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06/07/02 飛んで火に入る夏の石垣島
・・・の、前にまずは今回の旅行にどれほどの思い入れがあったのか。まずあたしの夢について話さなくてはなるまいな。
まだパラと出会っていない純粋だった20歳の頃、友達とバリ島に旅行に行った。
バリ島と言えば、ビーチリゾート。マリンレジャー。(少なくともそういう風に思っていたわけだ)
当時から好奇心旺盛なあたしも当然、挑戦する事にした。それも、体験ダイビングというやつに。
当時の体験ダイビング代60$を支払って、ボートに乗せられて…
言われるままに機材を装着し、いざ水の中に。と言うところまで行って完全にパニックを起こしたあたしはインストラクターのアタマをよじ登って、水の上から顔を出そうと必死にあえいだ。
そもそも小学1年生の時学校のプールでおぼれて以来、足の着かない水の中はだめになってしまったというのに、どうしてダイビングなんぞやろうとしたのかは、皆目判らぬのだ。
結局、友達2人はちゃんと潜って魚と対面したけど。あたしはボートの上で船酔いに耐えて終わった。
あたしだけどうしても潜れなかった事にすっかり凹んでボートを降りたあたしの前に、
ビーチボーイズ達がやいのやいのと群がってきて、あれよあれよとやる羽目になったのがパラセーリング。20ドル払って、訳もわからずハーネスをセッティングされ。
カウントしたかと思うと突然の急上昇。
そのわずか十数メートルほどの上昇で、眼下に広がった海と空と島の輪郭。
その景色が忘れられなくてパラを始めたくらいのあたし。
夢にまで見た碧い海、青い空の石垣島に行くとなれば、たとえテイクオフがあたしの最大(他にもいっぱいあるだろ)の弱点の強風だって、たとえ一緒に行くのが非フライヤーの殿だとはいえ。
ここで飛ばなきゃオンナじゃないぜぇ~~~~!!!
朝霧のフライヤーで石垣島を飛んだ事のある人に、色々話を聞いて情報も集めた。機材も一足先に宿泊先のホテルに送った。
たった二日間の有休を取る為に、土曜日の午前中のみ休日出勤して、バリバリ仕事して。
よっしゃ行くぜ!さらば梅雨前線!!
ツアー経験はほとんどなく、いつだって他力本願のヘタれフライヤーのあまりにも無謀な強行単独フライトツアーの明日はどっちだ!?
************************************************************
―羽田から那覇へ2時間。更に那覇から乗り継ぎ便に乗り換えて45分。
やってきたよ~初めての石垣島!
あっちーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪(*´▽`*)
着陸しての第一印象は、「思った以上に何にもない!」と言う事ですた・・・滑走路、短っ!
とりあえず、ツアーに付いていたレンタカーを借りて、市街地を軽くドライブ♪
御神崎(石垣島の西側に位置する岬で、夕日を見る絶好のポイントらしい)まで行って、夕日に明日のフライトへ決意を誓おうと思ったのだが、残念ながら途中でタイムアウトw
仕方ないので途中の海岸沿いで夕日をぱちり☆
≪ココに写真追加予定≫
取り敢えずまた市街地に戻って口コミで評判の
南風(ぱいかじ)
で、沖縄料理とオリオンビールで乾杯さぁ~
ラフテーに、島豆腐。アーサの天麩羅。最後はイカスミチャーハンに舌鼓♪
※このチャーハン、お歯黒になっちゃいます。昼間は危険。
さーて、明日はいよいよ飛ぶぞ!
********************************************************************
起きて、
うーまくぅ
さんへ、電話。えりさんが出る。
「はい、大丈夫。飛べると思いますよー」
とのお言葉!キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
暑さにばてないように食べ放題の朝食をモリモリと食べ、服の下に水着も仕込んで、いざ、北部の明石(あかいし)へ!
市内より車で30分も走らせると次第に売店や、民家も無くなってきて、背の高いサトウキビ畑が両脇を連ねる。
コンビニすらない、ただひたすら国道?の一本道。
次第に山が近づいてくる。
すると、突然右側のの山に色とりどりのグライダーがぷかりぷかりと浮いて居るではないか!
ん?まだうーまくぅのショップはまだ距離があるはず・・・地図をめくる。
そうか、伊原間(いばるま)エリアだ!
