FANTA-G

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2020.01.29
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先週放送のアニメ「映像研には手を出すな!」で好きな描写、部活の予算申請を通すために作った映像を上映した後、客席は「すげえアニメだ!」と絶賛しているのだが、作った当事者たちは「あそこはああすればよかった」と、速攻で反省会している温度差ですね。

 これ、すごくわかります。自分たちにとって制作物は何十回、何百回と見飽きるほど触ったものなのでインパクトはまったくない。しかし、初見の人間にとってはすさまじい破壊力がある。例えるならびっくり箱の作り手と開けた人の違いなのでしょう。

 で、ここで注意したいのは、この温度差ギャップに気が付かず、作り手が細かい粗ばかり気にしてしまうと、どんどん作業が遅れ締め切りに間に合わなくなる。特に趣味の場合はいくらでもこだわれるので結局完成しない、コミケで本を落とす、なんてのはこういうところでもあります。

 以前に歌手のさだまさしさんが「歌作りとは妥協との闘い」といっておりました。これには2つの受け取り方ができて、いかに妥協なく自分を追い込むか、ということと、いかに妥協ラインを見極めて完成させるか、の相反するようで必ず必要な2つの精神が必要不可欠なわけで。

 彼女たちは技術も稚拙、人数も、機材も、時間もない、しかし、あふれて止まらない情熱がある。だからこそ輝くのかもしれません。

 そして何より、妥協によって生まれた「あそこはああしたかった」という反省は、必ず次回につながる。経験値になる。それに対して完成しなければ後悔しか生まれない。

 未熟でも完成させるというのは、そのぐらい大切なことなのです。





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最終更新日  2020.01.29 08:16:05
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