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07/05/03~05 イケイケゴールデンウィーク
いえ。先日参加した「Real Paraworld 木島平ミーティング 2007」の記事なんですがね。
飛んでませんが、景品をもらったもんでw載ってました。
それはさておき早くも2007年も5月に突入です。
ゴールデンウィークですよ。
はやーーーーーーーーーーーーーーーーーーい
つい最近あけおめとかことよろとか言ってた気がするのだけど。
年々過ぎ去っていく時間が早くなるような気がするよ・・・。
余談ですが、最近。人生第三次デブ期に突入してしまいました。
ことごとく服がキツイ。背中とかマジでありえないふくらみようですからね。
もう、これは脂肪のクーデターですよ。
あたしはものの見事な標準9号体型でしてね。
自慢じゃないが、服のサイズ選びで困ったことなんてほとんど無いんですよ。
(パンツの股下が足りない事があるけどね。ふふん。チョット自慢)
だから、日本が9号を標準に洋服を作り続けてくれさえすればあたしは今後も服のサイズで頭を抱えることは無いだろうと
高を括っていたのですわ。
ところが、先日いつものように、通販で買った標準9号のハーフパンツのボタンが止まらないという有様。
間違えて7号買ったのかと。何度も表示ラベルを確かめて見たけど、間違い無い。まごう事なく9号。
だとすれば間違っているのはあたしの身体・・・???
と、言うわけでこのゴールデンウィーク、朝霧では脂肪革命を食い止めるべく、とにかく動いて動いて動きまわるぜ!
と、ダイエットをココロに誓った次第であります。ケロロ軍曹であります。
えっ?パラグライダー関係ないじゃないかって?
そんな事は・・・気にするな。
そんじゃまぁー行って見ようー
GW後半のスタートなので、渋滞が心配だったのでいつもより早い6時には家を出たのだが、8時過ぎには朝霧に着きました。
そんなに混んでなかったよ。良かった良かった。
天気は若干雲底が低めな物の、日射したっぷりで、日向に居ると汗ばむような陽気♪
ゴールデンウィークだし、今日も猪之頭は混むのかなぁーと思いきや、かなりのフライヤーがツアーに行ってしまったらしく、
いつもの土日よりもひっそりとした雰囲気。。。
あらまぁ。寂しいわね。。。
しかし、栃木から恒例ゴールデンウィークツアーに来てくれたお友達が沢山きていたので、俄然張り切るあたし。よーっし、頑張るぞ。
さて。
とりあえず、一本目。
テイクオフは、人もまばら。
だが、すでに何機か飛んでいて、早くも前山を抜け出して後ろの稜線に走りだしている機体もちらほら。
今日はそれほど混みあわなそうだけど、これからタンデムのお客さんがどどっと来ると、どうしてもテイクオフが待ちになってしまう。
とっとと出てしまおー。
と、素早くラインチェックを済ませると、これまたそそくさとタンデムのお客さん待ちのグライダーの隣にグライダーを広げた。
風は、めずらしく穏やかなアゲンストが入ってきていた。
さわさわと。早くも汗ばむ顔に、涼しい風がそよぐ。
うーん・・・一応クロスポジションを取ったものの・・・クロスにはちょい頼りない風。
ビュービューで強引なのも、好きじゃないけど、どっちつかずで頼りないのも困り者。
こういう風のときは迷わずフロントでしょう。フロント。
というわけで風の気が変わらないうちに、フロントでテイクオフ。
出て、すぐ右にグライダーを向けると、前山前(ややこしいな)はサーマルのオンパレード。
ぐいぐい上昇。あれよあれよとトップアウト。
あっという間に200mゲインですよ。どんだけー!!
風はそれほど強くなく、荒れていないので、ガンガン回す。
ちらりとお隣のテイクオフの上空を見やると、蚊柱のようにたくさんのグライダーが回していた。
あたしも引き寄せられるようにその蚊柱の外側に近づいてみると、かなりしっかりしたコラムサーマルがあり
ゆるゆると回すだけで上がり始める。
これだけ外側でこっそりと回すだけでかなり上がるのだから、もっとしっかり回しきればかなりの高度が稼げるのだろうなぁ。
しかし、サーマルの気配?を察知してどんどん集まってくる機体。
うう。回したいのに、コレだけ多いとさすがに怖い。あたしは逃げた。恐れをなして、そのサーマルから逃げた。
しばらくすると、当然上げきった何機かは後ろの西富士へと走り出していく。
ああ。いいさ。行くがいい。あたしの屍を超えて行くが良い!