へえーそうか、ここからも飛んでるんだ~。伊原間から、ぽっかりと空いて山が途切れている、明石までは大分遠いみたいだけど、こんなところを渡っていけるの?
はやる気持ちを抑えて背の高い草が茂る道をごとごと行くと、ショップへ到着!
どきどき。
こんにちわぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ここで。えりさんと、大城さんが出迎えてくれました。
数日早く来ていたうさぎちゃんRTのメンバーのK下さんを探すが、すでにショップはもぬけの殻。
あたしの他にショップにいたフライヤーは、福井から一人で(!)飛びに来たというちーさくてキュートな女子大生Nちゃん。(*´д`*)ハァハァ
早速ナンパしてあれこれおしゃべり。むはっ。
スカイ朝霧にも遠征に来たことがあるのだそうな。
じゃあいつか再会できるかな?
一足早く到着してフライトしていたうさぎちゃんRTの皆さんは、ショップのある明石は風が西よりで強い為、隣の伊原間エリアからテイクオフし、
群れをなして次第に高度を上げていく。
そして追い風に乗って、一気にこっちへ向かってくるところだった。
どこまでも青い空に、色とりどりのグライダー。ああ!
イイ!すごくイイ!!もうすぐあたしもこの空を…わくわくわくわく。
うさぎちゃんRTのメンバーは今度は明石でリッジを拾いながら更に奥へ。
まだかなーまだかなーとそわそわしながら待っていたが、明石は南東向きのテイクオフだが南西の風が強いので、あたしとNちゃんは待機と言う事に…
「伊原間だったら南東~南西のやや強めの風でもテイクオフできるから、飛べるけどね~15分ほど山道を担ぎ上げだけど」
うっ。。。( ̄x ̄;)それは…(暑いから、ヤダ)
タンデムやる予定の殿もいるし、やっぱり飛ぶなら同じタイミングで飛びたいもん。
「ここ数日のパターンだと、夕方は風が弱くなるから、そしたら飛べばいいさー」
と、言う事で、うーまくぅさんで、シュノーケルセットをレンタルして、明石の海で初泳ぎ。
結構キレイで、奥の定置網まで行くと珊瑚もちらほら。魚もみれました。それにしても、沖縄の海は水が冷たすぎず、気持ち良い。ついついふやけるほど浸かってしまうんだわ。(*´∀`*)キモチイイー
えっ?この日の為にやっていたダイエットの結果はどうだったのかって???
ばばーん。見よ!くびれ復活!!
でも、太ももとおすぃりの境目が無いアルヨー_| ̄|○
ちなみに、水着は今年買った迷彩柄のボーイズレッグです。可愛いでしょ?(`∇´ )にょほほほ
2時。この日が最終日だったうさぎちゃんRTの皆さんは早々と帰り支度を始めていた。
ううー残念。この、何も判らない石垣島で、皆さんと一緒に飛べたらこの上なく心強かったのに!あたしはひとりぽつんと残されて。言いようの無い不安と寂しさが胸に交錯する。
おうちまで、お気を付けて~~~~。
2時半過ぎ。お腹が空いてきたので、ショップの近くにある
明石食堂
でソバを食べる。うまー。
3時…ショップに戻るも、まだ風が落ちない…
ここまで来て、飛べないんだろうか。あたしの夢なのに。
じりじりとした不安とイライラと。
4時…
ショップにある風速計が、時折、南東がちになってきた気がスル。
「うーん。とりあえず、テイクオフに上がってみるかぁ?」
との大城さんの言葉。やった!急いで準備をして、テイクオフへ。
テイクオフまでは車で10分ほど?
車を駐車スペースに止めて、小高くなった斜面を駆け登る。
目の前に180度広がった、景色。
うあーーーーーーーーーーーーーー!
すごい!すごい!
太平洋のその碧さときたら。リーフが透けてゼリーのようなエメラルドグリーン。
テイクオフの後ろに広がる東シナ海の波に、少し西に傾いた太陽が反射してキラキラキラキラ。
海風が髪をなぶる。潮の匂いがあたしを包む。
胸が高まる。手足が熱くなってくる。
すごい。なんてきれい。こんなところ飛んだらきっとあたし、泣いちゃう。
とりあえず大城さんと、Nちゃんとで記念写真をぱちり。
グライダーを広げてみるが、キャノピーはばさばさとひっくり返る。
テイクオフ前で数字だけ見ると大体5mくらいの風だそうだが。安定してずっと強いので、体感的にはそれ以上の風に感じる。
「まだ西よりだなぁ~波打ち際に泊めているボートの先端がもう少し沖を向いたら飛べるようになるさ」
というので、波打ち際を眺めながらいつでも出られるようにまたしてもじりじりと待つ。
しかし、そのうちテイクオフの上に分厚い雲が張ってきて、パラパラと雨が落ちる。更に風が強くなる。準備万端のNちゃんのキャノピーが暴れてたちあがり、そのままテイクオフしそうになった。危なかったNE!
