Flatのガンプラ製作日記

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2021.06.20
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カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「上流階級 富久丸百貨店外商部」です。


上流階級〜富久丸(ふくまる)百貨店外商部〜【電子書籍】[ 高殿円 ]

デパート、百貨店のお仕事小説はいろいろありますね。

幸腹な百貨店 (講談社文庫) [ 秋川 滝美 ]
この「幸腹な百貨店」も面白かったです。

今回の上流階級は百貨店の売り上げの3割~4割を占めると言われる
外商部のお話です。
静緒は初の女性外商部員です。
最初はケーキ屋のアルバイトだったのに、おいしいケーキを売るために
形を工夫し、プロデュースし、とうとう片田舎のケーキ屋のケーキが
百貨店で扱われるまでにした人でした。

その功績を買われ、当初はバイヤーとして百貨店に入社しますが、
そこでも赤ちゃんがいるお母さんが安心しておしゃべり、買い物ができる
空間をプロデュースすることで、青息吐息だった店舗を復活させたのです。

こうして実績を積んだ静緒は外商部に異動になります。
伝説のカリスマ外商部員が定年を前に退職することとなり、彼の顧客を
引き継ぐメンバを教育するために各店舗から優秀(?)な人材が集めら
れたのでした。静緒もその一人です。

噂には聞いていましたが、外商部って凄いですね。
数十万、数百万のお買い物をポンポンするお客様の要望に応えるために
奔走する鮫島静緒のお話です。
静緒は考えます。
今時、同じものが別の百貨店でも買える。インターネットで買えばもっと安く
買えるものもあるかもしれない。
では、それでも富久丸百貨店外商部から買ってもらうためには何が必要
なのだろう、と。
もちろん、外商カードがあれば1割引きになります。また、自宅まで商品を
持ってきてくれたり、商品の説明をしてくれたりしてくれます。
ですが、それだけではやがて先細りしていってしまう。

100円のケーキを売るのと、100万円のダイヤを売るのとの違いに
悩んだりします。100円のケーキを売るために工夫を凝らしていた時の方が
楽しかったのではないかと。

しかし、次第に本質は同じだと感じるようになります。

静緒はサービスこそ外商の本質であり、相手を喜ばせようとする心こそが
大切であると考えます。
だから「新しいサービスを提案して、感動を売る」というスタイルで突き
進もうとします。カタログにあるものを毎年売っているだけでは飽きられてしまう。
自分のグループ会社にこだわらずに柔軟な対応を考えたのですが、
「カタログにある商品を売るのが外商」という上司と大喧嘩することになります。
上司には「お前のやり方はバイヤーだ。バイヤーが良ければ異動しろ」まで
言われますが、食中毒などのリスクを考え、上司の意見も入れつつも、何とか
新しいことを実現していきます。

その行動力は見ていてスカッとします。

楽しい本でした。





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Last updated  2021.06.20 21:25:28
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