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ガン治療の医療費がかさんだので、医療費控除を申請しますが、今日税務署に提出しようと思っています。何よりも、支払った税金が大きくかえって来ますから、申告しない手はないです。総額80万円位医療費を払いましたからね保険からの医療費補填を差し引いても、40万円位は自己負担しています。それから、昨年は震災の為かなり寄付金も拠出しているので、その分も含めて納税控除してもらいます。にほんブログ村
2012.02.16
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今日はバレンタインデーですね今朝、早速うちの次女が学校に行く前に手作りチョコレートをくれました早速食べてみましたがなかなかいけました友チョコもはやってるらしく、女の子同士で手作りチョコを渡してるそうです。テレビで逆チョコとかいって、男から女性にチョコを渡すことを報じてましたが、これ以上仕掛ける事は止めて欲しいですね。でも、昔と違って肉食系女子は告白する事はなんでもないことになってしまった今、バレンタインの日にチョコで気持ちを伝えるなんて時代遅れなのかも。逆に草食系男子が普段言い出せないことをこの日にいえるようにする、という仕掛けなのかなあそれはともかく、いよいよ私は今日から抗がん剤(TS-1+シスプラチン)の5コース目に入りました。久しぶりに飲んだTS-1はやはりちょっと気分悪くなります。飲んだあとゲップが出るようになります。今週スタートして来週の月曜日に入院、火曜日にシスプラチン投与を受ける予定です1月に入院した時の状態がよくなかったので、入院するのが気が重いです。昨日の日記の続きということで、1月入院時の状況を振り返ります1/10から入院。年明けという事も有り、私と同じく年末年始を自宅で過ごしてらっしゃった方々が多いようで、入院受付窓口は今まで見たことが無いくらいの人だかりで、受付に時間がかかりました初日は血液検査・心電図・レントゲン検査でした。いままで心電図とレントゲンは入院時にとっていなかったので、なんだろうなとは思いましたが、特に何もなかったようで、血液検査も標準値内でしたので、問題なくシスプラチン投与していきましょうとの医師からのコメント。血液検査はいつも必ず投与前の入院初日と退院予定日の午前中に実施し、腫瘍マーカーに問題ないかをチェックします。入院初日午後からは、いつもどおり生理食塩水から始まって、輸液を24時間体制で投与します。翌日シスプラチン投与当日は、朝から輸液(ラフテック)の点滴と同時に吐き気止め(デキサート)を2回点滴で入れます。飲み薬の吐き気止め(グランセロン)も服用します。午後からシスプラチンを二時間かけて投与。すぐに利尿剤(ラシックス)を入れます。シスプラチンによる腎臓への負担を軽減する為です。トイレが瞬く間に近くなって、十回以上行きました。シスプラチン投与中は安静にと言われていることも有り、いつも眠ってしまいます。あまり動いて、点滴から漏れてしまうと腫瘍ができるという話だそうで、おとなしくしています。翌日も吐き気止め(点滴及び飲み薬)を入れて、24時間点滴を続けますが、あっという間に食欲はなくなり、時々吐き気もするもんだから一日中寝てました。いつもなら売店くらいには行く元気があるんですが、今回ばかりはベッドから起きれずずっと横になりっぱなし。体がだるくなり、力が入りません。舌の奥が苦くなって食欲も全く湧きません。そうなると出るものも出なくなり、1週間便秘でした。その間も下剤を飲んでいたのですが全く消化活動が行われないのと、口から何も食べてないから、何も出てきません。消化活動が全く停止しても、点滴だけで人間は生きていられるものなんですね。24時間点滴やってるから何も食べなくても平気。だけど、みるみる体重は減り、一日に1~1.kgは減り、入院中の8日間であっという間に6-7kgは減少します。いつも退院時は、ズボンの腰周りがゆるくなってしまいます。。。なぜか1月の入院では、だるさ・吐き気が強く、ついには寒気や熱が出てきました。免疫能力が低下したのかもしれません。ベッドでずっと横になってる日々でした。通常なら翌週の月曜にはよくなるのですが、全く立ち直れず火曜まで延期。そんな中で、胃カメラで食道内部をチェックすることにしており、鎮静剤を打ってもらってなんとか乗り切りました。いつも胃カメラは嘔吐作用がきつく出てしまうので、大変苦痛です。