Flatのガンプラ製作日記

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flat2775

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2007.06.26
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カテゴリ: ガンダム小説




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「・・・
 以上のように敵の最終目標地点はオデッサあるものと推測される。
 その通り道に我々がいるため、それを踏み潰していこうと考えているようじゃな」

場所をブリーフィングルームに変えて、ノイエンは状況を話し始めた。

「オデッサでの作戦に参加するということであれば我々が手出しをしなければ
 敵も素通りするのではありませんか?」

「ふむ、その可能性もないではない。
 しかし、敵がこの基地を攻撃してくると分かってから準備するのでは間に合わない
 のも事実じゃ」

ノイエンは一息ついた。

「連邦軍もモビルスーツの量産に成功したと聞く。
 しかし、まだその数は多くはない。
 今回進軍してくる部隊も主力は戦車との報告である」

「なんだ。あのへっぽこ戦車か。あんなのマシンガンの的でしかありませんぜ」

G.G.がホッとしたような顔で言った。

ノイエンは頷きながらも、厳しい顔を崩さずに話を続けた。

「あの戦車の砲撃など、モビルスーツであればいとも簡単にかわすこともできよう。
 じゃが、命中すれば行動に支障が出るくらいの十分な威力を持っていることも事実じゃ。
 我々の基地は要衝に建てられているわけではない。
 絶対数に大きな差があるこの状況で、見晴らしの良い基地周辺にずらりと戦車を
 並べられて叩き合いの展開に持ち込まれるのは避けなければならない。
 敵の戦車には代わりはいくらでもいるが、我々は代替パーツも不足している
 状況なのだ。」

「つまり、打って出ようというわけか」

テツがつぶやいた。

ノイエンを我が意を得たりとばかりに破顔した。

「今回の戦いではむしろ、基地は我々の足かせになってしまう。
 基地への被害も最小限にする必要もある。
 少数であることの利点を生かすためには打って出るしかあるまい」


「基地という守るべき存在がなければMSのフットワークが生きるというのは
 理解できます。しかし、依然として、敵は大多数。こちらは少数のMSと
 数輌のマゼラトップのみ。
 いったいどういう作戦で挑みます?」

 フラットが発したのは全員の疑問であった。
 打って出て勝算があるのであれば最初からそうするに決まっている。
 一同の目がノイエンに注がれた。

「うむ・・・包囲戦じゃ」

一同は耳を疑った。

「おいおい、ご老体!
 老いが進んでしまわれたか!
 大多数の敵を少数の我々で包囲して攻撃できるわけがなかろう!」

皆の気持ちを代弁するかのようにクマが叫んだ。

「まあまあ、ご老体。そうカリカリすんな」

ノイエンとクマは同じ歳である。
ノイエンの顔にはお前にご老体呼ばわりされたくない、と書いてあった。

「まさかのときのために調べていたことが役に立つとはのう。
 ユッキー、説明してくれ」

「あ~い!」

緊張感のない声が部屋内に響いた。

しかし、作戦を聞くうちに半信半疑だった各員の顔が驚きに変わった。

ユッキーは鼻をこすりながら自慢げだ。

「今回この作戦で行く。異存はないな」

部屋は無言が貫かれた。

「よし!ではA隊はわし、ゼロ、ピヨンセで出る。
 B隊はテツ、G.G.。
 C隊はフラット、クマ。
 ほかのメンバーへの指示は追って出す。
 作戦開始は8時間後。
 以上。解散!」

各員は立ち上がり、慌しく準備を開始し始めた。

続く

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Last updated  2007.06.26 12:28:13
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