うーん。強い・・・。でも、さっきより上空の厚い雲がちぢれて、少しだけ風が落ちた(様な気がする)
出ちゃえばナントカなりそうなんだけどなぁ・・・
しかし、なかなか大城さんのGOサインが出ない。
「・・・あこちゃんのキャノピーで俺が飛んでみるかー」
と、大城さんが言い出した。
あっそっか。その手があったか。大城さんがダミーになってくれればよかったんだよね!
あたしのハーネスにさっと通すと、大城さんは強風の中、ひょいひょいと軽々立ち上げ、前を向き直りテイクオフ・・・
ん???なんか変だな・・・テイクオフしたハズなんだけど、一向にあたしたちから離れていかないよ?
大城さんはテイクオフの上まで持ち上げられ、ややホバリング気味に浮いている。
・・・・前に出てねぇぇぇぇ!!!!! (゚д゚lll)ガーン
見た目よりもずっと風が強いらしく、大城さんはアゲンストを向けたままじりじりとランディングの方へまっしぐら。
大城さんのがあたしより10キロ近く体重が重い。なのにコレだもの。
あたしの体重と腕じゃランディングにたどり着けないよ・・・ねぇ・・・。
・・・下手するとバックしちゃうかもしれない。それでこのはじめての海のエリアで飛ぶのだから・・・
石垣島で水着着るためにダイエットしてる場合じゃなかったなぁ。
普段からバラストを7キロ以上持って飛んでいるらしい(!)ちっこくて細いNちゃんも、当然飛べるわけも無く・・・
まさか。まさか。
・・・下山?
せっかく夢を追いかけて石垣島まで来たのに、飛べないなんて。飛べないなんて。悲しい。悲しい。悔しい。
何日も石垣を飛ぶイメージを重ねてきた。
見た事のない空。ヘルメット越しの景色。一人、海風を切って飛ぶ石垣の空。
4000円近くもかけて宅急便で送ったグライダー(せこいな。)いろんな思いが交錯する。
まさか飛べないなんて思っていなかった。
しぶしぶショップへ戻ると
「タンデムやっていきなよー二人で。」
大城さんとえりさんが口をそろえてそう言った。
「せっかく来たんだから、飛びたいでしょー?」
でもでもでもでも。どうせ飛ぶなら、自分の力で飛びたいよ。
あたし、そのためにパラやってきたようなもんなのに(大袈裟)
自分で飛べないなら・・・また次もある・・・でも、飛びたい。
我ながら変な意地を張ってしまう。
ヤバイ。泣きそうになる。あたし、ホントに飛びたかったんだ。
「二人で翼端がぶつかるくらい寄せてやるぞーすごいぞー」
大城さんが気をきかせてそう言ってくれた。
うん・・・やる。やります。
「よし!じゃあとっとと行こう!終わったらオリオンビール祭りが待ってるさ!」
ちょっと悔しいけど。
飛べるとなったら、嬉しくなってきたあたし。うっし。元気出てきた!
砂浜に降りて、半帽ヘルメットをつけて。ハーネスは自分でセッティング(笑)。
大城さんがあたしを飛ばしてくれる事になった。まずは機体を立ち上げる。
すっごい軽々と。そして、頭上で停止。エンジンをかける。
ブロン!ブロォォー・・・ん、ぷすん。
あれ?
ブロンブロンブロン!!
なかなかかからない
「暖気してないからねー」と、何度もふかす間も、機体はぐらつかない。( ゜Д゜) ス、スゲー!さすが大城さん。
何度目かにエンジン始動。すごい音!
「はい前見て歩いてー」
はいはいー。とことこと・・・と?前に数歩歩みだすと背中からぐーっと押されるようにしてからだが浮いた!
おっおおおおお~~~~~~~~~~~
それではいってきまーーーーーす!
