オールナイトニッポンエバーグリーン

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2009.03.27
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午前4時になった。3月27日、金曜日。1140回、最後のオールナイトニッポンエバーグリーンの最後の1時間という事になった。ニッポン放送をお聴きの皆さんとは後30分でお別離れと、こういう事になる訳。

タッチ・ミー/ドアーズ

札幌 ミスタースマートさんから

札幌ドーム前にお住まい。48歳の男性。一曲入魂のリクエスト。「そうだったんですよ。ね。それでお願いしちゃったんですけども」。この一曲と申されても、これがなかなか難しくて、アンコーさんを送別する意味でも陳腐な曲は避けなければならない。「そんな大げさなもんじゃない」。長考した結果、オールナイトニッポンの黎明期を象徴する曲、この曲をお願いする。「これ1969年の曲なんですね。黎明期はもう一寸前なんですけど、固い事言うの止めましょう」とアンコーさん。

時代劇万歳!

ゲスト ペリー荻野

アンコーさんが考えるテレビ時代劇ベスト3について

時代劇と音楽について

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今の若い人は時代劇をどう捉えているかについて

時代劇の未来について

友よ/岡林信康

横須賀 キビスさんから

「この曲をこのエバーグリーンを聴いて下さっていた全ての友だちにお贈りしたいと思います」。曲が終わってから「戦いの炎というのは色んな所に向けられると思いますけれども、みんな友だちと思ってます」とアンコーさん。

アイ・アンダースタンド/ハーマンズ・ハーミッツ

多摩 フクダさん他から

「前、オールナイトニッポンやってる時、お別離れは必ずこの曲だったんですね。覚えてて下さる方がいらっしゃいまして、この曲沢山リクエスト頂きました。ここでおかけしたいと思います」。フクダさんからは1972年6月28日、74年3月29日、そして2009年の3月27日。3度目のオールナイトニッポン最終回を迎えた。「その通りですね。他の皆さんからも沢山この曲、リクエストを頂きました」とアンコーさん。曲が終わってから「ニッポン放送のライブラリーにも無いんですよ。自分の家から持ってきて参りましたけど。ジャッキーさんから貰ったんですね。有難うございました」とアンコーさん。

「ニッポン放送をお聴きの皆さんとはこの曲でお別離れします。本当に長い間、有難うございました。」

「時刻は4時半になりました。後オールナイトニッポンエバーグリーンは30分の放送時間です。出来るだけ沢山の曲をと思ってもですね、なかなかそうもいかないんですけどね。お送りしましょう。」

赤い風船/浅田美代子

練馬 ヨシズミさんから

52歳のフォトグラファー。アンコーさん、人気番組を終わりにするというのはどういう事なのか?上層部の方々の考えが理解出来ない。「まぁこれはね、上層部色んな事考えたんですよ。だから仕様がないから決断したんだと思います」。始めがあれば必ず終わりがあるというのも分かるし、覚悟はしていたが、急過ぎる。「あぁー」。先月父親を亡くしたばっかりで、何か淋しい年になりそう。残念ではあるが、また何時の日かアンコーさんの声が聴ける事を楽しみにしている。「そのお言葉、しっかりと頂きました。有難うございました」。リクエスト曲。父親が好きだったこの曲をお願いする。「あの、浅田美代子さんもね、スタジオに訪ねて来てくれましたですね。彼女がまだ高校生の頃、東京女学館の頃にですね、アタシ学園祭に行った事があったりしましてね、彼女からもリクエストの封書で頂いてたですね。それを何回か読んだ事があるんで、彼女も覚えててくれたんでしょう。とても嬉しかったです」とアンコーさん。

3月の11日の日だったと思うが、このオールナイトニッポンエバーグリーンがいよいよ終わる事になったという事を放送で申し上げたところ、もう本当に沢山の皆さんからメールと、それからお手紙と、これ全部アンコーさんの宝物だが、頂いた。それを一つ一つ、こう一通一通拝見すると、やっぱりこのオールナイトニッポンエバーグリーンというのが如何に色んな所で、そして色んな皆様の状況の中で、境遇の中で受けとめて下すっていたんだろうなという事がよく分かった。中野区江古田のマツヤさん、始まった時からこの時が来るのを恐れていた。素晴らしい番組だからこそ。アンコーさんはそれ程素晴らしいと思わないが、そうやって受け取って頂けたらもう何より。生まれて初めてリクエストして、採用されて感動した。聴いた全ての曲は自分達の心を青春に引き戻し、勇気を与えてくれた。有難う。必ずまた何時か再開して下さる事を信じてと。リクエスト、胸が一杯で出て来ない。有難う、マツヤさん。秋田県湯沢市のアキジイさん。脳梗塞で麻痺の状態だったという事だが
、早く良くなって。焦らない事。これが大事。それから福岡市西区にお住まいのヒロシタさん、アンコーさんの語り、飾らない思いやりのあるコメント、番組に寄せられる悩み、喜び。聴きながらどれだけ励まされたか。書いている今、涙が出て来た。そう。アンコーさん、また全国の皆さん、有難う。もうこれ読んでるとこれだけで1本番組が出来上がっちゃうそうだから、この辺にしておく。有難う。

