その停留所から、案内板が角ごとにあったので、宿にはすぐ到着。 ラグーザで二日間お世話になるのはPalazzo al DuomoというB&B。 白く長い顎髭のおじいさんと娘さんが出迎えてくれ、部屋の案内のあと、ラグーザについて、そりゃ~もう丁寧に説明してくれる。着いた早々、懸命のイタリア語ヒアリング実践となり、だんだん頭痛がしてきた(^^;)が、街歩きのルートもわかったし、明日のディナーの予約も入れてもらえることになってよかった。
最初のディナーはメールで予約しておいたLOCANDA DON SERAFINO。洞窟みたいなつくりで雰囲気はあるけど、その分かなり暗い店内。私は野菜の前菜にショートバスタ、ラグーザで絶対食べようと思っていた羊をオーダー。 とりあえずプロセッコで乾杯して、ワインはお奨めというこの地方の赤にしたんだが、テイスティングで「う?」となる。ブショネ(ワインに嫌な匂いがつくこと)っぽかったのだ。私の顔を見たソムリエが、15分位で変わるから、というんでOKしたが、だんだん鼻についてきた。どうしよう、でもOKって言っちゃったしなあ、と悩んでいると、なんだか心配そうなソムリエがまたやってきて、このワイン好きかと聞くので、実は香りがおかしいと答えると、僕もそう思ってたんだ、と言うではないか! で、取り替えるか、そりゃ出来るんならもちろん! ということで、無事に健全なボトルにチェンジしてもらい、その後は美味しい料理をゆっくり堪能した。どの皿も洗練されていて、羊もとっても柔らか。 ソムリエさんは日本人の友達がいて、11月に日本に行くんだよと嬉しそうに話してくれた。
10月7日(土) ピーカンに晴れた。今日の朝食には娘さんが作ったというプリンが出た。こんな手作りの美味しいものが食べられるのはB&Bのいいとこだなあ。 午前中、再度イブラを散歩して、広場のGelati di Viniのジェラートを食べる。白ワインのモスカート味と、サボテン味にしてみた。サボテンはやっぱりドラゴンフルーツに似た味だ。友達の頼んだペペロンチーノ入りチョコ味はかなり刺激的で、ブリオッシュと一緒に食べて正解。
EL PESCADORはFIGAROで絶賛してたトラットリア。ウニのスパゲティとマグロのポルペッティーニ、ワインはトラーパニの白にする。 そして運ばれてきた料理は、期待どおりすごーく美味しかった!! ウニたっぷりで磯の香りのするバスタ、松の実やバジルと混ぜたマグロのミートボールにトマトソースがからんでうっとりしそう。。。デザートのケーキはさすがに砂糖のかたまりチックで甘すぎたけども、自家製リモンチェロは抜群だった。 向かいにロゼワインはないのかとか聞いている妙な4人連れがいたが、彼らはロンドンとスコットランドからバカンスに来ているといい、サンブーカをぐびぐび飲んでいた。おじさんの一人が味見してみなよと持ってきてくれ、一口で火を噴きそうになった(^^;)
予約してあったB&BNobile Casa Roma、入口で出迎えた女性が「今日は満室」と言うではないか! ほんな馬鹿な、だって、インターネットで予約したんだよ! 記録ある? コンファームをプリントしてあったんだけど、バッグを盗られたから今は持ってない。マンマミーア、である。 で、近くの空室のあるB&Bにオーナーが連れて行ってくれることになった。放り出されなくて助かった。 着いた先は同じ通りの少し先、La Casa di Zoeというところで、やさしそうなオーナーがにこにこと迎えてくれる。広い部屋にとってもかわいいインテリア、本当は80ユーロなんだけど、70ユーロでいいよと言ってくれ、予約ミスがかえってラッキーだったかも(笑) サインを漢字で書いたら、なんてきれいなんだろう、僕もこの字体を習いたいと思うんだけど、もう年を取りすぎちゃったよ、だって。Zoeというのは17才の娘の名前で、20才の息子は今大学で国際社会学を勉強しているんだ、もうすぐ独立して出て行っちゃうんだろうな~、とちょっと寂しそうにしていた。
晩ご飯はランチをしっかり食べたので、去年も行ったワインバーOSTERIA DEI VESPRIに行く。軽めの赤ワインを飲んで、軽く食べたが、店を出たら12時近くだった、こっちにいるとホント宵っ張りになる。
10月10日(火) 朝食後、荷物を持って部屋が空いたNobile Casa Romaに移る。La Casa di Zoeは本日満室のため、一日ずつの宿泊になったのだ。ここも部屋は感じがいいけど、バスルームの換気扇がものすごい音がするのにはちょっと参った。 今日は日帰りでチェファルーに行くので駅からインターシティに乗る。1時間で到着、ここも海に面した小さなかわいい街だ。メインストリートから海沿いの道をゆっくり歩いて、品揃えがありそうなワイン屋さんでワインを白赤一本ずつ購入。赤はらせん状のラベルに惹かれたのだが、すごーく小さな作り手で、品種はネロダヴォラとカベルネだという。英語の話せるお兄ちゃんで、甘いワインをテイスティングさせてくれた。
お昼はプレッツエーモロさんに教えてもらったRISTORANTE TRAPPITUへ。開店まもなく入ったので、お目当ての海に面したテラスの一番前に座れる。エメラルドブルーのきらきら光る海を眺めながらの冷えた白ワインはサイコーだあ(^_^)v そこへ日本から航空券の再発行OKという連絡が入り、ますます嬉しくなる。発券元から各空港のカウンター宛にテレックスを打ってくれたそうだ、ああよかった。 私はシチリア風カポナータ、スパゲティボンゴレ、ムールのスープを頼んだが、ムールはベルギーのムール・マリニエールのごとく殻付きでどさっと出てきてびっくりした。ウニのパスタだけはファヴィニャーナ島の勝ちだと思ったけど、どの料理も素材が活かされた素直な味だった。 デザートはすぐ近くのGelateria di Notoで、リモンチェロ味とCastel di Tusaという名前の、ピスタチオとくるみとココナツ味のジェラート。クリーミーなので、どんどん溶けてどろどろになってくるので大変だったが、すごーく美味しかった! 帰りの電車はがっちりと1時間遅れ、イタリアの乗り物はやっぱり遅れるんだということを再確認させてくれた(^^;)