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発売されて直ぐに購入したこの本は久々に読み返してもやっぱり楽しめます。
ネタばれですが、盗賊の村で過酷な生活を送っていた少女ミミズクはある日村を襲われたことにより自分自身を魔物に食べて貰おうと遠い東の国の魔物の森にたどり着きます。
そこで出会った美しい魔物の王(夜の王または夜光の君)はミミズクを構うでもなく、ただ側にいることだけは無言のうちに許すようになりました。
やがて東の国の王ダンテスの命により聖騎士アン・デュークによって魔王は捕らえられ、ミミズクは人界に来ますが魔王の力により喪われた森での記憶がよみがえると共に捕らえられた魔王を解き放ち、二人は再び森に戻っていく。
簡単に書けばこういった内容ですが、とにかく脇キャラを含め魅力的なキャラに引き込まれるように読み進められる本でした。
人間でありながらあまりの生い立ちに自らを獣と言い張るミミズクという少女。
そのミミズクと夜の王の間を取り持つクロ(名づけたのはミミズク)という名の魔物。
かつては人の国の王になる身でありながら不遇のうちに魔物の王となることを選択した夜光の君。
聖騎士アン・デュークとその妻である聖剣巫女のオリエッタや四肢の不自由な王太子クローディアスのために魔王を捕らえようとした国王ダンテス等など・・・
登場する人物みんなにそれぞれの物語があり、読むたびにあぁこの人は本当はこんな風に考えていたのではないか、こんな風な行動も取れたのではないかといった更なる想像力を掻き立てられるお話でした。
挿絵の類が一切入っていないのもイマジネーションを掻き立てられる一因ですね。
でも繊細なイラストを書ける漫画家さんにコミック化して貰うのも楽しいかもしれない![]()
同じ著者さんの作品は以下の2点もあるようです。
MAMAの方は内容にちょっと興味があるかな~。まさにミミズクと夜の王のような魔物と人の第2弾みたいなお話らしいのですが、表紙のイラストが・・・・ちょっと怖い。。。
第3弾で雪蟷螂というお話も出ているようです。
ガーデン・ロストは全く違った色を持ったお話のようですが、こちらは表紙のイラストに惹かれますね
萩原規子さんの勾玉シリーズもそうでしたけど子供向けに見えながら実はターゲットが大人って言うのが好きです。
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