全33件 (33件中 1-33件目)
1
以前にもお話しましたが、私の母は無類のマンガ好きで。しかも、60歳を越えながら年齢的にも性別的にもあわない、それこそガンアクションやミリタリー、架空戦記もの、歴史ものといった硬派でガッチリしたアクション作品を好むという。ちなみに一番好きな作家が新谷かおる先生。「砂の薔薇」が中でも好きだとか。 で、その母親が実家に帰った際「これ、面白いから読んでみな」とおすすめされたのがこの「死がふたりを分かつまで」原作:たかしげ宙、作画:DOUBLE-S(スクウェア・エニックス)あらすじ 全ての物質を切ることができる刀を持つ盲目の剣士、土方護は街中で一人の少女に助けを求められる。その少女、遠山遥は的中率90パーセントを超える予知能力を持っており、その力のせいで巨大企業に狙われていたのだ。彼女から護へ依頼された契約期間は、「死がふたりを分かつまで」。しかし、企業の他にも暗殺者、テログループ等さまざまな敵が彼ら2人に襲い来る…。(Wiki) 私もまったく知らなかった作品でしたが、これ、ヤングガンガンに掲載されているんですね。原作のたかしげ宙先生はその昔、サンデーで「スプリガン」を長期連載していた人なのですが、非常に硬派でかつ、わかりやすく面白い! 一人の少女を強い大人が守るという、使い古されたシチュエーションですが、主人公が盲目という設定、それをサポートする個性的な仲間、そして派手なアクション描写は肩がこらず、かつ読後感のカタルシスもたっぷりあってつい読んでしまいます!最新刊では意外なマンガキャラとクロスオーバーしたりと遊び心も満載で、「ブラックラグーン」などいい意味でのB級アクションが好きな方であればオススメします。 しかし・・・どこからこういうマンガの情報を仕入れてくるのか・・・謎な母親です。
2010.07.31
コメント(0)
アキバでの無差別傷害事件の犯人の答弁です。 ・・・これって恐らく2ちゃんねるの事だと思いますが、ここまで大きくならなくても、私も以前、チャンピオンのあるマンガの単独スレッドを執拗に荒らしていた人間の末路を思い出しました。 訂正:キュウカイという掲示板のようで。訂正します。 詳しく経緯を知りたい方は「伯林裁判」でググっていただければと思いますが。 当初は時折いるおかしな人間を装った書き込みかと思ったのですが、日に日にエスカレートし、それこそ、そのマンガの書き込みが出来ないほどの異常な量の文章を、ほぼ一日中。 そして何より、その執拗さ、主張の稚拙さ、そして意味不明さは狂気としか思えず。やがて、その矛先は出版社へ轢死体写真を送りつけるといった行動に発展。秋田書店側は名誉毀損や脅迫行為として裁判を起こすに及ぶという。 で、一連の流れを見ていた自分としては匿名の掲示板を「世界の全てだ」と思う人間が本当にいるということ。この場所で罵倒されたり、蔑まれたりして人格が歪み、リアル世界の凶行に走る。これは普段、社会や自分の境遇に不満を持っていると、内側に溜まったその攻撃性を無責任に匿名掲示板で煽られ、おかしくなるのだろうかと。 もちろん、上の2人に一切の同情はしません。それこそバカに付ける薬は無い。 ただ「たかが匿名掲示板」と思わない人間もいる。そして、2ちゃんなどにありがちな無責任な暴言や一般生活では考えられないような差別発言、他人を平気で口汚く罵る行為を平気で行える、あるいはそれに慣れてしまった人間は「タフな人間」なのでしょうか? 私はむしろ「言葉という刃」の重さ、怖さに対して鈍感になっただけのような気がします。
2010.07.29
コメント(4)
角川書店、商業作品を描く場合は同人をやるな ちょっと気になったのですが、「商業をやるならその系列作品の同人をやらない」というのは、ある意味「よくお目こぼししてくれるなあ」と感心するぐらいですが。 これは公式、非公式の曖昧な同人というジャンル特有の問題でもあるのですが。同人で絵がきれいで人気の出たアマ作家が公式媒体のイラストを手がける。これは商業契約です。が、もし、オフィシャルな作品を(例えば小説のコミカライズなど)する場合、自分に著作権が無い作品であればその作家の描く関連商品は、オフィシャルなものと変わらなく受け取られる。 昔、某アニメのキャラデザイナーがコミケでその作品の18禁作品を出して問題になったりしましたが、これは自分の仕事と趣味としての同人活動の区切りが出来ていないなあ、と思います。 角川側がどんな交渉をしたのか、外野からは断片的な情報しかありませんが、同社の売り上げの柱であるハルヒの取り扱いは同人とはいえ厳しいようです。以前にも同人ソフト「涼宮ハルヒの激闘」が販売差し止めになったり。 これは、同人も「目立たないうちなら宣伝効果もあるので放置しておくが、あまりに大きくなりすぎたら同人といえども措置をとる」ということなのでしょう。 で、これで「角川の横暴」というのは的ハズレなことで。本来であれば、同人という存在そのものが法律的にはOUTなんですが、権利者の温情で首の皮一枚で許されている存在である、ということを、私達同人作家側は忘れてはいけないと思います。 現に上の人も「それ以外の作品であれば同人活動は出来る」みたいですし。 同人業界が大きくなって、まるで全ての作品が公式に認められているような錯覚がありますが、あくまで権利者の好意で庭先で遊ばせてもらっているようなものです。間違っても縁側を乗り越えて台所に上がりこみ、冷蔵庫を開けるようなことはしちゃいけないし、家主が「ジャマだからちょっと出て行って」と言われたら、従わざるを得ないのです。 幸い、日本のこの手の会社は「今のところ」一部を除いてファンの活動に寛大ですし。アメリカのようなガチガチなキャラビジネスの世界ではない、この関係を維持するためにも、本来は寄生する側であるこちらが気を使わなくちゃいけないんですよね。
2010.07.28
コメント(0)
海外違法マンガ配信最大手 違法コンテンツ削除へ アメリカ最大手のマンガスキャンネットがマンガを全面的に削除したとの事に関して、利用者から様々な非難がでているそうです。 ・・・日本のマジコンユーザーやP2Pソフトで違法動画を発信していた連中とまったく同じだな・・・ そのマンガの権利を持っていない一般人が「アクセスが10億とかとんでもない規模であるんだから既得権利者が自分の権利を守ろうとしているだけだ、俺らはマンガのすばらしさを世界に広げている、これはファン活動だ」という意見がありますが。 私は「そこに需要があっても金を出さない人間が多いだけでは供給は生まれない(成り立たない)。現に動画サイトなど広告収入で運営しているサイトの大半が、他者の盗品(違法動画)で利益を得ているような状態。お前らのおかげで正規のアメリカでの日本のコミックの売り上げがガタ落ちしているのは、それは本当にファン活動なのか?出版社や作者の首を絞めているのか?」と 結局、最初にタダで手に入れることに味をしめた人間は、タダでなくなることに不満を持つという最悪の客(というかフリーライダー)を増産するだけです。現に「マンガ1シリーズに100ドルも出せると思っている?」という意見がありますけど、出してますよ。普通に。日本でもちょっと長いコミックなら簡単に出します。 なんだろうなあ・・・マジコンや違法動画もだけど、本当に「作り手から奪う事ばかり普及した世界」が理想なんでしょうか?そんなの文化として長続きしないし、多くの作り手が生活できないとなれば、ジャンルそのものの多様性も奪います。 出版社もこういう連中から確実に正規の形でマンガで金を取る方法を試しているようですが、一円でもかかるとそっちも利用されないんだよな。 いいモノを作っても売れないどころか、いいものを作るほど回りに奪われる時代でもあります。
