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今後の遠距離見守りのための要、「地域包括センター」と「社会福祉協議会」。それぞれの施設のことを書きたいと思います。地域包括センターはざっくり言うと、高齢者にかかわる万事の相談に乗ってくれるところです。各市町村に必ずあるので、困ったときにはまずここに相談、ですね。私のように遠方で、なかなか時間を取って相談できない、という人には電話でも相談に乗ってくれます。誰でも年を取り、いずれは日常生活が困難は状況はやってきます。介護が必要になってからだと、選択肢はぐっと限られてくるので、なるべく早い段階で相談をすることをお勧めします。うちの母はとても元気なので、まだ早いんじゃないか、大げさに思われないかと思いながら連絡をしましたが、とても親切に対応してもらえました。職員さんは多忙、と聞いていたので、帰省の日に面談をしてもらえるように予約をして、出かけました。母も同伴し、世間話をしながら母の認知能力や日常生活の様子をヒヤリングしてくれました。結果、十分自立できているので、センター主催で行われる体操教室や歌の会などを紹介してもらい、申し込みもして帰ってきました。センター内には、お年寄りが毎日来て寛げるように、マッサージ器や血圧計やマージャンやオセロのゲームまでそろっていました。行く当てがなくて家に閉じこもることが良くないので、通ってもらうのは大歓迎ということです。その日は利用者の方とお会いすることはなかったです。また、様々なパンフレットも置かれていて、配食サービスのパンフをもらって帰りました。ケガなどで、一時的に食事を作ることが出来なくなる可能性はいつでもあると思っています。午後からは「社会福祉協議会」へ。社会福祉協議会は、障碍者と高齢者の生活をサポートしてくれる民間組織です。様々なボランティア活動の拠点となるところで、安価でサービスを提供してもらえます。介護認定を受ける前の生活支援をしてくれる場所、ですね。ここでは、近くのサロンを紹介してもらいました。社協が開催する高齢者対象の集まりです。運営はボランティアが行い、社協職員も毎回必ず参加します。毎週、1~2時間くらい、体操をしたり工作をしたり。警察の方が来て最近の高齢者が巻き込まれやすい事件についてのお話があったり。ここを紹介してもらえたことは、今回の帰省の大きな収穫でした。週一回という間隔での通所は、安否、健康確認として丁度良く、更にいいことには、もし職員目線で認知の心配があったときには地域包括センターに連絡が行き、事件に巻き込まれた様子があったときには警察も介入してくれるという!これは心強い!通所している方は、ボランティアと利用者に分かれ、なんでも利用者よりボランティアの人数のほうが多いらしい。利用者もボランティアも共に高齢者のようです。母はボランティアができるくらいに元気ですが、見守りのための通所なので、利用者として登録をしました。まだ使ったことはないけれど、母の様子が心配な時は、社協を通じて最近の様子を電話で聞くこともできるそうです。本人の話だけでは心配な時にはこういうサービスは有り難いです。このサロンは、介護認定を受けると卒業になります。遠距離見守りには、色々な場所、人とのつながりが欠かせません。自分たちでできることはやりつつも、地域にお世話になることも必要です。うまくお世話になるためには、そこにどんなサービスがあるのか知らなくてはなりません。今回の帰省で、地域サービスと繋がることが出来たので、この先は今のつながりを維持していけば、とりあえずは大丈夫な気がしています。今は、毎日ラインを交換して、たまにサロンや包括センターでの活動を聞いています。
2023年05月21日
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遠距離見守りについての本の中で「親の世話をしに帰るだけでなく、何か帰省の楽しみをつくりましょう」という一文がありました。基本的に、親の見守りは長期間になるので、自分なりの楽しみを持ったほうが長く続けられるという教えです。私は「船旅」を取り入れることにしました。仙台港から名古屋港までは、隔日で定期船が運航されています。豪華クルーズのようなゴージャス感はありませんが、まるで「動くホテル」のようで、日常の贅沢が味わえます。仙台港をお昼ごろに出航し、名古屋には翌日の10時半ごろ到着します。海上でみる夕日や朝日はとても美しかったです!ほぼ、1日中船で過ごすのですが、いつでも入れるお風呂や映画の上映もあって、退屈はしませんでした。ぼんやり海を眺めているだけの時間って贅沢ですよ~。そもそも、移動に1日かけるということ自体が贅沢な気がして、私的には大満足。船って、実はコスパも優秀。1か月前までの予約なら、40~50%Offで乗ることが出来ます!詳しくは、太平洋フェリー のHPをご覧ください。コロナ禍で中止になっていたラウンジショーも復活しますので、ますますお勧めです。以降、帰省には行きか帰りのどちらかで船を使えるように日程を組んでいます。この時は、行きに船を使い、帰りはコスパ、タイパのいい夜行バスをつかいました。今月の終わりごろから又帰省する予定を立てていますが、今回は船と飛行機を使う予定です。ピーチ航空に初チャレンジです。多分、行きに飛行機、帰りに船、が一番自分の好みに合うような気がする…。次で「遠距離見守り」最終回の予定。帰省して、実際に行った、「地域包括センター」と「社会福祉協議会」でのことを書きたいと思います。
2023年05月13日