伊原間方面に向かってテイクオフしたのち、やや高度をあげてぐるりと海方向へ回って、赤石方面へ向かう。
殿は下でまだ準備中。お先に~~~~~~~~~~!
そのまま山に沿って飛ぶと、次第に高度が上がりだす。
尾根の先端まで行くとエンジンを一回切った。
「この尾根の先端で300くらいまであげたら、沖に出すんだよ」
そういって、大城さんはゆっくりゆっくりと機体を沖に向けていく。
眼下の太平洋にリーフが広がり、斜め後ろを見やると陸地の向こうの東シナ海に傾いた大きな太陽が海と空の境目を黄金色に溶かしている。
影が濃く長くなって、海の色が刻々と深い色へと様相を変える。
大城さんがまたエンジンを切った。途端に風の音と海の音を残して静寂が訪れる。
その瞬間、無意識に手を合わせた。
ああ。神様。
誰にともなく感謝したい。
あたしは無宗教論者だけど、今この景色に、神様の存在を信じそうになった。
海がめとか、マンタは居ないかな~~~~~と言うと
「いつも、あのリーフのクチ(外海からリーフ内に海水が出入りする場所)に居るんだけど・・・あ!ほら、居るよ~茶色い点に、足がパタパタしてるやつ」
えー?どれどれ????
ようく目を凝らすと、クチの真ん中で茶色い頭がぽかっと出たり沈んだりしている。透けた水の中でひらひらと手のようなものが動いていた。
あれ?けど、なんかちっちゃくない?海がめって、もっと大きいのかと・・・
「そりゃ・・・高度が300m位のところにいるんだから(笑)でも、実際1m以上あるさ」
それもそうだ。よく考えたら牛もここから見たら豆粒でしたよ。(・_・ゞ-☆
高さを比較するものがないので。高さの感覚が無くなってたんだー。
そうこうするうちに殿を乗せたもう一機のグライダーが近づいてきた。
あたしの位置からみる殿は、東シナ海に傾いた夕日のせいで逆光になり、表情が見えない。
ここまで近づくと、お互いの声が聞こえるくらいになります。
どーぉーー???怖いー?!と叫ぶと
「こえーよーーーーーーー!!」と返事が返ってきました。うむ、大丈夫そうだ。←鬼
高度100mほどで再び山側に戻る。
波打ち際くらいまで戻ってきた時。
ぐいーんと、右に振れた。反動でさらに左にぐいーん。ん?ローリングしてるの?・・・と思った次の瞬間。
大城さんのスペシャルサービスが始まった。
ごお!という音がしたあと、空と、深い色をした海面がすごい勢いで回る。
重力という縄で縛られて。顔がライザーに張り付いてしまったかのように動かなくなってしまった。
2回。3回。4回。まだ回る。瞬きもできない!
ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!!
無理!無理!もう無理ーーーーーーーーーーーーーー!!!!
何周回ったかわからなくなってきた。
海面がいよいよ近づいてきたとき頭が真っ白になった。
ああ、もうだめだーーーーーーーーーーーーーーーー!
と覚悟を決めて息を止めた瞬間、ふっと重力の縄が解けるように緩み、大きく反動をつけたままアゲンストを向けた。
が、今度はとてつもなく低いのだ。
えっ・・・ちょっと。ランディングはだいぶ遠いけど。どうするの!?
「さあ、ここからがモーターパラグライダーの面白いとこやでー」
大城さんは楽しそうにそういうと、一気にエンジンをふかして。波打ち際すれすれを速度を上げて飛ぶ。
いやぁーーーーーーーーーぶぶぶつかるーーーーーーーーーーー
足を上げていないと、ごつごつとした岩に足をぶつけてしまいそうで怖いのだが、大城さんはもちろん当たらない絶妙な高さを選んで飛んでいく。
こんな低空飛行、普通のパラじゃ体験できない。
そのあとまたぐぅぅーっと上昇し、また景色が足元に広がる。
まるで水平線を自由自在に飛ぶかもめのようだ!すごい!面白い!
牛が。ゆったりと草を食んでいた。
そのままショップ脇のランディングに向けて行く。
ああ。フライトが終わる。
そのままショップ脇の芝地に無事着地。
ああ!面白かったーーーーーーーーーーーー!