サーマルの中心から少し離れて、遠目に西富士へと走る機体を見送ると、
再びサーマルのあった場所へと戻ってみる。
さてと。。。
確かこの辺。。。
・・・うろうろ。うろうろ。。。
・・・アレ?
サーマルなくなってるYO!!_| ̄|○
同じ柳の下にいつもどじょうがいるとは限らなかった。
一陣が抜けてからそんなに時間が経ってるとは思えないんだけどなぁ~~~~
この時点で大体1300m。
しかし、全く上がらないわけではないので、しばし粘ると、すぐまたしっかりとしたサーマルをゲット。
よっしゃー待ちわびたぞよ!人が少ないので思いっきり回しますよー
西富士(後ろ)へ流しながらぐるぐるぐるぐる。
気づいたらハングのランチャー。これで1500mゲイン。
一応ね、とっくに西富士へ向かっても良い高度に達しては・・・いるんだけど。
さっきからずーっと、ツン!ツン!と、吸い上げっぽい上昇が続いているのよねぇ。。。
それもそのはず。西富士のすぐ上で発達した雲が、棒に巻きつける綿菓子がどんどん大きくなっていくように、もくもく。もりもりと沸いて出てきていた。
「雲底1800mでーす」
パイロットたちが無線で会話を交わすのを聞きながら、
ちらちらと西富士を見やる。
どうしようかなぁ・・・西富士トップが1600でしょ?
200で雲底か。吸い上げきつそうだなぁ。
と、西富士へと続く尾根の途中にあるハングのランチャー台と、前山を行ったりきたりしながら悩んでいた。
フト見上げると、前山の方にまで千切れて流れてきた雲が
すぐ頭上を(と言ってもまだ遠いのだろうけど)ふわふわと綿菓子のように揺蕩う。
手を伸ばせば今にも雲がつかめそう。ああ。空が近いなぁ。
時折太陽を隠し、千切れる雲の隙間から太陽の光が放射状に広がり、また消えながら、流れていく。
あたしはまぶしさに目を細めながらうっとりと空を眺めた。
そうこうしているうちに雲はどんどん増え、発達した雲は西富士の上空を薄墨色に染め始めた。
うーん。
さっきから、朝、ショップで立ち読みした←(注:ちゃんと買いましょうw)
パラワールドに載っていた
※10000mのエバ氏
の記事で頭がいっぱいなのよねぇ。。。
※パラグライダーの選手で、ドイツ人のエバ・ウィスニエルスカさん(35)がパラグライダー飛行中に突然、発達した猛烈な積乱雲に吸い込まれ、約1万メートルの上空まで巻き上げられたが、ジャンボジェットが飛行するような高度と凍える寒さの中で約1時間、気を失った後、何とか地上に生還したという嘘のようなほんとのニュース。
いや、そりゃさ。ただでさえビビリ症なあたしとはいえ、いくらなんでも。まさか。と思うけどさ。
でも、ソレに近いことが無いとは誰にも言えないわけじゃない?
あたしみたいに、例え吸い上げられても降下させる自信がなけりゃー特に。スパイラルなんて、出来ないしぃぃ。。。
何分、イメージが良くない。
真っ暗な空・・・うーん。やなカンジ。
やっぱ行くのやーめた!!っと。
いうわけで、行かないと決めたらそそくさとランディングへ。
なぜかランディング周辺はど・シンク帯になっていて、終始バリオが下降音を鳴らしっぱなし。
凄いスピードでランディング。ハイ終了~
ああ。今日も上げ下げきつかった・・・キモチ悪いぃぃぃぃ( ×m×)オエェ...
ちなみに、稜線まで走ったフライヤーに聞いたところ、やっぱり吸い上げは結構なモンだったらしい。
翼端折っても上がってたとか?ああ。おそろしや~~~~
とりあえず、お昼食べたら午後もう一本飛ぼうかな?と思いつつランディングでまったりしていると・・・
栃木から来ていたフライヤーが潰れてスパイラルダイブ⇒山沈。
あたしも救助のお手伝い。っつってもほとんど応援してただけだけど(;´Д`)
なんせ、今日は一日中タンデム祭りでとにかくスタッフが少ないのよ。
救助に午後までたっぷりかかってしまい、そのまま気折れしてしゅーりょー。。。
やっぱり春の風は怖いね。気をつけなくちゃ・・・。
というわけで、一日目はそのまま終了し、夜は宴会~♪
わはは!これが楽しみだったりするのよね。
****************************************************
さてさて。一夜明けて2日目。
なんと、昨日と打って変わって、雲ひとつ無い快晴!
