月浮かぶそら、輝くひかり。 -静かな夜空の小さなトモシビ。

第二章-君と共に。


いつも通り、つまらない授業が繰り返される。
1時間目、国語。本読みをさされ一時間目からご機嫌斜めですよ。

2時間目、理科。センコーが嫌いだから理科嫌い。いつもいつもワックスつけてぱいなっぷるみたいな頭しやがって・・・。

3時間目、英語だった。
英語はなぜかプリント4枚。4枚すれば1時間経つだろう。今日は手抜きだな。このセンコー

4時間目。数学。連立方程式。
はっきりいって、意味不明。

5時間目。社会。・・・今日はなんともまぁメジャーな教科がそろってしまった。
国・英・数・社・理
これ以上面倒臭い日はないだろう。

そして全ての授業が終わり皆部活へ。・・・僕?僕は何も入っていない。面白くもなんとなもないじゃないか。さてと、彼女はあそこで待っているのかな?・・・はっ。待っているわけないか・・・
そう思いながらも正門前へ行ってみる。そこには昨日の彼女、里緒が待っていた。
「あ、陽介君」
「・・・本当に待ってたんだ。」
まさか待っているとは思ってもいなかったからつい言葉にしてしまった。
「当たり前だよ。そうだ。傘、返すね。」
「どうも。」
わざとそっけなく傘を受け取った。
「ね、陽介君部活は?」
「入ってない。そっちこそ部活いかなくていいのかよ?」
「私も部活やってないの」
中二の普通の子が部活入ってないだって。珍しいな
「それより、一緒に帰らない?」
・・・いやいやいや、何を言っているんだこの子は?
「・・・いいけど」
は!?こ、心と反対の言葉が出てるじゃないか・・・
「じゃ、帰ろっか」
そして僕と里緒は歩き出した。
「ね、何処に住んでるの?」
「翁川」
「え?そうなの?同じ所だね」
この子も翁川なのか。今まで気がつかなかった。なんせ周りと交流してなかったからな。
「じゃあこれからずっと一緒に帰れるね」
この子、これから一緒に帰るつもりですか・・・
「里緒・・・さん」
「里緒だけで良いよ。さん付けなんてしなくて良いから」
彼女はにっこり笑った。今まで自分に向けられた笑顔なんてなかった。
「里緒・・・」
「なに?」
「もう家の前・・・」
「あ、ゴメン、気がつかなかった」
彼女はまた笑った。
「じゃあ、また明日ね」


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