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LGBTSの人たちが人口に対してどのぐらいの割合なのか、公式の見解はないそうだが、あちこちのネットを見るとだいたい4から10%の間と言うことらしい。意外と多いのに改めて認識不足を感じたが、Maxの10人に一人であれば、周りにけっこういることになる。少々乱暴な確率だが、いま日本の15歳未満の人口は約1500万人、このうち半数が男女それぞれ同数とすれば750万人、日本人総人口が1オクとしてLGBTSに遭遇する割合は、男子中学生と遭遇する割合とほぼ同じと言うことになる?だがほとんど見分けがつかない。世間で言われているほどの数字ではないのではないか?と言う疑問もわく。もっとも見分けがつかないからどうだということではなく、身の回りには普通にいるということなのだろう。
このことは、若いころの実体験としてあるのだが、それを書いてみようと思う。社会に出て無我夢中で働いているころは、周囲にはそんな連中がいたとは意識できなかった。しかし小学校、中学校時代にはそれらしき友人はいた。団塊世代の真っ最中で一クラス60人近い大所帯だが、女言葉を使う友人が二人いた。この比率などおよそ3%で、うなづけるかもしれない。当時はアルファベットで簡単に略してしまうような言葉など存在せず、「おとこおんな」とか「おかま」とか呼ばれていた。しかしそれはあくまで校外での話であって、我々友人や先生との間では全く普通に交友していたと思う。成績優秀な人が多く、話題も豊富で女生徒との会話もうまく、われわれはおこぼれちょうだい的に彼らの周囲に集まっていた。また外見的な仕草とは裏腹に、運動神経もよくて、バスケットやサッカー、あるいは相撲や柔道など格闘技にも強くて対抗試合などよく出ていたものである。要するに現在のLGBTSという作られたイメージでは全くなく、正々堂々と生きていた。我々も全く彼らを差別などしなかったし、彼らもまた、今様のカミングアウトの感覚はまったく持ち合わせていなかった。彼らには独特の魅力があり、流ちょうに女言葉を使うのもかっこよく見えた。社会人になって、彼ら(彼女ら)が経営するクラブやスナックはその特性を生かして繁盛している店が多い。
数多いLGBTSの人たちの中には、そんな世間の風潮に影響されて迷っている方々も多いだろう。それには同じ境遇の先輩の助言や、専門家の指導を手厚くするということだろう。それを看板にして活躍しているタレントさんも大勢いる。彼らはごく普通に当たり前に自分の特質を理解して仕事しているのだが、メディアは彼らのここまでに至る経験を例外なくいかにも悪環境にめげず頑張ってきたように作ってしまうから始末が悪い。影響のあるテレビ番組だからこそこのあたり注意して制作してもらいたいものだ。特別視するからそんな風になる。当たり前にみれないのかなあ。
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