2016/01/27
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テーマ: 社交ダンス(8741)
カテゴリ: TVのはなし
英国ロイヤル・バレエと言えば世界三大バレエ団の一つとも数えられる名門中の名門。

映画『リトル・ダンサー』 でビリーがお受験した格調高いバレエ団です。

そこで振り付けを担当してる人ってどのくらい雲の上の人なのか想像すら出来ませんでしたが、TEDに登場したんですね。

彼の名前はウェイン・マクレガー(Wayne McGregor)。

知る人ぞ知るコンテンポラリー・ダンスの振り付け師であり、英国ロイヤル・バレエ常任振付師です。





1970年生まれという事ですが、もっとずっと若く見えました。

TED の20分のステージで彼が見せてくれたのは、即興の振り付けです。

振りとは『身体的思考』だと彼は言います。





一体どんな風に、世界的振り付け師はコリオグラフィを組み上げて行くんでしょうか。

男女二人のダンサーが登場し、ウェインは『TED』という文字を表現してみようと言います。

第一の方法、それは彼が作り上げたイメージを自分で踊ってみせ、それをダンサーたちが忠実に再現するという手法でした。

この段階ですでに格の違いをはっきりと思い知りましたね。

彼が生み出す身体表現自体も複雑かつ自由自在ですが、それをあたかも当たり前のようにすぐにコピーするダンサーたちの礎材の良さに目を見張りました。

第二の方法として、ウェインはカップルダンスを組み立てます。

二人を線として捕らえて次々とポーズを作らせ、ダンサーが命を吹き込むように流れる動きに変えて行きます。





『それじゃ最初からもう一度。』


最初に作った複雑な振り付けにカップル部分を繋げて全くよどみなく完成された作品のように踊りこなすダンサーたち。

会場からはわれんばかりの拍手です。

だって、普通出来ませんよ。

自分達も振り付けを変更してもらって、よく最初からと言われますけどなかなか一発で上手くいきません。





次に第3の方法として、振り付け師がヒントを与えてダンサー自身が創作するというのを見せてくれました。

競技ダンサーがみんなこんなハイレベルだったら、とてもじゃないけど私たちなんてついて行けません。

でも師匠に教えてもらってたとき、言われた事をすぐに出来ないのが不思議みたいなリアクションされたことがあってビビったことありましたけど、プロのダンサーってみんなこうなんでしょうかね。

振り付け法も凄いですけどそれを具現化するダンサーの質の高さに驚かされた番組でした。


ご覧になりたい方、こちらからどうぞ。

ダンス創作プロセスの実演





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Last updated  2016/01/28 10:26:25 PM
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