2010.07.27
コメント(1)
同人誌印刷所の太陽出版のエロ規制について騒いでいる連中が居るけどtwitter経由か。 わたしはここの印刷所をずっと利用しています。それこそ10年来。で、ここは持ち込み原稿のチェックが大変厳しいです。担当者の目の前で1Pずつ目視確認し、消しが甘い部分には指差しで「ここ、カリの部分を消してください」「スジが見えないようにしてください」「ヒダの部分がはみ出してますので消してください」と、女性の担当者に言われるのは正に羞恥プレイ! ですが、これは決して昨今の事情で始まったものではなく、昔からこんな感じでしたし、少なくとも私はそれで不満を持った事がありません。というのは、ここの厳しいチェックを通った同人誌は、恐らくどのイベントでも修正が問題になる事は無いからです。自分の同人誌も別に性器表現のきわどさを売りにしていませんし。 また、ネーム内に18歳以下のキャラであるという表記が無ければ、意外とスルーされます。なにしろ私はみつどもえ本とか平気で出してますし(W.ですが、絵の中に例えば記号としてランドセルを背負った状態でのHシーンなどはどうやら規制対象になるようで。(書いたことはありませんので要確認ですが) で、私が何をいいたいのかといいますと「表現の自由を守るために印刷所が規制するような状況なんだよ!昨今は!」ということ。 特に最近、印刷所によっては非常にきわどい修正(細い黒線でカリ部分だけ修正とか)で印刷し、コミケ会場で配布停止を喰らうような事になっているサークルもあるんですよね。 市販のエロマンガの規制がどんどん緩くなっていますが、それに付随するかのように同人誌も修正がどんどん甘くなっています。しかし、実際会場での配布許可を出すのはあくまでイベント準備会側。当日ダメ出しを喰らっても、全て本人の責任です。 人によって同人誌の考え方はいろいろあるでしょうが、私はあくまで企業である以上、明確に「うちは厳しいですよ」とするのは正しい判断だと思います。 どうにも最近、同人誌=何を書いても自由 って考えている参加者も、そして買い手の方もいますが、同人誌にはイベントごとに決められたルールがあり、同時にもし、この印刷所で製本した同人誌が何らかの法律に抵触した場合、印刷所にも犯罪幇助の疑いをかけられますから・・・ マンガや同人のエロ表現に関してはいわゆるソフ倫みたいな明確なチェック機関が無い以上、常に倫理観と社会的責任をコントロールし無ければならないのは、印刷所でも、イベント準備会でもなく、実は私達書き手側なんですよ。 だから、私はこの印刷所を信用するし、ここのチェックを受けるたびにいつも背筋が伸びる思いです。あんな内容の同人誌ですが(W。 それに・・・不思議なんですけど、黒塗りなどで消した方が、まんま書くよりエロイんですよね。
2010.07.26
コメント(8)
仕事柄、ゲームで使用される3Dのアニメ(動画)を作る事がお仕事でよくあるのですが、その際にいつも考えていたのが「通常の2Dアニメってのは、日本風のセルアニメーションだと1秒間に8~10枚程度の動画できちんと動くのに、CGなどの世界では画像をセルシェーディング風にしても秒間15フレームだとガクガクに見えるし、30Fとか60Fでもあのアニメ風の動きが出ないのは何でだろう?」という疑問を持っていました。 で、最近、自分の趣味で作っている同人ソフトで2Dアニメパートの動画を本職のアニメーターさんにお願いして作った際、おや?と思う部分を発見しました。 で、それを擬似的にCGで再現したところ・・・おお!2Dアニメっぽく見える!こいつはすげえ!と。 どんなノウハウかは私の秘密にしておきますが、これってフレーム数とか緩急が、とか、デフォルメーションが~の話ではなく、もっと原始的な人間の癖なんですね。その部分を人間の目の補間能力がうまくおぎなっている・・・で、これは正確に計算で出したCGには真似できないエリアだと。目からウロコが落ちる感じでしたが。 この発見も2Dだけ、3Dだけでは気がつかなかった世界なんでしょう。今後の仕事の役に立つかどうかわかりませんが、こういう自分で発見したノウハウは大切にしたいです。
2010.07.26
コメント(2)
考えたら、ゲームを買わない自称「コアゲーマー」の意見は聞く耳持たなくてもいいんだよね。 その割には声はでかいけど。それって単に「ゲーム情報マニア」なわけでユーザーでもなんでもない。 マジコンユーザーが「お客さんの意見を聞け」と喚いているのとたいして変わらない気がしてきた。
2010.07.25
コメント(2)
昔、朝日新聞に故・中島らも氏が連載していた名物コラム「明るい悩み相談室」というのがありまして。これは読者からのどうでもいい質問や悩みに、中島らも氏がそれをさらに捻った回答をするという、お堅いイメージのある新聞紙上では結構異質な、でも10年近い連載を続け、単行本化もされるような人気コーナーでした。 で、そのコーナーである読者から「焼いたジャガイモに味噌を付けて食べると死ぬ、という言い伝えを聞いたのですが本当でしょうか?私は昔からこれが大好きで、いつ死が訪れるか毎日ビクビクしています」という馬鹿馬鹿しい質問に回答として「焼いたジャガイモに味噌を付けて食べると確実に死にます。現に私の98歳で他界した祖父も今際の際に「ああ・・・12歳のあの時、焼いたジャガイモに味噌を付けて食べなければこんな事にはならなかったのにっ・・・」と言い残して絶命しました。だから焼いたジャガイモに味噌を付けて食べると確実に死ぬんです」と。 それを掲載した途端、新聞社に抗議の電話や手紙が殺到したそうです。「いい加減な事を書くな!栄養学的にそんなことはありえない!」とか「こういう迷信を広げるのは社会の木鐸としての新聞というメディアの責任が・・・」うんぬん・・・ えー、と・・・わかりますよね?真面目に抗議してきた人はきっと「文字は読めても文章の意味は読めなかった人」なんだろうなと。 結局、翌週らも氏が異例の記者会見を開き、その時のやり方が記者達の前で焼いたジャガイモに味噌を付けて食べるという、なんともこの人らしい馬鹿馬鹿しさで回答したのですが。 ギャグというのは読み取れる、あるいは笑える有効範囲があって、特にシュール系とか下ネタ、他人を傷つけたことを無責任に笑うネタなどは不快の範疇に入る人もいます。 ですが、上記の文章を理解し、笑えるぐらいの心の余裕は持ちたいものです。 *もっとも、中島らも氏もあのときの記者会見で焼いたジャガイモに味噌を付けて食べたのが災いして、その十数年後に酔って階段から足を踏み外してお亡くなりになったのですが。
2010.07.24