変わらぬ想い/ヘレン・メリル

北斗 ヒゲオヤジさんから

閉店セールで入魂の一曲をとお願いしたが、入魂の二曲お願いするとのコメントと共にリクエスト。「貴方からも随分頂きましたね。葉書ね。もう何曲も何曲も書いて、そして字も大きくてね、書いて下さったんですが、その2曲という訳にいかないんで、1曲にしましょうね」とアンコーさん。

ウィズアウト・ユー/ニルソン

遠軽 コウイチさんから

22日で55歳になった。「おめでとうございました。流氷の模様はどうでしょうね」。自分が大好きな一曲。この曲をお願いする。思い出がある。今から37年前、大学受験の頃、この曲が流行っていた。この曲を聴くと受験勉強をしていた頃の自分に還る。エバーグリーンを聴き始めて1年2ヵ月、メールを出すようになって半年。結構リクエストをかけて貰った。本当に有難う。今年の冬は天候の悪い日が多くて、苦労して新聞配達をした。でもアンコーさんに励まされて、慰められて、続ける事が出来た。これもまた感謝の一言である。有難う。「こちらこそ有難うございました。リクエスト頂きましてね」とアンコーさん。

出発の歌/上條恒彦と六文銭

江戸川 ナムロックさん、塩尻 クレヨンヒロチャンさん、大阪 ジャッキーさんから

「さぁそれではいよいよお別離れの曲になります。何にしようかなと色々考えたんですよ。で、まぁね、雄々しくですね、元気に旅立とうじゃないかという事で、これは皆さんにも差し上げたい。そしてアタシ自身についてもこれが言えるんじゃないかなというんで、上條恒彦さんの“出発の歌”、これを選ばせて頂きました」。ナムロックさんはお父さんを亡くされて、最近亡くされた。こういう個人的な事までお知らせ下さって、アンコーさんが花粉症で参ってるという事を言えるのも、この番組の良い所だったのかも知れない。ナムロックさんからはエバーグリーンはこの歌を最後に終了。でも確かに番組は終了するが、エバーグリーン世代の気持ちは永遠。この番組の精神、エバーグリーン仲間の友情、そしてこの番組で流れた名曲の数々。例え番組が終わってもエバーグリーンファンの心に5年半余りの思い出は残る。今まさに終わるのではなく、新たな道への旅立ちの時。アンコーさん、有難う。「こちらこそ」。スタッフの皆さん、有難う。エバーグリーンの聴取者の皆さん、有難う
。これからの皆さんの活躍を祈念して、この歌をお送りしたいと思うとのコメントと共にリクエスト。

「今日も最後までお聴き下さいまして本当に有難うございました。午前3時からお送りして参りましたオールナイトニッポンエバーグリーン。この辺でお別離れでございます。この番組はニッポン放送をキーステーションにSTVラジオ、茨城放送、栃木放送、KBS京都、ラジオ関西、西日本放送、南海放送、高知放送、KBCラジオ、以上全国10局を結んでお送りしました。今申し上げた放送局で聴いて下さった皆さん、それ以外の放送局で、それであちこちで聴いて下さった皆さん、本当に有難うございました。2003年、平成15年の9月29日にスタート致しましたオールナイトニッポンエバーグリーン。いよいよ終了という事になってしまった訳でございますが、まぁアタシもね、ニッポン放送に入って45年になりました。で23年アナウンサーやって、そして色々仕事をして、またこちらへ戻って。でもね、この歳になってまだマイクロホンに向かっていられるというのは非常に幸せな事ですから、そういう機会を与えてくれた事に関してとっても嬉し
く、感謝しております。アタシもアナウンサーとして、ラジオパーソナリティとしてのキャリアが、もう一つ何かこう勲章が加わったってそんな感じがする訳ですね。本当に有難うございました。またいつかどっかでお会いするかも知れませんし、その時は“よっ!アンコー”と一つ声をかけて頂きたいと思います。それよりも何よりもどうぞ皆さんお元気でお過ごし頂きたいと思います。先ずは健康ですよ。お相手はアタクシ、斎藤安弘アンコーでございました。それでは皆さんさようなら。」

いつもお世話になっています。

オールナイトニッポンエバーグリーン曲目表

http://anneg.fc2web.com/





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Last updated  2009.03.27 12:29:31


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