全2283件 (2283件中 2251-2283件目)
大前研一の無料メルマガ<ニュースの視点>3月25日号に掲載されている規制改革・民間開放推進会議でもう一つ見送りになった案件が、「医師免許の更新制」である。これは規制緩和より規制強化とも言うべきものである。更新制にもゆるやかなものから厳しいものまでいろいろあるのだが、何も削除することはなかったのではないか。日進月歩の医療技術に医師の知識が追いついているのか、医療ミスを防げないのかなど、国民の医療に対する関心は高まっているので、少なくとも毎年一定の講習への出席を義務付け、出席点で更新するというぐらいの制度を導入すれば良いと思う。これならば医師にとっても職業を失う不安はないし、少なくともこれで、精神を病んで外に出られない医者は排除されるだろう。専門職能団体の医師会が反対するのが不可解だ。同じ意見のblogもある。マスコミも世論調査をすれば良いのに怠慢だ。政治過程の面白いところで、おそらく国民投票すれば更新制は賛成多数だろう。ところがみんなに選ばれた議員が集まると、世論と全く逆の結果になるのだ。これは政治献金の影響だと推測する。国民投票と言う制度は運用が難しく、熱しやすくさめやすいと言われる日本人にはあまり向いていないと思うが、医師・財界・土建業等、政治献金が多い職業集団に対する規制案件に限って国民投票も制度化したらどうだろうか。それにつけてもTVを使用した選挙戦など米国並みの金のかかる選挙が蔓延すると、医師会のような大口献金団体がますます行政をゆがめることになる。選挙戦の規制を強化して、金のかからない選挙にすべきだ。
April 2, 2005
コメント(0)
大前研一の無料メルマガ<ニュースの視点>が面白いので購読しているが、3月25日号は、規制改革・民間開放推進会議で車検の延長が見送りになったことをなげいていた。初回の車検が3年後であるのを、4年後に延長しようとするプランが見送りとなった。この記事を読んで大前研一と私の感覚の差をあらためて認識した。彼は「規制緩和」を頭から「善」と考えているが私は「規制緩和」は「雇用破壊」をもたらすので必ずしも善とは思っていない。ガソリンスタンド業界はセルフのスタンドが許可されたため従業員が激減している。大規模小売店舗の展開を許したので、地方都市の駅前はシャッター銀座だ。車検の延長も実施されれば自動車整備業界に対して大きな影響を与えるだろう。確かに消費者・ユーザーの立場からは良い。私もユーザーの立場からは車検が4年後でも良いと思う。しかし、「規制緩和」がもしも自分の職種を襲って、うまく職種転換出来なければ自分が路頭に迷うことと思うと「規制緩和」はとても「善」とは思えない。せいぜい「必要悪」であるという認識を持っていることが大切と考えている。
April 1, 2005
コメント(1)
広島空港は広島市街からバスで1時間弱と遠いのみならず、山の上なので霧で着陸出来ない事がある。また、冬は雪で離発着が出来なくなる場合もある。私も一度予定を狂わされたことがある。おそらく政治の力で立地されたのだろうが、合理的なロケーションに早急に変更しなければ、空港が近くて便利な福岡との格差はますます開いていくだろう。
March 31, 2005
コメント(3)
佐賀に出張したことがあるが、羽田から福岡空港に飛んで地下鉄で博多に行ってそれからJRで佐賀に着いた。帰りはこの逆のルートで返った。羽田と福岡の間の便数が多いので、便数が少ない佐賀空港を使用するよリ時間が短縮されるのだ。おそらく私と同じようなルートで佐賀に行く人がほとんどだろうから、佐賀空港の採算が取れているのか心配になった。
March 30, 2005
コメント(2)
28日午後6時3分ごろ台北発エバー航空が乱気流に巻き込まれ49人が怪我をしたそうだ。こういう時にいつも被害に遭うのは客室乗務員なので私はヘルメットを着用させれば良いと思う。「そんな色気がない!」と思われるだろうが、ゴルフ場のキャディーさんは、あたりまえにヘルメットをつけている。美しいキャディーさんはヘルメットをかぶっても美しい。若いキャディーさんはヘルメットをかぶっても若く見える。だから思いのほか問題無いのではないか。ただし、客室乗務員用のヘルメットについてはゴルフのキャディーさんのヘルメットよりワンランク上のデザインが良い。そこで、デザイナーにコンペをさせれば良い。例えば羽飾り一つつけるだけでもエレガントになるのではないか。帽子のような形をしているが、実は衝撃に強い特殊素材を使っているヘルメットなど、いろいろ技術屋さんとデザイナーさんで工夫して欲しいものだ。 それからもう一つ、飛行機製造会社は航空機の天井をやわらかい素材で被覆すべきだ。 とにかく事故が起きたらきっちりとした対策をとって欲しいものだ。
March 29, 2005
コメント(2)
タクシーで釣銭を間違えらえてからイタリアの印象はあまり良くなかったが、私のイタリアに対するイメージを大きく変えたのはワインだ。パッケージツアーの添乗員の紹介でボンド商会を通じて買ったのだが、バローロが素晴らしかった!1995年バローロ・モンタネッロでモンキエーロ社が作ったものだ。4300円だった。1998年のブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(カステッラーニ作)は7400円と良い値段だが、これも素晴らしく美味しかった。その後別ルートでジオッソバローロ1999年(ソルド社)を購入して飲んだがこれも良かった。いつもこんな高いワインばかり飲んでいるわけでは決して無いが、楽天で似たものがあったので紹介する。
March 28, 2005
コメント(1)
1.どこに問題があるか(1)結局大儲けするのは投資銀行だ 三井住友銀行向けの金融取引で2003年2月に三井住友の優先株を引き受けたゴールドマン・サックスは1700億円の評価益を計上しているそうだ。担当者のボーナスは億円単位と聞く。今回も800億円に登るライブドアの資金調達に応じたリーマン・ブラザーズは堀江社長から同社株を借りる権利と、市場価格より1割安い株価で購入する権利を取得しているのでおそらく担当者のボーナスは億円単位だろう。こつこつと報道番組を作っている現場の技術屋さんのボーナスが100万円程度で、企業コロガシの職人のボーナスが1億円では、資源小国でもの造り(ソフトウエア・コンテンツも含む)しか生きる道のない日本の将来は無い。株式の譲渡益については現在税率が所得税7%、住民税3%である。平成20年1月1日からは所得税15%、住民税5%になる予定である。私は1億円を超える譲渡益については70%の税金をかけたらどうかと思う。財政赤字を埋めたり、介護保険制度・老人医療保険制度・国民年金の財源として庶民から消費税で吸い上げる前に、まず投資銀行家から吸い上げるべきだ。彼らこそグローバル資本主義の最大の受益者であり、もうたっぷり儲けたのだから儲けの7割を吐き出しても良いのではないか。(2)ライブドアの株主はどうして株主代表訴訟を起こさないのか転換社債で800億円の負債を抱え、しかもリーマンブラザーズに株を貸して空売りを可能にしたが、これではライブドアの株主が不満を持ってもしかたが無い。(3)堀江社長は放送事業について勉強しているのか。堀江社長の度胸にはいつもながら感心する。プロ野球球団の話の時も先鞭をつけたのは彼だ。若い人に元気と勇気を与えてくれた点は大いに評価したい。しかし彼の話を聞いている限り放送事業についてあまり詳しくなくビジョンも抽象的な誰でも語れるものでしかない。キャリアから言って無理もないが、業務に関する深い専門知識がなければ買収後の経営はうまくいかないだろうし現場の志気も上がらないだろう。(4)会社法改正は粛々と 今回の買収劇を受けて政治家が会社法改正の株式交換による買収を1年先送りしようとしているがこれには反対だ。日本は米国で散々M&Aを行っているので相互主義から日本でも外資系企業の子会社の株式交換による買収は早期に認めるべきだ。日本が閉鎖的な態度を取っていれば外資は日本でなく中国に向かうだろう。日本の企業を買ってもらえることを「ありがたい」と考えることも重要だ。 但し、日本は国の財政状況が悪いから株式の譲渡益にはしっかり課税をすべきだ。一部でM&Aを促進するため譲渡益課税撤廃の動きや要望があるが、これから消費税をはじめとする増税が始まるというのにとんでもない話だ。(5)時間外取引は「禁じ手」にあらずライブドアの時間外取引を「禁じ手」と報じたマスコミがあったがこれはマスコミの不勉強だ。金融ビッグバンに伴う規制緩和の一環として、平成10年12月1日より取引所集中原則が撤廃され、取引所市場以外においても上場株式の売買が認められるようになった。これに伴い時間外取引も創設されたので全く合法的である。2.どうしてホリエモンの人気があるか(1)サラリーマンの非効率性従来サラリーマンは20歳代からこつこつと奴隷のように長時間働いて、同期のうち一人又は二人だけが役員になれるというゲームを戦っていたのだが、考えてみればこれはきわめて非効率なゲームだ。それに会社の業績が悪くなれば社用車もなくなり役員になっても電車通勤となる。ホリエモンはそういう面倒くさいプロセスを飛ばしていきなり資本家として会社を食べるのだから非常に効率的だ。つくづく資本主義は資本家にならないと面白くないと思う。(2)「勝ち組」日枝会長へのやっかみ50歳台の人間に人気があるのは、サラリーマンの「勝ち組」の日枝フジテレビ会長が、若いホリエモンの攻勢にきりきり舞いしているのは、なかなか見ていて面白いからではないか。3.ソフトバンクインベストメントの北尾さんが出てきた。彼は、元野村證券事業法人第3部長を経験した切れ物だ。著書も何冊も出している。これでライブドアの形勢は不利になってきたので、ライブドアの株を持っている人は早く売った方が良いと思う。