コメント(2)
以前も書いた記憶があるのですが、私の好きなバラエティー番組に、正月の特番である「芸能人格付けチェック」というのがあります。これは芸能人に例えば一級品のビンテージワインと市販の1000円程度のワインを目隠しで飲み比べさせ、どちらが一流のものであるかを判断し、正解率によって「一流芸能人」「二流芸能人」「三流芸能人」「素人」のように番組内での扱いを露骨に変えるという、よく考えたら下品な番組なのですが。 で、そんな中で「おや?」と、感じたのが、ある設問で片方が国内で数々の映画の賞を取った有名アクション映画監督、もう片方はそういうことに一切関係の無い、お笑いタレント、この二人が同じ役者、同じ脚本、同じセリフ、同じセットで撮った短いアクション映像(カメラのアングルだけ違う)を、どちらが一流映画監督が撮影したものか当てる、という問題。 ・・・これって芸能人を格付けしているようで、実際はその監督が素人とたいして変わらないといっているようなものですよね。現に芸能人もほぼ均等に回答が分かれてましたし。 ずっと根底にある問題で、100万円のワインと千円程度のワインも、目隠ししたら間違える人が続出したり、片方が有名な華道家、片方がズブの素人が植えた活け花も、回答者が答えを普通に間違える。 現に私もその番組でやっていた数億円のヴァイオリンと数万円の市販ヴァイオリンの音色の違いがまったくわからなかったし。一緒に見ていた家族も「全然わからん」と・・・だとしたら素人にもわからないその金額の価値ってのは一体何なのか? 例えば、絵のようにデッサン力や鉛筆の使い慣れで露骨にプロと素人の差が出るものはありますが、上記の映像監督のような場合、素人とたいして変わらない、という、悲しい結果を見せ付けられているような気がしてなりません。もちろん、だからといってその監督が素人レベルだ、とは言いませんし、作品の評価が落ちる事はありません。 これって、「超一流、ってなんだろう?」と、考えてしまうんですよね。見る目がある人にとっては一発でわかるようなものかもしれない、けど、大多数の人にとって違いがわからない程度の差だとしたら・・・ *余談ですが昔、北野武さんが初めて「その男、凶暴につき」という映画を作った際、撮影の時に自分は映画とか完全に素人でFIXカメラしか使えなくて、時々副監督に「監督、クレーンとかありますよ」と言われてカッコつけで使ってみたけど、実際はよくわからなくて撮影したカットも使えなかった」とラジオで話していましたが、結果、その素人臭い、映像講習を受けたものであれば考えられないような非常識なカットが、独特の生々しいバイオレンス描写を生んで評価されました。 これも映像のプロからは考えられない事なんですよね・・・
2010.07.23
コメント(6)
「iPad、重い」「飽きた」「日本じゃ電子書籍少ない」「使い道わからない」…発売1ヶ月で嘆きの声 うーん、これは日本の紙媒体の優秀さを現しているのかもしれません。というのは、例えばマンガ雑誌だけでも毎週20本以上のマンガを250円程度で全国どこの本屋や駅の売店でも読める流通というのは、実はとんでもなく優秀なお話で。 私はiPadが本当の意味で普及するには、このマンガ業界、特にジャンプのような超メジャー級の雑誌が毎週発売日に紙媒体以下の価格で手軽に買える、ぐらい出来ないとダメじゃないかと思っています。 が、そうなったら今度は単行本が売れない。マンガ雑誌は基本、雑誌はあくまで広告で単行本の売り上げで利益を出すものですから、それが出来ない、あるいはデータをネット経由でコピー編集されたら、結局自分達出版社や漫画家の首を絞めるだけ、というのはわかりきっていますから。それに、出版社としてはムリにiPadにあわせた出版体系をすると、こんどは表現の自由などがアップル社基準になってしまう。根元を押さえられたら、性描写や宗教ネタなどに厳しいアメリカの表現フォーマットになりかねません。 現実としてすでに過去の所有する本を個人でスキャン>ネットにiPadフォーマットで流出させているヤツもいますし。そんなことをしたらiPadの未来をますます潰すだけなのに・・・ 紙媒体の本が売れない、といいつつ、だからといって安易にデジタルに飛び乗れば、違法コピー者の利益ばかり増えて結局更に儲からなくなる。単なる友人同士の貸し借りと違って、たった一人が数千人、数万人にデータを広げる事が出来るのですから。 そういう意味では読み捨ての雑誌などはいいのかもしれませんが、日本ではマンガ業界も紙媒体以上のメリットがまだないのだろうな。 どんなに「消費者の利益」を叫ぼうとも、それを作っている人が生活できなければそんなのはサービスではありません。単なる搾取です。
2010.07.22
コメント(0)
FXで人生逆転狙おうと思ったが止めを刺されそうだ・・・まあ・・・これが現実なんでしょうね。ネットなどにも「確実に儲かる!FX」なんて記事がよくありますが。 私の基本的な人生観の一つに「俺は他人を出し抜いたり、超人的な技術も、運も無い。だから絶対に濡れ手で粟の大もうけは出来ない」 というのがあります。で、そういう人間はマンガやドラマみたいな一発逆転なんて出来る訳が無い。むしろ、手を出したらそういうものを狙っているもっと大きな存在に搾取されるいいカモになる。と。楽して儲けるつもりが、毎日モニターの前から離れられずに神経すり減らしているってのは普通の仕事と何が違うのかと。 昔、映画「マルサの女」で脱税王が捜査官にお金の貯め方を尋ねられ「コップに上から水滴がポトポト落ちてくる。のどが渇いてコップ半分になって飲んでしまうやつ。こいつは金がたまらない。じっと我慢してコップに次第に溜まって、やがていっぱいになり、表面張力であふれ出した時に、コップの縁を舐める。こうすればコップの水は減らない」 これって人生観の違いもありますが、貯金のできる人、出来ない人の差でもあるかと。 同じ給料をもらっていても毎月月末に困る人もいれば、毎月余った分を貯金できる人もいる。 話は戻って上記の例はお金をためるどころか、次の運転資金のために金を借りる・・・一体何を持って「大もうけ」を示すのか? 株や為替相場は本当に何か長期的視野を持って買うのならともかく「何十億も儲けている人間がいる、ということは、その数百倍、数千倍の損をした人間から奪っている」ことを自覚した方がいい、そして、自分はその搾取される側になる確率の方が遥かに高いのですから。 そして何より怖いのは、こういうので大借金抱えた人間は、親や家族、友人など周りの人間にまでその被害を撒き散らすこともある。 人生の一発逆転なんて、ドラマやマンガのストーリーになるほど確率は低いんです。「同じ100万円であっても、毎月少しづつ貯金して貯めた100万円と、ギャンブルで一発当てた100万円では価値がまったく違う。前者は大切に使おうと思うし、後者は「またすぐ手に入る」と散財してしまう。その考え方がその後の人生を大きく変える」
2010.07.21
コメント(0)
