠遊カード(悠遊卡)」というICカードを使うと超便利。このカードは台湾の公共交通機関で幅広く使えるので、今回の旅行ではこのカードが超・大活躍してくれた。後壁駅から蘭展の会場までは、無料のシャトルバスが出ている。 というわけで、会場へ到着。入口のゲートは、去年の方が豪華だったかも(笑)。開場後間もない頃に入ったせいか、比較的空いていて、すんなりと会場入りすることができた。 開場へ入れば、豪華絢爛たるランのディスプレイがお出向かえ。お国柄、コチョウランやバンダ系の花が多く、しかも、日本で見られるものよりも華やかな品種が多い。 私は、蘭展ではディスプレイそのものにはあまり興味がないのだが、それでもじっくり見ていると、「オッ!」と思うランを見つけることが時々ある。今回見つけたのは台湾クマガイソウだ。日本で出回っている個体よりも色が薄いのが興味深い。日本では山野草専門店で広く出回っているが、台湾では標高2000~3000mの高地の限られた場所にしか自生しておらず、今や絶滅危惧種らしい。しかし、日本では一般地で何の問題もなく育つ。実際、私の自宅庭にも植わっていて、現在新芽が動き出している。 洋蘭趣味家の私としては、やはり洋蘭展で面白いのは、個別出品部門だ。まだ混雑する前だったのでじっくりと観覧することができた。カトレアやパフィオなどでは特に日本と台湾の好みの差をそれほど感じなかったが、コチョウランはその差が非常に顕著で、日本では見られない鮮やかな品種が多かったのが印象的。なお、観覧中に所々でテレビの撮影があったので、もしかして私の姿が台湾のテレビに映っていたかもしれない(笑)。 で、蘭展の一番お楽しみは何と言っても即売場だ。しかも、臨時の植物検疫所が設営されているため、植物検疫やワシントン条約の手続きをすれば日本にランを持ち帰ることができる。ただ、日本の蘭展でもほぼ世界中のランが買えるし、旅行中に荷物を増やしたくなかったため、特に欲しいと思う品種はなく、昨年は購入を敬遠していた。しかし、やはり自称(笑)園芸研究家としては、ランの輸入を体験してみたいと思い、今回はランの輸入に挑戦することにした。実際には、過去に何度か海外からランを取り寄せたことがあるが、法的手続きは全て業者任せだったので、今回は初めての個人での手続きに挑戦してみた。結論から先に言うと、無事、ランの持ち帰りに成功。それについては後日紹介予定なので、お楽しみに。
2018.03.03
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C. lueddemanniana 'Stanleyi' FCC/RHS(C. ルデマニアナ ’スタンレー’)が開花した。昨年の3月25日に続いて4度目の登場。 今回は2花茎2輪咲き・・・のはずが、タイミングが合わなくて1花茎が先に開花した。それでも、なかなかきれいに咲いてくれたと思う。あとの1花茎は、間もなく開花という状態だったが、貸温室に預けている関係上、良いタイミングで撮影できなかったのがちと残念ではあるが。
2018.02.24
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今日は、毎年恒例になっている、東京ドームで開催される「世界らん展日本大賞」に行ってきた。昨年は2月11日に行っており、このブログで紹介するのも12回目となる。ただ、今回は、会場入り早々、出鼻をくじかれる出来事があった。毎年、会場入りした時の画像をブログに載せていて、今回も会場入り直後にそのための画像を撮影した時にそれは起こった。会場内では、展示場となっているグランドに向かって客席の階段を降りていくのだが、そこでは立ち止まって撮影することが禁止されている。そんなわけで、私は休憩所となっている客席に入って会場を撮影していた。 これがその画像。会場直後に入場しただけに、まだ客足も少ない。その時である。背後から、スーツを着た30代ぐらいと思われる男性係員に、「パスをお持ちですか?」と聞かれた。私は突然の出来事にキョトンとして、「いえ、ありませんけど???」と答えた。その係員、さらにこう続けた。「ここはパスがないと入れないんですよ」 私「????」 係員「パスをお持ちでないなら入らないでください」という、上から目線な命令口調。この間、係員は終始まるで犯罪者を見るような目つきで私を見る上に、しかも声のトーンも低いし愛想も全くない。そして係員は去って行った。