March 27, 2005
コメント(2)
JR系の時事評論誌「Wedge」にブログについての記事がのっていた。タイトルは「トップも社員も気を付けろ「ブログ社会」はこんなに危険」がそれだ。ブログの驚異的な普及と会社に及ぼすリスクを良く取材して書いてあるのでビジネス誌としては及第点なのだろうが、私にとっては期待はずれだった。 第一に問題の切り分け方が間違っている。そもそもブログはホームページを簡便に作る手段であり、会社の機密漏洩はホームページ全般の問題であるのにもかかわらず、ブログを危険視しているような書きぶりとタイトルである。ホームページを作成するツールはいろいろあるが、例えばホームページビルダーを使ったホームページにだって会社の機密漏洩のリスクはあるわけで、ブログだけを危険視するのは間違っている。 第二に「ブログの公開性とトラックバック機能から無責任な内容が少なくなり中傷やいたずらの書き込みが少なくなる」としているのは全くの認識違いである。ブログは基本的にコメントや掲示板書き込みが自由なので、スパムコメントは非常に多い。このため各プロバイダーもスパム対策に苦心しているところである。フィルタリングでスパム発信源からの着信を防いだり、コメントを書いたサイトのIPアドレスをユーザーに提供して書き込みが拒否できるようにしたりしている。楽天広場はドメイン単位での書き込み拒否ができるようになっている。この記事を書いた人間はブログのサイトを自分で詳しく見た事があるのだろうか。 第三に、閉塞感のある現代社会において、一般市民が匿名性を保持しつつ本音の情報発信が出来る事の社会的な意義(おそらく社会の安定性・フィードバック・チェックアンドバランス・ホメオスタシス※を増進させるだろう)、さらにそれをGoogleなどの検索エンジンが索引をつけることによって、知の膨大なデータベースができつつあることなど、ブログの文明的な意義を理解していない。全くあつものに懲りてなますを吹くような目線の低い記事だったが、この雑誌には岩瀬達成の「目先の点数稼ぎに先はなし男は40台で花が咲く」など味のある記事が多いことも付言しておく。※生理学用語で、外界や自己の変化に対応して調整を行い、生命体の状態を一定に保つ機能。例えば、寒いところに出かけても体温が一定に保たれているのはこのホメオスタシスの機能による。ここでは「自動調整機能」という意味で使用している。
March 26, 2005
コメント(0)
アフィリエイトで少しずつ稼ぐのもいいけれど、節約も良いですよ。1.ADSLのスピードを12Mから1Mに落とす。これで月1000円程度節約できます。1Mでもホームページを見たり、ファイルのダウンロードについてはほとんど支障がないですよ。フルスクリーンで映画の予告編を見るには支障がありますが。2.ペットボトルでお茶を飲むのもいいけれど、飲み終わったペットボトルに家で作った麦茶を入れるのもいいですよ。これで毎日120円~150円節約出来ます。毎日実行するわけでもないけれど、月に10回実行すれば1000円を超えます。
March 25, 2005
コメント(1)
今家にいるとき一番BGMとして流しているのがこのディープフォレストだ。フランスのグループだが、もともとはアフリカの民俗音楽を現代風にアレンジして売り出した。その後東欧などの音楽もアレンジしている。このアルバムはベスト版なので、アフリカ系も東欧系もすべて収録されている。アフリカ系と東欧系では雰囲気が違うので、私はアフリカ系に限定して聞いている。素朴でリズミカルで気分が単純化されノッてくる。一度これをカーステレオにかけて車を運転したらスピードが出すぎてしまった。
March 24, 2005
コメント(0)
日頃、食事と健康に関係することがテレビや新聞でいろいろ言われているが、本書を読むとそのほとんどが網羅されている。例えば、以下のとおりである。1.ジャンクフードはカロリーは高いがビタミンやミネラルといった微量栄養素が極端に少ない。2.柑橘類の成分のクエン酸が疲労物質である乳酸の分解を助ける。3.ペルーのインディオの一部族が暴力的だったので原因を研究したら、低血糖症だった。血糖値が下がりすぎて副腎からアドレナリンが大放出されると誰かを殴りたくなり、その衝動が押さえられずに実際に殴ってしまうのだ。4.脂肪酸「オメガ3」が魚に多く、体に良い。人間の攻撃性も押さえる。5.ストレスで様々な栄養素が失われる。タンパク質・コンドロイチン硫酸・ビタミンCなどである。6.中国の黒龍江省克山(こくざん)県の病「克山病」はセレン不足が原因。7.オメガ6の摂りすぎがボケを生む。8.マーガリンは脳を悪くする。9.魚油は自然が恵む抗うつ薬(以下は本とは関係ないですが、楽天から紹介します:)●EPA含有精製魚油加工食品●ネイチャーメイドフィッシュオイルEPA 120粒10.玄米は腹もちが良い。11.成人男子の脳は1時間に5グラムのブドウ糖を消費している。12.活性酸素は、アルツハイマー病・パーキンソン病・ALSなどの原因となる。この活性酸素を吸収する能力をORAC(Oxygen RadicalAbsorbance Capacity)という。プルーン・ブロッコリ・クコの実を乾燥させたものが豊富に含んでいるそうだ。(以下は本とは関係ないですが、楽天から紹介します:)