最初は一人で飛びたいと意地張っていて、タンデムなんて・・・と、ちょっとへそまげてたけど。
顔に感じる心地よい風と、その美しすぎる景色をみたら、顔が緩みっぱなし。
しかも、モータータンデムでのスパイラルに、超低空飛行。
悔しいけど、あれだけの事をやられて面白くないフライヤーが居るわけがない!
大城さん、あなたは人を楽しませるプロでした・・・・。
フライヤーもフライヤーでない人も、石垣島に行ったらぜひ飛んでください。
太平洋、東シナ海。海の色、空の色。リーフ、サンセット、南国特有の濃い緑、放牧された牛たち。
何を取っても、完璧過ぎる。
あの景色はどこの展望台に登っても見れるものではありませんでした。
グライダーをたたんでいると、
市街地でオリオンビール祭りとゆーものがあるらしく、それを目当てにそそくさと撤収する、大城さんとえりさん。
あたし達もついでにとばかりに石垣島最北端の平久保崎灯台へサンセットを見に行く。
すごく高い所から見れるので、スゴイキレイ…
そのあとホテルまで戻ると、件のオリオンビール祭りは、ホテルのすぐ近くで開催されていた為、夕食を取るついでに散策した。
フィナーレは予期せぬ打ち上げ花火!
石垣島に来て、飛んで、そのうえ花火も見れるなんて、なんて運がいいんだろう。
夕飯は、かねてより楽しみにしていた石垣牛の炭火焼!
えーと、スイマセン。あまりのおいしさに写真も取り忘れるほどでした。。。
あのさぁ・・・本当においしいお肉って、サイドメニューも、ご飯も要らないんだね!!!!!
や~~~わらかくって、脂がしつこくなくって、いつもはカルビよりタン塩かハラミのあたしが、カルビがこんなに美味しいと思ったのは初めてよ。
二人でひたすら肉スパイラルへ突入。
オリオンビールがこれまた美味くて、すっかり泥酔したあたしは超上機嫌の千鳥足で殿に抱えられるようにしてホテルへ戻りましたとさ。
(そのうえサングラスをお店に忘れてきてしまった。)←次の日取りにいった。
3日目―
昨日。「明日チャンスがあれば飛びたい!」・・・と思っていたのだが、朝、早くも台風の影響か(台風3号が発生して、近づいて来ていた。)
「朝からしっかり南西です。」という電話が大城さんからかかってきて、断念しました。
あたしの「海の上を飛ぶ!」という夢は、今回こういう形で幕を下ろしましたとさ。
※大城さん、えりさん、うさぎちゃんRTの皆さん、それから、今回の旅行にあたり、色々アドバイスを下さった皆様、ありがとうございました。
あたし、次は絶対絶対、自分で飛んでやりますよ!
さて、じゃあ気持ちを切り替えて~~~~~~~~~今日はビーチで遊ぶぜぃ!!
目指すは米原ビーチ。途中、小高い丘から川平湾が見えました。
米原ビーチは、打ち上げられた珊瑚のかけらで出来たビーチで、透明度は高いです。
シュノーケル一式をレンタルしてくれる売店のおばちゃんに「ハブクラゲ出てるから気をつけてね」と言われてちょっとびくびくしながらのシュノーケル・・・でも、沖に出なくても珊瑚があって、魚もいっぱいいます。
波打ち際にも小魚がいっぱい!
着ていたシャツで捕獲を試みる
ていっ
失敗…
たんまりシュノーケルした後、景勝地としても有名な川平湾にも足を伸ばしてみました。。。
インクを落としたような澄んだブルーグリーン。
グラスボートには乗らなかったけど。。。
暑さにへろへろになり、売店のブルーシールでアイスを食べる。(;-_-) =3 フゥ、生き返ったぁぁ~~~~
夕飯は、最後の沖縄料理。特に決めてなかったので適当なお店に入る。
明日は竹富島まで行って、それで帰路に。あっというまだなぁ。。。
4日目(最終日)―
今日は竹富島。ちょっと寝坊したが、でも、石垣港から30分おきに船が出ているので慌てなくて大丈夫。朝食を食べ、片付けてチェックアウト。
船での所要時間は10分ほど。
竹富島の港に着いてまず驚くのはその海の色。
船底まで透けて見えるほどで、こんなキレイな港は見たことがない。
降りると、すぐそばで水牛車観光をやっている業者の、市街地までの送迎バスが出ているので乗り込む。
あたしの竹富島最大の目的はこの水牛車!