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帰省して、母住む地域の地域包括支援センターへの訪問を決めたので、まずは相談日を予約しました。包括センターのスタッフは忙しい、と聞いていたので、帰省日に確実に話を聞いてもらえるようにしたいと考えました。私自身の仕事の都合もあり、母のもとにいられるのは3日しかありませんでした。計画では、金曜日に地域包括センターと社会福祉協議会に行き、土日で妹に聞いてきたことを報告し、今後の相談をするつもりでした。包括センターも、社会福祉協議会も、80代で一人暮らししている母のことを相談したいというと親切に対応してもらえました。当初は私一人で出向くつもりでしたが、包括センターの方に「できればお母さんもいっしょに」と言われ、母同伴で行くことにしました。貴重な面談の機会なので、聞き漏れがないように準備をしたいと思って、当日までにやったことは以下の通りです。①実家の市区町村のHPから「広報誌」を読む②老親の見守りや介護についての本を読む③自分が現在住んでいる地区で行っている支援サービスを調べる④「認知症セミナー」の受講⑤「介護認定調査」について調べる①は、母の住む地域でどんな高齢者サービスがあるのか調べるためです。1年前までさかのぼってざっと目を通しました。私の住むところよりも、色々イベントがありました。②は図書館で片っ端から借りて、全部で6~7冊くらいは読んだと思います。③私の地区で行っていることを母のところでやっているとは限らないけれど、似たサービスはあるはずなので、一通り調べました。自分が住んでいる地区なら情報も得やすいです。実際、地域包括支援センターでの面談でも役立ちました。④は自分の住む地区で行われたセミナーに参加しました。認知症について正確な情報が欲しいと思ったからです。認知症の専門医が実際の患者さんの動画を見せながら講演してくださって、役に立ちました。⑤できるなら、「要支援1」の認定が出ればケアマネージャーもついて安心かも、と思っていたので「認定調査」の項目も調べました。妹にも見てもらい、母がどの程度該当しそうかも話し合いました。こうした準備を整えて、実際に帰省しました。(④へつづく)
2023年04月18日
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遠距離で一人で暮らす親のことで1番心配なのが、いわゆる孤独死です。心筋梗塞や脳梗塞で亡くなってしまことは、仕方がないと思っています。でも、発見が遅れてしまうことは避けたい。そこで、見守りとして最初にやったことが、line使った安否確認です。私と妹と母の3人で作った家族グループに、朝起きたらスタンプを送る、というもの。母は携帯を持ちlineも使いはするのですが、最低限の連絡用です。最初に提案した時、妹は習慣化するかと不安げでしたが、2週間かけて習慣化することが出来ました。最初は忘れる日のほうが多かったです。お昼まで待って、lineに反応がなかったら電話して、lineにスタンプを送ってもらう、ということを繰り返しました。ポイントは、「怒らない」です。何度忘れても、決して怒らないと決めて始めました。母の生活の中でルーチン化してしまえば負担なくできるはずだ、と思ったので根気よく続けることが出来ました。今では、3人で毎日lineのやり取りをしています。時には孫たちの写真を送ったり、季節の花の写真を送ったり。母や妹がコメントをくれたりして、以前よりもやり取りが増えました。今、見守りの方法は増えていますが、経費や手間を考えると、この方法が一番お手軽だと思います。日々の安否確認はクリアしましたが、当然これだけで全ての心配がなくなるわけでなく、やはり一度母の住む地区の「地域包括センター」と「社会福祉協議会」には足を運ぶべきと思い、そちらの準備も始めました。(③へつづく)
2023年04月11日
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私は現在、宮城県在住で実家である京都に母が一人で住んでいます。2年前に同居する姑を見送り、自分の母について考える余裕ができました。昨年私が遠距離に住む母を見守るために、勉強したこと、実際の行動などブログに残しておこうと思います。私自身がたくさんの方の経験をブログで読ませていただいて、大変参考になりました。今度は、私の体験が誰かの参考の一つになれば、嬉しいです。実家の母は今年82歳になりました。17年前に父が病死してから一人暮らしをしています。住まいは持ち家の一戸建て。45年前に今の土地に引っ越し、現在の家は16年前に建て替えています。存命中は住まいに関しては大きな出費の予定はなく、終の棲家としたいと本人も希望しています。ただ、身内は私と妹だけで、両方結婚して家を出ており、一人で生活ができ無くなれば施設に入ることになるだろうと家族で話をし、本人も同じ考えでいます。本人は元気で、毎日忙しく生活をしています。植物を育てるのが好きで、春から秋までは花の手入れに忙しく、家を空けることが出来ません。ある時期から健康食品にはまって、あちこちのショップに会員登録をして通っています。カーブス(女性専用の運動施設)にも入会しており、「忙しい」が口癖。まだまだ「介護」は遠そうに思えますが、それでも80歳代です。いつどうなるかわからない、という思いがずっとありました。そして、「どうかなった」時、遠方ゆえにすぐに対応できない、という不安がありました。夫の両親を見送ったこともあり、一時は京都の母を宮城県に呼び寄せることも考えたのですが、関西と東北では味付けなどの食文化、方言など違いがあり、本人が望むのでなければ無理に進めないほうがいいという結論に至りました。そうなると、今の家でなるべく長く元気で生活してもう方向で対応を検討することになります。私がまず行ったのは、地域の支援サービスについて調べることでした。(②に続く)
2023年04月08日
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