私はまさに「ハァ???」としか言いようのない気分である。まさかと思って休憩所の入り口に戻って表示を確かめてみた。 ご覧の通り、展示会場(グランド)には入れないとはあるが、「関係者以外立ち入り禁止」等の類の表示はどこにもない。この瞬間、カチン#と来て、さっきの係員に文句でも言ってやろうかと思ったが、すでにその係員はどこかへ消えていた。朝一に会場入りしたばかりだというのに、まったく出鼻をくじかれるとはまさにこのことだ。後で主催者にメールで苦情を申し立てておくつもりだ。 とまあ、気を取り直して展示会場内に入り、展示物の観覧はそこそこに即売場へ直行。10年以上前に比べて出店業者は減っている感があるものの、それでも国内外から多くの業者が出店してにぎわっていた。そして毎度のことだが、目が肥えているのと栽培場所がないのとで、購買意欲をそそられるランはほとんどなかった。中には「オッ!」と思うものもあったのだが、なにせ価格が高い。というわけで、今回の収穫物はナゴラン2鉢と南米の業者にあらかじめ予約しておいたアンスリウム6種である。アンスリウム6種のうちの5種は、国内ではお目にかかれず、しかも花が美しい種ばかりなので、上手く開花したらブログに紹介したい。 私が会場を後にしたのは午前11時過ぎぐらい。いよいよ客足も多くなって盛り上がってきた。ちなみに、昨年3月には台湾国際蘭展にも行っているが、今年も行く予定である。こちらも楽しみだ。
2018.02.17
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今日は千葉県某所のヨウラクラン(瓔珞蘭)の自生地を見に行ってきた。というか、正確には、特に当てもなく山林の中を散策していて、偶然に自生する姿を見つけた。自生を見たのは初めて。 ご覧の通り、大変小さな着生蘭で、花は日本の野生蘭の中では最も小さいらしい。このランのことは高校時代から知ってはいたが、どこか繊細なイメージがあり、人里離れた秘境に自生しているものだと自分の頭の中で勝手に決めつけていた(笑)。それが、自宅からそれほど遠くないところに自生しているのを見つけて、実に心が躍った。その場所では自生量は少ないが、よくよく見ると木の高いところに着生している個体がチラホラとみられ、幸運なことに、撮影可能な場所に大株が着生していた。それが1枚目の画像。もちろん、開花時期になったら再び訪れてみたい。実に楽しみだ。
2018.02.12
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三色花の名花、Lc. Petticoats 'Blumen Insel'(Lc.ペティコーツ ’ブルーメン・インセル’)が開花。昨年の2月4日に続いて5度目の登場。1花茎3輪咲き。 3年前は8花茎16輪咲きの大株にまで育ったものを、その年の春にバッサリと株分けしたが、その後の生育が軌道に乗り、今回も良い花を咲かせてくれた。この複雑な色合いは実に惚れ惚れする。また再び大株にして豪快に楽しみたい。
2018.02.05
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シクラメンの「ハーレビクトリア」が開花した。これは2015年12月25日の日記の登場したもので、2年経った現在も、元気に・・・というほどでもないが、無加温の室内で開花している。 まさに、ハーレカインとビクトリアの良いところを合わせたような、この独特の色合いと形が非常に気に入っている。ただ、大輪系のシクラメンを当地で育てる場合、夏は暑すぎて枯れることがあり、冬は寒すぎて生育が今一つ。しかも、最も寒い時期に咲くので、この時期の温度不足が痛いところ。それでも、人様にお見せできるほどには咲いてくれた。毎日眺めては悦に入っている(笑)。 ところで、前回紹介したハーレカインの方だが、実は昨年の夏越しに失敗して枯れてしまったのだ(泣)。それでも無性にこの品種が欲しくなり、またまた買ってしまった(笑)。しかも、通常サイズのものがなかったので、大鉢サイズのものを買った、もちろん、値段も高い(笑)。今度こそ枯らさないように大事にしなければ。 なお、セレナーディアも夏越しに失敗して枯らしてしまった。あれも値段が高かったのに・・・(泣)。とにかく、大輪系シクラメンは地中海地方が原産なだけに、気候の異なる日本で栽培する場合、夏は暑すぎて冬は寒すぎるため、設備無しで健全に育てるのが難しい。それでも、今のところはハーレビクトリアは2年維持できているので、なんとか夏を乗りる工夫をしたい。
