Flatのガンプラ製作日記

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2020.10.15
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カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「すべての神様の十月」です。


すべての神様の十月 (PHP文芸文庫) [ 小路幸也 ]


10月は神無月なわけですが、そんな「神様」と「10月」という
言葉が合わさったタイトル。
はてさてどんなお話かというと・・・
この小説に出てくる神様はすごい力を持っていつつも、非常に窮屈な
制約の中で仕事をさせられている神様たちです。

例えば死神。
彼も神様の一員に数えられていますが、人が死ぬところにしか
立ち会えない。逆に、人が死ぬことを見届けることを仕事して義務付けられ
次から次へと人が死ぬのを見届けていく。
別に彼が人を死に追いやっているわけでもなく、悪の道に誘うわけでもなく
ただ、淡々と、ひたすら死を見届ける。
そんな「本来は死ぬ人しか見るはずがない死神」とひょんなことから
契約してしまった彼女は、徐々に死神と仲良くなり、ある時、死神の
願いを知ることになるのでした・・・
それは本当にささやかな願い。それを・・・
みたいな話。

短編なのですが、あとは貧乏神や疫病神なんかでも出てきます。
悪いイメージを持ちがちな二柱ですが、貧乏にする理由、そして、病気にする
理由がとても暖かくて好感が持てます。

そして、個人的に大好きなのが、九十九神の話。
九十九神は付喪神のことだと思いますが、そう、長く存在し続けた物に
神様が宿るっていうあれです。
彼の家におばあちゃんが使っていたお釜があって、それに付喪神が宿るのです。
「俺がいるからおいしいご飯が炊ける」なんて息巻いているけど、普段はなんもしない、
まあ、彼も話し相手くらいにはなってくれていたんだけどそんなもん。
すごいことは何も起きなくて、何とか小さい会社に就職して、何とか彼女ができて
そろそろ結婚とか・・・なんて考えちゃう。
そんな時、お母さんが余命わずかと分かり・・・

そこで神様らしく頑張った付喪神と、その後にクスっと笑えるオチ。
とても良い話で良かったです。

どの話もほっこりする良いお話です。
お勧め。





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Last updated  2021.04.03 13:43:21
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