2014/04/10
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テーマ: 社交ダンス(8724)
カテゴリ: IT関連
Windows XPのサポートが昨日で終了しました。

去年からニュースでも取り上げられていましたので皆さんご存知だと思います。

何が問題なのかというと、今後Windows XPを使い続けると新種のウィルスに対して無防備になるということですね。

今日はコンピュータ苦手な方のために一体何が起こっているのかをお話ししたいと思います。





コンピュータはそれを動かすOS(オペレーティングシステム)によって動いています。

パソコン本体をお家に例えると、OSは水道・電気・ガスといったライフラインだと思って下さい。

お家買ってもライフラインがなければ住めないですよね。

パソコンもOSが入ってなければただの箱なんです。

スイッチ入れたら画面に何か映るのも、マウスやキーボードで作業出来るのもみんなOSがそうさせています。





OSにはいくつか種類があって、一番多く使われているのがWindows(ウィンドウズ)です。

他にMacOS(マックオーエス)やDOS(ドス)、UNIX(ユニックス)、そこから派生したLinaxやFreeBSD、Ubuntuなどなど、たくさんあります。

その中で9割近くの人がWindows王国に住むようになったのは、マイクロソフト社の戦略勝ちでしょうね。

ライフラインさえうちのを使ってもらえばお家はどこのメーカーさんが建ててもいいですということにしたので、多くの家電メーカーがこぞってWindows搭載のパソコンを作り、それを購入する人も多かったんです。





私たちがパソコンを使うとき、例えばメールを打つならメールソフト、Webを見るならブラウザーソフトといったように、用途に応じてアプリケーション(アプリ)を起動します。

ソフトというのはソフトウエアのことで、パソコン本体のような堅い(ハード)ものに対して、物体でないものという意味で柔らかい(ソフト)という言い方をします。

コンピュータ関係でソフトと名のつくものはすべて、機械(ハードウエア)を動かすためにプログラミングされた『0と1』からなる信号の羅列です。

アプリもOSもソフトウエアで、OSがライフラインならアプリはキッチン、バス、トイレ、冷蔵庫や洗濯機といった生活必需品。

お家の中にそれほど必要ないものがいっぱいあるように、アプリもあまり使わないものも入ってたりしますね。アプリはいらなければ捨てられるし、必要なら買い足すことも出来ます。

これらの家具家電は日本のドライヤーが イギリスではそのまま使えない ようにOSを選ぶんですね。

Windows王国のアプリもOSも、Mac王国でそのまま使えません。

例えばエクセルとかワードとかがパックになってるOfficeも、Windows版とMac版が別々に売っています。間違えて買うと動かないんですね。





さて、パソコンが普及してしばらくすると、悪いこと考える人が出て来ます。

お家に泥棒が入るようになったんです。

何かを盗んで行く奴もいれば、家の中をぐちゃぐちゃに荒らして行ったり、爆弾仕掛けて行ったり。

これがウィルスソフトです。

このままにしておけないので、泥棒をやっつける用心棒をやとうことにします。

それがセキュリティソフト。

ウィルスといってもインフルエンザみたいな生物的なものではなく、あくまでソフト(プログラム)です。





Windows王国は人口も多い分パソコン初心者も多いので、王国を狙う泥棒は圧倒的に多くて、ライフラインを狙った攻撃手段もバラエティに富んでいます。

王国としても被害が甚大で捨て置けぬということで防護壁を作ることにしました。

でも泥棒は頭いいですから、壁の弱い所見つけてそこから侵入するんです。

そのたびに王国側もパッチ(つぎはぎ)を充てて、セキュリティのバージョンアップを計っていました。

こんな風にイタチごっこは今この瞬間も続いています。

時代が進むに連れてライフラインも近代化し、それに合わせて王国内の各家もかまどからシステムキッチンへみたいな変化がおこります。

これがOSのバージョンアップ。





Windowsもバージョン1から始まって今8まで来てます。途中、年号の95とか98とか2000とかいうのもありましたね。

どのバージョンを使うのも自由なんですが、パソコンの場合は進化が速いのでいつまでもかまどに薪くべてご飯炊いてる人は少なくて皆どんどん新しい家に住み替えて行きます。

新しい家を買うとライフラインの仕様も近代化されてくるように、OSも新しいバージョンが入ってきます。

当然王国側としてはバージョンアップのたびに防護壁を強固なものにしていきますが、最近のパソコンは長生きで昔のまま使い続けている人がかなり多いんです。




王国では全バージョン利用者の面倒は見きれないので、古いOSを使い続けている人は見限ることにしました。

新しい浄水システム作ったから、上水道にしないで古い井戸使ってる人は雑菌湧いても知りませんよみたいな感じ。

それで昨日、Windows XPとOffice 2003、Internet Explorer 6、Publisher 2003への最後のパッチが公開され、あとはウィルス攻撃されてもサポートしませんということになったんです。

うちの職場ではこれらのソフトの使用禁止令が出ました。





対処法としては次の3つのどれかでしょうね。

1 OSをアップデートするか、パソコンを買い換えるというお金のかかる方法。
2 ネットに繋がない、USB使わないといった孤立環境で使い続ける方法。
3 ウィルス攻撃来るなら来いの達観した心境で使い続ける方法。

私もちなみに Windows XP 家で使ってます。

対処法は2。ネットに繋ぐ時はMacです。

関西の方はこのブログタイトル見て 別のパッチ を思い浮かべたかな?





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Last updated  2020/03/09 08:40:19 PM
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