ずっと前から思っていたのですが、自分の好きなマンガがアニメ化した際、ちょっとした異差を認められずに不満を持つ人が結構います。 それって、だったら見ない方がいいんじゃないですか?と思うのですが。 メディア媒体が違う以上、例えば声にしても、カメラワークにしても、テンポ、動き、尺・・・全て読者が脳内に個別に作り出した理想を持っているマンガと違って、それを完全に具現化できる監督などいません。 例えば現在放送中の「ジャイアントキリング」も、原作の小さいギャグをかなりはしょっている感じです。個人的にはあの作品は結構ギャグシーンが好きなのですが、アニメでは真面目になりすぎている気がします。けど、それは不満じゃありません。だって、両方のパターンを楽しめるんですから。特にサッカーの試合の動きはやはりアニメに軍配があがるだけに、2つは別の作品としてどちらも楽しめています。 また、チャンピオン連載の「みつどもえ」のアニメも、元々声優に興味がない私としては、アニメ化されてからマンガを読むとアニメの声で脳内再生されるようになりましたし。細かい原作との差をニヤニヤしながら楽しめるのは幸せです。 というわけで、好きな作品であればあるほどマンガとアニメの差を認められない人は最初から見ない方が幸せだよ、と。 それに、マイナーマンガであればあるほどアニメから原作に入る人が多い、ということは、もっと面白い(と、本人が思っている)原作の評価が下がる事はありませんからね。
2010.07.19
コメント(0)
ちょっとシャレにならないお話ですが。 PSPのうちの会社で作ったソフト、国内ではそれなりに売れて、海外版をローカライズ販売したところ売り上げが数千本程度。まあ、これだけなら「その国の人に興味をもたれなかったのかなあ」で済むのですが、現地のマーケティングスタッフの話では、P2Pを使った違法ダウンロードの数が、その筋で有名どころのDL数だけで売り上げの15倍を超えていて、ゲームとしての評判もいいとか・・・つまり、正規品が市場の一割にも達していない・・・ コレはこのソフトだけに限らず、他社も含め欧州では完全にPSPのソフトが市場として成り立っていない状況なんだとか。しかし、PSP本体の売り上げはそれなりにあるので、結局中国とか韓国みたいな市場になってしまっているという・・・(DSも似た状況になりつつあるが、パイがでかい分、今のところまだマシだとか) 前に日本の小売店のお客さんで本当にあった話で、40歳ぐらいのお母さんが子供を連れて「あの、マジコンっていうのがあるとここにあるソフトがタダで遊べるというのは本当でしょうか?だったら売っていただきたいのですが」と店員に聞いてくるという・・・ なんだか「だめだこりゃ」を体現しています。すでにこの手のカジュアルコピーに罪悪感を感じない世代が市場を食い荒らしている。 任天堂が3DSの普及を急いだり、ダウンロードコンテンツにバンダイナムコが力を入れるはずだわ・・・
2010.07.19
コメント(0)
夏コミのカタログが販売になりました。今回、実は私にとって記念すべきカタログとでも言いましょうか。 と、いうのは、実はこのカタログにコラムを書かせていただいたという。なんとも名誉なことで。事の発端は先方からこのBlog経由で依頼をされたのですが、考えてみたら私はコミケカタログにサークルカット以外で掲載された事がないんだよな・・・ 同人も長くやっていると時折こういうご褒美みたいなことがあって。以前もなぜか一回だけ壁際サークルに配置していただいたり(別に行列が出来るようなサークルじゃないのに)変化がないようで時折変わったことがあるのもコミケの魅力です。 原稿用紙で3枚程度の長さで、じじい参加者の昔話程度の内容なので、見つけられた方は暇つぶしに読んでやってください。 近年本当に一気に人が増え、それによって出る不平、不満を準備会やスタッフにぶつけるお客様気分の参加者が見受けられますが、「ちょっと待ってくれ、不平不満を準備会にぶつけるんじゃなくて自分達で何とかするのがコミケだろ」という考え方を是非持って欲しい、あの施設を埋め尽くすようなイベントで快適性を求める方がムリ。それよりみんなで協力した方が効率が良いし、結局自分のためになる、ってことでしょうか。晴海時代の地獄を知っている人間にとっては今のコミケは地獄の手前です(結局地獄だけどね) え?今回のサークルスペースですか?えっと・・・・落ちました(涙)。うう・・・やっぱり準備会は公平だぜ・・・なお、8月14日(土)東O-54b 「妄想会社 電脳筆」さまにおいてみつどもえ本委託&ゲスト原稿しているかと思いますので、よしなに・・・
2010.07.18
コメント(2)
絶賛放送中のアニメ「みつどもえ」ですが、アニメ感想系のBlogを見たとき、特に第2話で「尿とか鼻水など、汚いネタが多すぎて引いた』という感想が・・・ そうなんですよね・・・いわゆる最近の女の子がキャハハウフフしている日常系マッタリギャグアニメを想像すると裏切られる。実はチャンピオンで長期連載の「浦安鉄筋家族」に非常に近い作品なんですよ。 特にその作者さんのデビュー作である「そーじのじかん」「子供学級」は、「劣化浦安」とまで言われたぐらい、とにかく作者が浦安鉄筋家族の大ファン。正直私もその頃はあまり好きな作者ではありませんでしたが、今のみつどもえになってギャグセンス(特に勘違いネタ)と個性的なキャラ、ひどいネタの嵐に一気に好きになってしまったという。 だから、単なる可愛いだけのアニメを期待すると裏切られますが、ハマるとこれほど高度な構成がされた作品も珍しい(非常にたくみに伏線を張ってオチに持ってくる)ので。ぜひ、アニメで興味をもたれた方は原作も読んでみてください。「みつどもえ」は萌えマンガじゃない、もっとおぞましい何かだ・・・
2010.07.17
コメント(2)
「グラフィックの進化はゲームの面白さとは無関係」なわけがない こんな意見を見まして、私としては「これは単に求める方向によって違うんじゃないか」と感じた次第。 例えば、昔からグラフィックの美しさが売り上げの直結することは明白の理。少なくともFFシリーズがDQと並んで日本のRPGの代表とよばれるようになった理由の多くは「その当時の最先端のグラフィック」というものがあると思います。 で、問題なのは「その進化の方向による売り上げと、それを作るうえでの制作費の採算バランスが崩れてきた」ことです。過去に比べて手間が異常にかかるようになった、ということは、人件費や期間がどんどん長くなる、それに見合った売り上げが出せれば問題ないのですが、それなりに有名な大作ソフトなのに10万本程度が珍しくない時代。 自分もゲームのデザイナーとして思うのは「何でこんなところに手間をかけるの?」というようなやり方が「クオリティーアップ」の名目で横行しているんです。それこそ最大アップ時でも大画面で全身手のひらサイズにしか表示されないキャラの鎧の細かい刺繍とか、遥か遠景にしか見えない広大なフィールドの町の作りこみとか。 で、実際「それが何?」という費用が膨大になれば金はいくらでも掛かる。むしろ、首を勝手に絞めているのは、ユーザーの要望でなく我々作り手の自己満足なんですよ。 ハードの性能アップで、例えば今まで一度に表示し切れなかった大量の敵を吹っ飛ばす爽快感とか、複雑な演算をリアルタイムで行って画面に反映させ、そこから生まれるゲーム性であれば、それはゲームのグラフィックの進化が面白さに繋がる話です。が、レースゲームで高速回転している車のタイヤの溝をリアルに表現する事がすごいグラフィックなのか?ということでもあるんです。 一方で、グラフィックもある程度の水準を満たさないと、お客さんに買ってもらえない。だからこのさじ加減、取捨選択が一番大事なのですが。 超絶グラフィックを求める人にとっては、ゲームの進化=グラフィックの進化であってもいいと思いますし、現にそういうソフトを作り続けるメーカーがあっても正しいです。が、昨今のゲーム市場の中心が高性能据え置きタイプから、手軽な携帯ゲーム機になっていることから考えても、ユーザーのニーズも変わりつつある、ってことじゃないかと。 それに、美しいグラフィック=フォトリアル ではありませんしね。この辺は柔軟な思考が必要です。
2010.07.16
コメント(1)
各所で話題になっていますが。マジコンを合法化して未成年者はゲームを無料で遊べるようにすべきです えーと、まあ、・・・でかい釣り針でないとしたら・・・この人は真面目にマジコンを単なる便利グッズとしてしか思っていないと思われます。 で、困るのが「それが普通だ、正直に金を払っているヤツがバカなんだ」という風潮を、いとも簡単に作り出す。 何より、コレで育った子供にはどんなに私達開発者が苦労していることを説明したり、実際に被害総額を見せても「そんな作り手の苦労なんて俺らには関係ないでしょ?」と。強盗集団に倫理観を諭すようなものです。 作り手の苦労が関係ない、と本気で思っている人間は怖い。想像力が完全に欠落している。だから他人のことを思いやれない。その割には「自分にはサービスしろ」と叫び続ける。世の中をギブだけで生きようとする。ギブ&テイク が通用しない。社会の不満は全て自分以外の責任になる。 この手の話はマジコンだけじゃなくて、モンスタークレーマーと呼ばれる些細な店員の失態を土下座させるまで追い込むような、そういう人間がいる事にも象徴されます。その様子をテレビカメラに取ってみたら、きっとヤクザ映画か時代劇の悪役みたいなチンピラと変わらない光景なのに・・・ この親に言える言葉は「子供が可愛いなら、本当の愛情を注げよ。金で買える愛を値切る行為は子供への愛を値切っているのと同じ」
2010.07.15
コメント(1)
宮崎駿さんが最近のIpadブームに関して「機械の使えない年寄りの意見として」主張されています。 宮崎駿監督iPadについて「ぼくには、鉛筆と紙があればいい」と語る これはある意味「清清しい」と感じました。と、いうのは、彼には本当に「紙と鉛筆ですごい作品を作れるパワーがある」からです。 私のような軟弱モノにとっては最新機器の性能を活用することによって、どうにかこうにか人並みの仕事が出来る作り手ですが、宮崎さんはそれこそクーラーも無い時代から汗まみれで紙と鉛筆で格闘し続けた。自作品でもCGを「使う事はあっても使われる事は無い」という強烈な自負と自信があり、だからこそ、そこまで自分を追い込んでいない今の若者が手軽にそっちのグッズの性能を自分の能力と勘違いする事に警鐘を鳴らしているのだと。 恐らく彼は今後も作品を作り続けていく事でしょうが、こういう一見理不尽な年寄りの戯言も、あの人が言うと納得せざるを得ない。引退して過去の栄光で喰っているクリエイターの言葉じゃない、現役バリバリでやっている監督の言葉だからこそ強く響く。そして、俺らゲームの作り手は、こういう巨大な怪物に立ち向かわなければならないという・・・ あなたは消費者になってはいけない。生産する者になりなさい。 という言葉には、いろんな意味が含まれているんだろうなと。
2010.07.14
コメント(2)
「人間は真実を求めているのではなく、自分に都合のいい真実をもとめているものだ」という言葉がありますが。これは昨日書きました食品の安全性なども同じで。 たとえば「無農薬で育った野菜は美味しい」という言葉が独り歩きしています。ですが私はイマイチそれを信用していない人間で。と、いうのは、私の実家には祖母が昔からテニスコート一つ分ぐらいの畑があり、夏場などはトマトやナス、きゅうりなどを育てていました。もちろん、個人の畑ですから無農薬。肥料も昔ながらの藁を腐らせた臭い堆肥を使っていたのですが。 そこで取れた曲がったキュウリや虫のついたトマトは美味しんぼでいうような「味が全然違うわ!」というものかというと・・・そうでもない。正直、スーパーで売っている野菜と混ぜて出されても気がつかない味。(もっとも祖母が野菜を作っていたのもあくまで趣味でしたし) これって、私がバカ舌だというのもあるのかもしれませんが、それ以上に「イメージの差」というのがあると思います。宮崎アニメ「となりのトトロ」でサツキとメイがおばあちゃんの畑で取った野菜を豪快にかぶりつく風景。あんな「健康的な風景」を無農薬野菜に思い浮かべている「都会の人」が多いんじゃないかなあ・・・夏の炎天下に畑の側でああやって食べれば、きっとスーパーの野菜であっても黙っていれば一味違うんじゃないかと。 現実問題として、野菜の味の違いというのは無農薬とかそういうもの以上に品種による違い(昔の品種はアクが強かった)が味に大きく作用していたり。果物の糖度も昔に比べて高いものが好まれていますし。 先日の美味しんぼに対して、大学の教授が正式に抗議したことに対し、恐らく原作者は明確な科学的根拠は示せない(そもそも引用元が明確な間違い(誤論文)である事をプロから指摘されているのであるから)と思われます。なにしろ、それを認めたらストーリーの根幹を崩してしまうお話でしたから。知らぬ存ぜぬで押し通すのでしょうね。 ただ、美味しんぼの普及のおかげで我々日本人が食文化に関心を持ったのも事実(連載当初はそういう風潮は日本にはまだなかった)。ですから、功績は認めつつ、あのマンガを宗教の経典にしてはいけない、と思います。現に危険な農薬を大量に使っているところもありますし。 いずれにせよ「まあ、原作者がアレだし・・・」と思われるようになったらおしまいなのですが。上記の抗議に対する編集部の反応を見るとそんな雰囲気になっているのでしょうね。少なくともドル箱作家先生ですから・・・ もやしもん最新刊より教授の言葉「農薬が悪いものではない。結局は使う側の問題」
2010.07.13
コメント(0)
美味しんぼの主張に反論 原作者、雁屋哲氏の主張は以前からむちゃくちゃな部分がよくありましたが(特にMACとウインドウズの比較が、性能ではなく完全な主観(デザインがかっこいい的な)に基づいたものだったり)私が一番「これってひどいなあ」と思ったのが、捕鯨問題を取り上げたお話。日本通のジェフが反捕鯨団体で活動をしているのに対して、山岡と京極はんが「それが鯨肉である」ことを黙って鯨を食べさせ、鯨の食文化への偏見をなくそうという。 ・・・ちょっとまて!ダマって食べさせるのってひどくないか?これって一般人に「人肉料理は立派な食文化なんだよ」と黙って友人の肉を食わせるのと変わらない、ひどいことをしているのと一緒じゃないでしょうかね? 文化への理解云々以前に、やり方がひでえな、とドン引きだったのですが。 マンガの恐ろしさの一つに「わかりやすさを優先しやすい」メディアだというのがあります。大人も子供も読める。からこそ、単純でわかりやすい主張が描きやすいしヒットしやすい。「遺伝子組み換えや農薬=悪」という主張は、その辺でも誇張されやすいのでしょうね。農薬が無ければ市場に出回る最低限の安定供給もできないのに・・・
2010.07.12
コメント(1)
何気なくラーメン屋の待ち時間にたまたま店内のマンガ「静かなるドン」を読む機会がありまして。 それまで、名前は知っていたのですがきっかけがなく、また、いわゆる「オヤジ系マンガ雑誌」に連載しているということで自分の守備範囲からもかけ離れていたのですが。 これ、過剰な面白さを期待してはダメです。昼は下着メーカーの冴えないサラリーマン、しかし夜は関東を支配するヤクザ組織の親分の二重生活を描いているのですが、突拍子も無い設定、時代を感じるオヤジギャグ、ご都合主義な展開、くどいキャラクター・・・ しかし・・・妙に面白いんです! なんといいましょうか・・・あったらつい読んでしまう魅力、とでもいうのでしょうか。思わずラーメン屋を出た後にマンガ喫茶に居座って、40巻近くまで読んでしまいました。 ちょっと調べてみたところ、この作品、現在単行本が95巻まで出ていて、累計で4000万部を突破している大ヒット作品・・・にもかかわらず、いまいちメジャーなイメージがしないのは、やはり掲載雑誌が漫画サンデー(小学館の少年サンデーとは違います)という雑誌だから、ということでしょう(以前にTVでドラマ化もされているのですが)しかし、確固たる人気があるのは間違いないようです。 で、ふと思ったのですが「長期連載作品って意外と過剰な面白さは必要ないのではないか」と。例えば単行本50巻以上の長期連載マンガをみてみるとわかるのですが「圧倒的に面白い!」とか「○○で話題沸騰!」ということはほとんどなく、むしろ「マンネリ」「ワンパターン」「いい加減終われ」「老害」みたいな評価をネットでよく聞きます。 が、しかし、生き馬の目を抜くこのマンガ業界で「ワンパターンで生き残る」ことがどれだけ難しいか。これは相撲と同じで「横綱には自分の型がある」という、がっちりした土台と、それを好む多くの支持者がいる、ってことなんでしょうね。 どうしても若いうちは刺激(変化)を求めてマンガを読みがちですが、長期連載作品にはしっかりした「自分の型」があれば過剰な面白さは必要ないのではないか?という考察を含めまして。
2010.07.11
コメント(0)
前に別業種の友達に聞いた話。 不景気の影響でどこも大変なのはわかりますが、その会社は業績も堅調、さらに支店を増やし、この不況下に攻めの姿勢でシェアをどんどん大きくしている優良企業としてTVの経済番組でも取り上げられました。が・・・ ある社員が退社と同時にその会社を提訴します。理由は「残業代の未払い」通常の勤務時間を大きく越えた勤務状況が日常化(平均帰宅が0時以降)し、裁量労働を歌いつつ事実上強制労働の日々で体調を崩し、そのための退社になった、ということですから、そりゃ訴えますでしょうな・・・ で、裁判では和解、ということになりましたが、その事実は当然、残った社員にも通達され、過去3年間に渡る残業未払い分を支払い、以後は残業代が支払われる、ということになりました。 どうなったか?当たり前ですがそれまで溜め込んだ利益は一挙になくなり、業績はガタ落ちになります。その会社が今まで好調だった理由は、社員をタダ働きさせていたからこそ出来たことだったと。つまり、幻影だったんです。 裁量労働制という言葉は日本の経営者にとってこれほど便利な言葉はないようで。本人の自主性に任せる、といいつつ、雰囲気や職場の空気を重視する日本人の性格を一番うまく扱った労働制度なのですが。何しろ残業をすればするほど人件費が安くなるシステム。 ただ、それで得た利益を社員に還元するのであれば問題はないのですが、さらなる投資や事業拡張に使っていると、ギャンブルの掛け金と同じで実際の利益ではない。企業が大きくなる事と従業員が幸せになる事は決してイコールではない。というものです 数字を全ての結果としか見ない人にとっては「がんばれ」という言葉は銀の弾丸なんでしょうね。数字を作るのが人間であるという事実を忘れたくないものです。
2010.07.11
コメント(0)
マンガをアニメ化する際に、評価の割れやすい基準のひとつが「テンポ」というものだと思いますが。 元々、原作が読者個人の読むペースがまちまちである上、アニメでは30分(CM抜いて25分)の時間内でその放送をまとめなければいけない、という制約まで発生するから、製作される方はさぞご苦労であろうと。 で、個人的には「物足りないぐらいが丁度いい」と思っています。詰め込みすぎ、ぐらい情報の密度を濃くした方がいいかと。 宮崎駿監督の「名探偵ホームズ」で伝説的な放送となっている「ドーバー海峡の大空中戦」というエピソードでは1、朝の日常風景、ワトソンとハドソン夫人、そしてホームズの軽いやり取り2、突然、上空から不時着地点を探す複葉機3、危険を感知して走り出すホームズとワトソン、そして目の色が変わるハドソン夫人4、不時着した複葉機に普段のおしとやかな姿からは想像できない快活な動きで乗務員を救出するハドソン夫人5、救助完了後、大爆発をする複葉機6、緊張の糸が切れてその場に倒れこむハドソン夫人7、その光景を裏で見ているモリアーティー教授8、場面変わってハドソン夫人の過去のエピソード9、複葉機のパイロットが最近話題の航空郵便の乗り手で、しかし事故続きであるというエピソードの紹介 えーと、コレだけの内容を、放送開始5分で表現しています。(W.びっくりしますよ。しかも、何の過不足も無い、どころかキャラクターの魅力を十分に魅せ、かつ、切ない心理描写なども含めて。 これは宮崎駿氏が「天才演出家」と言われる所以でもあると思うのですが。とにかく情報の詰め込み方がハンパない。だから、同じ30分のアニメを見た後での感想が、まるで2時間の映画を一本見たような満足感を味わえる。同シリーズの宮崎駿氏が監督、演出したお話だけ突出して面白く感じるのは、その辺にも秘密があるのかもしれません。 原作つきの作品だとなかなか演出家の方の自由も利きにくいから難しいかもしれませんが、アニメのテンポは「詰め込みすぎで時間が足りないぐらいがちょうどいい」のではないかと。
2010.07.10
コメント(3)
