裸もブラッド・ピットにしちゃいなよ☆

裸もブラッド・ピットにしちゃいなよ☆

ALBERTVILLE1992


会場はアルベールビルアイスホール。
女子は伊藤(JPN)VSヤマグチ、ハーディング、ケリガンのUSA勢とボナリー(FRA)、
男子は因縁のブラウニング(CAN)VSペトレンコ(EUN)の対決が見もの。
伊藤はオリンピックで、女性で、初めて3アクセルを降りた人。未だにその記録は
破られていない。
ソビエト連邦が崩壊し、旧ソビエト合同チーム(EUN)として出場。
歴史的な大会のひとつ。

女子OP
1番滑走を引いてしまった佐藤(JPN)。♪キスメット。最初に3ループ+2トゥ成功。
アクセルシットスピンもいい。ステップから2フリップ成功。コンビネーション
スピンも鮮やか。きれいなスパイラルステップシークエンス。ストレートライン
ステップシークエンスも歯切れがいい。2アクセルを決めてにっこり。レイバック
スピンで締めくくる。5点台が並ぶ。7位。

レンカ・クロヴァナ(CZE)。3トゥ+2トゥを決める。ブルーのコスチューム。
171cmの長身。ビールマンスピンで観客を魅了。♪マジョルカ。9位。

91世界9位のパトリシア・ネスケ(GER)。彼女もブルーのコスチューム。鮮やかな
コンビネーションスピン。コンビネーションジャンプの失敗が痛かった。16位。

91世界10位のユリア・ボロビエワ(EUN)。コンビネーションは3フリップ+2トゥ。
ステップから2ルッツ。さすがにスピンで魅了する。14位。

全米2位のケリガン(USA)。完璧な3ルッツ+2トゥ。非常にキレイなスパイラル。
イエローのコスチューム。2位。

全米3位のハーディング(USA)。助走をつけて3アクセルに挑戦したが転倒!練習
滑走ではきれいに決めていたのだが。エッジが金色。6位。

全米1位のヤマグチ(USA)。♪美しき青きドナウ。まずは3ルッツ+2トゥ成功。
全ての要素を正確に決めて、1位。

高1のモイカ・コパッチ(SLO)。コンビネーションの3サルコウで転倒。優しい
種類のジャンプでミスをし、且つ、スピンの質もよくない。26位。

91世界6位のシュイナール(CAN)。22歳。3ルッツで両手を付く。アクセルシット
スピンはきれい。10位。

南国からマイーダ・ナヴァロ(MEX)。♪Tico Tico。フリップからの
コンビネーションで大失敗。ステップからの2ルッツも1に。フランク・キャロル
コーチ。基礎点が低く設定されてしまったので、学生の試合のような点数。29位。

伊藤(JPN)。♪ジェラシー。今度こそタンゴ。メダルのプレッシャーが大きかった
のか、3アクセルはやめて最初は3ルッツにしたが転倒してしまう。しかしその他の
要素が素晴らしいので、思ったよりは悪くない点数。4位。

クリスティーナ・チャコ(HUN)。中1。コンビネーションは2ルッツ+3トゥだったが
オーバーターン。13歳。最近見ないが、どうしたのだろう。19位。

ユベール(FRA)。3ループ+2トゥ成功。スケーティングの質がよく、スピンも速い。
スピード感溢れる演技を見せる。5位。

15歳の陳露(CHN)。2フリップでステッピングアウト。91世界12位。11位。

リ・ギョンオク(PRK)。北朝鮮代表。16歳。2ループ+2トゥ成功。衣裳が地味。
なかなか国際試合に出てこないお国なので、珍しい。27位。

ボナリー(FRA)クリスチャン・ラクロワによるコスチューム。3ルッツ+2トゥ成功。
ほぼミスなく終える。3位。

24歳のマリナ・キールマン(GER)。3ルッツ転倒。91世界8位。15位。

女子フリー
カットラインは24位。29名出場したうち、25位以下の選手はフリーに進めない。

OP19位のチャコ(HUN)。レイバックスピンから。2フリップ+3トゥは転倒。
3サルコウ+2トゥ成功。1フットアクセルから1アクセル。後半目に見えてスピード
ダウン。スピンは上手。3ジャンプが少なかった。23位。

OP16位のネスケ(GER)。25歳。♪ミスサイゴン。きれいな3トゥから。1アクセル
から3サルコウ成功。さすがベテラン、すべりの質がいい。フリー10位、総合13位。

OP15位のキールマン(GER)。カルガリー10位。マンボのリズムに乗って、3トゥ+
2トゥ、3ルッツ成功。2アクセル+1ループ+1ループ+2ループ+1ループ+2ループは、
この人ならではのジャンプコンビネーション。172cm。3ルッツも入って、ほぼ
ノーミス。フリー9位、総合10位。

カルガリー12位、91世界7位。OP17位のコンウェイ(GBR)。彼女はオリンピックに
運のない人。♪プロコフィエフのロミオとジュリエット。2ジャンプになったり
3ループで転倒。フリー18位で総合18位。

91世界10位、OP14位のボロビエワ(EUN)。まずは3フリップ、3ループ成功。後半
疲れたか、3ジャンプが2になってしまった。フリー13位、総合14位。

OP7位の佐藤(JPN)。最初の3トゥの成功からのっていき、正確なジャンプの連続。
1箇所3ループがパンクしたが、全体的によく滑れた印象。フリー7位で総合7位。

91世界12位。OP11位の陳露(CHN)。中盤での3ルッツ+2トゥは見事。長い手足から
繰り出されるジャンプはきれい。15歳。フリー5位、総合6位。

OP1位のヤマグチ(USA)。♪マラゲーニャ。3ルッツ+3トゥ成功。スローパートで
決めたかった3ループは失敗、3サルコウも2に。2度目の3ルッツは成功、彼女曰く
「ここのジャンプがもっとも緊張した」そうだ。フリーも1位で総合金。

OP2位のケリガン(USA)。昨シーズンと同じ♪7月4日に生まれて。純白の
コスチューム。3トゥ+3トゥの予定が、セカンドジャンプがすっぽ抜けて1に。
ルッツもパンク。最後はきれいなスパイラル。フリー3位、総合3位。

OP3位のボナリー(FRA)。まず4トゥを回転不足で降りる。ジャンプミスが
多かった。回転不足気味のジャンプも多かった。フリー6位、総合5位。

OP6位のハーディング(USA)。3アクセルは転倒。フリー4位、総合4位。

OP4位の伊藤(USA)。♪ラフマニノフ・ピアノ協奏曲。まず2ルッツから3トウ。結局
この五輪で3ルッツは降りられなかった。最初の3アクセルは失敗。次のアクセルが
語り継がれている伝説の3アクセル成功。体の動きも伸びやか。フリー2位、銀。

OP5位のユベール(FRA)。むらの激しい選手。彼女にもこんなかわいい時代がありま
した。3ルッツ転倒。ジャンプがことごとく決まらなかった。フリー15位、
総合12位。


男子OP
サラエボ12位、カルガリー5位。3度目の五輪。フィリポウスキ(POL)。25歳。
♪ペルシャの市場にて。3アクセルをステップアウトし2トゥを付けた。
ステップからの3フリップもステップアウト。スピンは上質。13位。

Eu優勝。バルナ(CZE)。3ルッツ+3トゥがきれいに入る。ステップから3ループ。
ストレートラインステップもキレがいい。キャメル+シットのコンビネーション
スピン。バイオリンに合わせたサーキュラーステップ。2アクセルもきれい。2位。

