SHANBOBA とばそ♪

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パニック始まる


外出しようと仕度を始めると、足と手を激しくバタつかせ反り返って泣きわめく。
抱きかかえて車に乗せ、羽交い絞めにして無理矢理チャイルドシートのベルトを締める。
少し走りだすと・・・ベルトをすり抜け後部座席で暴れだす。
それは「過呼吸で気を失っちゃうんじゃない!?」ていうくらい激しい状態。
怖くて運転どころではない・・・。
空き地やお店の駐車場をお借りして、車を停め様子をみる。
数分後、少し興奮状態が納まったところで、また走りだす。
また、暴れだす。もう一度 車を停め、休憩。
毎回そんな状態で、片道20分で行けるはずの道のりを40分・・・長い時では1時間・・・かけて通っていた。


物へのこだわりも強くなってきた。
2005-11-03 20:12:562005-11-03 20:12:462005-11-03 20:12:21
こんな物とか               こんな物とか              こんな物を

抱えていなければ外出できなくなった。
これだけの数の物を小さな両手で上手く持てるはずもなく・・・
移動するたびボロボロ落とす・・・そして、パニック!!


療育教室でも、とぉくんはこれらの物を肌身離さず持っていた。
私はどうしていいのか分からなかったが、担任の先生は
「これを持っていることで、とぉくんが少しでも落ち着いていられるのなら持たせてあげましょう。」とおっしゃった。
授業の最中もとぉくんはこだわりグッズを抱えていた。

本当にそれでいいのか、私は疑問だった。
だって、とぉくんはお絵かきにも紙芝居にも興味を持たず、その間ずっと自分のグッズを並べているだけだったから。
これじゃぁ家にいるときと変わらないじゃない!?
授業にまともに参加もしないで自分の世界に入っているだけなんて・・・
いったい、1時間かけてここに来てる意味なんてあるの!?

なんとか授業に参加させたい・・・私は必死だった。
「持たせてあげて」という先生の意見を無視して、私は何度もとぉくんからグッズを引き離そうとした。

見るに見かねた担任の先生。
「相談してみて」と心理の先生を紹介してくださった。


『とぉくんにとって外出は、どこに連れていかれるのか分からず恐怖であること。』

『とぉくんは視覚的認知力が高いので、それを利用して療育すること。』

『こだわりグッズは、とぉくんの精神安定剤であること。』 

『とぉくんの成長に、こだわりグッズを上手く利用していくこと。』


とぉくんの様子と私の相談内容から、先生はそうアドバイスしてくださった。
正式な診断は まだされていないものの、すでにとぉくんが自閉症だと認めつつあった私は
先生のアドバイスをすんなり受け入れることができた。


そして、私なりの療育がスタートした。


まず、外出時に行き先が分かるような物を見せるようにした。
例えば、買い物の時は「か・い・も・の」と言って財布を見せる。
散歩の時は「さ・ん・ぽ」と言って帽子。療育教室の日は出席ノート。
話し掛けは余分なことは言わず『完結に』がポイントらしい。
少しづつ、とぉくんに通じてきている感じもしたが、だからと言ってパニックは納まらない。
とぉくんをこれ以上混乱させたくない・・・それに何より私自身すっかり外出する気力がなくなっていた。
私ととぉくんの外出は週一の療育教室だけにした。


こだわりグッズは外出時、透明のケースに入れることにした。
これなら持ちやすいし中身が見えるから、とぉくんも安心だろう。
これがクリアーできたら、次は中身がすぐ確認できる口の広い袋に。
それもクリアーできたら、ボタンやチャックなどで口を閉じるバッグに。
中身がまったく見えなくても、このバッグの中にグッズが入っている・・・
そう理解して落ち着いていられれば、そごい成長!な訳だ。
しかも、そのバックからグッズを出し入れするために、ボタンやファスナーの開け閉めを覚えてくれたら、
この作戦は大成功~~~!!(^^)v


まあ、そう簡単には上手くいくはずもないが・・・(^^;)
でも信じてやるしかない!
すぐに結果はでなくても、とぉくんの変わる日を信じて!信じてやるしかない!!!



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