ふじ子の部屋

ふじ子の部屋

発病まで



週2回、趣味のクラッシックバレエのレッスン、お料理教室に通い、
充実した毎日を過ごしていました。

エネルギーが有り余るほど元気で、毎週のように友達を引き連れて、
郊外の観光地に遊びに行ったり、日本人が来ないような市場に買出しに出かけたり…。たいへん活動的でした。

2003年4月、日本に一時帰国をしたとき、花粉症になりました。

私の田舎の耳鼻科は非常に混むので、医者には行かず、こちらに戻るまで我慢していたところ、咳が出るようになりました。

ところが、その頃、こちらではSARS流行の恐れがあると言われている時だったので、
「今、咳で病院に行ったら、ほんとうにSARSの人たちのいるところへ
隔離されてしまう。」
「SARSでなくてもSARSと診断されかないから、病院に行っちゃダメ。」と
日本人の間ではささやかれており、
私も市販薬の咳止めを飲んで我慢しました。

SARSの騒ぎが治まった6月になっても、私の咳は治らず、
アレルギー科を受診。

検査の結果、咳の原因は鼻が蓄膿症になっているためとわかり、
抗生剤を長く服薬することとなりました。

蓄膿症が治り、咳が治まってからは、いたって元気な毎日でした。

けれども、もしかしたらその頃から、末梢神経の病気は始まっていたのかもしれません。

あとになって、外国のCIDPの患者の手記を読んでいて気がついたのですが、
2003年、夏ごろから、時々、手足の指先がチクッと針でつかれたように
痛むことがありました。

南国だからダニなどの虫かもしれないと、注意していましたが、
虫さされの痕もなく、虫ではなさそう…。

インターネットで検索していたけれど、何も情報は得られず、
頻繁にチクチクするわけではないので、それ以上、気にすることもなく
2003年の年末までは、いたって元気に暮らしていました。


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