観劇感想その1


 Bizシリーズ最終作。2作目がうーん?と思っていたからそれよりはよかったけれど。一応、登場人物の得意技(?)はお約束としてきちんと消化されていたし。
 シリーズ物として見れば面白いけれど、単独で見た時にどうだろう?というのはある。

★Birthday   1月26日、1月27日、1月28日、1月29日
 久しぶりにやっちゃった感がただよう芝居。私は好きではない。素材はいいと思うのだけれど、加工の仕方を失敗している。
 特に甘いのが構成。ラストにかけての盛り上がり部分で、いきなり過去の回想が入るために流れがぶちぎられる。こんなにぐだぐだなのは初めてみた。
 いつもならもっとうまく処理していると思うのだけれど。
 誰にも感情移入できないまま、終了。キャラが甘いというより、キャラの存在感が薄い。

★キリテ   3月22日、3月25日、3月26日
 元々、原作がいまひとつだったので、芝居もまぁ、そんなものかなと。原作を忠実に再現しているという点では○。
 オリジナルの部分をいれているが、いっそのこと、それはいらない。芝居が間延びしただけ。

★志村魂   4月8日
 昨年の小松政夫芝居のような、見ていてギャップの差というか、つくづくこういったコントで自分は育ってないなーという冷めた目で見ていた。

★美しの水・White   5月1日、5月3日、5月6日、5月8日、5月13日、6月3日、6月7日、6月10日、9月6日、9月9日
 4年前の衝撃を超えられなかったのは致し方ない。初見というのはやはり重要だ。
 役者が年を重ねた分出せた貫禄が、4年前にはあった若さと情熱を駆逐した感は否めない。その違いこそが、再演する価値でもあると思うけどね。
 追加公演でやった広い舞台で、全公演を見たかった気も。密度としてはぎっしりだったけれど、その分小さくまとまった感じ。
 最初から大きな小屋でやっていれば、もっとスケールが出たかと。

★美しの水・Blue   5月2日、5月7日、5月9日、5月14日、6月3日、6月5日、6月11日、9月7日、9月9日
 4年前はいまひとつだったが、今回はよかった。配役の違いによるところも大きいかな。
 あとはだいぶ削られていたし。物語の骨子が完全に源氏側に移って、わかりやすくなったと思う。

★美しの水・Red   5月5日、 5月7日、5月10日、5月14日、6月4日、6月6日、6月11日、9月8日、9月10日
 Blueとは反対に、こちらは4年前より悪くなった。特に削られた箇所は目立たないのだけれど、どこが悪かったのかなぁ。
 多分、主人公がその場その場で流されすぎなところが歯がゆくなってしまうのだとは思う。

★美しの水・Purple   6月1日、6月2日、6月7日、 6月8日、6月9日、9月10日
 「黄金」「御伽」「息吹」「願い」「大地」の5本からなる。息吹は今年の新作。新作故に一番よくまとまっていたと思う。
 御伽のぐだぐだ感は、4年前と変わらず。願いの、時代がころころかわるジェットコースターぶりも久しぶりに見るとぐったりする。
 大地が総集編的役割になった分、お祭り要素が強くなりすぎたかなぁ。

★メタルマクベス   5月16日、6月16日
 2回見ていたのを忘れていた。
 原作をうまいこと使っているなと思った。

★最遊記   5月19日
 再演。初演にはなかったエピソードが入っても、今ひとつ。でもまぁ、やはりあの原作をここまでまとめあげる手腕は流石。 


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