日中恋愛日記

日中恋愛日記

小旅行~気持ちの変化、彼女になった。



そう唐突にダーリンから言われた。

もちろん戸惑った。

でもよくよく聞いてみると、ダーリンの友達も一緒だという。

ちょうど私も通っていた学校が卒業近かったので、卒業してからだったらいいよとOKした。

でも中国人の中に一人日本人がまじるのは嫌だったので(みんな中国語を話して私一人が理解できないから)友達の日本人女性を誘った。

結局ダーリン、ダーリンの友達W、私、日本人の友達Kちゃんと4人で行くことになった。

行き先はオークランドから車で3時間くらいの温泉地と洞窟めぐり2泊3日。

旅行はとても楽しかった。

でも、ダーリンに何を聞いても「フェイフェイがやりたいようにすればいいよ」にはむかついた。

彼なりのやさしさなんだろうけど、もっと意見を言ってほしかった。

その時、やっぱり「この人は好きにはなれない」と自分の中で再確認したフェイフェイだった。

旅行中、ダーリンはここぞとばかりに何度も愛をささやいてきた(笑)

私が心の中で「好きにはなれない」と再確認してるのも知らずに・・・。


友達のKちゃんはダーリンとは旅行前に何度か会ったことがあった。

そして、ダーリンからたまに「恋愛相談」をされていたらしい。

旅行中もたまにダーリンとKちゃんが話しこんでるのを目にした。

Kちゃんは以前、私が元彼のこととか、ホームシックに合った時に幾度となく励ましてくれた女性です。

だから私のことは結構なんでも知っている。

そんなKちゃんが私に「彼(ダーリンのこと)を好きになれたら一番いいのにね・・・」っと旅行の最終日に言った。

確かに、ダーリンはとても親切で気が利くし・・・。

Kちゃんもそんなダーリンが大好きだと言っていた。(友達として)

その後、私はダーリンに肩をもんでもらう約束をしていたので(笑)ダーリンの部屋にいった。

その時、ダーリンはまた幾度となく「愛」を語ってきた。

でもまたイライラしてきた私。

「前に友達としてやっていくって話し合ったじゃない!!もう無理!絶対にあなたのことは好きになんかなれない~!!!!!!!!」と発狂してしまった・・・。

またダーリンのことを傷つけてしまったフェイフェイ。

その夜はそのまま部屋にもどり、眠りにつきました。

次の日、ダーリンはまた前に学校に来なかった時みたいに目を真っ赤にさせていた。

きっと眠れなかったんだろうな・・・。ごめん・・・。

それでも私たちの分の朝食を用意して、出発の準備をしていてくれた。

「どこまでもやさしい人だな・・・」と思った。

Kちゃんも昨夜の事件を知っていたのだが、「やっぱり、彼はいい人だよ。ほんとにフェイフェイのことを愛してるよ。あんなに傷つくこと言わたのに・・・。かわいそう・・・」と同情していた。

旅行から家に帰る車の中、私はダーリンに対する罪悪感でいっぱいだった。

幾度となく傷つけてしまったことに申し訳ない思いでいっぱいだった。

そして色々考えていた。

確かにダーリンといると、居心地がよかった。

ほんとに「素」の私でいれる。自然体の私がそこにあった。


Kちゃんを送り届けて、ダーリンの家で休憩。

疲れきっていた私は、知らない間にダーリンの家で眠ってしまっていた。

その時ダーリンはWとルームシェアをしていた。だから彼らの部屋にはシングルベットが2つ。

私はそのうちの一つを占領してしまっていたのだった。

その時、私はすっごく深い眠りにつけた。

旅の疲れがたまっていたのもあったが、それ以外にも理由があった。

実は、その時私は日本人家族とフラットしていた。

彼らはとっても親切でいい人たちだったのだが、「家族の中に割り込んでいる」という感じがして、私の居場所がないような気がずっとしていた。

そんなわけで、私の住んでいたフラットはあまり居心地がよいとは言えなかった。

でも、ダーリンの部屋で眠った夜、私はとても心地よく眠れた。

夜中一度目が覚めたとき、ダーリンは私のそばに座ってDVDを見ていた。

私に気付くと、「僕は全然眠くないんだよ。気にせず安心して眠っていていいよ」と言った。

私はその言葉を鵜呑みにしてそのまままた眠ってしまったのだが、今思えばきっと旅の疲れでダーリンも眠かっただろうに・・・。

朝起きると、ベットの端で変な体勢で眠っているダーリンがいた。

くどいようだが、ほんとにこの朝は目覚めもよく、すがすがしい気分だった。
ほんとに良く眠れた~!!!って感じだった。

元彼と別れて以来、久々に安心して眠れたのだ。

そして、なぜか私はダーリンと手をつないでいた。

ダーリンから聞いた話によると、夜中、急に私がダーリンの手をとり、つないだらしい。それを離すわけにもいかず、ずっとつないでいたらしい。変に動くと私が起きてしまうと思ったダーリンは変な体勢でしか眠れなかったらしいのだ。

私はその時、初めて何かしら「恋愛感情」というものをダーリンに感じた。

理由はよくわからない。

彼と一緒にいるときの「安心感」これが一番大きかったのかもしれない。

自分の居場所をみつけたような気持ちになっていた。

急に、本当に突然、ダーリンのことをもっと知りたいと思ったのだった。

それから3日間、私はダーリンの家に泊まった。(・・・といってもWと3人だったが)

旅行で身の回りのものはそろっていたので困ることはなかった。

その3日間で、私は色んな彼の姿を知った。

今まで私は一体彼のどこを見てきたのだろう?と思った。

きっと、前までは全く彼に興味がなかったから、彼のことをちゃんと見ていなかったんだと思う。

そしてすっごく気まぐれな私の気持ちが恥ずかしかった。

だって何度となくダーリンに「彼女にはなれない。好きにはなれない」と言っておきながら、今更彼に興味がわくなんて・・・。

だから素直にダーリンにそのことを言うことはできなかった。

でも、もっとダーリンのことを知りたいとは思っていた。

だから3日後から自分のフラットに戻っても、夕食はほとんどダーリンの家で食べていた。

前までだったらダーリンに誘われても断ったり、ちょっと距離を置き気味だったが、それからは誘われれば、絶対行ったし、自分からメールを送るくらいになっていた。

ダーリンも私の変化にきっと気付いていただろう。

それからずっとダーリンと一緒に過ごし始めた私はダーリンの彼女になりました。

それまで、彼は幾度となく、私に傷つけられ、眠れぬ夜をすごしたことでしょう。

それなのに、こんな気まぐれな私を飽きずにずっと好きでいてくれて・・・。

ダーリンはいつも言います。

「この恋は僕の粘り勝ちだね。僕は君が学校へ入学してきた日に君を見て一目惚れしたんだよ。僕たちが始めて会話をした時、あの時から僕の作戦は始まっていたんだ。君のハートをゲットするって心にきめてたからね」

こんな私に「一目惚れ」をしてくれる人がいるなんて・・・。(感動)

世の中捨てたものじゃないな~と思うフェイフェイなのでした(笑)

しょ~もない私たちの話(のろけ?)を読んでくれて、ありがとうございました☆

おわり。




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