2018.02.04
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旧属名で言うところの、いわゆる「ソフロ系」の名花、Slc. Dixie Jewels 'Suzuki' SM/JOGA(Slc.ディキシー・ジュエルズ 'スズキ')が6度目の開花。前回の登場は昨年の2月18日。1花茎5輪咲き。 いやぁ~、この真っ赤に染まった花は本当に惚れ惚れする。難点は、真冬に咲くために貸温室でしか花が見られないこと。しかし、よくよく考えてみれば、せめて開花中だけでも自宅に持ち帰って、室内温室で鑑賞すればよかったナァと後悔したりもする。来年は開花中だけでも持ち帰って観賞したい。
2018.02.04
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2月3日土曜日、この日は愛知県名古屋市の東山動植物園に行ってきた。正確には、名古屋の楽器店に用事があったのだが、せっかく名古屋に来たのだからということで、この動植物園に行くことにしていた。 到着したのが午後2時頃。複数ある入場門のうち、私が入場したのは北門。太陽の位置の関係で門が陰になってしまって、暗い画像しか撮れなかったのが残念(笑)。この動植物園は、その名の通り動物園と植物園のほかに、遊園地もあるという、私の想像をはるかに超えた広大なもので、名古屋に行くならここは超お勧め。 入場料は、動植物園のみで大人500円なのだが、私はスカイタワーとセットになった640円のチケットを購入。ということでスカイタワーに登って、名古屋市を一望。その後、動物園も足早に見て回ったが、とにかく敷地が広く、時間がなくてあまりじっくり見られなかったのがちと残念。 で、植物園と言えばやはり温室だ。ただ、遠路はるばるやって来たのに、「前館」と「後館」のうち、メインの前館が大規模な改装工事中となっていた。再公開は平成32年度の予定だとか。長い・・・。とはいっても、後館だけでもかなり楽しめる内容となっており、他の来園者が足早に見て回る中、私はじっくりと多くの植物を観察させてもらった。 こちらは、ウツボカズラの中でも特に美しい捕虫袋を持つと言われるネペンテス・ベントリコーサ(Nepenthes ventricosa)である。ネペンテスの中でも私が特に育ててみたいと思っているものの一つだが、場所の都合で実現できていない。いつか挑戦してみたいものだ。 こちらはラン科のバニラ・プラニフォリア(Vanilla planifolia)。 あのアイスクリームのバニラの原料だ。では、どこを原料にするのかと言うと、それは花が咲いた後にできる果実である。それを発酵させて複雑な工程を経てバニラエッセンスを製造するらしい。 ふと見ると、ちょうどいい具合に?腐りかけた果実があったのだが、鼻を近付けると、まさに濃厚なあのバニラの香りがした。私は長年洋ランを栽培しているだけに、バニラのことは良く知っていたが、果実を見たのは初めてである。 こちらはサボテンの温室。サボテンには様々なタイプのものが存在するが、ここにはほぼ一通りのタイプのものが集められている。 こちらは斑入りパイナップル。斑入りパイナップルと称して流通するものには複数の品種が存在するが、この粗くて鋭いトゲが付く品種は、私が2006年5月30日に紹介したものとおそらく同系統ではなかろうか。その斑入りパイナップルは、食用パイナップルと同じアナナス・コモサス種(Ananas comosus)として入手し、ここ東山動植物園の札にもAnanas comosusとの表示があったが、本当にコモサス種なのかどうか疑念がある。別種のアナナス・ブラクテアタス(Ananas bracteatus)ではないかと思ったりもする。ともかくこの斑入りパイナップル、トゲが極めて鋭く図体がデカくなるため、個人宅ではちと扱いづらい。現在は肥料控えめでで小ぢんまりと育てている。 植物園を見て回った後は、スカイビュートレインで園内の景色を楽しんだ。それにしても、本当に敷地が広大で内容が盛りだくさんで、入場料の割にはものすごくお得感があったのだが、時間がなくてすべてを見て回れなかったのが残念。いつか気候の良い時期に、じっくりと時間をかけて見て回りたいと思っている。特に、温室の「前館」が再公開されるのをとても楽しみにしている。