今回は鎮静剤を打ってもらったため、あっという間に体の力が抜け、意識はあるものの気持ち悪くもならず、そのままおとなしく検査台によこになっていました。薬の効果は恐ろしいですね。暴れる犯人や患者をおとなしくする為、よくテレビドラマで注射器でブスッと刺すシーンがありますが、ありゃほんとにおとなしくなりますわ。全身の力が抜けて、ふにゃふにゃになります。検査室から病室に帰るときは車椅子に乗せられて帰りました。とてもじゃないけど歩けません。翌日、24時間刺しっぱなしの点滴の針がとても痛くなって、眠れなくなり点滴を抜いてもらうよう頼みました。もう、抗がん剤は投与しないんだし、カロリー摂取の為の点滴なら食欲さえ戻ればいらないはずと申し出て、抜いて貰いました。水分を摂るように言われたので、水とお茶を積極的に飲んで、もう退院させてもらう事にしました。病院から退院すると現金なもんで食欲が戻ってきました。病院はアルコールの匂いもあって、食欲が湧きませんね。食欲が戻ると、あっという間に体重も戻り、今は全く平常通りです。しかし、入院中はしんどかった。食欲も無いのに、何か食べておかないとTS-1は飲めないし、医師と看護士もTS-1は飲ませたいので、病室に来るたび何か食べてから飲んでくださいといわれ、バナナ一本とかパン一切れをなんとか口にして無理やり飲み込みました。つらいですわ・・・退院1週間後にCT検査したところ、以前の結果から変わらずということ。胃カメラの結果も変化なし。医師曰く「変化無いのは抗がん剤の効果があるということ。効果が出ていなければ、がん細胞はどんどん増殖していきますから」ということで、これからもこの治療は継続する事に決定しました。そうするとカイシャもそろそろけじめをつけなくてはならず、入院中以外は復職するか、このまま休んで休職とするか、腹をくくらなくてはいけなくなりました。最も気になるのは経済的な面です。賃金は傷病手当金でカバーしているものの一部は減額されていますし、毎月その中から健康・火災・自動車任意保険料と厚生年金保険料を払わなければなりません。最も怒り心頭になったのは地方税でした。昨年11月に年休が完全になくなり、給与から天引きできなくなった瞬間、すぐに家に支払い請求書が来ました。それを見るとなんと「翌年5月までの7か月分を一括で1/31までに払え。金額は40万円」もう怒りが爆発です。自分は病気で給与がなくなっているのに、税金だけはソッコーで支払い請求するのかしかも給与なら毎月天引きなのに、天引き出来なくなった途端、「一括」でしかも「5月までの7ヶ月間前払い」・・・市役所と県庁はサラ金の取立て屋よりたちが悪いぞなんとか健康保険組合に相談し、今の支給水準は今後もかわらないことを確認して、仕事は休職し、治療に専念する事に決めました。先週会社に行って、職場上司に伝えてきました。励ましの言葉を職場の皆さんから頂き、泣けそうでした。当面休むとしか言いようがなく、いつまで休職するとはいえませんでした。休職は2年半継続したら、退職しないと行かないので復職するか休職するか、かなり悩みました。それに比べて役所の連中の冷血さといったらどうしようもない。市役所に払いに行ったとき、文句いってやりました。なんで、一括で前払いなんだと、ふざけるな!と。特に県民税は大村愛知県知事は一体ナにやってくれたんだ?選挙公約の県民税減税なんて、去年あっさり取り下げやがって。それを棚に上げて、県民税を徴収する時はソッコーか??馬鹿ヤロー!知事を辞めちまえ!お前にオレは投票して無いぞ。河村名古屋市長と組んでたまたま当選しただけだろ?まだ河村市長は減税を実直にやって、公約を守ったぞ!大村のうそつきやろー!また最近は大阪の橋下市長と手を組んで中京都がどうこう言ってるが、そんなもんできるわけ無いだろ!一体どういう構想なのか、一度でも見せたことがあるのか??単に勝ち馬の橋下市長の尻馬に乗って、また衆議院議員に戻りたいだけじゃねえのか?絶対こいつだけは許せん!あ、ガンの話から随分離れてしまいましたね・・・来週からの入院が平穏に過ごせるように祈っています。
2012.02.14