March 23, 2005
コメント(1)
民放は受けねらいが鼻につく番組が多くて見るに耐えない番組が多いと私は思っていた。それにくらべてNHKのほうが落ち着いて見る事の出来る番組が多いので良い。例えば教育テレビの「趣味の園芸」が好きだ。そんなわけで受信料は支払っている。 それがたまたま「情熱大陸」を見たら、民放もなかなかやるじゃん、と思った。30分の番組の中で角田光代のプロフィールだけでなく文体・世界観もわかるようになっている。締め切りを必ず守り、約束の時間に遅れないように走る、サイン会も丁寧に応対する、プライベートの生活を守る・・・なかなか人物がしっかりしていると感心した。 証券外務員の試験が終わったら彼女の作品を読んでみようと思った。
March 22, 2005
コメント(2)
1.大震災のために駐留米軍との連携も今回は自衛隊出動要請も早かったので良かったが、阪神淡路大震災について大前研一の講演を思い出した。まだ大前研一が都知事選挙に出る前、平成維新の会の元気があった頃、知人のさそいを受けて大井町の「きゅりあん」というビルのホールで行われた講演に出席した。彼が言うには阪神淡路大震災が起こった直後から米軍は救援準備態勢に入っていたと言うのだ。米軍のことだからウィンチをはじめさぞかし工兵隊の設備は立派なことだったと思う。ところが日本からの要請がなかったので米軍は救援に動かなかったとの事だ。もしも間髪を入れずに、米軍が救援にはいっていてクレーンなど立派な工兵設備を活用して倒壊した建物から人命救助を行っていたら、どれだけの人命が助かったか、と大前研一は言っていた。私はこれが事実であれば、誰かノンフィクションライターがドキュメントを書いてくれればと思っているが、それはそれとして今後大地震が発生して警察・消防・自衛隊の手に追えない場合は、駐留米軍の救援を受け入れる準備をしておく必要はあろう。言葉の問題や、法令の問題などいろいろあるだろうから、事前に訓練をしておく必要がある。2.窓ガラスの一斉点検を今回、ビルの窓ガラスが割れたことが報道されたが、日本全国ビルの窓ガラスが地震で飛び散らないか一斉点検すべきだ。そしてあぶなければ、見栄えは悪いが金網なりネットをかぶせてしまえば良い。3.断層の上の建築基準そもそもどこが断層かわかっているのだから、断層の上の建築基準を見直す必要があるのではないか。4.地震の被害予防に工学的観点を月に人間が行く時代に、地震の予知ばかりに研究費を使っているのは能がない。工学的観点から地震の被害を予防的工事で最小限にする事を研究好きだ。素人なのでSF的なことしか思いつかないが、例えば、・微小な人工地震を発生させることによって、地中のエネルギーがたまらないうちに発散させる。・液状化が発生しやすいところは、地中深くパイルを打ち込んで地盤の変動を防止する。・・・・土木工学専攻の方なら、もう少し気のきいたアイデアを出してくれるだろう。
March 21, 2005
コメント(0)
1.風邪ようやく2週間ひいていた風邪がなおった。締め切りのある仕事を抱えて休日出勤して片付けたが、終わったとたんに風邪を引いてしまった。熱はないが、咳が良く出るので医者から咳止めをもらった。1週間後に咳が直ったと思って薬を止めたのが早かった。また咳がひどくなってしまった。そこで咳止めをしばらく飲んだら直った。反省としては、締め切りが終わったら半日休暇を取れば良かったことと、咳止めを飲むのを途中で止めなければ良かったことだ。2.花粉症そうこうするうちに花粉症で目がかゆくなり、医者で目薬をもらった。そんなこんなで会社の医務室に通っていたので、医務室の待合室で他の部の人間とたまたま出くわしたので懸案の打ち合わせを済ませることが出来た。ゴルフの打ちっぱなしでもマスクをかけて練習しているが、息苦しい。3.証券外務員第二種試験さらに、来週は証券外務員の第二種を受験することになっている。範囲が広いのでこれもなかなかあなどれない。せっかく気候がよいのに、遊びに出かけていない。この年になって落ちたら若い者にナメられるに決まっているので手を抜けない。今話題のライブドアの堀江社長は第一種を持っているとのことなので、頑張らねばと思う。4.痔座っている事が多いせいか、痔にもなって、座薬を使っている。5.アクセスカウンター600御礼 唯一明るいのは、楽天広場の私のサイトのアクセスカウンターが順調に増えていることで、毎日30平均で増加して、とうとう600を超えた。ありがたいことだ。実はほかでもblogを作ったのだが、結局アクセスが多い楽天広場に居ついてしまった。楽天広場というのがもともとアフィリエイト前提のblogの場なので参加者が多いのだろうか。そうだ、アフィリエイトはblogのスパイスだ! もう少しアフィリエイト対象の本の品揃えが多くて、1週間程度で良いから先日付での投稿が可能ならば言うことが無いのだが。6.今後、ためしてみたい事。 私は仕事が忙しいと他のことをしたくなるタイプの人間だが、それで始めたblogも巡航速度に乗ったので、今の課題は写真をアップロードすることだ。 それからblogとは関係ないがi-apriのできる携帯電話に最近買い換えたので、これを使って携帯電話を電子手帳にすることだ。USBから電源を取る携帯の充電器を紹介します:
March 20, 2005
コメント(0)
昨日携帯電話で毎日新聞のニュースを見たら、議員立法でサマータイムを導入する動きがあるとのことだ。目的は余暇の拡大と省エネだそうだが、冗談じゃない。1.わずらわしい。ヨーロッパに行ったことのある人はわかると思うが、サマータイムはわずらわしい事この上ない。特に時間の切り換えの時に時計を合わせなおさなくてはならない。うっかりすると、会議に遅れてしまったりする。間違い・事故のもとだ。さらに日本は高齢化社会だが、老人がいちいち時間の切り替えをちゃんとするのは大変な労力だと思う。忘れてバスに乗れなかったり、クレームの山を築くに違いない。2.余暇の拡大にはならない。日本の会社はリストラ中で人数が減っているので労働時間の延長でつじつまを合わせている。わたしも午前8時30分から夜の7時まで働いているが、若い人はもっと働いている。仕事がたまると休日も勤務している。サマータイムになっても仕事が減らなければ労働時間は減らない。企業がリストラをやめない限り余暇の拡大にならない。株主志向の経営を止めさせてワークシェアリングを普及させる等、抜本的な方策を考えなくては不可能だ。3.省エネにもならない。日本のオフィスは昼も人工照明だ。また、先ほど述べたように欧米と異なり労働時間が長いので、1時間ずれても関係ない。省エネルギーは国会も含めて冷房の設定温度を高くし、夏は日本の風土の合った服を正装とすべきだ。アロハでも良い。混乱を増やすだけのサマータイムなど、百害あって一利無しだ。
March 19, 2005
コメント(1)
西沢保彦「生贄を抱く夜」講談社ノベルスは神麻嗣子(かんおみつぎこ)をはじめとする超能力保持者が活躍する短編シリーズ第7弾で、テレポーション(念力による物体移動)が可能という前提を置くいてミステリーに新しい境地を開いている。特に本のタイトルになった「生贄を抱く夜」はおもしろかった。実松波子(さねまつなみこ)の住むワンルームマンションに最近不審なことが起こる。出勤するときにはなかったのに、帰宅すると床に米粒が散らばっているのだ。しかも何も盗まれていない。自分が留守の間にだれかが家に侵入しているらしい・・・。ここから波子は事件に巻き込まれていくのだ。
March 18, 2005
コメント(0)
道路公団民営化で有名なノンフィクションライター猪瀬直樹氏http://www.inose.gr.jp/はメールマガジンを出しているが、これが毎回おもしろい。少し前になるが1月20日号には財団法人切手の博物館副館長の内藤陽介氏がコラムを書いている。カラーコピー機の進歩で紙幣の偽造がニュースに取り上げられたが、切手についても偽造の危険性があることを述べている。近年、諸外国では切手上にホログラム(新紙幣に印刷されている光沢のある銀紙のようなもの)を印刷したりして偽造防止の工夫が行われているそうだ。日本でも、郵政公社は早く手を打った方が良いだろう。
March 17, 2005
コメント(1)
この本の内容は言われてみれば当たり前の事が多かった。例えば対話には「間」が必要だとか、礼儀は油断していないことのあかしだとか。 しかし、引用例はおもしろかった。例えば博覧強記で知られたボードレールの自宅に行くと、本棚などなくて、ただ聖書が1冊だけテーブルの上においてある、といった具合だ。 ユニークなのはインターネットの会議室と行った匿名メディア、特にハンドルネームに厳しく突っ込んでいる点だ:「何よりもいやなのはアノ名前、ハンドルネームというのですか、あれがいやなんですね。「みみん」とか「パオパオ」とか「毒林檎」とか。こんなバカな名前を名乗るやつの意見なんか聞きたくもないし、第一話相手に値しない、と思ってしまう。・・・・もう議論以前の、自己像の幼さと、それを平気で・・他者の前にさらす、救いようのない弛緩がそこに露呈している。」(120ページ~121ページ)いやーなかなかきびしいですね。興味のある方は本書をお読みください。講談社現代新書です。
March 16, 2005
コメント(0)