2018.02.03
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10年ほど前から育種を繰り返しているレッド下仁田ネギを今年も収穫。今年は夏から秋にかけて天候が悪かったために、やや大きさが物足りないが、ちゃんと赤い下仁田ネギが収穫できた。 例年に比べて発色が大人しいのが気になるが、育種した当初は、分けつする個体が多かったが、今回は無い。ということは、下仁田ネギとしての形質に近付きつつあるのだろう。もちろん、今回収穫したものの中から、良い個体を選別して種採り用に栽培を続ける予定だ。上手く形質が固定できたら、種苗登録するのが夢(笑)。
2018.01.27
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Lc. Prism Palette 'Mischief' AM/AOS(Lc.プリズム・パレット ’ミスチーフ’)のオリジナル株が開花。昨年の2月3日に続いて4回目の登場。1花茎2輪咲き。 昨年と同じぐらいに良く咲いてくれている。強いて言うなら、アッパーセパルが後ろに反り返っているのがちと惜しい。それにしても、この派手な色合いの花、現在は趣味家の間では飽きられているが、私は今でも好きだ。
2018.01.26
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スタンダードタイプのカトレア交配種のC. Horace 'Eloquence'(C.ホーレース ’エロクエンス’)が開花。ブログに登場するのが今回で5回目で、今まで1花茎に1輪しか咲かなかったのだが、今回はやっと2輪咲いてくれた。前回の登場は昨年の1月30日。 今年度は日当たりの良い場所に吊るして栽培したところ、なかなか調子が良いので期待していたところ、5回目の開花にしてやっと2輪咲いてくれた。兄弟個体の'Maxima' AM/AOSに比べて花が大きく、展開も良い。しかし、せっかく生育が軌道に乗って来たかと思いきや、そんな時に限ってバルブが鉢から飛び出しており、今年は植え替えまたは株分けが必要。世の中上手く行かないものだ。作落ちしなければいいが。
2018.01.23
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C. Enid coerulea(C. エニッド・セルレア)昨年の2月12日に続いて5回目の登場。前回は1花茎に4輪も咲いたが、今回は1輪減って3輪咲き。しかし色と形はなかなか良い。 今回は例年より開花が早い。これまでは2月か3月に開花していたが、1月に開花したのは初めて。昨日の日記に登場したC. Princess coeruleaと同時に開花したので、交配してみようかとも思ったが、あまりたくさん苗を作っても育てるのが大変なのでやめた。が、実は、このC. Enid coeruleaと他の品種を交配した苗がすでに育ちつつある。もちろん、ブルーの大輪整形花を作出するのが夢・・・のまた夢(笑)。
2018.01.22
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C. Princess coerulea(C.プリンセス・セルレア)が開花。2013年7月に入手したものだが、早くも5度目の登場。前回の登場は昨年の1月9日。 今年も去年と同じような咲き映えで、この調子を維持してゆきたい。アメリカの蘭園で直感で選んだ3株のうち、最も良い花が咲いたのがこの個体。つくづく良い買い物をしたナァと思う。ちなみに、これを交配親に用いた実生苗が、現在順調に育っている。ブルーの大輪整形花を作出するのが目標。
2018.01.21
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白花カトレアの名花、C. Earl 'Imperialis' FCC/AOS(C. アール ’インペリアリス’)がブログに4度目のお目見え。前回の登場は2014年11月30日なので、今回は約3年ぶりの登場。1花茎3輪咲き。 白花の交配種では私の一番のお気に入りだ。実にバランスのとれた丸くて大きな花を咲かせる。前回以来3年間登場しなかった理由だが、株分けしたり転居して環境が変わって日当たりが悪くなったのが原因。また、他の優先順位が高いカトレアは日当たりが良い場所に置くが、そうでないものは日当たりが悪い場所に追いやられるので、どうしても出来が悪くなる。で、今年度は春からこの個体を日当たりが良い場所に置いた結果、見事に復活。この調子を維持したい。
