Flatのガンプラ製作日記

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2021.10.03
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カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「秘仏探偵の鑑定紀行」です。


秘仏探偵の鑑定紀行 宝島社文庫 / 深津十一 【文庫】

仏師が主人公のお話です。
職人とか大好きです。
ついでに言うと、如来とか菩薩とか地蔵とかのうんちくを読むのも好き。

主人公の織田真人は仏師を目指す仏師助手です。
腕前は半人前ながらある特殊能力があります。
それは彫刻に手を触れると、作者の記憶(?)が流れ込んでくるかのように
見えてくるというものです。

そんな真人が彫刻教室でその能力を生かして子どもたちの相手をしていたら
ある大学の准教授に仏像に関する調査の手伝いを依頼されます。
どうやら、彼の「作者の記憶が見える」という能力が必要としているようです。

そんな彼が出会うのは合掌していて持つことができないのに
錫杖とセットの地蔵菩薩。
もう擦り切れてしまい、形もほとんどわからないくらいになって
しまっている虚空蔵菩薩。

どちらもなかなか面白い秘密が隠されていて面白かったです。
この小説の良いところは彼の「特殊能力だけ」で謎が解決するわけではないところ。
准教授はある程度推論を重ねていて、その推論を補うために真人を呼んだ、という
のが正しいところのようです。

ちなみに「虚空蔵菩薩」のお話の中では、依頼人のために真人が新たに
虚空蔵菩薩を彫ることになります。
3日3晩寝ずに彫った先にまだまだ粗削りながら望む形ができたとき、大きな満足が
生まれるのでした。
ちなみになぜ彼が望む形に彫れたかというと、作者の記憶を追体験し、
もともとの形を「視た」ことがあったから。
特殊能力そのものですべてが解決するわけではなく、特殊能力が少しだけ
後押ししてくれるという展開は良いなぁと思いました。

最終話ではなぜ彼に声をかけたのかも判明し、すっきりします。

そして、この体験をもとに真人は仏師として一人前になるためにさらに励むことでしょう。





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Last updated  2021.10.03 17:25:32
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