EP82スターレット・サーキット走行最高! 警察は?( ^ ^ ;

EP82スターレット・サーキット走行最高! 警察は?( ^ ^ ;

ステップ8以降



 ステップ7まで行くと、筑波サーキットで9秒台に突入しているかもしれません。私の場合は185サイズのSタイヤと前置きインタークーラーで9秒8を出しました。( ̄v ̄*) 10秒切ったときはかなり嬉しかったですね。このあたりのタイムになると、GT-RやFDなんかより速い場合もありますので。(^_^)

 ・・・というところですが、車の特性を少し考えましょう。EPスターレットの場合、リアの重量ばかり軽くするとオーバー(リアが先に限界を超えること、ケツが流れること)が出やすくなっているかもしれません。EPでオーバーが出ると車の回転が速すぎてカウンターをあてる暇なくスピンすることも考えられます。私のEPも一時期そうでした。

 そこで登場するのがリアのディフューザーです。私の場合はリアに大きなGTウイングを装着してオーバーを抑えましたが、10万円を越えたものでしたので財布にダメージを抱えてしまいました。財布に優しく!ということでここではリアにディフューザーを装着しましょう。EP用のディフューザーが市販されているのは見たことがありません(どなたかご存知でしたら是非教えて下さいm(_ _)m)ので、材料をホームセンターに行って調達・作成・取り付けすることになります。

 形状は割りと適当(めちゃくちゃ)でも構いません。ダウンフォースが発生するように、車の後ろへ行くにつれて路面からの距離(高さ)が少しずつふえるように傾斜をつけ、横から空気が入り込まないように垂直版を両端につければいいです。

 もし作成するのが困難であったり自作ものをつける気になれない人は、GTウィングを装着しましょう。これはかなり効きます。オーバーで苦しんでいたのなら、GTウィングかリアディフューザーで一気に解決するでしょう。

 リアが安定するとブレーキング時も車の挙動が安定しますし、(ブレーキング時に)リアの限界が先に来る傾向が改善されるのでブレーキングの限界も上がりますよ。(^_^) ですのでできれば(安くするのなら)ディフューザーを装着、そうでなければGTウイングを装着しましょう。GTウィングを装着するとEPがかなりかっこよくなり、そういう意味ではGTウイングもお勧めです。

 リアが安定すると、実はそれは車の特性をアンダー(フロントタイヤの限界が先に来る状態、ハンドルを切っても曲らなくなる)へ振ることになります。もしアンダーが強いのであればフロントタイヤのキャンバーをネガティヴ方向へ(ハの字にしていく、タイヤの下側を外に広げる方向へ)つけていってください。

 もしディフューザーもしくはGTウイングをつけなくてもリアのグリップに満足している場合はフロントタイヤのキャンバー角をもっとつけてみてもいいですよ。


ステップ9(更なるタイムアップを目指しましょう、ていうかかなり速くなります)

 つづいて、更なるタイムアップをするために、タイヤを太くしちゃいます。Sタイヤのサイズを195・60R14にします。はっきり言って、EPの軽い車重で195サイズのSタイヤを履かせるとかなりコーナーが速いです。もちろんブーストアップ程度のパワーですのでストレートが遅いのですが、2リッターターボクラスであれば平気でカモにできてしまうくらいになります。この仕様で筑波8秒台を目指しましょう。

 ただし注意があります。195サイズのタイヤはフェンダー内に入らない場合があります。まずフロントですが、車高を下げすぎない、オフセットを調節する、フェンダーの詰め折りをするなどの対策が必要かもしれません。いきなりタイヤを購入するのではなく、クリアランスがとれそうか、とれなそうならどうするかよく確認してから装着しましょう。リアについても同じです。EPは車高を下げるとタイヤが横に寄ってしまい、フェンダーに干渉しやすくなってしまい、恐らくギリギリ一杯になっていると思うので、ピロラテラルロッドをつけてタイヤ位置が適正になるように調整しましょう。それでもクリアランスが厳しい場合は車高を上げたり、フェンダーの詰め折りをするなど対策が必要です。