2018.01.20
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往年のカトレア交配種、Bc. Mount Anderson 'Orchidglade' AM/AOS(Bc. マウント・アンダーソン ’オーキッドグレード’)が開花。これは3年ほど前にオリジナル株として入手したもので、今回が初開花である。期待を裏切らない実にふくよかな花が咲いてくれた。1花茎3輪咲き。 旧属名でいうブラソカトレア系(Brassocattleya)特有のパステルピンクの花である。この個体はこの系統としてはやや色合いが濃い。柑橘系の甘い香りがある。この時期は貸温室にカトレアを預けているので、水やりは業者任せになっていて、タイミングが悪いと花に水がかかって傷むことが多いのだが、今回は幸いにもまだ傷んでいなくて良い画像が撮れた。 ところで、洋蘭愛好家の方はご存じの通り、ランの分類が近年大幅に変わり、それに伴って属間交配種の属名も変更されている。なので、正確にはこの品種の属名はRhyncholaeliocattleya(リンコレリオカトレア、略号Rlc.)となるのだが、旧属名に非常に愛着があるので、このブログでは旧属名のまま紹介している。また、アメリカなど海外のサイトでも旧属名で表記しているところが依然として多い。なので、世間が許さなくなるまで(笑)私も旧属名で表記したい。それにしても、属名が変わって、かつてのように「ブラソ系」、「ソフロ系」などの名称が趣味家の間で使えなくなったのはちとさびしい。。。
2018.01.05
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昨日の日記に続いて、年末年始に島根県を旅行中に見かけた植物第2弾。今回登場するのはアケボノシュスランである。 うっそうとした森の中に、何やら匍匐性の植物が群生している。パッと見はツユクサ科の植物のようだが、自称(笑)園芸研究家としての直感から、これはラン科植物だということがすぐわかった。これぞアケボノシュスランの群生地である。実物は初めてお目にかかったが、自分が想像していたよりも大きくて生育が旺盛で、真冬なのに青々としている。 開花期は9月なので現在は花が咲いていないが、多数の果実が付いていた。もともと観賞価値が高いランとは言い難いが、これだけの群生地なら、開花期は見ごたえがあるのではなかろうか。たまに旅行で遠くに行くと、地元ではなかなか見られない植物に出会えたりするところが面白いところ。ちなみに、アケボノシュスランは私が住む千葉県にも自生しているらしいが、まだ当地ではお目にかかったことがない。時間がある時にこちらでもいろいろ探索してみたい。
2018.01.02
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このところ日記の日付に執筆日が追い付かない状態が続いているが(笑)、ようやく2018年、平成30年の日記に突入。今回の冬休みは、大阪と和歌山へ帰省し、さらに母方の本家のある島根県へ足を伸ばした。普段、なかなか行けないところに行って楽しみなことの一つは、やはりその土地に自生する植物を見ること。というわけで、今回はフウランの自生を見ることができたのでここに紹介したい。 そこは樹齢の長く、幹にコケが生えた木が繁る森。どこかにフウランが着生していないかと探していたら、早速小さな個体を発見。逆光になるために撮影がしづらかったのだが、はっきりとフウランと分かる姿の撮影に成功。 こちらは、幸いにも日光が当たっている場所で、はっきりとその姿を撮ることができた。シダのノキシノブが周囲に生えていることから、湿度が高い場所であることが分かる。 そして、さらにこちらは、多数のノキシノブと混生している状態。この画像の中に、少なくとも6株のフウランが着生しているのだが、どれがフウランだかお分かり頂けるだろうか? こちらはかなり高いところに着生している個体で、私のデジカメではきれいに撮影するのが難しかったのだが、なんとかその姿をはっきりと捕えることに成功した。 こちらは、今回見かけたフウランの中では、最も近くで撮影できたもの。真冬なのに青々としている。 こちらは、枝などの障害物がなく、はっきりと2つの個体が張り付いている様子が良く撮れた。また、比較的日当たりが良い場所と思われ、あまり苔は生えていないが、その分。フウランは水分を得るために自分で根を八方に伸ばしている姿が興味深い。 今までは、フウランなどの着生蘭の自生地になかなかお目にかかることが出来なかったが、今回、比較的多くの個体が自生している環境を見て、フウランがだいたいどのような環境に自生しているかが良くわかった。できれば、開花期に訪れてみたいと思うが、なにぶんにも千葉県からは非常に遠くて行くのが困難なのが残念。フウランの自生地の環境の特徴を覚えておけば、今後、他の場所でフウランの自生地を探す時の参考になりそうだ。ちなみに、フウランの自生地と言えば、3年前の2015年1月2日に、和歌山県の山間部で1個体だけ見つけた話を書いたことがあり、今回の帰省の際にもその場所に行ってみたが、今でもしっかりとそのフウランはカキの木に付いていた。いつか、関東近辺で、フウランが自生地で開花している姿を見てみたいものだ。
2018.01.01
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8月9日日に登場した、全面が斑入りになったアルビノ(?)のパイナップル。年末年始も押し迫った頃、なんとなく果実から甘い香りが漂うようになってきたので、収穫に踏み切った。 前回の登場以来、果実も冠芽も成長は進んでいる。葉の色も、依然として全面が斑入りのまま。親株の葉はかなり傷んでいるが、冠芽はこの低温の中でもあまり傷んでいない。 で、収穫した果実なのだが、残念ながら可食部が少ない上に、部分的に腐ってしまっている。腐った原因は、収穫の時期が遅かったからなのか、それとも低温のせいなのかどうなのか分からないが、とりあえず結実しただけでも良しとしよう。冠芽の方は、もちろん挿し芽して株を更新する予定。親株の方も、もしかして芽を吹くかもしれないので、このまま育てる予定。 ちなみに、これは約6年前の2011年11月30日の状態だが、この時はまだ青い部分が残っている。確か、この頃から斑の範囲が広がって、1,2年後には全面斑入りになったと記憶している。これが「枝変り」というやつなのか? 今後も大事に育てていきたい。
2017.12.29
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真っ赤な花を咲かせるミニカトレアの名花、Slc. Vallezac ‘Magic Fire’ AM/AOS(Slc. バレザック ’マジック・ファイヤー’)のオリジナル株が開花した。これは2011年の春に入手したもので、今までに何度か開花したことがあるのだが、なかなか良い花が咲かず、このたびようやく人様にお見せできる花が咲いてくれた。 ご覧の通り、目も醒めるような真っ赤な花を咲かせる。以前、Slc. Anzac 'Orchidhurst' FCC/RHSという往年の名花を紹介したことがあるが、このバレザックはアンザックの子供の中でも優越なもののひとつで、ぜひとも欲しいと思っていたもの。ただ、私の所有するカトレアのほとんどは大型のスタンダードタイプなので、遮光、施肥、水やりなどもそれらに合わせているせいか、どうしてもミニタイプのものは生育が今一つ。タイプ別に分けて管理すればよいのだが、場所と時間と労力に余裕がないのが悩みどころ。 ちなみに、こちらは今年の6月11日に撮影したもの。管理が雑だったために(笑)花が傷んでいるのがちと残念。 余談だが、かつて、これとよく似た個体名の'Magic Fire & Taiwan' FCC/TOSのオリジナル株と称するものを所有していたことがある。2001年の春に入手したのだが、なかなか生育が悪く、何度か開花したものの、ブログに披露できるような花が咲いたことがなく、昨年まで15年間栽培していたが、生育が悪いので処分してしまった。あくまでも私の手元で栽培した限りは、‘Magic Fire’ AM/AOSの方が生育も花も良い傾向にある。'Magic Fire & Taiwan' FCC/TOSの方は、どう頑張っても株が大きくならず良い花が咲かなかったので、ついに処分してしまった。両者が一体どういう関係なのか、未だに謎である。
2017.12.28
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