米国の大統領までとうとう牛肉輸入再開を言い出したが、せっかく日本は全頭検査という究極の安全作を考え定着させているのだから、これをくずさず全頭検査をした牛肉のみ輸入再開すれば良いだけの話だ。それにしても、こういう圧力を加えられると日本が米国の軍事的被保護国であることの悲哀を感じる。せめてイギリス並みの対等のパートナーシップにならないものか。そのためには集団的自衛権を認め、防衛庁を防衛省にすること、イラクでオランダ軍やイギリス軍に守ってもらわなくても良いように交戦規定を整備して自前で防衛できるようにすることなど、すべき事は多いが、国会の歩みは国内政策に偏っており余りにも遅い。若い人が自国に対する誇りを失わないか心配だ。茶髪がはやる一因もこんなところにあるのではないか。フランスともなると、食糧自給100%、エネルギー自給100%(原子力発電)、核兵器も持っているので、チベット問題で厳しい態度を取っても中国は仲良くしてくれているではないか。アメリカにも言いたい放題言えるではないか。日本は早く敗戦国意識から脱却し、国会では先例にとらわれない議論をすべきだ。
March 15, 2005
コメント(0)
スーパー・生協には必ず牛乳パックやトレイのリサイクルボックスがあり、家電量販店にはインクリボンのリサイクルボックスがあるが、安売り店には見当たらないことがある。安い牛乳を安売り店で買って牛乳パックをスーパーのリサイクルボックスに入れるようでは、スーパーはたまったものではない。リサイクルに対するコストを安売り店も負担すべきである。
March 14, 2005
コメント(0)
先日新幹線に乗っていてのどが渇いたので自動販売機にコインをいれたところお茶のカンが出てこなかった。見れば取り出し口にゴミがいっぱい詰まっていてカンが下りてこれないのだ。正確には、私の前にもお茶を買おうとした人間がいたらしく私のカンはゴミの上のカンのそのまた上に詰まっていて可愛そうに出たくても出れない状態にあった。ゴミをこんなところにつっこんだやつがいるのだ。ゴミを掻き出そうとしたが強く押し込まれていて、かえって自分の手が汚れそうになったので何回か試みた末にあきらめた。それにしても新幹線のゴミ箱が撤去(封印)されたからといって何も自動販売機の取り出し口にゴミをいれることはないじゃないかと思った。人の迷惑を考えないのだろうか。あざとい!JRには自動販売機のまわりに監視カメラ(大半はダミーでも良いから)をつけてほしいとおもった。
March 13, 2005
コメント(0)
テロ対策として駅のゴミ箱が撤去されているが、この結果、駅前広場で広告(ビラ)を配っていても、以前ほど受け取る人が少なくなった。この結果強引な広告配りが増えている。歩いている女性の髪に押し付けるようにして受け取りを強要する輩(やから)がいる。例えば東急線溝の口駅とJR武蔵溝ノ口駅の間の駅前広場が酷い。取り締まるべきだ。
March 12, 2005
コメント(0)
電車の中で携帯電話を使って会話しているのを聞くのは誰しも迷惑千番だろう。非通知でなければ電話をかけてきた相手がわかるのだから、電車を降りてから電話すれば良いのにと思う。最近はメールが普及してきたのでメールでのやり取りが多くなり電車の中がだいぶ静かになったが、新しい物を覚えられないおじさんや世間知らずの高校生中心に携帯電話での会話がなくならない。 携帯会話をシャットアウトするために通信販売で妨害電波を発信する器械を売っているご時世だが、私はもっとソフトな解決策を提案したい。マスコミで迷惑携帯会話沿線ランキングを公表するのだ。以前電車の前に並ばない路線は・・という報道があって東武東上線や大阪がとりあげられ、その後改善を見た。この経験を活かして携帯電話の会話が多い路線を公表することで改善を図るのだ。 私の見るところ、田園都市線はほとんど携帯での会話を聞かない。これが小田急線になると結構ある。羽田から新横浜へのリムジンバスでも結構携帯で話しているおじさんがいる。地方では京都近くを走る山陰線では意外と多い。こういった情報をマスコミで公表することにより防止に向けて働きかける事が出来ると思う。最近ネタ切れ気味の日経土曜版「何でもランキング」に登場させたらどうだろう。
March 11, 2005
コメント(0)
3月7日の読売新聞によれば、アナン国連事務総長の特別顧問を務めるジェフリー・サックス米コロンビア大教授は7日、外務省で町村外相と会談し、日本の政府開発援助(ODA)について「国民総生産(GNP)の0・7%の目標達成に尽力してほしい」と述べ、大幅な増額を求めたそうだ。 冗談じゃない!将来消費税を上げようというのにODAを増やすなんてとんでもない。納税者は迷惑だ。財務省のホームページによると平成17年度予算の一般歳出47兆円の内ODAは0.78兆円で微々たるものであり、しかも前年の0.82兆円より減らしている。社会保障費の20兆円に比べればかわいいものだ。それに武力なしで国際的影響力を保持するためにODAはある程度必要だろう。しかし将来税金を引上げるつもりならODAを増やす事はやめて欲しい。
