私見 : 2



2004年 2月 24日 記述

第130回直木・芥川賞について…

それにしても、今回の 直木賞 芥川賞 ・・・。
あまりにも、商売の影がちらつきすぎている様に思えて笑ってしまいました。

直木賞は絶対 獲れない と言われていた、京極夏彦さんが受賞しました。
度々、直木賞候補には選ばれますが、今まで受賞した事がなく、 『 直木賞にはふさわしくない作家 』 とまで言われている何人かいる作家の中のひとりです。
ですが、京極夏彦さんの本はかなりの数の読者に支持されており、売れ行きもかなりのものです。
その上、前回の 山本周五郎賞 を受賞しました。
そして、昨年の直木賞にまつわる、数々のゴタゴタ・・・。

こうなると、その辺の事を払拭する為には、今にして思えば、京極夏彦さんの受賞しかなかったのかもしれません。
( たとえそれでも、あの選考委員の顔ぶれでは、受賞しないと思った、私の予測は外れてしまいました )
ですが、京極夏彦さんの単独受賞では、直木賞らしくないと判断されたのか、今まで何度も候補作となってきた江國香織さんも受賞となっています。

それにしても、あの選考委員の方々が本当にこの2冊の本を読んだんでしょうか。
また、今後再び、直木賞をめぐってゴタゴタがあった場合、その時は 馳星周さんとかが 他の作家さんとダブル受賞するのかもしれません。

それに、今回の芥川賞こそ、どうしたもんでしょう・・・。
受賞する前から、 『 最年少受賞なるか? 』 って、マスコミにさんざん書いてもらって、そして受賞・・・。
受賞したら、華々しく発表するわ、2編同時掲載するわ、派手にマスコミ呼んで、授賞式するわ・・・。
まぁ、おすきにして下さい・・・って感じです。

別に、出版社を責めるつもりもありませんし、商業主義を否定はしませんが、あまりにも露骨な感じがしました。
( 真偽の程はわかりませんが・・・ )
作品の質は私はまだ読んでいませんのでわかりませんが、実際に褒めておられる方もいらっしゃいますんで、きっといい作品なんでしょう・・・。
受賞後、第一弾にどのような作品を書かれるのか、楽しみであります。


※ 以上、あくまでも私個人の私見です。



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