月の雫 ~shiny~

*風邪とキス*


ドリーム小説です☆苦手な人はおさけください!!
水川友香利様から頂ましたぁ!相互記念のドリです。














「ふぇっくしゅん!!!!」



豪快なくしゃみが響き渡る。
風邪ひいた・・と一人納得する自分が居た。



「どうしよ・・今日リョーマと約束あるのに・・」



今日は、彼氏であるリョーマとデートの約束をしていた。



「あ~・・!!!馬鹿だあたし・・!!」



馬鹿だ馬鹿だ!!!!・・と自分に怒る。
相当楽しみにしていた。

リョーマとの・・久し振りのデートだから。



「そうだ・・電話しなきゃ・・ふぇっくしゅん!!!!!」



相当酷い風邪のようだ。
くしゃみが嫌になるほど出る。

そしてあたしは、電話をした。





ピポパポピ――――――――





『もしもし』

「あっ・・リョーマ?だけど・・」

『?どうしたの?』

「・・風邪・・ひいちゃった・・
 御免・・今日のデート無理みたい・・」



鼻水をすすりながら言う。
ティッシュが次々と無くなっていった。



『俺のこと心配しないで良いから。
 自分の体の心配しなよ』

「有難う・・」

『俺、今からの家行くから。
 待ってて。じゃあね』



改めてリョーマの優しさを感じた。

クールで自己中で生意気・・それが第一印象だった。
その通り、クールで自己中で生意気・・最低だった。

でも・・そんなの覆すような優しさが、リョーマにはあった。


人間って不思議――――――――


そんなことを思っていながら私は、リョーマが来るのをじーっと待っていた。





ピンポーン――――――――





「あいてるよ?」

「・・大丈夫?」

「全然・・平気だよ。
 御免ね?本当」

「良いからさ・・自分の体心配したら?」

「でも・・」

「俺、になにかあったら困るんだからさ。
 早く治して行こうよ。デート」

「うん・・そうだね。
 有難う。リョーマ・・・・」



有難う・・有難う・・・・

心の中であたしは『有難う』と言う言葉ばかりあった。

窓の外を見た。
綺麗に・・青空が広がっていた。



「て・・言ってもさ。
 俺何すれば良い?」

「側に居てくれるだけで良いよ・・」

「何・・そんなことで良いの?」

「そんなことって・・!!
 凄い大事だよ・・側に居てくれるって・・
 側に居てくれる?」

「んなの・・当たり前じゃん」



あたしは、部屋の天井をずっと見ていた。



「あ・・そうだ」

「リョーマ?どうしたの?」

「目・・瞑って」

「え・・うん・・」



ゆっくりとリョーマはあたしに、キスをした。



「リョーマ!!風邪うつっちゃうよ!!」

「良いよ。別に。が治るなら」

「それじゃあこっちが困るの!!
 リョーマが風邪になったらまたデート行けないじゃない!!!
 解ってるの!?ねぇ!!聞い・・!!!・・聞い・・て・・・・」



あたしが怒っていると、寝音が微かに聞こえた。
いつのまにか、リョーマは寝ていた。

あたしのベットにリョーマの暖かさが広がる。



「もう・・リョーマの奴・・」



リョーマの寝顔が私の怒る気力を無くした。



「リョーマの馬鹿ー・・・・・大好き・・」




何だかんだ言っても・・好きに変わりは無い・・












fin



DEAR
水川友香利様

夢ありがとうございます。

めっさうれしい限りです!

こんなサイトですがどうぞこれからもよろしくお願いします。



© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: