えがおの時間

えがおの時間

#4【101日~120日】




2006.1.25 脳室ドレナージ入れ替え(発症から102日)

  歯磨きで口を開けてくれた。
  追視もできる。特に目の動きが遅れるようなこともなかった。

  体温、心拍、血圧、酸素飽和度、すべて安定。
  髄液の色も、今、出てきているのはきれい。
  手足も硬くない。
  キムチもポッカレモンも味がわかる。


1.29(発症から106日)

  夫が所属する少年野球部のコーチが面会時、呼びかけに大きくうなづいた。
  野球部の帽子やグランドコート姿に刺激を受けた様子。

  口を動かして、何か話そうとしている。


1.30ボール握りかえす(発症から107日)


1.31(発症から108日)
  右腕を持ち上げて何か話そうとする。
  自分が手を持ち上げていることを認識。
  自分の手が見えてくる方向に視線を向けた。

2.01(発症から109日)ドレナージのチューブ詰まりで抜去

2.04(発症から112日)水頭症進行するも、追視あり。
           体重、46.8kg。

2.07 腰椎ドレナージ(発症から115日)
  ドレナージ再開。
  脳膿瘍の影も消え、炎症反応もマイナスで安定しているため腰椎からに変更。

2.08(発症から116日)左側へも視線が向く。

2.09(発症から117日)視界がさらにひろがっている。
    私の姿を追って、首を150度くらい回す。
    腰椎ドレナージの脳圧レベルは、私が見たときはゼロcmになっていた。
    7日のドレナージから、レベル設定は随時変更されている。


2.10(発症から118日)頭蓋内に空気が何箇所かにたまっているのが判明。
     完全に空気が抜けるまでは髄液を抜く量は控えめにしておくとのこと。

  意識は良好。右手も左手も持ち上げて何かしたそう。
  自分の手に握った野球のボールに視線を落としながらその手をもっと持ち上げようとする。
  「ボールを握って」と手に近づけると指を動かしてボールを握ろうとしてくれる。

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