まいどのうず

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2007.04.21
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カテゴリ: 旅道楽食道楽
2年ほど前から楽しみに待っていたICOCというアンティーク絨毯の
カンファレンスに来ました。



3年に一度開かれるこのカンファレンスが、2007年はイスタンブルに来る
というのですから、これは見にいかなくては!

会場は、ボスポラス海峡を望む一番の立地にある5つ星「Swill Otel」。

このカンファレンス、特にカーペットやキリムを仕事にしている人ばかりが
集まるのではなく、コレクターや研究家などが集まるアカデミックな雰囲気なのです。
(で、欲しい物はなんとしても手に入れる!お金持ちの集まる雰囲気?)


スイスホテル内の展示は、比較的シンプルです。


トルコでの開催に敬意を表してか、エントランスにはオスマントルコの刺繍布。
ウズベキスタンのスザンニではなく、これぞ幻のトルコ刺繍!



そして、アンティークキリムが数点の展示。

このホテルのメイン会場ともなっているのが、実際に商品の売買がある
ディーラーズフェア。


キリムももちろん、スーパーコレクション級がそろっていましたが、
やはり目を引くのは、カーペット。
しかも、「コーカサスカーペット」で、今や世界的に人気が集中していることを
実感させられました。



私のパートナーであるハサンは、実は、このコーカサスラグを専門にしていて、
ここ数年、私もかなりのアンティークピースを見せてもらっていたのですが、
今回のフェアに来て、更に興味が沸いてきました。

話によるとトルコのアンティーク絨毯は、すでに1980年代には
ほとんど市場から消えてしまったというのです。
実際、私がこの仕事を始めた2001年以降、これだけトルコの絨毯屋さんに
出入りしていても、なかなかトルコのアンティーク絨毯を見ることは
ありませんでした。

トルコ絨毯に代わって、現在マーケットに出ているのが、
色使いやデザインがとても似ている、コーカサスのアンティークカーペット
なんですね。

それでも、あと何年で、市場から消えてしまうのか…。



今回のディーラーズフェアは、7割以上がトルコ国内からの出展でした。
どの店も、アンティークの世界では、欧米にも名の知れた有名店ばかり。

それにしても、このICOCのカンファレンス自体、ロンドンやミラノで
開かれるときには、どんな絨毯が集まってくるのでしょう?

毎回イスタンブルで開催すればいいのに、と思うのは私だけではないはずですよね。。。








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最終更新日  2007.05.08 00:05:26
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