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しばらく書いてなかったので、これまでの闘病記録を続けます <投薬治療と入院>以前にも書きましたが、TS-1とシスプラチンの併用療法なので、・3週間TS-1を朝夕食後2回服用・服用開始後8日目にシスプラチンを点滴で投薬(このために、7日目に事前入院し、点滴開始。8日目当日は朝から吐き気止めを点滴と飲み薬で服用し、大量の点滴を24時間体勢で3日ほど継続。シスプラチン排泄の為、利尿剤も投与) ・入院中は殆ど食欲なくなり、吐き気もする。1週間位でだんだん体調がよくなり、自力で食事が摂れるようになったら退院。相部屋なら約10万円(私の場合、今は個室にしたので+9万円)・退院後もTS-1は続き、3週間目が終わると化学療法は一旦中断(2週間インターバルをあける必要あり。従って1コース5週間のサイクル) 入院中は、トイレに行ってはベッドに戻り、トイレに行ってはベッドに戻りの繰り返しで、ストレスがたまりました。相部屋だと部屋にはトイレが無いので、行くのが大変。特に夜中。また、相部屋だと、重症患者もいて夜中に叫び声を上げたりして、とてもベッドで休まりません。しまいには、寝れないから面会ルームのソファに横になってました。まだ9月の暑いころだったのでよかったですが、この寒い冬ではとてもムリですね。 このため、2回目の入院からは個室を希望しました。 9月の一回目の抗がん剤治療は、副作用は多くなかったので、トイレと食欲減退だけがつらかったです。でもあまり耐えられないほどではなかったので、何もしていない9月の終り頃なんかはとても元気で、がん患者とは思えないくらいもともと、病気が見つかるまで何も症状は出ていなかったので、治療していない状態のほうが元気なくらい。相部屋の患者さんで69歳の男性が胃がんで入院してましたが、そのかたもとても元気で血色がいいんです。いつもゴルフをやっていて、声もハリがあって大きいのでホントにがん患者?って感じ。この人から聞いた話では、もっと古株の入院患者がいて、その人は40代くらいだが、結構末期のガンだといわれたにもかかわらず、エレベーターを使わずに階段を上り下りし、病気に負けない気概を持って頑張ってる人がいる。その人は既に医者から言われた余命を超えて生き続けているらしく、声も大きくてガッツのある感じらしい。だから、あなたも若いし気落ちしないで見習ったほうがいい!とはげまされました。 同じ患者さんで頑張っている人を見ると、とても勇気付けられます。 その後、10月・11月と昨年は合計3回抗がん剤治療を受けました。10月も11月もほぼ状況は同じ。個室にした分、気楽になったのが救いでした。 ただ、10月はちょっと調子に乗りすぎて、最後の日の晩に焼きそばを食べたところ、それまで殆ど口にしていなかったものを食べたせいで、下腹が激痛を起こしてしまいました。トイレに行って便を出したくもあり、口からも吐きそうにもなり、冷や汗は大量にあふれ出てきて大変でした。なんとか翌日には治まりましたが、調子に乗ってはいかんと戒めをうけました・・・食事はゼリーとかヨーグルトとかバナナとかパンとかそんな感じですかね。暖かいものはにおいがして気持ち悪くなるので、冷たいものばかり。夏場はよかったけど、寒くなるにつれて食欲がもどりにくくなりました。 自分で売店に行き買ってくるのですが、それも多少の気分転換になります。病室に閉じこもりきりではね。個室ならテレビも見放題(相部屋はテレビカード式だし、気を使ってあまりゆっくり見てられない)なんですが、昼間のテレビはろくな番組やってないからあまり見てません。サッカー日本代表の試合とか、日本シリーズとか、スポーツ中継はいいですね。入院に当って、スマホに買い換えました。ケータイでは機能的には不十分でネットを見たかったからなんですが、これが大正解!!暇つぶしには最適でした。若い看護婦さんはまだ買い替えに迷っている人がいたので、機能や費用を説明したりして、仲良くなる事もできました。 あと、入院中は殆ど点滴しながらの移動なので、お風呂が大変です。 看護師さんを呼んで、水が入らないような処置をして入浴するのですが、上着を脱げないので、更衣室に看護師さんと一緒に行って上半身はだかまでついてくれます。スマホに迷ってる若い看護師さんなんで、ちょっとこっちも恥ずかしい。。。食欲もなくなって、便も出なくなってしまったから下剤をお願いしたら、座薬しかなくて自分で入れるのかと思ったら、その若い看護師さんが来てお尻に入れるというので、これまたちょっと恥ずかしかったですね・・・ 退院後は、CT検査と胃カメラで経過観察をしました。医師からは「縮小しているようですね」と効果があったことを伝えられ喜びました!自分の首の部分の腫れも小さくなっている事は実感できていたので、体内も縮小効果があったことを確認できて、よかったです。このまま治療は継続ということにあらためてなりました。 ところで、12月は行ける時に行っておきたいトルコ旅行にでかけた為、入院は年末を避け、年明け1月にしました。 この1月の入院が実は大変で・・・続きはまた今度。にほんブログ村
2012.02.13
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しかし、病気の上に歯が欠けるなんて・・・トホホその上12月頃から腰痛から足がしびれ始め、整形外科に行ったところヘルニアの診断を受け、泣きっ面に蜂です。再来週から、がんセンターに入院なのに。。。
2012.02.07
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きょうは会社に休職することを伝えに行ったのですが、昼飯を食べてる時に「がりっ」という音がしたんで、歯の詰め物が取れたかと思いきや、よく見たら歯が欠けてしまってました・・・夕方,医者に行ったところ、こりゃ大ごとだといわれいきなり麻酔注射をブスブスッ、欠けた歯をガリガリッ、どえらい削られましたわ。。。麻酔が効いているので、いまだにくちびるの感覚が無いです・・・トホホ今日はこれくらいにして置きます。
2012.02.06
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昨年8月食道がん宣告を受けてから、ほぼ半年が経とうとしています。これまでの治療経過と、その時その時の想いを振り返ってみたいと思います。<治療の内容>治療は「延命治療」としての化学療法しかないということで絶望しかかりましたが、前向きになんとか少しでも生き延びようと思いました。治療内容は、胃がんで標準治療とされているTS-1とCDDP(シスプラチン)の抗がん剤を併用する療法です。食道がんといっても胃との接合部にあるので胃がんと同じ治療方法です。TS-1とは飲み薬による抗がん剤で1999年に日本で開発された比較的新しい薬です。従来フルオロウラシル(5FUと略される)という薬での治療が多かったのですが、副作用を少なくする為開発されました以下の三つの成分が配合されてます1.テガフール:体内でフルオロウラシルに変換されがん細胞を攻撃2.ギメラシル:フルオロウラシルの分解を押さえ効果を持続3.オテラシルカリウム:下痢などの消化器系副作用を軽減カプセルや顆粒がありますが、身長の高い私はカプセル(20mg×3カプセル)を朝夕食後の一日2回服用します。これを21日間毎日続けて服用し、14日間休薬します。合計35日間で1コースの治療スケジュールとなりますこの薬は、飲み始めた時は「たいしたこと無いな」と思っていたのですが、3コース目に入った頃から服用後腹が張って気持ち悪くなる事が多くなりました。また、湿疹が頭や口の周りにできて、髪の毛を切ったり髭をそったりすることがしにくくなるので、顔つきがあまりよくありません。幸い脱毛が少ない薬なんで、つるっぱげにはなっていないのが救いでしょうか。(脱毛で苦しんでいる方ごめんなさい)処方を受けると、このような服用に当っての注意書きが必ず添付されてきます。シスプラチンとは、点滴による抗がん剤で白金(プラチナ)を含んでいます。がん細胞の遺伝子(DNA)と結合しその合成を阻害、ガンの増殖抑制や死滅させたりします。TS-1を服用し始めてから8日目に2時間以上点滴して投薬します。この薬は効果が高い一方で非常に副作用が強い為、前日から入院して投薬します投薬後全く食欲がなくなり吐き気もするので、事前に吐き気止めを投与、その後3日間経口吐き気止めを飲みます。シスプラチンが体内にとどまり、特に腎臓にかかる影響を軽減する為、前日から大量の点滴を受けます。排泄を促す為、利尿剤を点滴します。正直言って、シスプラチン投与日は朝から晩まで点滴だらけ。トイレも30分おきに行きたくなり夜中などは不眠になります。。。1週間ほど入院して点滴で栄養補給します。食欲が戻ってきたら退院できますが、入院中はほとんど何も食べれないので、病院食は全部キャンセルしました。ご飯のにおいすら、嗅ぐと気持ち悪くなり食欲が全く出ません。女性に聞くとそれは「つわりと同じ」といわれました。女性は大変な経験をしているのですね。何も食べなくても輸液(点滴)でカロリーや水分補給をするので、人間は点滴だけで生きていけるものなんですね。その代わり1週間で5キロはすぐに減ります。退院時はお腹周りがすっきりして、いつもズボンの腰がだぶだぶになってしまいます。シスプラチンは「毒をもって毒を制す」という表現が適切ですね。