c - Rakuten Inc
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
073233
HOME
|
DIARY
|
PROFILE
【フォローする】
【ログイン】
Fancy&Happiness
第4章
僕は華乃のいった言葉を頭の中で繰り返す。
・・・・・つまり、死を待つ場所・・・・ということだろうか?
そして、目の前の彼女がこの場所にいるという事は―
「私、ガンなんです。」
目の前の少女は僕の心中を察したかのように、こともなげにそう言った。
驚く僕にはにかむように笑って見せて、華乃は続ける。
「見つかったときにはすでに手遅れでした。だから、私はここに入ることにしたんです。」
僕は何もいえなかった。この元気そうな少女が、死を待つ身だなんて。
「やだ、そんな顔しないでください。そりゃあ、訊いたときはショックで、自殺を考えるほどでしたよ?でも、たくさん考えて、私は私なりに納得したつもりでいます。」
彼女はそう笑ったが、見知らぬ僕にそのことを話してしまっているあたり、平気そうになんて見えなかった。
それでも、そのことを言ってしまえば彼女が余計傷つくと思って、僕は何も言わなかった。
「・・・・そうなんだ・・・、」
「はい。・・・でも、だんだん体が弱ってくるのが自分でもわかって・・・・、」
華乃は俯くと、僕に背を向けて綺麗に広がる庭を見た。
「外はすごく綺麗だし、散歩したり、買い物したり、いろんなことしたいのに、・・・・出来なくて・・・・っ」
声が途切れて、嗚咽に変わる。
僕はどうすることもできなくて、呆然と彼女の震える肩を見つめていた。
「ごめんなさい、私はじめてあった人にこんな事いうなんてどうかしてました。」
暫し泣いてから、彼女ははっとした様子で顔を擦り、まだ潤んだ瞳でこちらを見た。
「こんな話されて、戸惑われたでしょう?本当にごめんなさい。」
華乃はそう言って深めに頭を下げる。素直さ、のようなものがにじみ出ている気がした。
「いや、話し相手くらいにはなるよ?僕も今日は暇だしね。」
はっきり言って、本心からの言葉だった。同情でも、なんでもなく。
「本当ですか!?嬉しい、」
華乃はそう言って、やはり笑みを浮かべた。
ああ、この笑顔、好きだなぁ
僕は無意識にそんな事を思っていた。
その日。僕達は他愛のないことを話した。今流行ってるものとか、面白いテレビの話とか、本当に他愛の無い話だったと思う。
彼女は聞き上手で話し上手で、話しているととても楽しかった。
それに、彼女は始終笑顔を絶やさなくて。
・・・・・神様がいるのなら、なんて意地悪なんだろう?
こんなに若くて綺麗で素直な少女の命を今にも摘み取ろうとしているなんて。
僕はまだ心のどこかで、目の前で笑っていた彼女が死んでしまうという事実を受け入れられないでいた。 5へ続く
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
機動戦士ガンダム
まちぼうけ ガンダムの場合 L サ…
(2026-05-01 07:49:21)
『眠らない大陸クロノス』について語…
三ペン神(完)
(2026-04-27 04:29:39)
ポケモンGO
ポケモンGO カプ・テテフ2人討伐
(2026-05-05 19:42:47)
© Rakuten Group, Inc.
X
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Create
a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
評判のトレンドアイテム情報
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: