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2016.11.02
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 先日100歳でお亡くなりになった三笠宮殿下。戦後は先の戦争の反省と、そして真実追及のため歴史学者としても多数の文献を出版したり、また、国内で皇紀復活の動きに関して「神話の世界を歴史に持ち込むべきではない」という立場を表明されたり。

 「架空の歴史を信じない」。戦時に軍部を批判した皇族、三笠宮さまが注目される理由

 このブログの最後にある



架空な歴史—それは華やかではあるがーを信じた人たちは、また勝算なき戦争—大義名分はりっぱであったがーを始めた人たちでもあったのである。




 という言葉が印象的です。産経新聞の歴史戦と称する特集が最たる例の一つですが、日本の過去を美化し、下手すると日本軍はアジアで一切の蛮行は行わず、規律整然としていた、という印象さえ与えようとする。実際は当時の兵士の手記やら軍の公文書、現地の裁判記録、現地人の記録など、ゴロゴロと粗が見えてくるのですが、そこを指摘すると「ねつ造だ」「反日」「自虐的歴史」と・・・

 思うのはこの手の人って日本という国を過去も含めてアイドルか何かと思っているのではないか?彼らはその親衛隊であり、「アイドルはウンコなんかしない!」と妄信するような。で、それは戦争中の日本人の大多数がそう教え込まされ、そして、疑問を持つ人間を非国民として糾弾した社会。100年生きた三笠宮さまだけでなく、多くの経験者はそれを見ている。

 過去の歴史的汚点を検証することは自虐ではない、むしろ未来のために「過去にこういうことがあったということは、現在も起きる可能性がこの国にはある」と考えるべきで。なにしろ戦争経験者が少なくなった昨今、日本だけでなく世界でも民族主義的な愛国論が盛り上がりを見せている。

 三笠宮さまは生前、「赤い宮様」と揶揄されたことがあります。しかし、歴史を研究、編纂に努めているからこそ戦後復権しつつあった右傾化論に強い違和感を主張された。架空の歴史で自国を美化する愚かさと、それによって世の中が動く恐ろしさ。

 考えたら今、戦争反対を唱えていた戦争体験者も、当時は戦争賛同、お国のために、の人だったわけです。








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最終更新日  2016.11.02 10:34:23
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