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書籍の感想です。今回は「ひなた弁当」です。ひなた弁当 (小学館文庫) [ 山本 甲士 ]50歳でリストラされた主人公。リストラも会社の仲間の罠にはまってしまったものだが、強く言えない主人公はうやむやのうちに退職することに。家族のためにアルバイトしたり食いつないでいくが、腰を痛め仕事もできず、公園で死すら身近に感じた時、公園で子供が集めているものから、人生のヒントを得る・・・前半の辛い展開から後半はうまくいきすぎ、という展開ではありますが、爽快感があって良かったです。タイトルにあるように後半主人公が調理するシーンが多く出てくるのですが、なかなかおいしそう。私も食べてみたいな、と思いました、ひなた弁当。
2020.04.20
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書籍の感想です。今回は「ガラスの城壁」です。ガラスの城壁 [ 神永 学 ]神永学さんは好きな作家さんの一人です。「天命探偵 真田省吾」とか、「確率捜査官 御子柴岳人」とかを読んだことがあるのですが、なんというんでしょうか。疾走感のある文章で、グイグイ話が展開していくところが好きです。神永さん好きで、ファンタジー物が好きな私はタイトルと帯「わが王国を取り戻すために」に惹かれてこの本を手に取りました。・・・・・・なんというか、ファンタジー物ではありません。(私が勘違いしただけですが)主人公の悠馬はちょっと夢見がちな中学生。父親が不正を働いたという嫌疑をかけられ、その後自殺したことをきっかけにいじめを受けることとなります。父親は結局悪いことはしておらず、冤罪だったわけですが、イメージは覆せず、イメージだけでいじめてくるクラスメイトをいつか正義の戦士になって懲らしめてやることを夢想しています。そんな彼の生活に変化が訪れます。転校してきた暁斗が彼に声をかけてくれたことで暁斗との関係を支えに、いじめに耐えられるようになります。その後、暁斗の勧めで父親の冤罪の真実を調べ始めた悠馬の前に謎の男が現れ・・・さらに元刑事の陣内という男、急に距離を縮めてきたクラスメイトの涼音などの存在、そしてその二人の言葉に悠馬は何が真実で、だれが嘘を言っているのか混乱してくる。そして、悠馬はついに真実を知ってしまう。それは残酷な真実。それは彼の王国の崩壊を意味していました。しかし、その真実から目を背けずに立ち向かうことで初めて前に進むことができるのです。彼の姿に元刑事もクラスメイトの女生徒も立ち直るきっかけを得ます。最後の最後に父親の事件についても言及があるのですが、それはおまけような扱いです。彼ら、彼女らの再生物語です。
2020.04.05
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書籍の感想です。今回は紺碧のサリフィーラです。紺碧のサリフィーラ【電子書籍】[ 天堂里砂 ]この物語は海が舞台です。帆船がたくさん出てきます。作者のあとがきを読むと帆船がとても好きとのことですので、それでこの設定になったのでしょうね。この世界にはシェインという伝説の島があります。600年前、一夜にして沈んでしまった島なのですが、12年に1回霧ともに再度出現し、霧が晴れるとなくなってしまう・・・そんな子どものおとぎ話のような話、海の男ならだれでも知っていますが、だれも本気で信じているものなどいません。主人公のサリフはその島を見るためと言って、船を探します。そして、連れて行ってくれる船を見つけ、シェインに向けて旅立ちます。当然、サリフはシェインと関係があるんだろうと思いながら読んでいると、実際関係があり、彼は600年前の事件に責任を感じていたのです。しかし、ほんとのホントの真実はさらに先があり、私はなかなか満足いく真実でした。序盤はちょっともっさりした感じがあったのですが、中盤以降はどんどん読めました。面白かったです。
2020.04.04
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