副作用がきつすぎて、口内炎ができる人も多いですし、舌の奥が苦くて何も食べたくなくなります。それでもTS-1は服用しないといけないので、何か口にしなければとカットフルーツを病院の売店で買って来たり、ヨーグルトなどで何とかしのぎました。暖かいものはにおいがするので、冷たいものしか食べれません。今のような冬場はそれもつらくて、ストレスを感じます。また、点滴もだんだん刺している針が痛くなってきます。時々漏れたりして腕がパンパンに膨れてる事が有りました。そういう時は刺しなおすのですが、下手な看護師さんだと何度も失敗するので、腕が刺し跡だらけになってしまいます。。。それ以外にも体全体がだるいとか、腕や足がむくむなどさまざまな副作用が出ました。幸いにも骨髄抑制(造血作用の減退)が私には起きていなくてよかったです。白血球が減少すると風邪などを引いて、全身の抵抗力が下がり感染症にかかりやすく肝心のがん治療ができなくなってしまいますので、避けなければならないのです。こういったさまざまな副作用に比べても、ガン抑制効果が出ている間は治療を継続することになります。しかし、体力的に副作用に耐えられなくなったり、ガン抑制効果が見られずガンが増殖したりする場合は、別の治療に切替えることになります。抗がん剤に対してガン細胞も耐性を持つことがあり、次第に薬が効かなくなることもあります。また、先ほどの点滴ですが、先回入院時にやり続けていく間に血管が痛くなって続けられなくなりました。血管自体が弱くなってくるということもあり、治療自体が継続困難になる可能性もあります。<高額な医療費>TS-1は保険適用で1カプセル当り210円。21日×6カプセル/日×210円=26,460円を毎回薬局で支払います。これを毎月続けると12ヶ月×26,460円=317,520円/年。結構な額ですね。シスプラチン投与のため1週間入院すると、一回の入院で約10万円病院窓口に支払います。(自分はトイレのある個室にした為、差額ベッド代を更に9万円はらってます)年間12回入院で120万円の支出です。(自分は個室にしたから228万円になる見込み)もちろん、健保から高額医療給付の補填がありますし、個人的に入院保障保険に加入しているので全てが自己負担ではないですが、がん治療はガンとの戦いであると同時に「高額治療費」との戦いでもあるわけです。また、会社を長期休業するので年休はなくなり、給与支給も打ち切られます。代わりに健保に申請して傷病手当金の支給を受けますが給与全額ではなく、一部減額されます当然会社からの賞与もなくなり、年収ベースでは30%~40%減少するイメージ。月々の生活は何とかやりくりしている状況です。正直娘の私立中学受験をどうするかも考えましたが、貯金と自分の死亡保険金や奨学金などで対応できそうなので、そのまま試験を受けさせようと思っています。こういったことも頭に入れると、自分のいなくなった後の事を否が応でも考えざるを得ません。最近「エンディングノート」というものを買ってきました。自分しか知らない事通帳や印鑑、資産、借金(幸いにも住宅ローンは完済済み)、権利書、口座振替の内容(死亡すると全ての銀行口座は一旦閉鎖される)などなどを書き込みました。最後のページには家族へのメッセージも書きました。動画で残すほうがイイのかな???遺言書のような法的効力はないものの、覚え書きとしておけば残された家族が慌てなくて済みますからね。改めて、忘れていた事を思い出すよいきっかけにもなりました。私は楽天ブックスでコクヨの「もしもの時に役立つノート」1,411円(税込)を購入しました ↓
2012.02.04
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今週火曜日にCT検査を受け、今日その結果を聞いてきました。頚部、腹部ともにリンパ節の腫れに変化はなかったとのこと。変化が無いということは抗がん剤が効いているということだそうです抗がん剤は、効果があり続けるかぎり継続するということなので、治療はエンドレス治療を止める時は、効果がなくなってガンが増殖した時か、副作用がきつくなりすぎて体が耐えられなくなったときだそうですなかなか厳しい話ですね。現在、会社は半年ほど休んでいるのですが、今日の医師との相談で腹を決めました。休職して療養に専念する。来週、会社の上司との話し合いがあるので、その旨伝えようと思います。その結果私には休職発令がなされ、2年半以内に復帰できなければ自然退職となります。生き延びて自然退職となるか、または2年半以内に何とか復職できるか、はたまたそれまでに寿命が尽きてしまうか・・・神のみぞ知る。