30歳引きこもりが人生一発逆転する方法ってなんかある? ・・・ない・・・だろうな・・・と・・・ もし、あるとしたら「ずっと何かをコツコツ溜めていた人」が、本当に運良くその才能を認められて~しか考えられない。 たとえば野球選手が優勝のかかった大事な試合、9回裏2アウト満塁で打席に立つ場合、それこそ一発逆転の機会かもしれないですが、その「打席に立つ」ためには毎日の練習や過去の試合の結果でコーチや監督から信頼を得て初めて任されるもの。何もしていない状態では、その一発逆転の機会が与えられる選択肢にも入らないという。当然といえば当然ですが。 前にネットで「働いたら負けかなと思っている」発言をしたあるニート青年が話題になりましたが、私は本人のその言葉の裏にある不安や焦り、悲しみ、そして絶望感を感じました。これは仏教の言葉の「諦観(諦めの悟り)」のようで・・・ 今、引きこもりになっている人のほとんどは「好きでこんな状況になった訳じゃない!」というのだと。いじめ、不況、人間関係など・・・だからこそ余計に「俺は悪くない、社会が悪いんだ」になった矛先が先鋭化して凶行に走る、というケースもあります。が、それは一発逆転じゃなくてテロ行為だからなあ。 「一発逆転」は道に落ちているのを偶然拾うことではありません。地道に何年もかけて探し回った人が「たまたま発見する」ものです。 *ちなみに宝くじの一等当選確率って、人生で7回交通事故に合うぐらいの確率だとか・・・こんなのは余裕がある人が楽しみに買うなら娯楽ですけど、本気で人生逆転を期待して買っているとしたらダメです。「宝くじだって買わなければ当たらない、という言葉を信じて、楽して一発儲けたいという人間からもっとも効率よく金を巻き上げる」方法なのかもしれません。
2010.07.09
コメント(1)
ゆうぱっくの遅延配達が偉い騒ぎになっていますが。 この問題の最大の特徴って「モノを数字でしか見ていない人間が根性論を振り回すとこうなる」ってことじゃないかと。 ペリカン便と郵政がいっしょになればシェアが増え、お互い共有される部分のコストダウンが図れる!という数字の魅力。しかし、単純に荷物が「物理限界として」増えてしまった状態でのシステムの急激な統合は、その現場での対処法が事前に確立されていなければ、当然すぐに問題として噴出しますから。50キロの荷物が100キロになる、という事の重要さを単に数字で見ているか、実際に集配など現実として携わっているかでは認識の違いに大きなずれがある。謝罪会見で「現場での工程に慣れていない者がいたため」と言っていた上の人がいましたが、単純に量が増えたら荷物の置き場が無いとか、その辺のことが全てわかっているのは現場のはずです。 特に今回はお中元シーズンとあって現場の人は「こんな忙しい時期に!」と思ったのではないかと。まあ、実際そのとおりになりましたが。本当に末端の方々はこの暑い中、クレームの処理も含めてご苦労様、としか・・・ これってゲーム業界にもあって、前作がさんざんデスマーチ進行でギリギリの綱渡りでようやく完成した、にもかかわらず、次回作でさらに期間が短く設定されたり。現場を知っているディレクターなどは「この期間ではムリです!」と言っているにもかかわらず「そこは現場の創意工夫で何とかしろ、それがコスト意識というものだ」と・・・ 物理的、時間的限界を知らない人間が上に立つと、綱渡りが「当たり前の芸」だと思うようになるんです。で、綱渡りの結果を基準に大きな計画を立てる。そんな不安定な足場はちょっとした揺れで簡単に崩れるのですが。
2010.07.08
コメント(1)
よく、それまでマイナーだった作品の連載当初から応援していたファンが、アニメ化によって知名度が一気に上がって、それまでまったく作品を知らなかったファン層が一気に増えた事を苦々しく思って「にわかファンが増えた」なんて揶揄する事がありますが・・・ 実際問題として、私は古参ファンと新規のファンの差、っていうのはほとんどない、そう思います。というのは、たとえば今期始まったチャンピオンの「みつどもえ」アニメですが、連載は不定期掲載の期間も含めて3年前からやっていました。が、今週はじめてアニメでみつどもえの存在を知って、単行本をまとめて買って読んだ人がいたとしたら?10冊に満たない巻数しか出ていませんから、数時間あればあっという間に知識の差は埋められます。そうなれば古参ファンと新規ファンの間に差(アドバンテージ)はほとんどありません。なにより「面白さ」に変わりはありませんので。 新規層を苦々しく思う気持ちはわかります。が、むしろ「同じ作品を語れる仲間が増える」ことを素直に喜びましょうよ。人がいつ、どのタイミングでその作品の好きになるかなんてそれぞれだし、面白い作品であれば一人でも多くの人に知ってもらうのは「本当のファンとして」嬉しいものです。「○○は俺のもの」的な歪んだ独占欲は何も生みません。 古参のファンであれば、これまで長い時間をかけて作品を楽しんでいた、という思い出が何よりの宝物ですから。
2010.07.07
コメント(3)
こんな意見を文章を読まない人の話 うんうん、と納得させられたのですが、よく私のBlogなんかを引用してくださる方にも「俺、そんなこと書いてないよ」と驚くような解釈をされたり。 たとえば「ゲームはグラフィックだけじゃない」と書いたのに、なぜか「グラフィックの進化を全否定」と・・・「だけじゃない」と書いてあるじゃないですか!(だから私もFFみたいなグラフィックに命を懸けたゲームは嫌いじゃないです。他を圧倒するほど尖っている、という意味で。ですが、金のない他社が中途半端に真似をしてもダメだ、ってことです) 他にも、私は今回の都の2次元ポルノ規制には反対です。が、その規制が表現手法の規制ではなく、売り場(年齢制限のある本を他のコミックと並列に並べないなど)の業界規制であれば、結構賛成なんです。見たくない人との住み分け、という意味で。 ですが、この事を書いたとたんに、同属のオタと思われる方からもパッシングを喰らったり。その理由が「表現規制を擁護する意見だから」だとか・・・そういう人の意見には中間がないのか?と・・・ 「反論しやすい二元論な意見」に仕立て上げる事で、自分の正当性を訴えるネタにされているような気もしますが。 世の中の意見を極論に持ってくると、どっちもおかしくなる気がします。
2010.07.07
コメント(2)
アニメ放送された「みつどもえ」続きの話題です。 実は、ちょっとヘンなお話としまして、今回週刊少年チャンピオンオリジナルの作品としては無敵看板娘!以来、3年ぶりの同雑誌のTVアニメ化なのですが(星矢LCはODA、ぺんぎんむすめはニコニコ動画の配信なので除外)不思議な事に第一回目放送週にもかかわらず、雑誌の表紙を取らせてもらえないんですよね。 これってたまたまではなくて、5年ほど前のななか6/17の際も、無敵看板娘も際もなぜか放送期間中に表紙を一度も飾らせてもらった事がなかったという・・・普通のマンガ雑誌であればちょっと考えられないのですが。 特にアニメ化の少ない少年チャンピオンであれば、この機会に雑誌を手にとってもらう好機と思うのですが、なぜ? 未だにチャンピオンがバキ、ドカベン、浦安、ヤンキーモノしか載っていないマイナー雑誌と思われている原因のひとつには、この「知名度」というのがオタク層にすら知られていないところにある気がします。現にみつどもえ放送直後にGoogleで「みつどもえ」というキーワード検索が一時的とはいえトップになったり。 私のように昔からチャンピオンで同人活動をしている人間にとっては、この編集部のやり方がなんとも歯がゆく、でも、この不器用さがチャンピオンの魅力のような気もします。 ですが、せっかく出来の良いアニメ化なんだから、精一杯応援して欲しいなあ・・・それとも「マンガはマンガ、アニメはアニメ。そっちの人気には頼らない」というポリシーでもあるのかなあ?
