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月浮かぶそら、輝くひかり。 -静かな夜空の小さなトモシビ。
第一章-雨の日。
僕の周りには誰一人集まってこない。
皆、僕を見てくれようとしない。
僕が何をしようと関係がないかのように、僕を誰一人と仲間と思わない。
僕は・・・寂しかった・・・誰にも見られず・・・誰にも受け入れられない・・・生きている価値すらないのかもしれない・・・そう思った。でもある日、そんな思いをかき消すような出来事が起こった。起こってしまった。
雨が降っている。丁度学校から帰宅しようとしている時。僕は傘をさし、校門を出ようとした。しかし、校門の横の倉庫の屋根で、一人の少女が立っていた。彼女は独り言を言った。
「傘持ってきてないよ・・・どうしよう・・・」
僕はその独り言をしっかりと聞いた。僕は一瞬思った。なんで価値のない僕が傘をさして生きる価値のあるあの少女が傘がなく困っているのだろうか。そしてこう思った。
”この傘をあげよう。あの子が困っているんだ。僕はぬれたって良い。風邪をひいて道端に倒れこんだっていい”
と。そして僕はすぐに実行した。女子の元へ、駆け寄った。
「誰・・・?」
彼女が知っているはずがない。僕の存在はないに等しかったから。
「この傘・・・持っていけよ」
「え・・・?でも、そんなことしたら君が・・・」
「僕は、いいんだ。ぬれたって。家。近いから」
とっさに嘘をついた。彼女が心配するから。こういえば安心すると思った。
「あ、ありがとう・・・ゴメンね。ほんとに」
「いいよ。気にしないで」
「明日、この傘返したいから・・・またここへ来てくれる?」
「いいけど・・・。」
そう言うと彼女はありがとう。と一言言った。
「えっと・・・名前は・・・?」
彼女は聞いた。名前なんて知らなくて良いのに。
「・・・陽介」
小さな声で名前だけ言った。
「陽介君。いい名前だね。私、里緒。よろしくね」
里緒はニッコリ笑った。どうせ愛想笑いだろうと思った。
そして里緒は傘をさして帰っていった。僕も帰ることにした。
家へついた時は全身ずぶぬれだった。すぐに着替え、風呂に入った。凄く暖かくて、気持ちよかった。
あした、里緒はあそこで待っているのだろうか?僕だけのために、待っているのだろうか?それはわからない。でもいてくれたら少し嬉しいかな。
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