 車高調整となれば当然車高調が必要です。まだノーマル形状のショックアブソーバーとスプリングのセットを使っている人は、車高調整しない範囲で(ラテラルロッドの装着やフェンダー詰め折りなどで)タイヤが入るか確認しましょう。車高調はちょっと大きな買い物になってしまいます。


ステップ10(ということでやっぱり車高調)

 ということで、次に車高調を装着しましょう。車高調が入れば前後の車高を調整することで車の特性をアンダーに振ったりオーバーに振ったりできます。またタイヤサイズを大きくした場合にちょっと車高を上げるだけで普通にタイヤをタイヤハウス内に収めることができるかもしれません。

 また、このときのバネレートですが、前後とも6キロ以上を選ぶようにしましょう。ここまで来ると普段の乗り心地の良さはもはや期待できません。(T_T) ですが、タイヤのグリップ力に対してしっかり踏ん張ることができる足回りを手に入れることになります。

 車高の調整ですが、フロントのグリップが足りない(orアンダー傾向である)場合はフロントの車高を下げるか、リアの車高を上げるといいです。リアのグリップが足りない(orオーバー傾向である)場合はフロントの車高を上げるか、リアの車高を下げるといいです。もちろんGTウイングやリアディフューザーの効きを強くすればオーバーを抑える(=アンダーへ振る)方向ですし、GTウイングを寝かせればオーバーに振る(=アンダーを抑える)方向となります。


ステップ11(そろそろブレーキが心配ではありませんか)

 195の太いサイズのタイヤを履き、車高調で(正確にはレートの高いスプリングのおかげで)コーナーでもしっかり踏ん張る足回りを手に入れ、かなり車の限界が高くなってきた状態です。タイヤが太くなればブレーキをより奥まで踏めるようになりますので、その分ブレーキローターなど、ブレーキ系統の温度が高くなります。

 そこで確認ですが、サーキットを周回していてすぐにブレーキタッチが甘くはなったりしませんか。もしそうならブレーキの熱対策をもう一度しておく必要があります。まずブレーキパッドの対応温度が低い場合は700℃くらいまで耐えられるもの(サーキット用のもの)に交換しましょう。街乗りもする人は冷えた状態でも効くものでなければなりません(最近は街乗りにもサーキットにも対応しているパッドが出てますね)。完全にレースのみ用のパッドにして街でブレーキが効かないのは危険ですのでご注意下さい。

 それからブレーキフルード内のエア噛み(ベーパーロック現象)が気になる(ガソリンスタンドでエア抜きをしてもらってどれくらいエアが入ってしまっていたか確認することができる)場合はフルードの対応温度を上げる必要があります。ここでお勧めするのはビリオンというメーカーのスーパーブレーキフルードです。これはドライ沸点が300℃を越えていますので、かなりエア噛みが起こりにくくなります。もちろんどんなにハードに走らせてもエアを噛まないという訳ではありませんので、サーキットではクーリングラップを設けることが必要です。

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↑別のお店の同じブレーキフルードです。こちらもアフィリエイトです。

 もしパッドやブレーキフルードを交換して耐熱性を上げるのが厳しい場合(予算のつごうとかで)は、サーキットでクーリングラップを設ける割合を高めるといいです。私の場合、筑波サーキットでは1周ごとにクールダウンするときもあります。

 ところでブレーキローターは大丈夫でしょうか。レコードのようになっていたりしたら交換時かもしれません。また細かなヒビが入ってたりしたら限界が近づいていることになります。パッドによってはローターへの攻撃性が高い(ローターをたくさん削る)ものがあります。このステップあたりからブレーキローターは消耗品になってきますので、そのつもりで交換時期を見つけましょう。


ステップ12(軽量化を図りましょう)

 実はここで紹介している軽量化はもっと早くやっても全くかまいません。それこそステップ1に持ってきてもいいのです。なぜならここではフロントの軽量化を行っていまして、フロントヘビーのEPのフロントを軽くすることは運動性能をあげるばかりでデメリットがほとんどないからです。

