patina!

patina!

ちゅうじんぞう



それは私が25歳ぐらいで後輩某が23歳の時だ。バス停で2人で立っているとその後輩が嬉しそうに口を開いた。

「先輩、今日は ちゅうじんぞう ですね。急いで帰って見なきゃいけませんね!」

「何?」

「いや、何って。だから ちゅうじんぞう!

「は?ちゅうじんぞう??」

・・・・。帰って見る?・・TVかなぁ・・・。何だぁ?・・・。

ぽくぽくぽくぽくぽくぽくぽくぽく・・・・チーン!!(古!)

「・・・おまえ、それは ちゅうしんぐら だろオぉ~!」

この事を思い出す度、私がこの間違いを指摘しなかったらその後輩は一体何歳まで勘違いを続けたのかと考えると、そら恐ろしくなるとともに、ちょっといいことをしたようなすがすがしい気持ちになれるのである。



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