2012.02.03
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つづき<告知後>まずがんセンターでは検査入院ということで、即1週間入院。上部内視鏡(いわゆる胃カメラ)で食道下部に腫瘍が見つかっていたのでここが原発と分かりましたが、他に転移しているか否かを調べる為、下部内視鏡やレントゲン・CT検査をやりました。この下部内視鏡というのは大腸を調べるのですが、大変な検査でした。まず前日からお腹に入れるものは昼食までで終わり。それもおかゆとかグミキャンデーしか駄目でした。検査当日は朝から2リットルの下剤を2時間くらいで飲み干し、トイレに行って大腸内にあるものを全て出し切ってから検査に入れます。水くらいしか出なくなるまで下剤を飲み続けるのですが、2リットルも飲めないです!しかも、ちゃんと大腸がカラになったかどうか、看護婦さんに確認してもらう為、トイレに行っては呼び出しベルで出したものを見てもらうという非常に恥ずかしいこともしました。看護婦さんも大変ですね。。。検査はおしりに穴が開いている簡易パンツを売店で買って、肛門から内視鏡をつっこみ、空気を送り込みながら腹を膨らませるという荒わざで、空気を入れられた時はお腹が張ってパンクするかと思いました。幸い大腸には何も無かったものの、やはり頚部と腹部リンパ節には転移しておりステージIVという診断。このステージIVというのは最もガンが進行している状態で、治療方法としては手術する事ができず、化学療法や放射線療法が選択されます。(ちなみに手術でガンを取り去るほうが進行度は低いのですが、食道と周辺リンパ節をすべて取り去り、胃を伸ばしてのどに繋げるため、のど・胸・腹の三箇所を開く平均6-7時間はかかる大手術です)話を聞くと尻込みするような大手術を回避できてほっとする反面、手術もできないほど進行している現実に、愕然とする自分がいました。医師からは今後の治療方針として二つ提示されました(1)「延命治療」のため化学療法をする。具体的には抗がん剤を投与。5週間で1コースの標準治療で、3週間TS-1という飲み薬で開始し、開始後二週目に1週間程度入院して点滴でシスプラチンとい抗がん剤を二時間かけて入れる(2)「緩和ケア」として、今後がんが悪化したら痛み止めなどで処方する私、「(2)では治療しないという事のようですが、そうするとどうなるのですか?」医師、「おそらく余命3-6ヶ月となります」と答えましたそれを聞いて、メモを取っていた私の手が止まり、しばらく身動きできなくなりました手が震え、涙が止まらなくなりました。医師・看護婦、同席していた家内のいる狭い治療室の空気が、瞬時に固まるのがわかりましたまだ下の子供は小学生。これから先長いのに、自分があと半年以内に死んでしまうのではあまりにも不憫。何とか子供が卒業するまでの1年半、(1)の延命治療をして生きさせてくれと医師に「命乞い」をしました。あなたは今までに、誰かに「命乞い」をしたことがありますか???家内は声を振り絞り、「(1)の延命治療で、どれくらいのびるんでしょうか?」と聞いたところ、「1年半くらいは…」と一旦言ったものの、「いや、はっきりとは申し上げられません」と明確な回答は得られませんでした。ちなみに、食道がんステージIVの患者の5年生存率は愛知県がんセンターのHPを後で見たら36%でした。(1)の抗がん剤による化学療法でガンの縮小効果が認められた患者は約40%。縮小しないまでも、現状維持でとどまるケースも入れれば50%とのこと。ガンはほっとけばどんどん増殖するので、現状維持でも効果があったとみとめられるそう。確かに、自分は普段なんともないし症状は何もないのだから、このままガンがあったとしても、悪化せずに上手く折り合いをつけて生きていくことができるんじゃないかと期待し(1)を選びました。ただ、半分の患者は効果が無いので、いわゆる「賭け」であるということです。食道がんへ投与される抗がん剤の副作用は比較的小さく、食欲不振・嘔吐・湿疹・造血作用の低下などだそう。特に白血球が減ると他の病気にかかり、がん治療ができなくなって悪化させるという事につながるので、いつも採血をやっています。幸い脱毛は少ないので、今でも髪の毛は年相応に生えています。