March 10, 2005
コメント(0)
現在消費税を含む税金の引き上げが議論されているようだが、税金の引上げの前になすべきことはいろいろある。その一つが参議院の定数削減である。一つのたたき台を提示しよう。現在日本の参議院の定数は242名だが、米国は50の州について2名ずつで100名と聞く。この考えかたをそのまま持ち込むと47の都道府県に2名ずつで94名となる。148名のリストラである。消費税を上げるならこれくらいの「痛み」(政治家がよく口にする言葉。)を伴わないと国民の納得は得られないのではないか。衆議院は人口比例にして、参議院は各都道府県代表とすれば一票の格差の問題もきれいに整理できる。それに専門性がなく人気だけで議員になるタレント議員もいなくなるので国会議員の権威も上がろうというものだ。(参議院を廃止して一院制にする考え方もあるが、日本人は熱しやすく冷めやすいの二院制で意思決定をダブルチェックした方が良いと思う。仮に、一院制にするにしてもその議員の半数は任期を固定にすべきと思う。換言すると参議院の縮小版を一院制の中につくるべきだ。)
March 9, 2005
コメント(0)
最高裁判所の司法統計年報によれば全国の地方裁判所が受理した平成15年度の個人の自己破産の件数は242,357件、そのうち貸金業関係は221,741件である。平成14年度は個人の自己破産は214,638件、貸金業関係は191,394件であった。つまり着実に増加している。抜本的な対策がとられていないのが疑問であるが、とりあえず消費者金融のTVコマーシャルを禁止することを検討すべきではないか。女優を使って派手なコマーシャルを打っているが、その分金利を引き下げる余地はないのだろうか。
March 8, 2005
コメント(0)
4月1日からの個人情報保護法の施行に伴い、警察の方に考えて欲しいのは犯罪の被害者になった人のプライバシー情報の報道機関への提供を控えるべきであるということだ。そもそも犯罪の被害者になるだけでも心理的ショックが大きいのにマスコミに来られて根掘り葉掘り聞かれた挙句プライバシーが新聞・テレビ・週刊誌に載るのは被害者としてはたまらないだろう。これは一部大衆の覗き見趣味に迎合したマスコミの野蛮な風習だ。こっけいなのは、少年犯罪の場合に加害者の少年についてはプライバシーはおろか氏名まで公表されないのに被害を受けた人はプライバシーまでこと細かく報道されていることだ。警察が毅然として被害者の氏名・住所を公表しなければ済むことだ。そもそも被害者の氏名を公表して何か犯罪防止に役立つのか、全く疑問だ。報道のためなら「女性、年齢24」ぐらいで十分だろう。 被害者の報道のなかで被害者が援助交際をやっていたことが明らかになることがあるが、本人も家族も知られたくないことではなかったのではないか。犯罪被害者になったからといって、どうして世間一般に知られなくてはならないのか。さらにたちのわるいのはノンフィクションライターがことこまかく調べ上げて本にする場合である。東電OL殺人事件がその例であるが、おそらく殺された本人も家族もはそっとしておいてほしいと思って入るだろう。 ニッポン放送をめぐる買収合戦でフジテレビの日枝会長はいみじくもテレビの「公共性」を口にしたが、公共性を言うのなら犯罪被害者のプライバシー保護が公共性にとって喫緊の課題ではないのか。
March 6, 2005
コメント(1)
ずばりアフィリエイトで稼ぐコツを4人の経験者の体験談も交えて詳しく解説した本である。「焦らず継続こそ命」「特集で盛り上げるべし」などコツを50項目に分けて解説してある。まずはブログで腕だめししてから独自のホームページを作るべきと言っている。個性的で特徴のあるホームページの方が定型的なブログより良いらしい。SEO(サーチエンジン最適化)対策すなわち検索エンジンの上位に表示されるコツ)対策もいろいろ述べている。グーグルのアドセンス、アマゾンのライブリンクのように広告が自動表示・更新されるサービスにも言及がある。
March 3, 2005
コメント(0)
ブログについて詳しく勉強しようと思って田口和裕他著「できるブログ」を読んだ。カラーの画面写真を使って、記事の書き方、携帯での投稿の仕方からはじまってCSS(Cascading Style Sheets:ホームページの表示方法を指定する言語)の使い方も詳しく解説してある。RSSリーダー(ブログの最新記事チェック用ソフト)や、ブログの交流サイトのBigPeopleについても解説がある。画面で解説するためには、どこかのブログサービスを前提にする必要があるが、本書はJUGEMを主にココログの場合も解説している。ちなみにJUGEMは本日現在では会員が予定数に達したため新規無料会員の登録を一時停止している。アフィリエイトについてはAMAZONのアソシエイトプログラムについて説明しているが「よっぽどの人気ブログにでもならない限りは、月に200円くらいの本当にお小遣い程度の金額しか手に入りません。」と甘い夢を見させないところが良い。【送料無料商品】できるブログ