 まずフロントのボンネットをFRPに換えましょう。それからパワステユニットを取って重ステにします。あとエアコンのコンプレッサもとってしまいましょう。

 ボンネットのFRP化ですが、お金がなければこれは後に回しても構いません。FRPにする場合はボンピンで固定するのが一般的ですね。これで固定しないと高速でボンネットが吹き飛んでしまい、危険です。(^_^;

 重ステになると、ホントにステアリングが重くなります。けっこうきつめのカーブで車を曲げられずにセンターオーバーなんてこともあり得ますので、慣れるまで気をつけましょう。ちなみに私はこれをしたあと、車庫入れが下手になりました。(T_T) だってスピード出てないとまともにハンドル切れないんですもの!! サーキット走行中はスピードが出てますのでステアリングは全然重くありません、ご安心を!!(って普段乗りにくいんじゃぁ安心できませんね。(^_^; )

 そしてエアコン。これ取ると夏の昼間と雨のときが結構大変です。暑いのは軽量化のためと我慢できますが、雨のときの窓のクモリを我慢する訳にはいきまへ~ん!!!!!!!!うおーーーーーーーー!!!!やばいっすよ、夜の雨の曇りガラスは!!!!!

 ということでパワステ外しやエアコンプレッサ外しにはそれなりの覚悟が必要です。特にエアコンを外す場合は曇り止めを必ず用意しましょう。まぁ、これらを外すのがいやであれば避けてもいいと思います。ただ、フロントを軽くすると、ホントよく曲る車になりますよ。


ステップ13(パワーアップ再びです)

 車高調を入れて足回りを強化、ピロアッパー装着によるキャンバー角調整やエアロパーツなどでアンダー・オーバーの調節(車高でも調節可)、フロントの軽量化による回頭性アップ、Sタイヤ装着によるコーナリング速度アップ、ブレーキも強化済み、そんな状態になりました。

 さぁ、再びパワーアップを図りましょう。ここでは前置きインタークーラーの装着を行います。EPのインタークーラーはエンジン上部に小さいのがありますが、これだと冷えが少ないのです。そこで容量の大きな前置きインタークーラーの登場となるのです。冷却効果が上がりますので、冷やされた空気の密度が濃くなりパワーアップします。さらにエンジンに吸入される空気温度が下がりますからノッキングが起こりにくくもなり一石二鳥です。

 インタークーラーを交換する場合、純正タイプとの交換もあり得ますね。金額的なことを考えると前置きタイプは純正交換タイプより数万円高くなっています。最終的に車を速くしたいのであれば前置きタイプの方がいいですが、とりあえず金額を抑えたいのであれば純正交換タイプでもいいでしょう。もしDIYで(自分で)交換するとなれば、純正交換タイプの方が手間が少なくてすみます。前置きタイプであれば配管を通すのに苦労します。私はショップに任せました。


参考までに以下のアフィリエイトもどうぞ!!

HKS インタークーラーキット スターレット(EP82)
↑10万円を越えてしまいちょっと高価ですが、パワーアップが期待できますし、エンジン内部に入る空気の温度が下がりますので、ノッキング対策にも効果ありです。

ブリッツ LMインタークーラー スターレット(EP82)
↑こちらはブリッツです。6万円台ということで安い!!

ブリッツ LMインタークーラー スターレット(EP91)
↑EP91の方はこちらですね。

ARC インタークーラー(純正交換タイプ) スターレット(EP91)
↑EP91用の純正交換タイプです。EPの純正インタークーラーはエンジン上部にあり小型な分冷えが悪いのですが、社外品に換えれば冷却効果アップ。つまりパワーアップにつながります。ただ前置きの方が冷えがいいです。

ARC インタークーラー(純正交換タイプ) スターレット(EP82)
↑EP82用の純正交換タイプです。念のため。


↑EP82・91以外の方はこちらからお入り下さい。


その他のお薦めパーツもどうぞ!!

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↑GTお薦めのブレーキフルードです。

BILLION スーパーブレーキフルード(1L)
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↑サーキットを本格走行するなら、これのように対応温度が広く、高くまでカバーしているものがいいです。

プロジェクトμ(プロジェクトミュー)ブレーキパッド1台分 TYPE HC
↑対応温度が0℃から700℃ど広いのでストリートも安心のパッドです。いかがですか。


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