受付をして待つと、名前を呼ばれて、水牛車に乗り込む。
水牛は、コースが頭に入っているそうでおじぃが喋っている間、よいしょよいしょと歩んでいく。
それにしても、どう見ても無理っぽい90度の曲がり角を上手に曲がるもんだ。(*゜▽゜ノノ゛☆パチパチ
おじぃは、石垣島が珊瑚で出来た島だとか、この花の名前は何だとか。
今島に住んでいる人口だとか、そういった話をしてくれる。
バナナの実がなる前のつぼみを教えてくれた。
この紫っぽいつぼみの中にバナナが入っているらしい。
スーパーでグラムいくらで売られていない生まれて初めて見た、本当のバナナの姿。
ものすごい完全防備で郵便局のバイクに乗った女性の姿が印象的だった。
まばゆいばかりの太陽と空の色、時と共に積み重ねられた珊瑚の石垣。
咲き誇る色とりどりの南国の花。水牛車の牛のとろとろとした歩み。
おじぃが謡う安里屋ユンタ。
観光の為の乗り物だけど、観光だけじゃない何かに触れられる。
なんだかもうこの島のすべてが奇跡みたいなカンジがして、涙が出そうになります。
水牛車観光は30分ほど。
受付に戻り、ここでレンタサイクルを借りて島を回る事に。
あらかじめ用意していた長袖のシャツを着用して、目指すは海!
灼熱の砂地。サドルの上で目玉焼きが出来るほどに熱い。
だらだらと汗が垂れ落ちる。
あぢーーーーーーーーーーーー!
でも、たまらない。この空気。
まずは西桟橋、そしてコンドイビーチを目指す。
砂が白くてすんごい照り返しで眩しくて、とてもじゃないけどサングラス+帽子+長袖じゃないと数分と日差しの下に立っていられないくらい暑い!
ここのビーチは遠浅で珊瑚はないらしいが、あまりの暑さに海に入りたくなる…
ああ。次ここへ来るときは絶対水着持ってこよう…(ノ_・、)シクシク
そのあと星の砂を取りに、カイジ浜へ。結構見つけられましたよ~
たばこのビニールに数粒集めて持ち帰る☆
多分、この塔がこの島で一番高いのでは無いのだろうかという、
ものすごく急な階段の
なごみの塔
に登って、集落を見渡すと、ガイドブックで見るままの赤瓦の屋根、珊瑚の砂で出来た路地、バナナの葉のグリーン、空の青のコントラストが何とも言えない。。。
…が、この塔は、塔と言えないくらい狭くって頑張っても2人しか登れないので、すぐ下で順番待ちの列が出来る(笑)
写真を撮るとそそくさと降りました~(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
うーん!夕暮れにココに一人登ったらなんともいえないだろうなぁ~。
お腹が空いてきた…
お昼は竹富島で食べるならココ!というくらい有名な
竹の子
で…
塩味が効いた、がつっとしたダシ。
美味い!あたしはここのが一番美味しかったぁぁ~~~~~~~~~~~
お店の前に子猫が居た。片眼がブルーで、人懐っこい♪カメラのストラップでしばし戯れる。
ウーン!かわいい!!連れて帰りたくなっちゃった…。次この島に来るときは立派な竹富猫になってるのかな?また逢えると良いね。。。
あっという間に帰る時間が来て、港へ。そして空港へ。そしてあっという間に東京に着いちゃった。。。
石垣島、竹富島は、本当に素晴らしい島。自然も、人も。何もかもがゆるゆるとしています。
おみやげ屋さんに行けば、おまけだよ~と小袋に入ったお菓子をくれて、
自動販売機のジュースもどこもかしこも110円。
石垣島で一番大きなホテルだけが、200円!もう少し商売っけがあってもいいんじゃないの?ってこっちが心配するくらい。
ああ、もっと居たかった!もっと海に入りたかった!もっとオリオンビールが飲みたかった!
今度は一週間くらい来て、島巡りをしたいなぁ。
そして、一人でグライダーを立ち上げて、あの碧い海の上を、石垣の風を切って、何処をどう飛ぼうか。自分の眼で見て、考えて
そして自分の意志でランディングするんだ。次こそは。
≪おまけ≫帰りの飛行機の格納庫に運ばれていくあたしのパラ機材w
たまたま窓からのぞいてたらまさに運ばれてる真っ最中だったの。。。
また来るぞーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
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