オオーw(*゜o゜*)wもう五月だというのに、富士山がすばらしいぃ~
今日も2000m以上のコンディションになりそうだわ。。。
よーし、今日はやるぞぉ~!うずうずうずうず。
今日も混む前にさっさとテイクオフじゃ。
はーいはいはい、クロスでポン!(手抜きな表現)
出ると、今日もすぐさま上昇帯に当たる。
そしていち早く1400くらいまで上昇!いえーい。今日は抜けるの早いぞ。それーっとばかりに西富士に向かって走り出すあたし。
途中のハングのランチャーあたりでかなり強いサーマルが出ているのだが、
大きくピッチングに入りそうになったりして、怖い。荒れていて、上手く回せない。外すと全くもって上がらないサーマル。
なかなか高度が稼げず、1400~1500を行ったりきたり。。。
しかし、それでも粘って回しながら、少しずつ流されて行き、気が付いたら西富士のトップに居た。
バリオが鳴り止まない。覚悟を決めて(?)しっかりバンクをかけながら夢中で回す。回す。回す。
フト、視界の片隅に、雪を乗せた南アルプスが飛び込んできて、はっとした。
あっという間に1800mになっているではないか。
今日は西富士トップにもすでに何機か居て、ちょっと頼もしいぞ~♪
さてさて。誰か行かないかなー?
と、稜線の上で、様子を見ていると、何機かが走りだした。お・・・行った行った。
しかし、鉄塔まで半分も行かないうちに戻ってきて、また上げなおしている。
(◎_◎) ン?なんで戻ってくるんだろー??どれどれ・・・と思ってあたしも機体を天子に向けてみた。
すると、鉄塔に向かう間中ブーッブーッとバリオの下降音がなりっぱなし。
いやいや、知ってるよ。ここは下がるんでしょ?もう少し行けば上がりだすハズさ・・・・と、じりじり我慢。
しかし、鉄塔を前に1600まで下がってしまった。
なるほど、だからみんな西富士まで戻ってきて上げなおしているのね。
ううん。いままで安全マージン余りまくりで渡ってるあたしからしたら
1500あれば越えられるとは言え、ちょっと物足りない高さ。。。
しかも、まだまだ下がりそうな気配は止まらない。
さすがに怖くなってきびすを返し、あたしも一旦西富士で上げなおすことにした。
西富士はよく上がる。またまた1800m。
さて。しかし、どうしようかなぁ。と、上空で漂いながら悩む。
全員が全員行けてないわけじゃないから、絶対に無理。というわけじゃなさそうなのよね。
とりあえず、鉄塔を越えてから下がったらこの間みたいに鉄塔の尾根沿いに沖に出して逃げればいいんだし・・・
・・・よし、1500で鉄塔を越えられなさそうだったら、絶対に引き返そう。と決めて再びチャレンジ。
西富士を離れ、鉄塔に向かうとまたバリオが下降音をかき鳴らす。
1800・・・1750・・・1700・・・
風が強く、高度も相当なものだから、ゆっくりとしか進んでいないような気がする。
気が急いて、バリオの示す高度が気になって気になってしょうがない。
早く。早く越えてしまいたい。
次第に足元に鉄塔がリアルに見えるところまできた。まだバリオは下降音を止めない。
1600・・・うう。もう少し。もう少しなんだけど・・・
とうとう1600を切った。
後ろを振り返り振り返り、引き返したい衝動と戦うあたし。ああ。ドキドキドキドキ…
1550を示したとき、鉄塔が足元にもぐりこみ、後ろへと消えていった。
越えた!
ほーっとため息が漏れる。
と一息つく間もなく、今度は強い上昇にぶちあたる。判りやすい展開。
かなりしっかりしたサーマル。
当然、ここまで下がった分、上げれる時に上げておかなくっちゃ!と、ぐるぐるぐるぐる。
見る見る上がりだし、さっきまで1500そこそこだったのが、あっという間に1600・・・1700・・・1800・・・
途中、H多さんもやってきて、同じサーマルをぐるぐると回す。ヽ(´ー`)ノ
ぐるぐると回し続け、グライダーは上がり続けていたが、
H多さんは途中で回すのを止め、天子へと向かっていった。
あれれ?もう行っちゃうのかい?ゆっくりしておいきよー
てか、あたしも出たい。このサーマルを出たい。もれなく出たい。
だって、さっきからずーっと右ブレイク引きっぱなし、体重入れっぱなし。
真冬ほどじゃないにしろ、こんだけ上がればやっぱり寒い。
冬用のグローブじゃないし、ずっと腕を上げているから血流が悪くなっているのか、指先の感覚がしびれて重い。
うう。腕がダルイよう。(;´Д`)
もう回したくないけど、回していないとサーマルを外した時に「ぶわっ!」てなって、潰れるのが怖い。
たった一本のサーマルなのに、止まる気配がない。っていうか、マジどんだけよ?
上昇音が止まないとあたしも回すのを止められないよ。
あたしは滑車を回す事を止められないハムスター。くるくる周り続ける。
そしてそして。
とうとう2000m到達だお。
人生3度目の2000m越えだお。
ギャ━━━━━━━━━━ギガント高ユス!!
あ。あまりの高さに興奮して、ついついしょこたん風になってしまった。
って。さっきから、キャノピーがばさばさ言ってるのよ。怖いよー。高いよー。
ギザ荒れユス!
しかし、もう長者岳は目の前だし、天子まで行かないことにはリタイヤも出来ん!
(やばくなったら白糸に降ろそうと踏んでた人)
潰れませんように。てゆーか、潰れない、そう。あたしは潰れない。
潰れるものなら潰れてみやがれってんでい。こちとら江戸っ子でい!!
とグライダーを必死でコントロールしながら、ブツブツ祈る。
2000mの高度を維持したまま、じりじりと近づき、やっとこやっとこ天子ゲットだお(もう…いいってソレは。)
きたよ。きたよ。きちゃったよー。
調子に乗って、行っちゃおうかなー大倉ダム。
今日こそは行っちゃおうかなー大倉ダム。
と、誰かについていこうと思ってきょろきょろと見渡すが、誰も居ない。
うーんうーん。どうしようっかなー。
とりあえず、グライダーを大倉と思しき方向へと向けてみるが、どんどん下がり出す…
うっ・・・(下がってる)
ううっ・・・(やっぱり下がってるね)
・・・あーん!やっぱオラ行けね!!
だってどれが大倉ダムかも判らないのに!!
白糸のテイクオフからも見えるらしいのに、2000mまで来ても、何処が大倉ダムなのか、未だに判らないあたし。
あたしの目が悪いのか、頭が悪いのか。(多分、後者?)
すいません。誰かあたしを見かけたら大倉ダムへつれてってください。平身低頭お願いします。
出来れば獲得高度が高くて、荒れて無いときに。
すごすごと天子へときびすを返し、天子でもう一度2000mまで上げ直すと猪之頭へ戻る事に。
天子のトップもちょっと荒れ気味。
ていうか、2000mのあたりから急に荒れ出した気がするのですが、いかがですか???
稜線の上が特に荒れてて怖いので、少し外して飛んだりしながらみるみる帰宅。
猪之頭に戻ってくると何となく安心するねぇ。。。
そのままランディングまでまっすぐ向かうが、まだ1300m以上もある。。。
もういいやー。もうお腹いっぱい。ローリングと翼端折りで降ろそう・・・と、前山の沖に出した。
さあ、皆さんもご一緒に!!
右体重~♪右ブレイク♪
左体重~♪左ブレイク♪
懐かしい歌を歌いながら、グライダーを振り振り。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」(シーン)
んん?あんま下がってない???
じゃあ、翼端を折って・・・っとぐいっと翼端折ライザーを引き込む・・・んが。
「ピッ・・・ピッ・・・ピッ・・・」
上がってる。翼端折ってるのに毎秒2mとかで上がってやがる!!
NO-!!
手にライザーが食い込んで痛いアルー!!
堪らず翼端折ライザーを離すが、またしてもグラウンドサーマルで上げられ、100m下げちゃ、50m上がる状態。
もういいの。もう十分頑張ったの。降りたいのよ、あたしは。
降りたいのに、降りられない。
ああ。つい最近までの上げたいのに上がらない時代に比べたら、なんて贅沢な悩みだろうか。
嬉しいような。悲しいような。
愛しさと切なさと心強さと微妙な感情が入り混じりつつもランディングです。
フライトタイムは多分、1時間半くらい??
午後は体験のお手伝いでこの脂肪アーマーの軽量化にいそしみました。
3日目も、やや雲が低そうだったので、飛ばずにこれまた半日、体験の手伝いをして帰りましたとさ。
それにしても。ここんとこ連続、
糸色 女子 言周
周囲には「あまり飛びに来ていないくせにやけに打率が良い」と非難GOGO。いやー参ったね。
なんかねー
普段のズッコケ3人組的なフライトレポートを期待している
毎回読んでくれてる皆さん、読んでて楽しいですか?こんなブイブイレポート。
申し訳ない。なんだか申し訳ないわぁぁ!!
あたしも予想以上に上達しちゃってねぇーわはははは!!!
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