March 2, 2005
コメント(0)
増田真樹「超簡単!ブログ入門」角川oneテーマ21ブログの入門書で、読み終わるとブログについて一通りのことが分かる。文章も平易である。ブログの機能、ブログの入力の仕方(リンクやトラックバック、PINGの発行も解説)、アフィリエイトで紹介料を稼ぐなどブログの活用法、資料と用語集からなる。ブログサービスを提供している会社もISP(インターネット・サービス・プロバイダー)が6社、その他が16社紹介されている。楽天広場ももちろん紹介されている。新書版なので手軽に鞄に入れて持ち歩ける。読了した後でも電車の中でぱらぱらと読むと新しい発見がある。先日も用語集を再読していたら「スパムメール」の「スパム」とは、豚肉の缶詰のことということがわかった。【楽天ブックス】超簡単!ブログ入門 たった2時間で自分のホームページが持てる
March 1, 2005
コメント(0)
ビギナーズ・クラシックス おくのほそ道(全) 角川ソフィア文庫 角川書店 (編集)についてのコメント: 「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり、・・」で始まる松尾芭蕉の「奥の細道」は俳句をちりばめた紀行文の傑作である。本書はこれについて現代語訳・原文・解説・重要語解説を網羅し、古文に詳しくなくても楽しめるように編集してある。地図や写真も適宜掲載している。 松島を芭蕉が訪れたときの記述に「松島や ああ松島や 松島や」という句がないのでどうしたのかと思ったら、この句について「近代に作られた観光用のコピーで、芭蕉とはまったく無縁の駄句である。」と解説にあったのには驚いた。
February 28, 2005
コメント(0)
エコノミストと称する人たちの言説のあまりの多様さに戸惑い、経済学の専門性に疑問を持つ人は多いだろう。本書はエコノミストの論説を丹念にたどって、比較・検討・紹介している。バブル・日米比較・財政出動・金融政策・構造改革・IT革命・不良債権処理・インフレターゲットをテーマとして選んでいる。巻末にエコノミストの採点表・エコノミスト格付表がある。 私が思うに、日本のエコノミストの論説の多様さは次の理由に基づく:1.経済学で博士号を持っていなくても論壇でエコノミストとして活躍できる。2.マルクス経済学が大学の講座を多く確保している。3.固定相場制時代に経済学を学んだため、変動相場制対応の理論を理解していないエコノミストがかなり存在する。4.エコノミスト同士批判し合うことが米国に比べて少なかった(最近は風潮が変わり、池田信夫をはじめとして遠慮のない批判をしている)。 従って、各エコノミストについて博士号を持っているか、マルクス経済学の講座出身か、マンデル・フレミング理論を理解しているかを尺度にした方が切れ味の良い採点が出来たと思う。ところが著者は一貫性や発表の多さなど表面的な基準に基づいて採点しているため、小宮隆太郎が76点で金子勝が69点というメリハリのきかない結果となっており、「誰を読めば良いのか」という目的には役立たない。しかし採点表のところにコンパクトに各エコノミストの論調を紹介してあり、これはエコノミストの鳥瞰図として有用である。【楽天ブックス】エコノミストは信用できるか
February 27, 2005
コメント(0)
女性がブランド物のバッグにこだわるように、読書をする場合も「自分をワンランク上に見せる」という観点を尊重してみてはという提案を基調としているユニークな読書論である。表題の「悪」とは、自らの無垢さ、善良さを前提とする甘えを抜け出し、より意識的、戦略的にふるまおうという主張であって、決して背徳的な書物を勧めているわけではない。本書の言いたいことはスノビズムは読書のスパイスということだ。例えば、宮部みゆきや高村薫もいいが、須賀敦子や白州正子を持ち歩いているほうがハイクラスに見えるだろうというのだ。もともと本書は若い女性を対象とした「スタイル」という雑誌に2年余りにわたって連載した原稿がベースになっているので女性を意識した記述が多いが、男性にとっても十分参考になる。スノビズムを前面に出すと鼻につくのだがそこは著者のうまいところで恥じらいとユーモアにくるんであるのでいやみにならない。私が特に印象的だったのは、ムッソリーニ政権下のローマに大英帝国のイーデン外相が滞在して外交交渉をしていたときに、イーデン外相はサロンにも顔を出さずに考古学博物館を訪れてアッティカの発掘品のかたわらでアリストファネスを原語で読んでいる噂が広まると、イタリアの社交界の尊敬を一心に集めるにいたったというエピソードだ。
February 26, 2005
コメント(0)
全2283件 (2283件中 2251-2283件目)