さすがにこういった重大なことを医師から告げられると、心構えができていると思っていた自分も相当ショックを受け、家内と面会コーナーのソファにへたり込み、夜まで呆然としてました家内を帰宅させた後も病室には戻れず、ぼんやりしていたところ、同席していた若い看護婦さんが部屋にいないのを心配して様子を見に来ました。まだ娘が小さい事など今の心配事を話したのですが、黙ってずっと隣で聞いてくれました。話をする事で少しすっきりしたので病室に戻る気がおきて、看護婦さんには「申し訳なかったね」といいました。もう夜12時過ぎていました。今でもとても感謝していますがんセンターの面会コーナーは、いつも誰か別の患者の家族が泣いています。それを見るたびに心が痛むのですが、外来に行くと年配の男性が受付に「たらいまわしになってるが、いったいどうなってるんだこの病院は!」と声を荒げて怒っている事がよくあります。"病院って所はたらいまわしは、よくある話じゃねえか。この病院はみんながん患者で、半分の人は5年以内に死ぬんだから、そんなに怒らなくてもいいだろ。70代くらいの男性なんだから普通の寿命でもあと10年無いよ。老い先短いんだから怒って暮らすよりも笑って過ごせよ"と心の中で思いました。受付の人も心得たもので、申し訳有りませんとずっと頭を下げていました。がん患者を相手に理屈で説得しても意味が無いことを分かっているのでしょう。しかし、キレる高齢男性って増えたと思いません?ま、それはともかくがん告知はもう普通に患者に対して行われるような時代なんですね。告知前に一度医師からはそれとなく病状について聞く時間が設けられていたので、医師もワンクッションおいてあるからそんなにショックは受けないだろうと思っていたかもしれませんが。ここで申し上げたい事として、「セカンドオピニオン」というものがあります。別の病院で医師の意見を聞くということですが、それもガンほどの重病だと普通に行われています。医師の言う事が信じられないと思った時に他病院に聞きにいくのですが、逆に担当医師からきらわれないかとか尻込みする方もいるかもしれません。でも、そんな事は無いのでもし迷っている方がこのブログを見ていらっしゃるのなら、お金はかかりますが、担当主治医に申し出てください。セカンドオピニオンを受ける医師は、現在の医師よりも経験が上のケースが多いですから、担当医も気分を害するような事は無いはず。逆に自分の診断に自信があれば、誰に聞かれても結論は同じはずなんで、拒否される事はないです。思い切って医師に伝えましょう。もう一度言います。ガンの場合、セカンドオピニオンを受ける事は普通です。ちょっと書き込みに疲れたので続きはまた後日。。。
2012.02.02
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自分の病気について最初('12/1/26)のブログhttp://plaza.rakuten.co.jp/galatasaray/diary/201201260000/に書いて以来、なかなか書き込めなかったのでちょっとここらへんで触れたいと思います。(タイトルにNow To survive ! 今を生きる!とつけた由来です)昨年夏に「食道がん」と確定診断を受けるまでについての概要は、'12/1/26のブログに書いたとおりです。そういえば昨日、やしきたかじんさんが食道がんのために活動休止しましたね。初期だという事ですから早めに治療すれば声も出るし、5年生存率も高いはず頑張って欲しいですね。他にも有名人では、世界的指揮者の小澤征爾さんやサザンの桑田圭佑さんが食道がんですね。音楽関係者が偶然にも多いんですねえ・・・<医師からの告知とその状況>自分で頚部のしこりに気づいていたので、「もしかしたら・・・」とは思っていたので、めちゃくちゃショックという事ではありませんでした。ただ、通院中だった耳鼻科医に頚部リンパ節の一部を手術で採取し(1泊2日の検査入院)生体検査した結果、「腺ガン」であることを伝えられましたが、知識の無い私は何のことか全くわかりませんでした。その時の説明では「腺ガンであることは分かったけれど、原発部位がどこか分かりません」ということで、じゃあ「腺ガン」とは何なのか?どうやって調べれば原発部位が分かるのか?と頭は?マークだらけ。更には「腺がんは耳鼻咽喉科のエリアではカバーできないので内科に移ってください」といわれ、「えっ?ガン宣告だけされて、あとは違う医者に回されちゃうの?」と思いました。また、内科医もまだ2年目くらいのまだ若い医師だったので、これだけ重篤な病気をまかせるのはとても不安に思い、思い切って転院を申し出ました。