91世界8位のアレクセイ・ウルマノフ(EUN)。18歳。♪ボレロ。3アクセル+2トゥが
きれいに入る。後半のストレートラインでつまづく。5位。

91世界10位の鍵山(JPN)。♪八木節。まずは高い3ルッツ+3トゥがきれいに入る。
日本代表ということで選んだ曲だが、選曲ミス。こういうのは受けが悪い。11位。

90-91世界2位のペトレンコ(EUN)。♪カルメン。3アクセル+3トゥから。1位。

村田光弘(JPN)22歳。後半にサーペンタインステップ。2アクアセルでステップ
アウト。22位。

91世界3位のエルドリッジ(USA)。3アクセル+2トゥ。サーペンタインステップ。
2アクセルで転倒!この人もオリンピックの女神に見放されている人。9位。

Eu8位のスティーブン・カズンズ(GBR)。19歳。きれいな3トゥ+3トゥ。3ルッツも
何とか入った。ノーミスで12位。

27歳のポール・ワイリー(USA)。91世界11位。ハーバード大卒、プロで滑った後、
現在は法律家へ。3アクセル+2トゥが入る。ノーミス!3位。

91世界7位のボウマン(USA)。3アクセルでステッピングアウト。3フリップは
きれい。内容のいいプログラムなだけに、コンビネーションの失敗が惜しい。7位。

91世界は22位でカットラインの20位までに入らなかったためフリーに進めなかった
ヴィアチェスラフ・ザゴロドニュク(EUN)。この人もオリンピックにツキがない。
3アクセルからターンが入って2トゥ。3ループはきれい。まぁまぁの出来。10位。

オリンピックにツキのないブラウニング(CAN)。カルガリーは8位。3アクセルで
転倒。3度の世界チャンピオンも緊張か。7位。

男子フリー
OP22位の村田(JPN)。最初の3ルッツで転倒。乗り切れなかった4分半。23位。

OP11位の鍵山(JPN)。♪火の鳥。ピンクのコスチュームだが、どうかと思う。
最初の3ルッツはよかったがセカンドジャンプは2トゥになってしまった。
彼も乗り切れなかった。13位。

OP10位のザゴ(EUN)。きれいな3アクセルそして3トゥ。スローパートで2回目の
3アクセル成功。ほぼノーミス。ズミエフスカヤコーチ。8位。

OP7位のボウマン(USA)。きれいな3ルッツから。3アクセルはオーバーターン。
3フリップ+3トゥもいい。最後に3フリップでもったいない転倒。4位。

OP5位のウルマノフ(EUN)。♪ドンキホーテ。五輪史上初めて4トゥ決める。しかし
回転がわずかに不足。3サルコウ+2ループは彼には珍しいコンビネーション。5位。

OP4位のブラウニング(CAN)。♪火の鳥。最初の3ルッツはシャープだったが、次の
3アクセルでは手を付いてしまう。後半に疲れが目に見えてわかる。オリンピックの
雰囲気に飲まれてしまった感じ。6位。

OP1位のペトレンコ(EUN)。3シーズン同じプログラム(曲)。まずは助走をつけて
3アクセル+3トゥ。中盤ジャンプミスが目立った。これで優勝とは、・・・。金。

OP3位のワイリー(USA)。3ジャンプを丁寧に決めていく。出来はペトレンコより
良かった印象。銀。

OP2位のバルナ(CZE)。難解なプログラム。ん~~。4トゥを2フットで降りる。
3フリップで転倒。銅。

OP6位のストイコ(CAN)。3アクセル+2トゥ決める。ストイコ黄金時代の始まり。
ランが多い印象。ほぼノーミス。19歳。7位。


ペア結果
1 ミシュクテノク&ドミトリエフ(EUN)
2 ベチケ&ペトロフ(EUN)
3 ブラスール&アイスラー(CAN)
14井上&小山(JPN)

アイスダンス
1 クリモワ&ポノマレンコ(EUN)
2 デュシェネイ兄妹(FRA)
3 ウソワ&ズーリン(EUN)

この大会、クリスタル製のメダルが印象的でした。


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