Flatのガンプラ製作日記

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2005.05.24
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カテゴリ: ガンダム
第10回目は「大局観」です。

エンターテインメント・バイブルシリーズ 機動戦士ガンダム MS大図鑑 宇宙世紀ボックス

歴史のページを参照すると以下のように書かれています。
「連邦政府は共和国との条約締結に際し、あえて戦勝国の高圧的態度を取らなかった。
この大戦の責任は公国の指導者であったザビ家のあったとし、懐柔策に出たのである。
この背景には連邦軍に弱体化があった。
既に宇宙艦隊はアバオアクー戦までに戦力の大半を消耗し、もし条約締結にもたつけば、
むしろ連邦が不利になる。
また、地球に残された旧公国軍勢力も恐ろしい存在であった。
・・・
共和国政府にしてみれば連邦の軟弱姿勢は幸運だった。
連邦はグラナダとジオン本国に戦力が温存されていると思い込んでいたが、実は
旧公国軍の宇宙艦隊のおよそ50%がいずこかへと逃亡してしまっていたのである。
・・・
一年戦争の終戦条約においての連邦政府の軟弱な姿勢は、アースノイドからも強い
不満が生じた。それがジャミトフ・ハイマン准将を首魁とするティターンズに
力を与える土壌となった。
ティターンズは公国軍の残党の撲滅を主任務として行動し、連邦内で確実に勢力を
伸ばしていった。
連邦政府の官僚政治とは違い、この組織はトップから末端の一兵士まで有機的に
機能した。
しかし、このシビリアンコントロールから外れた組織は独裁を生み、ジャミトフは
スペースノイドを弾圧する一方で、連邦政府を形骸化した。」

引用が長いですが、以上が終戦直後の状況と、アクシズ、ティターンズ誕生に背景です。

これを読んでいった際に色々思ったんですが、個人的になエゴ、欲求はおいて置いて
あの当時の状況を大局的にもっとも把握できていた人物は誰なんだろう?と思った
わけです。

私は下手ですが、将棋が好きで、観戦記を読むと「大局観」なんて言葉が良く出てきます。
将棋は相手の王将を先に詰ましてしまえば良く、最終的には、駒の多い少ないは
勝ち負けには関係ありません。
あと一歩で自分の王将が詰まされそうであっても勝ちは勝ちです。

大局観とは「広い目で総合的に判断して、自分が有利か、不利か、状況を把握する」
ということです。
有利ならどんどん攻めていけますし、不利なら状況を覆すためにびっくりな裏技を
出す必要があるかもしれません。

将棋であれば相手の攻めのスピードを把握するということもその一つだと思います。
相手と自分の攻めのスピードを比べて、自分の方が早ければそのまま攻めを続行、
遅ければ相手の攻めを遅くするために自陣に手を入れたりするわけです。
プロの方でも「大局観が狂った」などと言って、自分では有利のつもりだったのに
実は不利な状況でなす術もなく負けてしまったりとか、逆に有利なのに、不利だと
勘違いして、踏み込めずに勝ちを逃してしまうなどということもあります。

先の引用した連邦政府、そして共和国政府はともに大局観に狂いから、最適な選択を
逃してしまったと言えるでしょう。

では、アクシズへ逃亡したマハラジャ・カーンに大局的な視点があったかというと
それも疑問です。
逃亡した当初、アクシズは数万人も上る人々を収容できる状況になく、最初に2年間は
多くの人々が宇宙船内での生活を余儀なくされたそうです。
このような点からも長期的な視野に立っての行為ではなく、「ジオン再興」という
宿願はあるものの、その実現性や計画性などには疑問符が付きます。

最後にティターンズです。
ティターンズは過去滅んでいった国が行ってきた同じ過ちを繰り返している事に気が
付きませんでした。弾圧を強めれば強めるほど、その反発もきつくなるのです。
その後、敵対勢力して、エゥーゴやアクシズが登場するわけですが、技術的には
最も遅れているということも把握できていませんでした。

このようにいずれの組織も大局的に自分がどのような位置にいるのかの把握が
十分でなかったことで、状況はますます混乱していくこととなります。

さて、この連邦軍の終戦直後(つまり大戦末期)の状況を正確に把握していた人物が
います。

「ギレン・ザビ」です。

唐突でごめんなさい。

「ガンダムヒストリカ」にはアバオアクー戦の際にもギレンは最後まで
勝利を信じて疑ってなかったようである、と書いてあります。

それを読んだ時、私は
「ギレンのIQも怪しいもんだ。
あそこまで行ったらジオンの負けは動かしがたいっしょ!」
なんて思っていたんですが、冒頭の引用を読むと
一年戦争の終盤、連邦がかなり疲弊していることが分かります。

ある意味、連邦軍はかなり余裕がない状況に追い込まれていたということ
なんですねぇ。

ギレンがアバオアクー戦の前に兵士達に演説を行っています。

「あえて言おう、カスであると!」

これは兵士を鼓舞するためのオーバーな表現だと思っていたのですが、
いやはやなかなかの洞察力(?)です。

ギレンは、この戦いに勝ちさえすれば残存戦力のない連邦軍はジオン軍を
さえぎることも出来ず、一気にジャブローまで侵攻できると考えていたようです。

アバオアクーで指揮を執っているギレンはこうつぶやきます。
「圧倒的じゃないか、我が軍は」

このまま戦っていたら、ジオン軍は本当に勝ってしまっていたんでしょうか?
私は勝てないと思いますけどね~。

さて、大局に長じていたギレンが、小事を軽んじていたのは皮肉な話です。

キシリアがあそこまで父思いだったとは。
いえ、何か口実があれば戦争に負けることになろうとも殺そうと思うほど、
兄を憎んでいたとは。

そこまではギレンもわかっていなかったんでしょうね。





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Last updated  2005.05.24 14:08:41
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