会社も休みがちになってしまったので、隠し切る事もできず、思い切って上司に相談しました。「自分の弟もガンで大学病院に入院したが、チームで支援する体制が整っていたし、患者数や手術件数などが多い病院の方が信頼できる。正直言って、ガンは医者の経験値で左右される部分が多いから、専門医のいるところにしたほうがよいのでは?」とアドバイスもらいました。たしかに、これまで通っていた病院は規模は大きく新しくてきれいなところですが、耳鼻科も午前中診療で50-60人も患者を診ていて、その中でがん患者の私が混ざっていても、特に時間をかけて診療してくれる雰囲気ではなかったです。自分もこのままではいわゆる「ガン難民」になってしまうと思いましたので、健康保険組合に相談窓口があったので電話をしました上司とほぼ同じ意見で、名古屋地区の患者数の多い病院を紹介してくれました。もし、皆さんも病院選びに困ったら、中立的立場の健康保険組合に是非相談されるといいと思います。それからというもの、ネット検索や紹介受けた病院のガン相談室に電話かけて調べる日々が続きました。結果的には、愛知県がんセンター中央病院にお世話になることになりました。決め手は、・大学病院だと結局地域の大病院と同じで、重篤患者えも時間がかけられないのではないか・がんセンターは全員ガン専門医で経験も多いし、患者も全てガン患者だから看護士なども 対応に慣れているこういったことからです。のちにがんセンターの医師に聞いたところ、結局「腺がん」とはガンの種類の事であって、一般にいう「胃がん」や「肺がん」というガン発生部位(原発)を示す言葉とは意味が違う事がわかりました。他にガンの種類を示す言葉としては、食道がんについて言うと「扁平上皮がん」という種類があるそうです。日本人の食道がんの大多数はこの「扁平上皮がん」という種類に属し、食道の上部から中央部にかけて発生するそうです。一方、私の罹患している「腺ガン」は欧米の食道がん患者に多く、胃と食道の接合部に多く発生するものだそうです。最近は欧米的食習慣が日本でも多いので、この「腺がん」も増えているとの事。胃から胃液が食道部に戻る、「逆流性胃炎」も食道がんを誘発する要因のようです。詳しくは国立がん研究センターが運営するHPのガン情報サービスから「各種がんの解説」をご覧くださいhttp://ganjoho.jp/public/index.html(2)へ続く
2012.02.02
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今日から、ブログをはじめます!いろいろ自分のこと、家族の事などつづって生きたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。まずは自己紹介から。<ブログ開設のきっかけ>11年6月、頚部にしこりが有るのを感じて通院中の耳鼻科医に相談。エコー検査・CTスキャン最後は生検(リンパ節の一部組織を取って検査)した結果、ガンであること判明。がんセンターに転医し、更に内視鏡検査(胃カメラ)などのチェックを受けたところ、食道下部に3つほど悪性腫瘍を発見。その後入院して、抗がん剤の治療を継続中です。今は自宅療養中で、5週間に一度のペースで入院して抗がん剤の点滴を受けてます。ステージIVという進行度合で、何もしなければ3-6ヶ月と言われました。ショックでした。抗がん剤による副作用はあっても、まだ子供は小さいし座して死を待つわけに行かないと決意しました。ステージIVだと手術もできず、抗がん剤による化学療法で延命治療をするほか無いとのこと。これまで全く普通の生活をしていて熱もないし、腹痛もないのでホントにそんな深刻な病状なのか?と、今でも疑問に思うことがあります現に病院に入院して抗がん剤を受けているときの方が体調が悪く、退院したら元気に普通の生活を送れているのですから。医師からは休業指示があり、約半年ほど会社を休んで家にいます。ヒマなんです!(苦笑)ブログ開設のきっかけはこれなんで、いままでの闘病状況を徐々に書いていきたいと思っています。それから次女が私立中学を受験すべく、塾へ通っているので名古屋近辺の中学受験事情も綴っていこうかと思ってます。また、20年ほど前にトルコのイスタンブールにに住んでいて、トルコ語もできるようになったので、遠い親日国であるトルコについても語りたいです!よろしくお願いします
2012.01.26
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