バイク三昧な日々

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K7 標準タイヤ BT-014-2

★★★ GSX-R600 K7 標準タイヤ BT-014 Part2 ★★★
No.3
06/11/30 Suspention Setting Data

☆ GSX-R600 K7 標準タイヤ BT-014 Part2 ☆
xxxxx

内容については、個人の過去の経験に基づく勝手な思い込みや偏見が含まれている場合が多々ありますのでご注意ください。

tyre

BT-014の特性をもう少し探ってみた。条件は大まかに次の通り。
サスセッティング変更なし。走行状況は定例低速コース(某教習所内)

(空気圧) 
変更前 Front 2.4 Rear 2.7  ※前回のもの ただし、外気温は17度
変更後 Front 2.2 Rear 2.5 

(その他)
走行640km、熱入れ終了、トレッド全面皮むき終了、減りは1割未満
外気温8度、北風少々、コース日陰のため路面温度かなり冷たい(未計測)


気温が低くなるこれからの季節は、走行周回を重ねてもタイヤ温度はほとんど上がらなくなるので
空気圧はどちらかというと高めに設定(限度あり、メーカー指定値以下の範囲内で)すべきところではある。
が、このタイヤはメーカー指定値に設定しても車両が軽量であるがゆえか?はたまた高速走行(サーキットではなく)に主眼を置いているのか、あまり良いトコロは見られなかった。

そこで、一応低めによる挙動変化も確認しておこうと思った。結果は以下の通り。

相変わらず面圧高めな印象はそのまま残る。ただし、フロントタイヤについては

「つぶれ感」

が表面化してきて切れ込みが顕著になる。速度が落ちるほどに強くなる傾向。
その 「つぶれ感」 が表面なのか、サイド側なのかははっきりとわからないが、面圧高めな印象が変わらないからどちらかといえばサイドなのだろう。

車体を起こして舵角を与えて曲がるタイプのマシンや 「乗り方」 をする人であればこのセット値は意外にイケルかもしれない。

ちなみに自分の乗り方は、初期に 「バンクさせてから、パワーで車体起こす乗り方」 なのでこの特性(初期切れ込み)は嫌いである。

リヤ側は想定していたほどの 「つぶれ感」 は出てこない。粘りも出てこないし 「ころっ」 という感じが 「ゴロッ」 と重くなってしまうことも無い。敢えて言えば、多少落ち着き感が増す程度か。ギャップ吸収率が少しは上がるかと思ったが 「硬さ」 は相変わらずでそうでもない。

と書いていて気づいたが、

前回のインプレ時と比較して、温度条件が10度近く違う訳であるからよくよく考えれば

「非常に良く出来たタイヤ」

なのかもしれない。真冬ではまた違った性格を示すかもしれないが初冬である限り

結構な性能を維持する

無茶させしなければPRaceのように

「全然グリップしない」、
「いきなり滑る」、
「ハンドリング特性が極端に変わる」

訳ではないので、市販タイヤとすれば正解、設計者やエンジニアの良心が注ぎ込まれているのは
間違いないトコロなんだろう。なぜなら、秋から冬にかけての温度変化によりタイヤの空気圧は放っておけば自然と

「低下する」

本当は日常点検が義務づけられているが、大概のライダーは空気圧を小まめにチェックすることはないだろう。
つまり、夏場等でメーカー指定値にしておいて、そのまま何もせずに冬を迎えると多分今回の設定値ぐらいにはなってしまうのではないだろうか? こんな感じで。

2.5 → 2.2 
2.9 → 2.5 

それでも、ある程度の性能が維持されるように、特性に極端な変化がでないように配慮されているようだ。初冬においても、走り始めから

「無理な加減速」、
「急ブレーキ」、
「強引な倒し込み」

等をしないで、普通な走行を心がける限りは十分使用に耐えるタイヤだろう。


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