2010.07.06
コメント(0)
チャンピオン好きとしてはまさに待望の「みつどもえ」アニメの放送です!第一回目を見ましたが、うんうん!すばらしい!動き回るキャラ,原作を知っていても爆笑してしまうエピソードに、改めていい形でアニメ化されたなあと。 思えば連載当初、それこそ短期連載が不定期に続いていた頃から応援していた者にとっては、この機会にぜひ多くの人にみつどもえの魅力を知って欲しい、というのが偽らざる気持ちです。 が、そんな中、こんなニュースが・・・アニメーション作品「B型H系」に関して制作会社、脚本家に繰り返し脅迫状が届く事件が発生しております。 アニメの出来に関することなのか、詳しい内容はわかりません、が、最低だな・・・ よく、アニメの出来にファンが文句をつけることはあります。が、その大半って「自分の脳内妄想と違う」という何とも身勝手なことが多いんですよ。 例えば「声優がイメージとあわない」「このエピソードが削られている」中には「このセリフはもっとタメを入れて、このタイミングで・・・」といった演技指導じみたことまで。 それをオタク同士で語り合う分には別に構わないです。が、全ての人間の脳内を理想化することなど出来る訳が無い。 なのに自分はTVの前でひっくり返って鼻ほじりながら見ている人間が「自分の想像と違う」ということで脅迫を送るなどというのは、デパートで「アレ買って!」と床に転げまわってダダをこねているガキと一緒で。 自分の理想を作りたかったら、それこそ同人でも何でもやればいいんですよ。上のような行為はどんなに本人が元作品が好きであろうと製作者に何のメリットもないし、そもそもスタッフもそんな人間の要望に応える義理も義務も無い。そんな腐ったファンなどいなくても何の問題もない。 一刻も早くこの脅迫者が捕まりますように・・・
2010.07.05
コメント(0)
さらば愛しのマニュアルシフト 私も田舎に帰った時に実家の車で外出する時があるのですが、確かに一般的な公道を通るだけであればマニュアルシフトである理由は無いよなあ、と思います。 私が免許の教習を受けた時代は、オートマの方が珍しい(何しろオートマチック専門教習が2時間程度しかなかった)頃でしたが、運転のしやすさといったら、断然オートマチックで。煩雑にクラッチを替えることもなく、むしろ初心者ありがちのシフトチェンジをミスって「ガリッ!」ということがないだけ、安心して運転できるという。 古くからの車乗りにとっては「オートマなんて(笑)」の雰囲気がその頃ありましたが、そのうちに「エー?未だにマニュアルなの?考えられない!」という時代が来るかもしれません。なにしろレースの現場でもマニュアルタイプが減ってきているのですから。 格好の問題、というのはよくあります。でも、その格好よさも少数派になるとむしろかっこ悪くなる。昔は大人のアイテムの象徴だったタバコが、いまや嫌われ者になったように、時代で変わるんですねえ・・・
2010.07.04
コメント(0)
モノを作れる人間と作れない人間の最大の差とは、他人の作品に対して「良いところを見つけて取り入れようとする」のがモノを作れる人間、逆に「悪いところを探して、自分が作らない言い訳を探す」のがモノを作れない人間 というお話を聞きました。なるほど。
2010.07.03
コメント(8)
よく思うのですが、ゲーム作りの現場って「バカ正直に作りすぎている」と思う事があります。 例えば、建物内のA地点からB地点までを移動するための廊下のような通路。これ、わざわざ作る必要があるのか? 単に駆け抜ければ10秒も掛からないような場所ですけど、特に必要なイベントや敵との戦闘がないのであれば、これっていらないですよね?A地点の扉を入った瞬間に暗転>B地点へ、でも同じはず。いや、むしろ余計な移動がない分、さくさく進むからユーザーにとってもストレスが無い。 美術的に魅せたいとか、何か理由があるなら別ですが、単に建物の構造に矛盾が無いようにするために作っている場合が多い気がします。が、昔から思っている事ですが「矛盾が無い事は面白い事なのか?」という・・・ これに類する事で、例えばノベルゲームなんかも全てのセリフを音声にする必要があるのか?という疑問があったり、画面上では大画面でも手のひらサイズにしか全身が映らないキャラクターの顔のモデリングに時間をかけたり。 「神は細部に宿る」といいつつ、細部に満遍なくこだわろうとした結果、本来の目的である「何を魅せるべきか」が曖昧になっている気がします。 もっとも、これはゲーム作りが専業化しすぎて、それぞれのプロフェッショナルがこだわりを持つからこそ発生するものだと思いますが。 以前お話した尊敬するディレクターのように「移動の際、キャラクターの足が滑って見えるのが気になる?だったらカメラをちょっと上に上げて地面と接地する足が見えないようにしよう」というアイデアは、考えればいくらでもある気がしますが。
2010.07.02
コメント(2)
ああ・・・きっと個人と会社名を出す境界線が曖昧な人なんだろう。 Twitterはあくまで個人の発言。ですが、会社名を使った肩書きがついたらそれは会社の発言になります。その辺をちゃんと考えない人が多いなあ・・・ 肩書きを使った信用を得ることは、同時にその肩書きがしゃべっているということ。そこに「個人的意見」は働きにくいので注意しましょう。
2010.07.01
コメント(5)
全33件 (33件中 1-33件目)
1

![]()
